1999-2000 Snowboading in Colorado
12/26/1999
前日の筋肉痛を引きずった3日目。この日はホテルから2番目に近いスキー場であるBreckenridge(ブレッケンリッジ)まで足をのばすことにしました。やっぱりこの日も朝から快晴で、スキー場までの道中で、デジカメで写真なんか撮っちゃいました。今回は、デジカメとインスタントカメラの両方をもってったんですが、滑っているあいだはインスタントカメラしか使いませんでした。個人的には、買ったばかりのデジカメで、ジャンプしているところなんかをばっちり収めたかったんですけど、転んで壊したくなかったので、滑ってるときの写真はデジタル化すると画像の荒い安物カメラの写真です。
聞くところによるとBreckenridgeは、その昔日本がバブルのときに日本の企業が買収したリゾートだそうで、バブルのはじけた現在はアメリカの企業に買い戻されたそうです。そういう背景があるので、バブル時代の名残で、日本からのツアーがきっと今も残ってて、日本からのギャルたちがいるんじゃないか!と淡い期待を胸にスキー場に向かいましたが、結果は・・・やっぱりいませんでした(涙)。
リゾート自体はKeystoneのように、高級な雰囲気を演出した感じで、やっぱりスキー自体がお金持ちの冬の遊びと認識されているなと再確認しました。ただ、Keystoneと比べると、レストランなんかが思ったほど整備されていないなど、若干せせこましい感じがして、なんとなく日本のスキー場のような感じもしました。
さて、滑りのほうですが、天気は快晴、眺めは最高、でもやっぱり前日の筋肉痛が残っており、朝のうちはゆーっくりと流しながら、体の調子に合わせて滑っていました。でも、昼前になるとだんだん調子が出てきたので、この日のテーマのトリック(ジャンプ)の練習をやり始めました。
ここBreckenridgeはその昔、スノーボードの大きな大会が何年かのあいだ開催されていたほど、ボーダーにとっては設備の整ったスキー場で、練習をするにはとてもよい環境でした。午前中はまたしてもイチローさんとは別行動で、一人であちこち回ってひたすら練習を重ね、午後からはお互いのの練習の成果を写真に収めることに成功しました。セリザワの写真はこちら。イチロー1とイチロー2。
事前の調査の結果、コロラドのスキー場のほとんどはナイター設備を持っておらず、リフトも3時から4時には止まってしまうことがわかりました。つまり、お金持ちの皆さんは、「せっかく来たんだから、めいっぱい滑らなきゃ!」なんてせこいことは考えずに、早々に撤収して夜のディナーやパーティのための準備を始めるという訳です。僕らみたいな庶民には、そんな豪華なディナーなど無いので、夜はこの辺りで唯一9時までリフトが動いているKeystoneに移動して滑ることにしたのです。
ちなみに、Breckenridge、Keystone、A-Basinの3つのスキー場は共通リフト券を採用しており、、またナイター専用券なんてものは無いので、47ドルの1日券で朝から9時まで滑りたいだけ滑れるという、僕達のような連中にはもってこいのサービスを提供してくれているのです。ほんと、このシステムは嬉しい限りです!!
でもって、すっかり日も暮れたKeystoneに舞い戻った僕達は、早速ゴンドラにのりこんで、寒いなか山頂まで意気揚揚と上がりました。しかし既にこのときの気温は氷点下!!風が全く無く、あまり寒さは感じないものの、滑り出すとやっぱり寒い!!!!!今回の旅行で初めてスノーボードをしたイチローさんにいたっては、慣れないことをして足を痛めたこともあって、なかなか山のふもとに下ることが出来ません。辛そうなイチローさんを励ましながら一緒に滑ったのですが、やっぱり痛めた足が痛くてどうにもならないということで、スノーモービル救助隊に応援を求めて、イチローさんは先に車に戻りました。
白状な僕にとっては、ここからが本番です。寒いなか、夜は地表が見えにくいのでゴーグルをはずして滑ってたせいで、涙を流しながらびゅんびゅん飛ばして滑りました。コースはガラガラ、気分は最高で、練習のおかげで安定感が増したハイスピードでのジャンプを随所に織り交ぜながら、鼻歌まじりで快調に滑ってました。今考えてみると、この時間が今回の旅行で最も楽しかった時間のひとつだったかもしれません(イチローさんごめん!)。
イチローさんを先に返し、1時間ほどの楽しい時間を過ごしていると、なんとなく罪悪感にさいなまれてきます。リフトが止まるまでまだ時間があったのですが、そこはやっぱり人の良いセリザワです。名残惜しいのを振りきってホテルに帰る決心をつけました。
帰りの道中、コロラドまで来てるというのに、メキシコ料理のディナーを済ませ(テキサスで食べたほうがおいしい!)て、ホテルではジャグジーに入って疲れを癒し、3日目は終わったのでした。
日本の温泉付きのスキーリゾートが恋しい〜〜〜〜!!!!!!!!!
(12/27に続く)