サヨリの2段ウキ釣方
このコーナーは、ネット釣りインストラクターで、
某雑誌ライターの間借人氏が、2段ウキによるサヨリ釣り
について書いてくれたものです。
これを読めば、浦安釣方に続いて2段ウキ釣方も極められます!(笑)
(注意)
これより下の文章に付いては私(間借人)の個人的な考えに基ずく内容の為、
他の釣り人及び釣り方、又は各釣り具メーカーを誹謗中傷するものでは有りません。
其のため内容に関して生じた全ての損害や不利益については、その責任を負いません。
以上の事柄を理解出来る方のみお読みください、尚文章の無断転載は御容赦ください。
手前に寄ったサヨリの「見釣り」ですが、これはサヨリ釣りの中でも一番難しい
状態ですね。 最初の10匹くらいは簡単に釣れるけど、次第に魚の方も学習して
食わなくなって来ます。 この事に関しての対応策を少し書いて見ますね。
【食性】
まず、サイズに因って食性が違うので(水温の関係も有)、その点も考慮しなければ
為りませんが、沖磯でのサヨリ釣り以外、25cm以上が見える範囲迄寄る事は殆ど
無く、エサに関してはアミ等の動物性の物で良いでしょう。(大型はノリ等の植物性の
エサを常食)
したがって地合いが過ぎてしまい、食いが悪く為ってからの食い込み順位は、1解凍
したアミブロックの形が整った物、2生沖アミSサイズ、3変色防止剤等で加工した
沖アミと言った順に為ります。
湾奥での流し釣りに用いるハンペンも、時として特餌さに為りますが、これは地域性
が高く外房での比較実績が有りません(今後の課題)。
【ハリ】
次に針ですが、なるべく吸い込みを良くする為に、軽い物が良いわけですが、袖3〜
4号等はフトコロも広くバラシも少ないと思います。
私の場合虫餌さとも兼用で使え、最近関東でも手に入る様になった、チカ針(5〜7
号)を多様して居ます。
【ハリス】
ハリスに関しては、やはり餌さの吸い込みと動きを良くする為、ナイロン04号を使
いたい処ですが、竿が硬いとチヂレやハリス切れになったり、取り込み時のバラシの
原因になるので、06号をタナの長さ(1.2m)分直結びが無難なところでしょう。
【ウキ】
見釣りが出来る状態なら、餌さが消えた瞬間アワセを入れれば良いので、タナをキー
プ出来る大きさのシモリウキだけで済みますが、ウキ自体で微妙なアタリを取る場合
は、アタリウキを「二つ玉仕様」にして対応します。
これは飛ばしウキとアタリウキをセットした「二段仕掛け」と似てますが、根本的な
違いは二つのウキのどちらも、アタリを取る為のウキであり、飛ばす事を目的にして
ない事です。
具体的な仕様(構造)は、目視出来る最小限のウキ大小を使い、大きい方を予めミチ
糸に通し遊動する様にしておきます、次に小さい方をハリスに直結しこれにミチ糸を
結んだものです。
使い方(アタリの出方)は仕掛けを振込んだ後、大小二つのウキがくっつく状態にな
る様ミチ糸を張り、アタリを待ちます。
そしてサヨリがエサをくわえると、水の抵抗の少ない小さい方のウキが、大きいウキ
から離れその離れ具合でアタリを判断すると言うものです。
後コマセに関する考察も有りますが、書き込み容量の都合で、以上簡単に書いて見ま
した。
尚、日本海側の敦賀方面だと、25cm位までのサイズをサビキ仕掛け(オランダ仕
掛け)で良く釣ってます。
続きはこちら→『その弐』