Fly me my angel, to the moon!
Thy golden wing so spirited,
Feathers of innocence, wind of vision.
I see the world and beyond,
creation of myth, the journey begins.
I see the presence, presence of death, evidence of light
Which is thy gift, thy gift of love.
第 | 五 | 章 |
魂 | ||
の | ||
カ | ケ | ラ |
「出ていくぅー?!」
翌朝身支度をしたシンジ達はミサトとアスカに最後のお別れを言っていた。
呆然としているアスカとミサト。
「ちょっと、どう言うことよ!!」
アスカがシンジの胸ぐらをつかむ。その顔には怒りというよりもっと複雑な、哀の混じった表情が浮かべられていた。
「・・・」
シンジは沈黙を守っていた。何を言っても事態を更に混乱させるであろうという事を、彼はわかっていた。
「分かんないわよ!全然、どうして!!」
「そうよ、シンちゃん。まだ体調だって万全じゃないのに・・・」
必死でシンジを止めるアスカとミサト。しかしシンジの決意は固かった。
「ここにいるとあなた達にも追っ手が伸びます。その前にここを去ったほうが良いと判断しました。」
それを言ったのはカヲルだった。
アスカもミサトも心のどこかで分かっていた。シンジが自分たちを巻き込まないために去るのだということを。
『でも・・・』
しかし、それがよけいに悲しかった。気を使われるという事は、時として残酷な事だと知った。
「・・・」
重い沈黙が流れた。
その静けさをやぶったのはシンジだった。
「・・・では、行きます。本当にお世話になりました。」
シンジが立ち上がった。カヲルとレイがそれに続く。
「シンちゃん・・・」
ミサトがシンジの方を見る。
その表情はあきらかに訴えていた。行かないでと。彼女もまた、心のどこかでシンジ達を必要としていた。
「・・・」
シンジは黙って首を横に振った。優しい微笑みと共に。
そんなシンジをミサトは見ていられなかった。
ミサトは気づいた。シンジが全て承知の上で去るのだという事を。自分のためも、アスカのためも、そしてシンジ達自身とためも。
ミサトは何も言わなかった。いや、言えなかった。
「アスカ、さよなら・・・」
放心したように座り込んでいるアスカに声をかけるシンジ。
しかし、アスカは心あらず、といったように無言で座っていた。
「アスカ・・・?」
その目は焦点が合っておらず、手はだらりと下がっていた。
「アスカ?」
アスカは何も答えない。彼女は今、昔を思い出していた。
『・・・』
それは、秘めてあったはずの闇の記憶だった。
冷たい部屋があった。
テーブルの上には割れた皿が幾重とちらばっていた。その横には壊れた椅子がおちている。
『パパ、どうしてパパは行っちゃうの!?』
五歳くらいの少女が必死に叫ぶ。
その赤い髪をひどくふりまわして、その目を真っ赤にはらして。
『パパ、いい子になるから、だから・・・』
男は背を向け、そして言った。ただ一言。
『さよならだ、アスカ。』
そして、男は去っていった。
『パパ、いや、行かないで!イヤー!!!』
バタン
閉められた扉。
届かない声。
取り残された一匹の羊。
『パパ―!!!』
アスカの頭には開かない扉の姿が旋律に思い浮かべられていた。
「アスカ?」
ミサトが心配そうに聞く。シンジも顔を覗き込んでいる。
「・・・イヤ・・・」
アスカが微かに呟いた。
「えっ?」
その時、突然アスカが痙攣しはじめた。
『アスカ、さよなら・・・』
『さよならだ、アスカ。』
『・・・サ・ヨ・ナ・ラ・・・』
『さよならはいや・・・』
『さよならはイヤ!!』
『さよならはいや、もう何もかもいや、絶対にイヤ!!!』
アスカがカッと目を開いた。
「!!」
その眼は黄金に輝いていた。
「アスカ、あなた一体!!」
ミサトが驚いて聞く。しかし、アスカは何も聞こえていなかった。
ただ一つわかったのは、自分が再び置き去りにされるという事。
「・・・イヤ、もうおいていかれるのはイヤ―!!!!」
その瞬間、青白い光がアスカをほのかに包み込んだ。
アスカの身体がかすかに宙に浮き、髪の毛が生き物のように動いていた。
『これは・・・まさか!』
シンジが状況を一瞬で理解すると、その考えに自分で愕然とした。
「まずい!アスカ、落ち着くんだ!」
慌ててアスカを押さえ込もうとするが、はねとばされる。
「イヤ―――!!!」
一瞬のうちに微弱だが確かなATフィールドがアスカの回りを覆った。
「キャ!」
その衝撃波がミサトの体を吹っ飛ばす。
「グッ・・・」
ミサトが倒れる。
『暴走?あれは天使の、いえ、エヴァの力!』
レイがテレパスでシンジに尋ねる。
『バカな!惣流親子に植え付けられたのはただの微弱なエヴァ因子。こんな力があるわけが・・・』
カヲルまでが信じられないといった表情でアスカを見ている。
「・・・ミューテイト(進化)したんだ。」
青ざめた顔のシンジ。
「ミューテイト?」
「そうだ。あり得ないことだが、数億分の一の確率でエヴァがアスカの遺伝子にパラサイト(寄生)し、自己進化を繰り返したんだ。エヴァが生きるために。そして今のアスカの激しく不安定な心がエヴァに耐えきれなくなって暴走したんだ・・・」
「シ、シンちゃん、アスカはどうなるの・・・?」
ミサトがよろよろと立ち上がりながら、シンジに尋ねる。
その瞬間、アスカのフィールドによって放たれた空気の壁がミサトに直撃しようとしていた。
ザン!
「ヒッ・・・!!」
風圧で転んでしまうミサト。声がでない。
「クッ!」
シンジが咄嗟にミサトの回りをフィールドでプロテクトする。壁が跳ね返され、本棚に直撃する。
「大丈夫ですか、ミサトさん!」
シンジが倒れているミサトに声をかける。
「・・・うっ・・・私は平気、それよりアスカを・・・」
「大丈夫です。アスカは僕が助けます。」
そう言って立ち上がるシンジ。
「レイ、ミサトさんの回りに壁を作って。カヲルはアスカのフィールドの中和を。僕はアスカの心に直接働きかける。あくまでも力は最小限にとどめて。」
的確に指示を与えるシンジ。レイとカヲルがそれぞれ頷く。
「分かったわ。」
「分かりました。」
レイとカヲルがそれぞれフィールドを発生させる。ミサトの回りにレイが網状の壁を張り、カヲルはアスカのフィールドに最小力に押さえた自分のフィールドをぶつける。
バァン
アスカのフィールドが一瞬弾き飛ぶ。その隙をシンジは見逃さなかった。
「アスカ・・・ごめん!」
ドン
アスカの鳩尾にシンジが手刀をたたき込む。後に痣などが残らないように、あくまでも気絶させる程度に力を押さえている。
「グッ・・・」
倒れるアスカ。フィールドも消える。
「これでよし、後は・・・」
自分のフィールドを出現させるシンジ。ミサト達はその仕草を見守っている。
「カァァァァァ!」
手の項に力を集中させると、アスカの額にその手を置く。
「シンクロ開始・・・」
アスカの心に同調していくシンジ。精神を限りなく解放することによって二人の心がとけ込む。
今、二人は一人になった。
『アスカ・・・アスカ・・・』
アスカの心の中を実体化したシンジの精神が漂っていた。
アスカの心にシンクロしたシンジはアスカの全てを知った。彼女の悲しみ、そして苦しみ。
『アスカ・・・君の悲しみを全て受け入れてあげるよ・・・』
与えられなかった愛。孤児よりも虐待されてきた過去。去った父親と発狂した母親。
『草原?ここに深い思い入れがあるのかな?』
アスカの心は草原と化していた。広大に広がる草の海は何処までも清々しかった。
『アスカ、君は・・・』
そんなとき、微かな笑い声が聞こえた。
『・・・!?』
振り向くと、大きな樫の木の下に、小さな亜麻色の少女が座っていた。
『ア、アスカか・・・?』
その小さな少女は一人で花の冠を作っていた。本当に楽しそうな、喜びに満ちあふれた笑顔だった。
「アスカ」
シンジが声をかける。するとその少女が振り向く。
「お兄ちゃんだあれ?」
その無垢な瞳は限りなく蒼く、澄んでいた。
「自分の記憶を自己封印したのか・・・?現在を過去に引き戻そうとして・・・」
シンジが信じられないといった表情でアスカに言う。
「ちょうど良かったわ。これお兄ちゃんにあげる。」
そう言いながらできあがったばかりのたんぽぽの花冠をシンジの頭に乗せるアスカ。
『このままだとアスカが心から出れなくなる。何とかしないと・・・』
真剣な眼差しのシンジ。そんなシンジを不思議そうにアスカが見つめる。
「アスカ、君はこんな小さな女の子じゃないんだよ。思い出しなさい、本当の自分を・・・」
「イヤッ!」
突然叫ぶアスカに多少びっくりするシンジ。
『精神が不安定になっている。このままでは自己破壊しかねない。』
「アスカ!落ち着いて!心を静めなさい!」
「イヤ!あっち行って!もう辛いのはイヤ!苦しいのはイヤ!」
アスカの回りを思念波が取り囲む。実体化したアスカの精神がシンジを排除しようと試みる。
「くっ!こうなったら・・・」
シンジも印を組む。精神汚染とはいかないまでも、アスカの心に直接刺激を与える。
「ハッ!」
ザン
朱色の光がシンジの思念体から解き放たれる。幾筋もの光の筋が辺りを覆い尽くす。
「キャァァァァ!!」
バリン
その瞬間、世界が「割れた」。
青々とした草原は繊細な硝子のように儚く砕け散り、後には闇の無の中で泣いてる少女が残った。
「エーンエーン」
その少女はただ泣き叫んでいた。
そんなアスカをジッと見つめるシンジ。優しい眼差し。
「アスカ、君はここから出なくてはいけない。」
シンジが諭すように語る。
「どうして!ここの方が楽しいのに!ここの方が幸せなのに!ここの方が暖かいのに!」
泣き叫んでシンジを睨み付けるアスカ。悲しい、サファイアのような瞳だった。
「アスカ、もう苦しまなくていいんだ。僕が君の心を癒してあげるよ。」
泣きやむアスカ。振り返ってシンジを見る。
「・・・ホントに?」
優しく微笑むシンジ。そして力強く頷く。
やっと微笑むアスカ。そしてシンジにその身をゆだねる。
「いいかい。力を抜いて、気を楽にして。楽しいことを考えるんだ。」
「・・・分かったわ。」
暖かい光がアスカを包む。黄金の光がアスカの心の隙間を埋めていく。
「あったかい・・・」
アスカは満ちていた。しがらみと忌まわしき過去から解き放たれたアスカ。それによって少女が消え、元のアスカに戻った。
サァァァ
闇色の空間は浄化され、高貴な白に変わっていた。
「オヤスミ」
安らかに横たわるアスカに微笑みながら、シンジはフィールドでアスカの心から静かに飛んだ。
ザン
「シンジさん!」
「シンちゃん!?」
意識が戻ったシンジが目を開けると心配そうなレイ、カヲル、そしてミサトが覗き込んでいた。
「あっ・・・」
側には安らかな寝息をたてて眠るアスカが居た。それを見てホッと胸をなで下ろすシンジ。
「シンちゃん、アスカは・・・」
ミサトが不安そうに尋ねる。そんなミサトに微笑むシンジ。
「大丈夫です。アスカは浄化されました。もう苦しむことはないでしょう。ただ・・・」
「ただ何?」
「い、いえ。なんでもないです。」
シンジがそう言うと納得したように安心した顔になるミサト。彼女は心底嬉しかった。
「シンちゃん、今日は泊まっていきなさいよ、ね!」
気が付くともう夕方近かった。シンジは結果十時間近くアスカとシンクロしていたことになる。
「はい。ありがとうございます。」
簡単にシンジが承諾したので少し拍子抜けしたミサトだったが、すぐに笑顔に戻る。
「じゃあ、お夕飯の出前取るわねん。お昼食べてないからお腹空いちゃったわん。」
そう言いながら出ていくミサト。かなりご機嫌だ。
後に残ったシンジ、レイ、そしてカヲル。先ほどとは打って変わって真剣な眼差しで寝ているアスカを見ている。
「シンジさん・・・」
カヲルが声をかける。シンジがそれに頷く。
「アスカの心は補充されたが、EVA因子は僕を受け入れなかった。寄生がこれほどまでに進んでいるとは・・・」
慎重なおもむきのシンジ。その瞳が複雑に輝く。
「じゃああの人は・・・」
レイが思わず手を口にやる。
「そう。こうなったら方法は二つ。一つは僕達がアスカの監視兼守護となり、EVAの力の制御法を教える。そしてもう一つは・・・」
「・・・記憶の封印ですね。」
神妙なおもむきのシンジ。カヲルの言葉にうなだれる。
「カヲル、君はどう思う?」
「僕は第二案を選びます。彼女の記憶さえコントロールしてしまえば力が漏れることもないし、NERV等にその存在が知れることもないでしょう。」
淡々と言うカヲルを複雑な表情でシンジが見つめる。
カヲルは何処までも冷淡だった。そのガラスの心には感情のほとんどが欠落していた。彼が人間らしさを表すのはシンジに関することだけだった。
『そうか、カヲルは知らないんだった。精神コントロールを受けた心がどんなに壊れるか・・・』
シンジは悲しかった。でもカヲルの意見が正しいのも事実だった。
「レイはどう思う?」
優しくレイに尋ねるシンジ。
「私、私はコントロールしたくない。作られた心と隠蔽された記憶はいつかは表に出る。そんなとき、この子はきっと壊れてしまうわ・・・」
レイにとって心の制御は禁忌だった。シンジが救ってくれるまで、彼女もまた、心なき人形だったからである。
「そうだね。僕はカヲルの気持ちもレイの気持ちもよく分かる。君達が本当にアスカの事を考えているという事も。意見がまとまらないから、アスカに聞いてきめよう。いいかな?」
それぞれ頷くレイとカヲル。彼らにとってシンジの言葉は常に絶対であり、なおかつ平等だった。
無言で座る三人。そんな彼らの背中にほのかな月明かりがあたっていた。
「んっ・・・?」
「アスカ、目が覚めたかい?」
時計は夜の九時をまわっていた。あれから眠り続けていたアスカがようやく目を覚ました。
「・・・シンジ・・・私・・・?」
おぼろげな様子のアスカがシンジの方を見る。
シンジはそんなアスカを複雑な瞳で見返す。
「・・・アスカ、これから僕の言うことをよく聞いてほしい。」
その真剣な表情に、アスカはうなづいた。
「・・・先ほど、君の中で眠っていたEVAが目を覚ました。アスカも<チルドレン>になったんだ・・・」
「・・・」
真剣な眼差しのシンジ。アスカは何も言わない。じっと無言で座っている。
「こうなった以上方法は二つある。一つはアスカがEVAの制御法を学ぶこと。ただこの場合、アスカもターゲットとして狙われる事になるだろう・・・」
シンジの辛そうな目を真っ正面から見つめているアスカ。何も言わない。
「・・・もう一つの方法は君の記憶を消すこと。君はそれによって僕たちに関する全てを忘れるだろう。そうすれば、自覚無き因子もそのまま眠りにつくはずだ」
アスカは俯いたまま考え込んでいる。そんなアスカをシンジはただじっと見つめている。
「アスカ、僕にはこんな事を言う権利はない。でも、君には幸せになって欲しいと誰よりも願って・・・」
「シンジ・・・」
突然アスカがシンジに声をかけた。その声には落ち着きが備わっていた。
「私が倒れたとき、心の中にシンジを感じたわ・・・あれは・・・」
全く違う話題をふられて、少し驚くシンジ。
「・・・僕はあのときアスカとシンクロした。心を融合させて君に君自身を取り戻させた・・・」
「それって私の心を覗いたって言う事よね・・・」
押し殺した声のアスカ。
「うん・・・」
バチーン
アスカが突然シンジをはたいた。呆然とするシンジ。そんなシンジに仁王立ちのアスカが怒鳴った。
「冗談じゃないわよ!勝手に人の心を覗くなんて最低!!」
「ご、ごめんなさい。」
何がいけなかったのか分からないといった表情でシンジが謝る。実際、シンジが助けなければアスカはあのまま自分の殻の中に閉じこもったまま、自己破壊していただろう。アスカもそれはよく分かっていた。分かっていたからこそ照れくさくて、素直にお礼が言えなかったのだ。
「フンッ!」
アスカが大股で出ていこうとする。
「ア、アスカ!君は結局・・・」
慌ててアスカの背中に声をかけるシンジ。するとアスカはお得意の「あんたバカァ」といった表情で振り向く。
「簡単じゃない。シンジが一生私の面倒見ればいいのよ!出ていくなんて許さないわ!記憶の制御?冗談じゃないわ!」
「ウ、ウン・・・」
有無を言わせぬといった感じのアスカに押し切られるような形で頷くシンジ。
余談だがアスカは十分に意識して「一生」という言葉を使ったが、もちろんシンジがそんなことに気付くはずがない。
「アスカ、本当にいいんだね?たとえ人間としての生活を捨てることになっても・・・」
するととたんにアスカが真顔に戻る。
「シンジ、私ずっと「絆」がほしかった。私をつなぎ止めてくれる「何か」がほしかったの。だから・・・
だから、たとえそれによって傷ついても構わないの・・・後悔はしないわ・・・」
アスカの瞳には一種の決意が浮かんでいた。その蒼い瞳は穏やかな憂いを持ち、シンジの方を見つめていた。
「アスカ・・・」
シンジもそんなアスカの気持ちに気付く。すると沈んだふいんきを打ち消すようにアスカが言う。
「そのかわりにシンジが私を守るのよ!!」
照れたように笑うアスカ。
「分かったよ。僕たちが君を必ず守るよ・・・」
アスカはシンジだけで良かったのだが、シンジにそんな微妙な女心を分かれというのが無理な話だと気付くと、やれやれといった顔で首を振った。
「シンジ・・・」
「何だい?」
扉の所まで行くとアスカが静かにシンジに声をかけた。
「・・・アリガト・・・」
「えっ?」
バタン
扉が閉まる。
その微かな声には暖かさがこもっていた。アスカのシンジへの思い。それはシンジの心に十分と染みわたった。
シンジは嬉しかった。彼もまた、いけないと知りつつもここにいられることに喜びを感じていた。しかし・・・
『アスカ、そしてレイとカヲル。君達はエヴァを取り巻く「大いなる罪」に耐えられるのだろうか・・・』
「僕の天使達に千の慈愛と万の祝福を・・・」
シンジは切に願った。
星はなかった。
VERSION 1.10
LAST UPDATE: 8/01/99
CARLOSです。 「堕天使」第五章 魂のカケラ、をお届けしまたが、いかがでしたでしょうか? 書き直すのも結構疲れます。でもがんばるぞ!(笑) それでは次の章へ、れっつ・ごー!! |