※馬装
鞍を乗せたり、ハミをつけたり、馬に乗る準備のこと。ビギナーのころは、指導員さんが全てやってくれていましたが、慣れると、乗り始めから、乗り終わるまで、全部自分でやります。準備の時間と手入れの時間、馬とコミュニケートをはかる時間でもあります。
※前方騎座
騎座とは、座り方のことで、馬への扶助の一部です。前方騎座とは、障害を跳ぶときにとる姿勢。跳ぶ瞬間に、坐骨を鞍からあげる、つまりおしりをあげます。要は、右の写真のように、馬に随伴することです。普通の姿勢で乗っていたら、多分落ちてしまいます。(笑)思い切って、体をたおし、腕を伸ばして、手綱を馬に譲ってやります。
(ちなみに言っておくけど、右の写真は、私じゃないよ。単なる参考資料。って、間違えないって?)
※歩き方、走り方
●並足または、常歩
簡単にいえば、普通に歩いている状態。馬の四肢の中、最低二肢が常に地面に着いている歩かせ方。
●早足または、速歩(静座速歩)
英語ではtrot。足を交互にあげて、歩く、と走るの中間。リズムは2拍子。
騎手は、鞍から浮くことなく、どっしり深く座る。
●軽早足または、軽速歩
馬が速歩をしているときに、騎手がその反動をぬき、人馬ともに疲労を軽減するために乗る方法。
馬の一歩おきに、騎手が鞍上で立って座る、を繰り返します。
競馬のジョッキーを注意深く見てみると、芝や、馬場にでる前、もしくは競争が終わったあとなど、鞍の上で立ったり座ったりしている姿を、見ることができると思います。それが、軽早足です。
●駆け足または、駈歩
英語では、canter。簡単にいえば、通常のスピードで走っている状態。リズムは、3拍子。難しくいうと、三歩期からなる連続した跳躍で、第一歩が左後肢、第二歩が右後肢と左前肢、第三歩が右前肢の順に運び、一分間に320メートルを走ることを基準とする速度。(?_?)
●襲歩
英語では、gallop。全速力。競馬は、ここでしょう。
※勒(ろく)または、頭絡
手綱、ハミ(馬の口にはませているもの)、鼻革、頬革、額革、うなじ革、のど革、を全てあわせた総称。......だと思う。自信なし(^^;)ヒヤアセ。今度ちゃんと聞いてきまーす。
※水平バー
横木を水平に置いた障害。クラブで、1m30cmくらいの高さを跳ぶのをみたことある。国体だと、2mくらいは跳んでるかも。
※クロスバー(バッテン)
横木をクロスさせた障害。水平バーよりも、見た目は跳びやすそうに見える。
人間に得手不得手があるように、馬にも得手不得手があります。全ての馬が、障害を跳ぶわけではありません。クロスバーで、ある一定の高さまで跳べても、それ以上は跳べない馬とかもいます。
※ゼッケン とは?
鞍の下にひく、毛布のような、布のこと。馬の背を鞍ズレなどから守るもの。乗り手も、乗りやすくなるかな。
それと、私も調べてみてはじめて知ったんだけど...
ゼッケンZeichen
(ドイツDecke(馬の鞍下にしく毛布の意)から)スキー、スケートや陸上競技で選手が胸や背につける番号を書いた布。またその番号。番号札。Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988.国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988.
ということらしい。へぇ!
※腹帯(はらおび) とは?
鞍を置くため馬の腹にめぐらす帯。
※馬って道を走れるの?
馬は、道路交通法で、軽車両に定められています。自転車や、荷車などと同じです。なので、道を走ってもOK!一方通行を逆走してもOK! 飲酒運転もOK!と思っていたら、飲酒して「運転」に相当する行為は、ダメらしい。ま、お巡りさんに見つかって、切符切られることはないと思うけど、酔って乗るのはやめましょう!・・・て誰も、そんなことしないかなぁ。大山に外乗に行ったときは、国道で車の横を駆け足しました。でも、そこの馬は道を走っても平気なように、ちゃんと訓練されていました。
※脚をつける とは?
馬に推進力を与えるため、馬体に騎手のふくらはぎをつけ、合図を送ること。お腹の感覚が鈍感な馬に対しては、拍車を用いて、前に進める。
デイジーさんは、脚をつけたら多分、どぴゅーん!ってどっか行っちゃいそうです。
拍車とは?
西部劇とか見てると、カウボーイのブーツに、歯車みたいなのがついてるよね。決闘のシーンで、かかとのところでチャリーンとか鳴ってる奴。あれが拍車です。普通、乗馬で使う拍車は、もっとシンプルなものですね。
"拍車をかける"という言葉は、ここから来ていると思われます。
※鐙(あぶみ) とは?鞍の両脇に垂らしてある、足をかける馬具のこと。
※歩度を伸ばす・つめる とは?馬の歩く、または走る速さを速めることを、歩度を伸ばす。遅くすることを、つめるという。
脚の扶助、鞭などを使って行われる。
※鞭についていろんな種類があります。私がいつも使ってるのは、50〜60cmくらいのものです。競馬で使ってるのも、似たようなものだと思います。実際にみたことはないけれど。
長鞭(ちょうべん)は、短鞭(たんべん)をもっと長くしたもので、長さは1mくらいあるかな?短鞭よりも、効き目抜群です。持つと、自然に馬のおしりの辺りまで、先が届いてます。でも、効き目がありすぎて、かなり走るので、あんまり好きじゃないな。
ムチ、ステッキなどと呼びます。
※ボロ馬のウンチくんのこと。草食動物なので、人間のウンチくんみたいな強烈な臭いはしません。が、程々に臭います。
ボロは、基本的に、いつでもどこでもします。歩いてても、歩きながらします。走ってるときは、やっぱり止まってから、落ち着いてしたいみたいだけど、指導員さんからは、「止めないで」といわれます。なぜかというと、ボロをするときは、必ず立ち止まってからという癖をつけてしまうと、障害を跳んでいる最中にもよおしたとき、急に立ち止まってしまうかもしれないからだそうです。人間の勝手な判断のような気もするんですけどね。(^^;反対に、おしっこの方は、たいてい厩舎に戻ってからじゃないとしません。馬場とかでおしっこをしてしまうのは、どうしても堪えきれなかったときだそうです。この場合は乗り手も、歩かせながらさせたりはしません。なるべく負担をかけないように、させてあげます。
たまに、競馬で、パドックや待避所でおしっこをしてしまう馬がいるようです。我慢できなかったんでしょうね、きっと。(笑)
※競走馬について競馬の話がでたので、ついでに。ふだんの生活で、馬に接することのない人が、一番目にしやすいのは、テレビでうつる競走馬かもしれません。私も実際そうだったと思います。
乗馬をはじめて気付いたこと。競走馬って、めっちゃマッチョ!筋肉隆々、まさしくマッチョです。競走馬って、4歳から7歳くらいまでだから、若いということも関係してるとは思うけど、それにしても、すごい筋肉です。馬はみんなあんなのだ、と思ってはいけません。あれは、まさに鍛えた成果だと思います。レース前に、馬の下見ができる、パドックっていう場所があるんですけど、私の目から見ると、あれは「どう?どう?見てみて!すごいでしょ?!」って、鍛えた体を自慢して歩いてる、ようにしかみえません。(笑)ま、実際そういう場所なのですが。でも人間で、置き換えてみてください、結構笑えます。筋肉自慢のマッチョマンたちが、得意のポーズを観客に見せながら、ぐるぐる回っている。...ね、おかしいでしょ?!
※輪乗り蹄跡(ていせき)に3つの接点を有する円運動。 ・・・初心者のための乗馬テキスト 「Let's enjoy riding」 を参照簡単にいうと、直径20メートルくらいの円周上を、ぐるぐる回るだけの運動。といっても、あなどるなかれ。油断をすると、止まっちゃったり、内に、うちに入っていったり、逆に、外に逃げたり。馬は常に、騎手が油断するスキを狙っています。(笑)