リムランド博士の講演

2002年4月25日 Los Altos市
手前がリムランド博士、奥がMirium Jang博士(ボケてごめん)

PHPの連絡でリムランドの博士の講演会を知り参加した。 リムランド博士については本ホームページの リムランド博士とビタミン を参照してください。

ちょと無愛想な感じがするリムランド博士、いきなりマイクを 持ち近年の自閉症児の異常な増加について実例を 取り上げて紹介。色々な年度の数値データがすらすら出てくる ところにはさすが博士?私なりの要約を述べます。 内容はすべてアメリカの状況です。

自閉症の発生率は1950-60年代で1万人に1人、しかし現在ではこれが 45-60人に増えている。幼児へのワクチン接種も1950-60年代は3種、 60-70年代で7種、これが現在では2才までには22種も接種する。 博士はこの関係は偶然ではないと思っており、ワクチンに含有されている 水銀が自閉症のひとつの原因と推測している。 自閉症は水銀が入ったワクチンが使われ始めた1950年(?)ごろから 増えている。この水銀はTherosilと呼ばれる水銀を成分とした保存剤で 一部のワクチンに微量に入っている。Therosilを含むワクチンの製造は1999年に 禁止されたが在庫がまだ流通しているので注意が必要。(回収はされていない) 自閉症児を持つ看護婦が自分の子供がどれだけの水銀を摂取したのか 計算した例を紹介。この子供は一日で9種のワクチン接種を受けた。 これによる水銀接種量は環境保護機関が規定している大人の最大水銀摂取量の 125倍の量に相当するという衝撃的なデータ。またワクチンからの 水銀だけではなく、母親から胎児に影響するケースもあるらしい。 女性の歯科医の子供に自閉症が多いというコメントも出た。これは 歯科医として水銀を扱う事があるかららしい。

今後予防接種を受ける場合は必ずTherosilが含まれていないワクチンを 選択するべき。主治医に予防接種の前に必ず確認すること。アンプルの 箱を自分で確認するぐらいの注意が必要。 混合のワクチンは避ける。個別に接種して各々3週間程度はあけること。 この注射一本で今後の人生が変るかも知れない。
マイクはDr. Mirium Jangにバトンタッチされる。 この医師は10才になるMartyと呼ぶ自閉症児の母でもある。この母が DAN(Defeat Autism Now)が推奨する診断、治療によりMartyに大きな 進歩があった話をする。DANの押し売りの感も否めないがDANの手順に 従ったところ、その2ヶ月での進歩は過去6年間以上のものを得たそうだ。 ではこのDANとは?

毎年DANコンファレンスが開催され、自閉症にかかわるプロの皆さんの 意見の交換の場、成果の発表の場らしい。 毎年自閉症を持つ親、また診断、養育にかかわる多くの人たちが 参加する。DANをサポートする医師たちからは診断、治療なども 紹介される。講演会ではこの女性医師がDAN protocolを紹介してくれた。

まずは体から毒を排除する。そして不足している物を補うというのが基本。 まずは自閉症にとって何が毒で何が不足しているのかを見極めるための診断 を行う。頭髪分析、尿の分析、便の分析、 食物アレルギーの検査、血液の検査等々だ。一般の医師ではきちんと できない場合があるのでDANが推奨する医師、試験会社を利用する。 そして足りない成分を体に補給するのだ。

講演会の途中では、DMG、FGF2、セクレチン、DMPS、DMSA、ビタミン剤 など色々な情報が出た。質疑応答ではうちの子供はこれとこれを服用 しているが良いのか、悪いのかという質問も。 一部の親はこの手の治療にかなり精通している様子だった。 しめくくりはリムランド博士の自閉症研究所にコンタクトして DAN protocol及びDANを行う医師のリストを入手しなさい。 可能性はやって見なければわからない。

リムランド博士、さすがに議会にてワクチンと障害について証言 するだけあってその道の人。人体から水銀を除去する方法について は何も情報がなく残念。おそらく困難なのでは。

Jang医師は自分の医師のネットワークを駆使してあらゆる 可能性を試していたと思う。それでも満足の行く治療に出会うまで 10年かかっている。それを可能にしてくれたDANの世界に ついてはもうちょっと調べる価値があるかと思う。

配られた資料からいくつかサイトの紹介。


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