ベイ・シティ・ローラーズ
bay city rollers
gratest hits 1991 Arista Records Inc.
(バンド紹介)
1967年結成、1978年解散。もはや何の説明もいらないだろう。70年代最強のアイドル・ロック・グループ。この世の頂点を極め、そして消えた。今どうしているやら…… 今でも熱狂的(というか狂信的)なファンは多数いると思われる。
アイドル黙示録
(購入日:1999-03-08)
結論を先にいってしまおう。このベスト・アルバムは明らかに買いだ。というより、あなたがポップ・ロックを愛する者なら絶対買え! 10曲の珠玉の宝石、10曲の夢のカケラ、10曲の永遠の輝き、10曲の栄光と挫折。このアルバムにはバブルガム・ポップの全てがあるといっても過言ではない。そのメロディーを一度聞いてしまえば一生忘れられなくなるはずだ。ところで、今年(2000年)に入って「Definitive Collection」という20曲収録の決定版ベスト・アルバムが発売された。またかい……さて、ジャケット。メンバー4人の顔がアップになっている。とにかくじっと見てみよう…… とにかくじっと見る…… じい〜っと見る…… 私は気づいてしまった。カッコいいか? なっ、なんか妙にもっさいような…… そして、裏ジャケを見る。なんなんだこのチェックの衣装は? ダサすぎ…… え〜い、それがどうした! それでもベイ・シティ・ローラーズは最高だ! バンザ〜イ!
01.I Only Want To Be With You(3:36)
01.(Mike Hawker, Ivor Raymond)
一曲目からパワー全開。出だしから最後まで完全無欠な鼻血ブーものの名曲。ポップの王道といってもいいだろう。ひたすら心が踊ります。さあみんなで歌おう、I only want to be with you......!!
02.Money Honey(3:16)
02.(Eric Faulkner, Stu Wood)
ベイ・シティ・ローラーズなのでたかがしれているけれど、このベスト・アルバムの中では一番ハードな曲だろう。さあみんなで歌おう、Money......!! Honey......!!03.Rock And Roll Love Letter(2:56)
03.(Tim Moore)
一般的には10曲目の「Saturday Night」が一番人気のある曲に違いない。しかし、私のイチオシは断然、この「Rock And Roll Love Letter」である。20世紀のポップ・ロック・ソングの頂点に位置する一曲だと私は勝手に思っている。メロディー・アレンジどれをとっても完璧な仕上がり。特にギター・ソロが絶品。ノスタルジックな雰囲気に胸キュン(死語)しちゃいます。チャラチャラしたアイドル・ロックで悪いか! これは間違いなくロックだ! 俺はロックが好きなんだあぁぁ! さあみんなで歌おう、This is a rock and roll love letter to you......!!04.The Way I Feel Tonight(3:53)
04.(Harvey Shield)
そないに無理に盛り上げなくても、という感じの暑苦しくて豪華絢爛なストリングスが失笑、いやいや、感動もののバラード。さあみんなで歌おう、Baby, I love you......
05.Yesterday's Hero(3:53)
05.(Harry Vanda, George Young)
青春! 友情! 汗と涙! そんな昔の学園ドラマのようなクサクサな一曲。この曲を聴いていると、夕日に向かってむしょうに走りたくなってくる。というより走った(笑)。さあみんなで歌おう、We don't want to be Yesterday's Hero......!! 叫び声もむなしく本当に彼らは「昨日のヒーロー」なってしまったのだね。
06.Dedication(3:56)
06.(Guy Fletcher, Doug Flett)
ジャーンと、気恥ずかしい、いやいや、劇的な出だしで始まるバラード。さあみんなで歌おう、Dedication......
07.Maybe I'm A Fool To Love You(3:54)
07.(Eric Faulkner, Stu Wood)
アコースティック・ギターの音が美しい静かな一曲。当然のことながら、またまた暑苦しいストリングスがバックに流れる。さあみんなで歌おう、Maybe I'm a fool to love you......
08.You Made Me Believe In Magic(2:42)
08.(Len Boone)
ちょっとファンキーな一曲。曲自体もそうだけど、とにかくギター・ソロが熱い。スピーカーから熱風が巻き起こるようだ。このベスト・アルバムの中では一番気合の入った曲ではないだろうか。サビの盛り上がりで思わず失禁、いやいや、失神しそうになります。さあみんなで歌おう、You made me believe in magic......!!09.Don't Stop The Music(2:53)
09.(Eric Faulkner, Stu Wood)
これもなかなかファンキーな一曲。妙に哀愁ただよう曲調とコーラスがマル。老骨に鞭打ってこの曲で存分にディスコでフィーバーしたいもんだぜ! さあみんなで歌おう、Don't stop, don't stop the misic...... Hold on, don't stop the music......10.Saturday Night(2:55)
10.(Bill Martin, Phil Coulter)
ベイ・シティ・ローラーズの数あるヒット曲の中で一番有名な曲だろう。S, A, T, U, R, D, A, Y, night!! という最初の掛け声と同時に頭の中を真っ白にして、極上のポップ・ソングに身も心もゆだねようではないか。メロディー・アレンジともに文句なしの名曲。何もいうことありましぇん!
いや〜自分でも恥ずかしいくらいこのベスト・アルバム心にしみます。買えば買ったで一生愛聴することができること間違いなし。じゃあ、ベイ・シティ・ローラーズのオリジナル・アルバムを買うかって? アホらしくて買うワケないでしょ(笑)。(Psyc)