ベスト・アルバム作戦

独断と偏見のベスト・アルバム評。


 オリジナル・アルバムは絶対に買わないような思い入れのないアーティストでも、「ベスト」と書かれて安く売られていれば、思わず手が伸びてしまうときがある。わざわざオリジナル・アルバムを何枚も買うことなく、ヒット曲を手軽につまむことができるからだ。一方、アーティスト側は、ベスト・アルバムを販売することによって、何か新しい創造的な努力をすることなく、過去のシングルやヒット曲で利潤を得ることができる。

 安く、安易に、大量に――ベスト・アルバムは我々消費者と音楽産業との妥協の産物といえるだろう。ベスト・アルバムとは良くも悪くもそういうものだ。とはいえ、少し内容を変えただけで何度もベスト・アルバムをリリースするアーティストは、正直いってかなりいただけない。

 ここではいろいろなベスト・アルバムを紹介しています。決して私のお気に入りのアーティストなりバンドを紹介しているわけではないです。思い入れのあるアーティストならオリジナル・アルバムを購入します。音楽好きならそれが当然だろう。要するに、ここでは特に思い入れはないけれど、ベストだったらまあいいやと思って購入したCDを並べているわけです。当りはずれが大きいけれど、ベスト・アルバムを集めるのもなかなか楽しいものだと最近思えるようになってきた。(Psyc)


01. カンサス THE BEST OF KANSAS 1984

02. デュラン・デュラン DECADE 1989

03. ベイ・シティ・ローラーズ greatest hits 1991

04. ナイト・レンジャー GREATEST HITS 1989

05. ヒューマン・リーグ GREATEST HITS 1988

06. フランキー・ゴーズ・トゥー・ハリウッド BANG!... 1991


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