MORIVER'S SWEETEST DIARY 更新日記 (9)


6月 22日(日) 書くだけ
6月 24日(火) パーリタ三話/読者リンク/今後の予定
6月 26日(木) 布団を干す/ロズウェル/「V」
6月 27日(金) 愛の文部省検定/通信品位法が違憲
6月 28日(土) カウント4000御礼/パーリタ読者/電波少女に
6月 29日(日) 逮捕・少年・父・マンガ/鼻パックする
6月 30日(月) かなりやばいって感じ/伝言板をいじったり



1997年6月22日 (日)

 昨日来、睡眠と食事と本屋以外はずっとエディターの画面とにらめっこして
います。つまってしまうことが多く、ただじっとしている時間の方が長いです
が。それだけです。
(23:12)



1997年6月24日 (火)

 本当に大・大・大お待たせしました。
 やっとこパーリタ3話、書き上げました。
 苦労した割に、長さは2話と同じ程度しかありません。もう、これだけの為
にここ数日間の時間全てを投入しました。とてもそんな風には見えないでしょ
うが……。

 実に3日から21日間。何やってたんだ、としか言いようがない状況です。
こんな苦しいとは思いませんでした。一応、気分としては毎回全力投球、いつ
ぶったおれて中断しても後悔しないような内容に、というのをモットーに書い
てみましたが……とてもそんな風には(以下略)。

 400字詰め原稿用紙にすると30枚程度。一日、一枚ちょっと。ひどいもんで
す。最低です。最初は週一ぐらいには、と思っていましたが。それも叶わず。
やはり、ゲストキャラを配置して、一つの話で、何かしら短編のように、一応
エピソードが完結している、というスタイルは地獄のように大変でした。馬鹿
なコンセプト立てたもんです。
 もっとも、やっと二人が会えましたから。これからはもうちょっとストー
リーの進展の方に重点を置こうかな、なんて……まだ、分かりませんが。予告
書くのも、きつかったです。束縛されてしまいますからね。

 今回のゲストキャラ、分かりずらいと思いますがオバQの正ちゃんです。正
確には「劇画オバQ」の設定を受け継いでのものです。この作品に対するアン
チテーゼとまではいかないまでも、展開をひっくり返す、という形式を取って
みました。
 最初は、パロの元ネタを知らずとも分かるようにと思い始めたのですが、も
う今は微塵も影は残っておりません。パロはパロらしく、徹底的にパロるしか
ない、と、今は決意しています。
 それから女性社員の元ネタは、と聞く人もいるかもしれないので、予め言っ
ておきますが、さすがにそこまでは考えていません。本当は何かここでも一つ
やろうかと思ったのですが、何も思いつきませんでした。ただの脇です。オリ
ジナルキャラ(?)をまぜるのは難しいもんです。


				***

 禁懇館の浅川こうすけさんから短編やパーリタの感想をいただきました。浅
川さんのホームページはオリジナル小説のページです。向こうからリンクも張
っていただいたのですが、私はまだリンクが未整備ですので、一応、ここに仮
リンクを張っておきます。

 禁懇館
 これからもよろしくお願いしますね。

				***

 昨日の週刊スピリッツに「さるマン」がA5版上下2巻で、7月に新装発売
という記事が載っていた。嬉しい。今、無性によみたかったので。もう、買う
しかないでしょう。
 噂ではパーマンの文庫も出る、とか。ううむ、パーマンの時代はこれから
か??

				***

 あとは、エヴァ小説。それから、DEEP EVAリンク。それ以外の総合リンク。
オリジナルも書きたいけど、現状のこのひどい進行状態ではやめたほうがよさ
そう。
 それから、伝言板、誰も見てくれてもいないようなので、おかしな企画を始
めてみました。何か書いてくれるとありがたいです。毎日入っても何も反応が
無いのってむなしいもんです。

 ああ、とにかく一つ義務を果たせてちょっとほっとしました。本当に、遅く
てすいませんでした。

 できれば読んでくださった方は一言でも感想メールを送ってください。苦し
い時にはマジでメールを読んで頑張りました。

(11:44)

P.S.エヴァ映画情報いろいろ進展あったよう。詳しくはジヲ同盟の園部のペー
ジか、日刊アスカさん(「一から始める〜」にリンクあり)を見てください。
(11:54)




1997年6月26日 (木)

 伝言板で某さん(^^; から「日記は?」と催促を受け、慌ててエディターを
立ち上げています。見ていただている以上は書かねばなるまい。

 どうでもいいが猛暑である。
 昨日は気合いを入れて布団を干した。私の部屋は1階にあるのだが、布団を
干すには2階のベランダまで運ばなくてはならない。狭い階段を布団を担いで
いくのは面倒である。なぜかまだかけ布団を使っているので、総量は結構ある。
2往復ほどして、手すりにかけ、布団叩きでぱんぱんとやっていると、「ああ、
日常だなあ」と妙にしみじみした。

		***

 先日のことだ。
 「あら、これ見なさいよ」
 顔をほころばせながら母が呼ぶ。そして私に夕刊をつきつけた。
 見ると「米空軍、宇宙人を否定」という記事がある。
 「ああ、これね。もう読んだよ」
 有名なロズウェル事件について、アメリカ空軍が、あれは軍の実験だったと
正式に宇宙人説を否定したという内容だ。一応説明するとロズウェル事件とは
1947年ニューメキシコ州ロズウェルで、アメリカ軍が「墜落したUFOから宇
宙人を捕まえた」と報道した事件である。まあ、それはともかく。
 「米空軍とかあるから、つい見ちゃって」
 と母は言う。
 これは完全にここだけの話だが、母は宇宙人を信じている。
 さすがに怪しげなグループに出入りするということは無いようだが、地球の
どこかに宇宙人がひそかにまぎれていると本気で信じたがっている節がある。
 私が何度、「宇宙人の話というのは形を変えたフォークロアみたいなもので、
昔で言えば、幽霊とかお化けとか妖怪とか天使とか、そういう話と同じだよ」
と言っても、「でもいるかもしれないじゃない」とまったくとりつくしまが無
い。
 今回の記事にしても、わざわざ報道するあたりがかえってあやしい、と母は
思っているらしい。トンデモワールドまではもうあと一歩だ。
 母はわりとXファイルが好きで見ていたのだが、それも結局「宇宙人はい
る」という話であったからのようだ。
 思い返すとその前には「V」にはまっていた。友好的な顔した宇宙人が実は、
人間の皮をかぶったトカゲ人間で、彼らの地球地球征服を打倒すべく、レジス
タンスが立ち上がる……という物語だ。


 余談だが、この「V」の最初の数話は名作である。あきらかに、ナチスドイ
ツに抵抗した各国(おそらく主にフランス)のレジスタンスを間接的に描いた
話。その圧倒的リアルさに見ている者は知らず粛然とさせられる。
 友好的な顔をもって近づいてくる彼ら。しかし、真実は自分達を支配するこ
とのみを考えた異星人。その上、それを知っても尚、彼らに迎合する人間もで
てくる。彼らに地位と制服と武器を与えられ、その使命感に打ちふるえる少年
達の姿は、どうみてもヒットラー・ユーゲンントだ。
 その中、あるじいさんがレジスタンスの勇士としての姿を見せる。仲間が彼
らと対決することを誓った時、じいさんはこれが我々のマークだ、と赤いスプ
レーを手に持ち、ドアに二本の斜線を吹き付ける。「V is Victory」。その赤
いVが、黒地のタイトルのVと重なる……。
 かっこええ。
 だが、しかし。その人間の崇高さと愚かさを描くというコンセプトがあまり
にも生々しかったのか、初期プロデューサー兼監督の人は突如、その役をおろ
される。そして、同時に、毎回番組の最後にあった謝辞「この物語を全てのレ
ジスタンス達にささげる」も消えた。
 その後もまあまあ、面白く話しは続くが、最初にあったあの震えるような
シーンの数々は二度と現れることは無かった。
 もっとも、番組的にはヒットしたのだろう。その後続編も作られ、ロングラ
ンをしたが、はっきり言ってただの「ソープオペラ」であった。

 今でもあの初期監督の人がずっと続けていたら……と時々夢想する。いった
いどんな物語を考えていたのだろうか。
 もしかしたらレジスタンスの敗北を描くつもりだったのか。そして、これは、
過去の話でも無く未来の話でも無く、いま、この時の我々の姿を描いているの
だ。今こそ、我々はレジスタンスとして社会に対して立ち上がるべきだ、とか
言いたかったのかもしれない。
 さすがにヒッピームーブメントも去った80年代にそんなアジにのる人もい
ないだろうが、これなら周囲が止めるのもそれなりの理由があろう。もちろん、
全ては単なる私の空想にすぎませんが……。

(その後、ビデオ屋で確認。5巻のうち2巻まではケネス・ジョンソンの監
督・脚本・制作。スタッフは3巻以降はかなり違うよう(6/30))

 話を戻そう。
 そんな母であるが。
 今朝、ロズウェル事件の続きの記事が載った。
 当時の実験を写真入りで再現したものだ。プレッシャースーツを着た二人の
パイロットが、やはりスーツを着た人形を間に挟んで抱えている。
 「こんなの、どうやったって宇宙人に見えないじゃない」
 母は反論する。
 UFO目撃談はなぜか宇宙開発と足並みをそろえるように増えた、という事
実、宇宙人を信じる新興宗教まがいのカルト集団などもいる、という事実も告
げてみたが、母の目のきらめきはかわらない。
 この間の日食の時も、日曜だったせいか家族に手あたり次第に声をかけ、太
陽を見るように、とうながしていた。
 「これがいいみたい」
 とブルーのナイロンバック越しに空を仰ぐ。テレビの日食情報もまめに
チェックしていた。
 それだけ興味があるなら色々宇宙関連についても知っていそうなものなのだ
が、もちろん地球の大気構造も、パーセクの意味も、火星の回転周期も、アポ
ロ13号の話も知らない。
 なんなのだろう。どうすればいいのか。
 何事も「無い」ということを証明するのは難しい。
 私とて、別に宇宙人がいないと言うつもりは無いが、地球に潜入した上、大
統領とテニスしているという話は信じられない。
 まあ、信じるということのそのものにも理由や意味があるものだが。

 ……まあ、いいか。

(10:32)

			***

 本屋に言ったらエース8月号が売っていたので買ってしまった。
 一応レビューしてみましたが、慌てて書いたせいか、論旨がこんがらがって
います。自分でも今一つ意味不明ですが、こういうものは速報性ですから。
 日記を見ている人だけに教えておきますが、今回のエース8月号読感のソー
スの最後をちょろっと見ると、おまけ情報が引き出せたりします。まあ、大し
たもんじゃないと言われればそれまでのものですが……。
(18:51)



1997年6月27日 (金)

 さて、慌ててアップした上のエースレビュー。いかがでしたでしょうか。勢
いで書き始めたらあっという間に21k。って、パーリタ3話より多いじゃない
か? ……どうも私は、実作をするより理屈をこね回す方が楽な性分なようで。
裏ページを見た人もいるようですね。ホストのファイルマネージャーを見ると
ファイルごとの最終アクセス日時が出るのですが、明らかに私以外の人が見た
形跡がある。恐れ入ります。ま、あんなもんですけど。

			***

 今朝の朝刊。
 家庭科の教科書、文部省検定で365点中、4点に不合格が出た、とか。
 どうも「現行の家族制度は不安定であり、個人の自立をまず先にすべき」と
いう内容が審査にひっかかったらしい。
 上のエースレビューの中でも語りましたが、昔と比べて家族観は多様化が進
んでいるわけで、「かくあるべし」なんてことは学校でも教えられるものでは
無いはずである。それを「教育の機会均等、教育の平等」の名の元に、審査し
て「現行の家族観をいたずらに否定する記述は高校生にふさわしくない」とす
るのは、どこか間違っている気がする。

 繰り返しになりますが、「恋愛→結婚→愛ある生活」という理想は、理想で
あって「これが前提」としてあるべきなどという論はちゃんちゃらおかしい話
なのである。
 極論すれば「愛なんてなくたって生きられる」のだから。というか、愛が無
くても生きられることが自立だ、と私など思うのだ。愛など無くても平気、で
も愛があればハッピー。これである。
 だから「愛がなくちゃ駄目なの」なんていう輩は、あまり好きではない。も
ちろん、そういう気持ちは誰でもあるだろうが、一体どういう意味で愛という
語を使っているのか、疑問でしかたない。

 愛という概念は「英語のloveの翻訳で、そもそも日本人の概念としては無
い」という論は、とりあえず、おいておくとして、愛とは非常に象徴的に表現
させていただけるならば「手をつないでいる状態」であると思う。
 「手をつないでいる」がおかしければ、「片腕と片腕を鎖で繋いで、チェー
ンデスマッチをしている状態」と言い換えてもいい。感情的なものを言葉でも
それ以外の態度でも、とりあえず交流しあっている状態なのである。
 これによって、人は寂しさを忘れられるし、やる気も出るし、自信を持つこ
ともできる。
 だが、人間いつもにこにこしてられるはずも無く、怒ったり、落ち込んだり
やけになって神田川に飛び込みたくなったりもするものだ(ちなみに神田川は
水深が浅いので死ぬ確率は高い)。
 そういう感情をも受け止めて初めて「交流」していると言うんであって、一
方的に相手の欲求を満たすことがイコール愛になるわけではない。
 てなことを考えると、愛なんて言葉は軽々しく使えないことが分かるはずだ。
 愛することが家族の(夫婦の)義務としてあるのなら、それはまさにチェー
ン・デスマッチなのである。それなのに「それができて当たり前」という人は
それこそ愛がなさすぎる。

 まあ、問題はこんな話以前のことなのかもしれない。夫婦別姓とか、離婚問
題とかそういうことに関するクレームが文部省から出ているらしいので。
 実際、前回の国会で夫婦別姓を民法上認める法案が提出された時も、「夫婦
別姓は親と子の溝を深めるもので好ましくない」との保守派の意向から流れて
しまっている。審議会自体はまだ続いているからまた、議場にあがるのだろう
が、そういう考え方自体もおかしい。
 もっと言うならばワイドショーなどで、「結婚=子供はいつですか」とイン
タビューする姿にもあきれる。人口爆発が問題になってるぐらいなんだから、
子供なんてもう作りたい人だけ作ればいいだろうと、私は思うのだが。もう、
いい加減、いろいろあることを認めたらいいんじゃないだろうか。

 ……なんか、どっかの宗教家か、自己開発セミナーの人みたいなこと述べて
しまいましたが、これはあくまで「私」の意見でして。あんまり信じすぎない
よーに。
 ま、「家族は社会の最小単位、世間がどんなに乱れても、家族制度だけは死
守する」という意見もまあ、それはそれで立派なわけで。もっとも、世間以上
に家族の方がずっと乱れてる気がしますけどね……。

			***

 時事ネタをもう一つ。
 アメリカの最高裁が「通信品位法」は「言論の自由」に反して違憲と判決。
クリントン政権はこの法律を推していたので、困っているらしい。
 詳しい判決を読んでいないから分からないが多分、規制の手段・方法が広す
ぎることが問題になったのでは、と思われる。子供の保護という観点から、イ
ンターネットの通信規制を認めるのは、まずい、という判断をしたそうですか
ら。

 これは、何度も紹介している「アクセス向上委員会」のメールで知ったので
すがアメリカのネットユーザーは何よりも「検閲」「プライバシー」などに、
関心を持って通信を見ているらしい。
 日本などは「混雑具合」「料金」などが主にあがり、あまりプライバシーの
問題は上がってこない。プライバシーという言葉が都合のいいように使われて
いることが多いせいもあるのかもしれない。せいぜいダイレクトメールが沢山
送られてきて困ったな、というぐらいのものだろう。
 逆に言うとアメリカではそれほど「プライバシー侵害」が多いのかもしれな
い。クラッキングなどが横行しているのか。以前、テレビ東京で深夜やってい
るアメリカのインターネット情報番組を見た時も、会社内で交わされたE-mail
は、バックアップメモリーから上司にのぞかれることが多い、という話を伝え
ていた。いわく、「会社のコンピュータは会社のもの」という理屈から、横行
している、とも。

 まあ、これ以上の難しいことは私も良くはしらないので分かりませんが、ア
メリカで問題になっていることはしばらくすると日本でも問題になることが多
いので、その内他人事じゃなくなるのかも……って、あれ。あ、そうか、私も
アメリカのサーバー使ってるのか。ううん……でも実感ありません(-_-;

			***

 どうでもいいこと。
 昨日、今年初めてクーラーが起動。この独特のクーラーの匂いに夏を感じる
のが「文明人」というもんです(^_^;

(11:22)



1997年6月28日 (土)

 8日に2000突破。17日に3000。27日に4000。人は増えているのか減っている
のか……しかし、冷静に思えば定期的に少なくとも50人以上の方が見に来て
くださってるわけで。しかも能動的に。
 自分自身、それほど頻繁にあちこちを回っている人間では無いので、来場し
ていただくこと自体に、大変ありがたさを感じます。本当にどうもありがとう
ございます。これからもよろしくお願いします。

			***

 パーリタ友の会会員が増えました。
 さくらもりさんの瑞垣桜杜小説ホームページ「Life is Sweet.」です。
 オリジナル小説のページです。
 ちなみに24日の日記にも書いた浅川さんも会員に強制的に入れてしまいまし
た(^^;
 創作系の人(しかもエヴァ以外)増えるのは嬉しいもんです。
 私も結構オリジナル志向の強い人間なので……。

			***

 日記に書くべきじゃないのかもしれませんが、日刊アスカに連載中の「電波
少女」という作品。ずっと読ませていただいているのですが、展開が無茶苦茶
自分ごのみで時折、自分の頭の中身をのぞかれているんじゃないかと思うほど
です(まさしく電波)。
 一応、エヴァのパロディ小説なのですが、「性的虐待を受けて精神病棟にい
た少女と、マザコン・シスコンのしかもトラウマ持ちの駄目青年との泥沼恋愛
話」を本気で書いてるんですよね。
 もちろん、随所に作者・本田さん一流のブラックジョークがちりばめられて
笑えるのですが、段々話がシビアになってゆき、最近の数話は笑えるどころか
泣きまくりです。それも、湿っぽい泣きじゃなくて、「もう泣くしかないだろ
う」という精神的号泣状態で、どうやって物語が終わるのか心配で見てる方が
おろおろしてくるほどです。
 本田さんは精神分析に詳しい方で、その手の知識も勿論豊富ですから、ギャ
グがギャグ足り得なくなるほどに背骨がマジです。26日に10話が公開されまし
たが、またしても泥沼状態……。

 ちなみに私はトラウマというのは「治癒」できないものだ、と思っておりま
す。そうじゃなく、それはそれで後はそれにどうつきあうか、ということしか
できないのですよね。本田さんもそのようなお考えのようなので、ますます心
配でして……うう、また泣けてきた。

			***

 最近、どうも偉そうなことばかり言ってますね。
 ふみゅう。
 パーリタを一話分書き上げた高揚感がまだ続いているのです。って、続きは
すぐ書かなくちゃいけないのに。
(9:40)



1997年6月29日 (日)

 5月31日に神戸殺人事件の犯人像予想というのを書いた。
 そして昨日、夕方9時、「容疑者逮捕」のニュース速報。犯人は14歳の少年。
今朝の朝刊ももちろん、一面トップ。
 私としては20代からせめて30ぐらいまでと予想していたので、当然この
事実に驚いた。凶器も犯行声明の封筒に貼ったテープなども押収したというか
らには、ほぼ間違いも無いのだろう。でなければ誤認逮捕が問題になっている
昨今こんな大々的に発表するはずも無い。
 14歳は刑事責任を問えるぎりぎりの年齢だ。もっとも、それでも16歳未満は
刑務所に行くことも無く、最高でも少年院に送られるのみ(1〜3年ほど)。
 何しろ被害者とも顔見知りで、しかも、同じ小学校出身、なおかつ死体を置
いた中学校の生徒だというから洒落にもならん。学校側は「生徒の混乱を静め
るよう努力する」などと言っているが、一番混乱しているのは、教師の側に決
まってる。PTAも自治会もおおわらわだ。言ってみれば身内の犯行。30過
ぎたアニメだかマンガなんかにふけっている宮崎型オタク野郎の犯行と思って
いた世間もびっくりである。
 こういう時に出てくる有識者のうち、「こういう可能性もありました」など
と訳知り顔をする人がいるのはお約束とは言えバカバカしい。素直に驚いた、
と言っておけばいいものの。

 しかも、容疑者の少年は、被害者を常々いじめていたというかなり筋金入り
の嫌な奴であるらしい。ここ数週間は体育の授業をさぼって不登校状態だった
とか。かなり奥は深そうである。

 こういう時、おしならべて「テレビゲームやマンガによって現実との区別が
つかない世代の犯行」と評論家は言うが、ならば、今の30以下は全員異常犯
罪者予備軍なのか? そういう事を言う人は皆、対象されている年齢以上の
方々なのも気に入らない。ちなみにうちの親父は私が高校の時まで、少年ジャ
ンプを愛読していた(お気に入りは「魁・男塾」だった)。

 明治には「小説は女子供が読む物」とされていたらしい。今は、小説を読め、
とか言われ、かわってマンガがその地位を占めた。もう少しすると、「ゲー
ム」がそれに変わるのだろう。そして、さらには「最近の若者は2Dゲームを
やらず、3Dの体感ゲームばかりやっているから、想像力が育たないのだ」な
どと言われようになるに違いない。余計なお世話である。

			***

 書き漏らしたが、2日ほど前、私は初めて「鼻パック」なるものを試した。
 風呂上がりに、何故か試してみたくなったのだ。
 下の妹にやり方を聞いて(パックは彼女の物だ)鼻に塗り待つこと20分。
 次第に、鼻の辺りでパックが固まっていくのが分かる。
 わりとつっぱる感じ。
 ぺりぺりと剥がして見たが、別にどうってことも無い。
 下の妹は豪快な油がとれることを期待していたらしい。意外に清潔な兄に恨
みがましい文句をつけてきた。悪かったな。
(17:17)



1997年6月30日 (月)

 かなりやばいって感じです。
 先日、大学のゼミ・OB会の連絡のため後輩の所へE-mailを送ったら「森川
さんてエヴァンゲリオンのページやってますよね。見てます」との返事が。
 って、おい、ばれてんのか。
 いやあ、こんなページやってるなんて教授に知られでもしたら……ああ。
 ひっそり(?)やっているつもりだったのに、やはり本名での活動は控える
べきだったのか。大窪くん、頼むよ。内緒にしててね。
 ゼミの何人かがエヴァにはまっているとのタレコミもいただいた。皆アスカ
萌えらしい。そうか、そうか。でも、みんな堅実にやっているよう。こんな
Webに精を出している私って一体……。

			***

 伝言板の書き込み用のフォームをいろいろ試しているがうまくいかない。
 ソースの注意書きにはちょこちょこっと書き直せばそれでOKみたいなこと
を書いていわりに、難しい。一応、表の看板の「記入」に未完成版をはりつけ
てあるが、エラーばかり出ててんで書き込めない。何が悪いのか。

 私の使っているこのgeocitiesが最近、伝言板のCGIが使えるサービスを始め
たのですが、どうも日本語環境ではうまく動かない様子。今使用している
Lpageもこんな調子だし。決定的に知識不足な自分がうらめしい。
(23:29)

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