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14-Nov-99 編集
99年クリマル記録
--- 準備編 ---
デパートは早くもクリ色です。
(06-Nov-99 Frankfurt am Main)
1999年11月6日(土)
ドイツにはハロウィンの習慣がない。11月11日のマルティンの日の前夜に似たようなことをやるけど、起源は違うらしい。ハロウィンの習慣はないのだが、商売に携わる人達は商売のタネになりそうなものは何でも取り込むのが世の常で、ドイツでもハロウィン時期のデパートや商店街なんかはハロウィン飾りとなる。
ここフランクフルトでは、ちょうどこの頃街路樹の紅葉・黄葉が真っ盛りとなり、続いてすぐに落葉真っ盛りとなる。そのハロウィンも過ぎた11月上旬の土曜日、天気も冴えない「絶好の買い物日和」(=散歩へ出かける気分にならない天気という意味)で、我が家も街へ買い物に出かけた。
上の写真は、住宅地の路地。ごらんの通り、落葉真っ盛りなり。で、下の写真は....
いきなり、デパートのクリグッズコーナー。街の中心「Hauptwache」にある「Kaufhof」デパートでは、毎年クリが近づくと、特設「Weihnachtsmarkt」コーナーが設けられ、結構広い区画を占有している。
お次は街角にて。クリとはあんまり関係無いけど、「ガンカモ類」ファンの我が家としては、こういう置物には目がない。
で、なんでこういうのがずらっとオブジェっぽく並んでいるのかと想像するに、これは「Martinstag」(聖マルティンの日)絡みではないかと思う。11月11日は「聖マルティンの日」(由来やなんかは、ドイツの風物について書かれたもっと真面目な本やHPを参照あれ)で、この頃になるとガチョウを食べて祝う習慣があるそうな。我が家は「ガンカモ類」のファンではあるが、これは食べる方のファンではなく、生きているのを見物する方のファンであるからして、この時期に外食すると、しばしば「マルティンのガチョウ」の特別メニューが誇らしげに掲げられていたりしてちょっと複雑な心境である。が、そういうことはさておき、この手の置物は大好きだ。(庭があるなら買って帰るのに。)
さて次の写真は....
街の中心、レーマー広場(去年の「クリマル速報写真」で紹介したところ)へ向う路地にて。青空をバックに、ローソクを持った天使や、ベルの絵柄がお分かりいただけようか。実はこれ、「クリ電」すなわち、クリスマスの飾りの電球なり。この数日の間に引っ張り出してきて設置したようであるが、さすがにまだ点灯はしないはずである。
1999年11月13日(土)
先週末につづいて、今週末もまた絶好の買い物日和であったが、数日前から風邪気味のぼくは、昼間は家でおとなしくしていた。夕方から、とも母が参加している「日本人学校ママさんコーラス」(ウチみたいにまだ学校に関係ないひとや、更には「ママさん」でない人も参加している)の発表会みたいなのがあって、街外れの教会まで出かけた。
その帰り道、街中の「クリ電」が点いているかどうか確かめようということで、ちょっと寄り道。
こちら、先週分でも紹介したデパート「Kaufhof」の外見。このイルミネーション、別段クリ時期じゃなくてもさほど違和感のないデザインではあるが、とも母の話では、これが点灯するのはクリの季節だけらしい。真中の「70」の文字は、もしかしたら「創業70周年」だろうか。このデパートのショウウインドゥは、まだ「クリ飾り」にはなっていないが、向いの靴屋さんのウインドゥなんかは....
この通り、しっかり「クリ飾り」になっている。その並びの別の店では....
クリ飾り付けの真っ最中。街の中心部にはもう一件、「Hertie」という大型デパートがあって....
こちらの表のショウウインドゥは、もうしっかりクリっていた。最後に、もう一件....
完全にクリっているお店のウインドゥなぞ。
......本日のところは、これにておしまい。
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