表紙へ戻る Part1 横浜から西安まで 表紙へ戻る 前頁へ戻る 次頁へ進む

7月31日(金)

上海

いよいよ中国に上陸する日。 目が覚めると既に上海近く、窓の外には川岸の風景が見えていた。 日本では見たことのないような色彩の風景。川岸に見えるあらゆるものが 黄ばんで見える。

入国審査を船上で済まして9時前に下船。佐藤、小坂さんの二人と 生協の現地ツアコンの人に連れられてマイクロバスで新亜大酒店へ。 まだ部屋が空いていないとのことだった。ロビーで日本人の個人旅行者に 声をかけられ、私の部屋に相部屋で泊まることに。 上海のホテル事情は厳しいらしい。

地図を買ってツアコンの人と4人で出発。 まず市中心部の切符売り場へゆき、私の西安行きの硬臥切符を 探してもらうが、なし。上海駅へバスで移動し、そこの切符売り場もあたる。 結局近くのホテルの窓口で軟臥なら買えることが分かったが、窓口が 14:30オープンとのことなので、とりあえず「玉仏寺」という仏教寺を 見にゆく。

歩いて移動だが、とにかく暑い。おまけにものすごい人混みと 排ガスとクラクションの騒音で、頭がクラクラしてくる。 もしかしたら軽い日射病かもしれない。ずっと世界が揺れている感じ。 途中小さな食堂で昼食。中にスープの入ったシュウマイみたいなもの (小篭包)、ネギ入りの餃子、お粥。はっきりいって不衛生。 更に歩いていると、急にスコールみたいな雨が降り、1時間ほど雨宿り。 玉仏寺では日本の中学生くらいの団体がいた。のんびりした雰囲気の いいところ。

小坂さんとそこで別れて二人で先程のホテルへゆき、並んで切符を買う。 更にバスでホテルへ帰ったのだが、中で車掌とやった筆談が面白かった。 ホテルに着く頃には体調がボロボロで、めまいもひどく、 塩入りのお茶を飲んで横になる。ホテルはとても立派なところ。

シャワーを浴び、3人で夕食を食べにゆく。夕方になって涼しくなると, 上海の人たちは夕涼みにでるらしい。あちこちの軒にデッキチェアを 持ち出して年寄りたちが涼んでいた。夕食を取ったレストランは 薄暗いけど割としゃれた西洋料理店。料理はピラフと牛肉ステーキと 魚肉をトマト・ピーマンと炒めたもの。 店員は親切だった。

20時にホテルのフロントで朝の日本人と 待ち合わせ、一緒に部屋に戻る。彼は2週間ほど上海→西安→嘉峡関 →敦煌→上海と回ってきたそうで、いろいろ話を聞く。 名前は大藤(?)さんと言って、岡大の3年生らしい。 自分の高校時代の友人の塩手とはオーケストラの知り合いとか。 23時半ごろ寝る。

今日の食事
朝食
昼食 街角の食堂(小篭包、餃子、お粥)
夕食 ホテル近くのレストラン(ピラフ、ステーキ、炒めもの)
今日のこづかい帳

地図
バス代
昼食
玉仏寺拝観料
火車切符(上海→西安軟臥)
バス代
ミネラルウォーター
コーラ
夕食(割り勘)

1.0
0.2
1.2
3.0
399.4
0.2
4.0
2.5
10.0


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