表紙へ戻る Part1 横浜から西安まで 表紙へ戻る 前頁へ戻る 次頁へ進む

8月3日(月)

西安

ゆっくり起床。10時ごろホテルを出て、ひとりで西安東方へ向かう ツアーバスに参加する。国営のバス会社の窓口の前で張り込んでいた 客引きのおばちゃんにつかまり、「20元のところを10元にするから」と 言われてその民営のバスに乗る。10:55発。マイクロバスには 日本人は他に一人も乗っていなかった。

最初にバスを降りたところは、小高い丘の前で、みやげ物を売る 屋台のたくさん出ている坂道をみんなで歩いて登る。 頂上の石碑だとか、その横の建物に展示してあった内容から 推察するに、項羽と劉邦の 「鴻門の会」が行われた場所ではないだろうか。 そこで写真を撮ってもらった同じツアーバスの家族(夫婦+子供一人) と仲良くなる。特に奥さんはバスの中で隣の席だったので、 いろいろ筆談する。

次のポイントは秦の兵馬傭坑。入場料が 外国人料金で40元もした。さすがにここは国家第一級の遺跡だけあって、 建物もしっかりしていた。撮影は禁止されているのだが、 欧米人たちがバシャバシャと撮りまくっているのを見て、自分も 脇の下からこっそりカメラを差し上げ何枚か撮った。

兵馬傭のあとは、秦の始皇帝の墓(要するに山)を横目に通り過ぎ、 華清池へ。ここの入場料はバスのガイドに40元と言われ、「俺が買ってきて やるから金を渡せ」と言われたのたのだが、ひともんちゃくした末に 結局例の中国人家族に窓口で買ってもらうと、FECで5元だった。 バスガイドには「そんなに高いはずがない。ここ(地球の歩き方)に 書いてある値段と全然違う」といった内容を筆談で伝えようとしたのだが、 同じ意味でも漢字表記が違ったりしてうまく通じず、ほとんど喧嘩寸前に なった。おまけにこうしてわいわいやっていると、 自分が外国人であることに気づいた、周囲の何の関係もないおっさんが 割り込んできて、助けてくれるのかと思ったら、 筆談帳に「Can you speak English?」と書きこんで自分の顔を見る。 要するに外国人と英会話がしたかったらしい。万事そんな感じで、 ツアーといっても観光地を見るより、 こういうやりとり(トラブル)のほうが面白い。

さて、華清池はずっと先程の家族と見て回る。この3人は、奥さんはわりと こぎれいな格好をしているので台湾人かなにかかと思ったが、 実は地元陜西省の人らしい。文静という男の子がとてもかわいい。 彼らには、昼食のときスープをおごってもらったり、色々お世話になった。

ツアーバスで市街へ戻り、家族ともそこで別れる。写真を撮影したので 後で送って文通をしようと思う。18時ごろホテルに戻り、 20時すぎ部屋の三人で夕食に出かける。 通りに面した水餃子屋の軒先で食べていると、いきなり停電。 見回すと街中が停電しており、ホテルに戻ってもも真っ暗。 いったん部屋には戻ったが、暗くて何もできないので 再び外へ出る。城壁の上をダンスホールのようにしつらえた 場所があり、登ってみると若者達がダンスを踊っていた。 ホテルの部屋は冷房が効いていなくて暑い。

知り合った家族と記念撮影
(華清池にて)
今日の食事
朝食 ナンに卵をはさんだもの
昼食 ツアーの途中の食堂で野菜炒めライス
夕食 水餃子(三人で)
今日のこづかい帳

ホテル代(延長)
朝食
地図
ツアーバス代
りんご×3個
兵馬傭坑入場料(外国人)
ミネラルウォーター
昼食
桃×3個
夕食
ライチフルーツ
城壁の上のダンスホール入場料
ジュース

44.0
0.6
2.0
10.0
3.0
40.0
5.0
5.0
1.7
1.0
7.0
1.0
1.0


表紙へ戻る 前頁へ戻る 次頁へ進む

 
 
 
 
1