表紙へ戻る Part3 ウルムチからカシュガルまで 表紙へ戻る 前頁へ戻る 次頁へ進む

8月21日(金)

カシュガル〜ウルムチ

9時に起きる。いつのまにかフトンの前に置いてあった包子類 (きのうのカメラおねえさんがまたくれたのかも)を 少し口にし、自転車を借りてまずCITSのオフィスへ。 そこで紙と引き替えに航空券を受け取り、まずは一安心。 そばの店でお茶だけ飲んでさっきの包子類を食うが、 柿内は腹の調子が悪いと言って食わない。

その店でキルギス人の姉妹という、英語を話す二人組に会った。 その足でホージャ墳を見にゆく。ポプラの気持ちよい並木道を 自転車でしばらく走らせると到着。ホージャ墳自体は、 なんだか思っていたよりみすぼらしく、どれが香妃の墓だか 分からなかったり、いまいちだったが、行き帰りが楽しかった。

そのあと町へ戻り、あやしげなノートを買ってなんとか 賓館に戻る。柿内は気分が悪いというのでそこに置いて、 私はバザール方面へ戻り、ナイフ2本とアラビア文字の書いてある 紙の束を買ってホテルへ戻る。 ホテル前のレストランでビールを飲んでくつろいで、 15時半に二人と待ち合わせ。 さっきのレストランで遅めの昼食。ロビーに戻り、 服務員のおねえさんとお別れの記念撮影をしたりして時間をつぶし、 17時にロバ車で民航のオフィスへ行く。

クチャで会って、その後もカシュガルで会った女の子二人連れが いて、そのかたっぽが一緒の飛行機だった。 カシュガル行きのバスで一緒だった例の香港人(通称マスオさん) も同じ。リムジンバスで空港に着いたのは18時前。 ところが、なんと飛行機の到着が遅れて、出発は 0時になるとぬかす。さらに後には今度は到着が1時半、 出発は2時になるとアナウンスされ、延々8時間近く、寝たり、 マスオさん(本名Louis)含む香港人4人と'UNO'をやったり、 あるいは外で落花生をかじりながら歌を歌ったりして時間をつぶす。 香港ルールの'UNO'(「ユーノ」と彼らは発音する)は なかなか面白い。自分の持ってるのとまったく同じカードが 場に出た場合、順番に関係なくそれを捨てられるとか、 まったく同じカードを二枚持っていれば同時に出せるとか、 チョンボの罰則が厳しいとか、日本のよりもややこしい。

そうこうしているうちにチェックインが始まり、 搭乗手続きを済ませ、1時40分ごろウルムチからの便が到着。 飛行機は3列3列シートのまあまあきれいなジェット機。 ロシア製だと思う。結局出発は2時30分になった。 フライト時間は1時間30分で、このクソ眠いのにおしぼりだの ジュースだのビスケットだのが矢継ぎ早に出てきて、 そのたびにワゴン車が通路に来るものだからあまり眠れない。 4時ウルムチ着。飛行機を降りるが、柿内が腹が痛いといって フラフラで、荷物を受け取ったところでへたり込んでしまい、 嘔吐したりして、どうなるかと心配した。

リムジンバスで町へ入り、真夜中の紅山賓館にマスオさんら 香港人、それに台湾人らと10人くらいで向かうが、 ロビーにも寝る場所がないとのこと。 仕方ないのでタクシーで近くのボゴダ賓館に向かう。 ここはロビーで休むことを許してくれ、めいめい階段やホールの隅に 横になって7時まで眠る。(次のページに続く)

ウイグル人の女性は美人が多い

中国人を真似て記念撮影

今日の食事
朝食 いつのまにか枕元に供えてあった包子、卵
昼食 おいしいサモサ×2個、フレンチポテト(みたいなもの)
夕食 落花生、機内食のビスケット
今日のこづかい帳

ホージャ墳入場料
駐輪場
ノート(大×3冊、小×3冊)
ナイフ×2丁
イスラムの紙×5束
レンタサイクル代
ビール
ロバ車(2人)
リムジンバス
ジュース
落花生
ジュース

4.0
0.1
1.5
12.0
5.0
3.2
3.0
2.0
2.0
3.2
1.7
1.2


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