表紙へ戻る Part4 カシュガルから神戸まで 表紙へ戻る 前頁へ戻る 次頁へ進む

8月29日(土)

上海〜上海沖

いよいよ中国を発つ日。8時に起床、9時にホテルを出るが、 チェックアウトの際お金を二日分請求され、すったもんだがあって 少し出発が遅れる。予定とは違うバスに乗り外灘へ向かうが、 途中で車掌の指示通り下車するとなんか全然違うところである。 もう時間がないので、悪名名高い上海のタクシーを拾う。 別にぼられることもなく無事港に着いたのは良いが、 いざ港へ行ってみるとこれが国内線用か何かの別の港で、 このクソ重い荷物を持ったまま1キロくらいダッシュで走る 羽目になってしまった。

ヒーコラ言って港に着いたのは11時。 出航の1時間前。汗を拭きながらそそくさと乗船手続きを行う。 あちこちに見たような顔。行きも同じ船だった、「北京大学」 「西北大学」のTシャツを着た日本人の一群に会う。 と、その時、再両替所に並びながらふと後ろを振り返ると、 な、なんと、高校の同級生、小橋がいるではないか!? 私は 全く知らなかったのだが、彼は私が中国を旅行しているのは 同じく同級生の三好伝いに聞いていたそうだ。とにかく乗船。

部屋は行きと同じ和室の雑魚寝で、行きに使った部屋のとなり。 同室にはウルムチで一緒だった京都の大学の非常勤の先生と、 名古屋の美大の人など。それに行きの船で一緒だった佐藤・小坂の 二人とも同じ部屋。柿内とは、乗船名簿の上でも並んでいた。 大学は違うとはいえ、同じ生協のツアーで申し込んだせいだと思う。

出航後しばらくして、しだいに気分が悪くなる。 日記を書いている間に長江へ出る。空腹だったので17時半に 夕食を取るが、もうその時には本当に気分が悪くて、すぐ 部屋に帰って寝る。船は外洋に出るととたんに揺れ始め、 立っていられないほど。早速ゲーゲーやっている人もいた。 夕食後ずっとフトンをかぶって横になっていたがちっとも眠れず、 20時ごろ身体が妙に熱いので体温を測るとなんと39℃。 解熱剤を飲むと少し楽になり、ようやく眠れた。

今日の食事
朝食
昼食 カップラーメン
夕食 船のレストランにてライス×2、スープ、中華料理×2皿(二人で)
今日のこづかい帳

ホテル代(昨日のぶん)
市バス代
タクシー代
港税
 
カップラーメン
夕食
C1000タケダ

22.0
0.2
7.0
14.0

200
550
150


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