キャサリソ・クールマンは日本では全く知られていないが、アメリカでは一世を風靡したファンダメンタル・キリスト教のペンテコスト派の女性伝道者である。彼女は癒しの伝道者として知られ、彼女の集会では多くの人々が失神し、多くの奇蹟を表したとされている。しかし、彼女はフリーメーノンが三分の一を占める南部バブティスト派で教職者の資格を取った。彼女は一般のアメリカ人の白人なら必ずといっていいほど卒業する高校を中退し、その後、有名になるまで謎の多い人生を送っている。
私はこれが本当にフリーメーノンそれも極めて重要なキーパーソンであることが判った。さて、キャサリン・クールマンの墓はロスアンジェルスのグレンディールにあるフォレストローン墓地にある事が判った。私はロスアンジェルスに向かい、ホテルに泊った。ホテルから彼女の墓の位置を間こうと思い、フォレストローン墓地に電話すると「その方の墓は、ブライペートな場所にあり、一般には公開していません。親族、知人、友人しか入る事は出来ません」と言う答えであった。それまでにも、その名の墓地は五か所ある事。それはハリウッド・ヒルズではなく、グレンディールであることなどをやっと調べた後であったからその失望は大きかった。体中から力が抜けて、部屋に人っ呆然としていた。「何のためにここまで来たのだ」「何で公開しないのだ」もちろん人がどんな墓地に入ろうとその人の勝手だが、普通、クリスチャンで神の器と言われた人物が自分の墓を非公開にすることは考えられない。なぜ、隠さなければならないのだろう。強いて言えば、自分が崇められないように隠す事もあるかもしれないが、モーセほどの人ならばとにかく、彼女はそれ程の人物ではない。また親族、知人、友人しか入ることができない墓地とはどういう墓地なのだろう。しかし、これで引き下がるわけには行かない。明日は一日中歩き回ってでも見つけるぞ。悶々と寝苦しい夜が続く。まるで
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一秒一秒が1時間のように感じられた。ほとんど眠られずに夜を過ごした。私がどうして彼女の墓に行くことができたかについては、新約聖書使徒行伝一章のぺテロのように、天使が連れていってくれたのだと言うことにしておこう。とにかく、はっきりしておくが、この件でフォレストローン墓地の管理者には全く貴任がない。彼らの安全のために言っておくが、サタンより神の方がはるかに上なのだ、不可能はない。その墓は美しいフォレストローン墓地の奥まった一角に高い石の塀を巡らし、頑丈な鉄の扉に鍵を掛けて守られていた。そこは五○○坪ほどの特別な区画であった。しかし、その塀もすべての扉も、私をさえぎることはできなかった。扉の中に入って思わず息を飲んだ。何百とある墓石のほとんどにフリーメーソンのマークが書かれていたのだ。これはシヨックだった。まさかそんな!キャサリン・クールマンの墓にはもしかしたらあるかなと思っていたが、その墓地全体がメーソンの墓地だとは想像もしていなかった。道理で入れないと言うわけだ。ただし、その中にはキリストとおぽしき人の姿を描いたもの、また、ただ名前と生年、没年を書いただけのものもあった。しかし、圧倒的に多いのはメーソンのしるしのある墓石であった。墓石はすべて同一規格で五○ X 四○ cmほどの石造りのものであった。
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ところがキャサリン・クールマンの墓だけはひときわ大きく、青銅でつくられていた。しかし、メーノンのしるしはなく、ただ彼女が生前キャヅチフレーズにしていた言葉〃I believe in miracle because I believe ln God〃が書かれていた。メーソンのGodは聖書のヤハウェではないからキャサリン・クールマンの墓のGodも同じように聖書の神と言う事もできない。その墓の際立った特徴は没年月日だけが書いてあって、生年がないことであった。他の墓には生年と没年が書いてあった。後から聞いたところではスブリングマイヤー氏もその点は〃Quite Strange〃極めておかしい、と繰り返していた。また、一番上の真ん中に蔦と蔦の間にKと言う文字がいわくありげに書かれていた。これはキャサリン・クールマンの頭文字のように見えるがもっと深い意味があるように思える。フリーメーソンイルミナティはGと言う文字に特別の意味を持たせている事はすでに学んだ。Kについてはまだ判らないが、Gが七番目、Kが11番目、足して一八になることから何か意味があるように思われてならない。さらに、witchたちは自分の年が何千歳だと言うものである。彼女がwitchそれもGreatest witchであれば生年の書かれていない事も納得が行く。正
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確?に言えば彼女の生年は何千年前という事なのかもしれない。それで書かなかったのだろう。それ以外には考えられない。
彼女の墓がひときわ大きかった事も、彼女のフリーメーソン内部での地位を物語っているのだろう。他に恐らくグランドマスターと思われる人の墓も見たが、規格は同じだったから、彼女の地位は相当なものだったようだ。それにしても、私はとんでもないものの蓋を開けてしまったのだ。私は突然、全てのぺンテコスト派(私の本『世界を動かすュダヤ教の秘密』二三ぺージ以降を参照されたい)の敵になったような気がした。ある宣教師は、それはキャサリン・クールマンの晩年を取り仕切っていた夫婦が勝手にやった事だと言う。これは解答にはならない。もしキャサリン・クールマンが生涯、神の僕、聖霊の器なら、どうしてサタンを礼拝するフリーメーソンが自分たちの最大の敵である彼女を、自分たちの墓地に埋葬する事を許すだろうか。蛇足だがこの夫婦はキャサリン・クールマンの晩年の世話をし、彼女の莫大な遣産を手にした。癒しの伝道者キャサリン・クールマンは一九七六年二月二○日、癌によってこの世を去った。
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クリスチャンと話していて本当に嫌になるのはほとんどのクリスチャンがサタンを聖書の中だけの登
場人物かさもなくば愚にもつかないたわごとにしか思っていないことである。今日、キリスト教会にサタン
は強力に浸透している。ローマ・カトリックはすでにその最高府がサタンの手に落ちた。カトリックの場
合、下層の教職者、尼僧、一般信徒にはまだキリストを信じ忠実に生きようとしている人々もいないわけで
はないが、法王庁以下の
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高位高官はほとんどサタンの手の者であると見て問違いないと思う。一方、プロテスタントにはかなり手こ
ずったようである。しかし、まず一九世紀から聖書そのものを攻撃することが始まった。ついで進化論によ
って動揺させられた。この辺でほとんど伝統的教派の信仰の実が失われてしまった。二○世紀に至って新し
い信仰の波〃ペンテコスト派〃が生まれた。これは聖書に書かれている事は今日も全く同じように起こる筈
だと言う信仰であった。そしてこの教派は病の癒しや超自然的な事を信じた。それ自身、キリスト教のリバ
イパルであった。教会は隆盛し力強い伝道が成された。しかし、エデンの園のようにいつも神の働かれると
ころにはサタンはいる。サタンはこの派を重点的に攻撃することと決めた。この教派には沢山のwitchたちが
訓棟されて送り込まれた。前述のシスコ・ホイーラーさんの父親はこのペンテコスト派の最大派閥の聖織者
だった。彼は3歳の実の娘をレイプしあらゆる汚れと残虐とでマインドコントロールをしたサタニストであ
った。そして、そのようなサタニストが聖職者のローブを身をまとって今も沢山働いているのである。中で
も有名なのがキャサリン・クールマンである。ある本(注参照)にキャサリン・クールマンは最高位のwitch
であるというのを読
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んで仰天した私は、事の真相を確かめるぺく彼女の墓を見にいったという話はすでに前の本に書いた。とこ
ろが驚いたことに私の仲間たちのほとんどがこの事を無視するのである。彼らはキャサリン・クールマンが
フリーメーソンの三三階級であろうと、憎むべきWitchの頭目であろうと関係ないというのである。(注*
この本を書いたと思われるトッド氏は元イルミナティの高位の家系の人物だったがイルミナティを脱退し、
イルミナティを告発した。しかし、何らかの罪で捕らえられ、牢獄からスプリンクマイヤー氏に救助を求め
てきた。彼は最初いくばくかの金を送ったが、間もなく釈放されるためにかなり高額の金が必要だと電話し
てきた。しかし、彼にはそんな金は用意できないと言うと電話は切れた。その後、トッド氏は釈放された
が、それっきりその行方は知れない。スプリンクマイヤー氏にある人の情報として、釈放されると同時に誘
拐され、ヘリコプターで大西洋の沖合はるかに連れてゆかれ落とされたのだと言う話が伝えられた。とにか
くトッド氏の消息はその後全く聞かれない)witchには二つの系統がある。一つは三世代以上に渡ってwitch
の家系であること。もう一つはその本人からでも認めると言うものである。しかし、少なくともGreatest
witchであるためには前者でなければならない。そして彼らは、
幼い時から訓練を受ける。女性の場合、若い時に必ず娼婦にならなければならない。これはいわゆる古代の
神殿娼婦の名残で自分の身を捧げてサタンに奉仕するためである。そして必ず人血を飲む儀式を何度も行っ
ているはずである。キャサリン・クールマンも必ずこの全てを行っていたはずである。一九九五年六月、キ
ャサリン・クールマンの墓を見つけに行った私は、奇跡的に発見することができ、それを見ることができ
た。その墓はロスアンジェルス市のグレンディールにあるフォレストローン墓地の、一般には公開されてい
ないプライペイトゾーンの中にあり普通では入ることはできない場所だった。しかし、私は神の導きにより
そこに入り、写真も撮ることができた。もちろん写真の撮影も禁止されていた。当初、私はこれらの写真は
公表しないつもりだった。しかし、あまりにもクリスチャンの反応が鈍く、相変わらずサタンの惑わしのな
かに入り込んでいるので、あえて危険を犯して公表することにした。キャサリン・クールマンの墓のあるそ
のプライペイトゾーンはフリーメーソンの墓地である。そこには御覧のように沢山のフリーメーソンの印を
つけた墓があった。キャサリン・クールマンの墓はその墓地で異例の大きさで最大の物だった。その墓地の
墓は全て同
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一規格でグランドマスターらしい人の墓よりも大きかったのでそれだけでも彼女の位がどれ程のものか分か
るようだった。彼女の墓には幾つかの特徴がある。大きさもさる事ながら、普通必ず生年と没年が書いてあ
るのに彼女の墓には没年と珍しいことに月日が書かれていた。しかし、これはwitchが何千年も生きていると
言う信仰を持っていることを考えれば納得できる。彼女は一九七六年二月二○日、死んだのではなく暫くの
間、別の世界に行っただけだと言う意味なのではあるまいか。さらに、Kyatharin Kulumanという二つのK
の他に真ん中になぜかもう一つKという文宇があった。これはその時点では分からなかったが、今にして思
えば3つのKを現したかったのかも知れない。KKKである。Kはアルファベットの11番目の文字で三つで三三
になる。彼女は自分が三三階級だったと言う事を言いたかったのではあるまいか。私がどうしてキャサリ
ン・クールマンにこだわるのかには理由がある。近年、このキャサリン・クールマンの霊感を受けたと称す
る連中がアメリカ、日本で活躍しているからである。中でもべニー‐ヒンという怪しげな伝道者はキャサリ
ン・クールマンの墓で特別な霊感を受けたと広言している。彼はどうしてそこに入ることができたのだ。フ
リーメーソ
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ンか親族以外には入れないはずなのだ。彼は一体どんな霊感を受けたのだ。この他、フレーソン、アナコン
ディア、ハンター夫妻など沢山のキャサリン・クールマンの弟子を自称する連中がキリスト教会をどこか見
知らぬ国に連れて行こうとしている。私はそれと知らずにフレーンンの大会の手伝いをしたことがあるが、
彼が明らかに怪しげな手つきで会衆を操ろうとしたのを見た。そういう大会では、何時間も、泣くもの、倒
れるもの、叫ぶもの、笑うもの、犬猫牛馬の真似をするものなどが出てくる。これをクリスチャンは霊の解
放と呼ぶのだから話にならない。どうしてこんなに馬鹿にされても分からないのか理解できない。ベニー・
ヒンはオーストラリアの大会で「神の三位一体にはそれぞれ三位一体があって、全部で九位一体だ」と発言
して物議を醸した。彼はその後「誤りだったった」と訂正したが、こんな事は訂正して済むことではない。
クリスチャンならそんな間違いは決して犯さない。三位一体はクリスチャン信仰の基礎の基礎。それなくし
ては「救われた」とさえ言えない。ベニー・ヒンは「誤りだった」ではなくて「私はクリスチャンではなか
った」と告白すべきだったのだ。私はこの事を私の機関紙『Count Down』に書いた。するとその内容が回り
回
183
ってベニー・ヒンの所に届いたらしい。間もなく彼はペンテコスト派の最大派閥から脱退した。私に言わせ
れば、こんな男を聖職者にしていたこの派の米国の指導者たち全員がやめるべきだ。いずれ神の前で本人た
ちが責任を問われるに違いない。次にその号をそのまま載せることにしよう。
184
「イェスさまは聖霊によらなければ罪を犯す可能性があった」これはベニー‐ヒンの著書一『聖霊様おはよ
うございます』にある記述です(p二○八)。もちろん彼は人なるイエスを強調しているのでしょう、しか
し、罪を犯す可能性があったなどという言葉は、人であるイエス様にも断じて許されない言葉です。主が乙
女マリヤより生まれたのは、アダムから受け継いでいる原罪の種を引き継がない新しいァダムとしてだった
事などキリスト教信仰の初歩の初歩です。主は肉において全く人ではありましたが、罪は犯す可能性のない
方でした。‐もし肉において罪を犯す可能性があったとすれば、神のご計画に破綻が来る可能性もあったこ
とになります。そのような事は神ご自身への冒涜です。また「聖額はイエスの父である」とも言っています
(P二○三)。マリヤに聖霊が臨み、聖霊の種が宿ってイェスが生まれたのだから聖霊が父だというので
す。これはマリヤの夫が聖霊であると言っているのと同じです。聖霊はいかなる意味においてもマリヤの夫
では
185
なく、イェスさまの父では有り得ません。神性においては父なる神が父であり、人性においては聖霊は父と
はなり得ません。彼はキリストの神性と人性を混同し、ほとんど理解不能な理論を組み立てています。さら
に彼は、「イエス様は、今、天におられ地上には聖霊さましかおられないのですから、私たちは聖霊様との
交わりを持つべきです」(P八五、一七四)と言っていますが、これは誤解を招きやすい表現です。「こう
いうわけですから、兄弟たち。私たちはイエスの血によって、大胆にまことの聖所にはいることができるの
です。イエスはご自分の肉体と言う垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださっ
たのです」ヘブル10:一九〜二○
私たちはキリストと離れてなどいません。私たちはすでに至聖
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所にいるのです。いつもキリストの臨在の前にいます。キリストが天に行って今は留守などとは一体何を言
いたいのでしょうか。また「すなわち、わたしたちが見たもの、間いたものを、あなたがたにも告げ知らせ
る。それはあなたがたも、私たちの交わりにあずかるようになるためである。わたしたちの交わりとは、父
ならびに御子イエス・キリストとの交わりのことである」I ヨハネ一:三〜四とあるように私たちは御子
との交わりにあずかっているのです。聖霊だけとしか交われないなどとは事実を曲げた偽りの言い草です。
彼は霊的世界と肉的世界、キリストの神性と人性を混同しています。イエス様は神ですから遍在(どこにで
もいる)です。ベニー・ヒン師はイエス様の人性に目を向けさせ、偽りの教えを密かに持ち込んでいます。
イエス様が人だったのはあの三三年間だけです。その期間だけご自身を進んで制限されていましたが、今、
キリストは全能者であり、まことの神です。「このキリストは方物の上にあり、とこしえにほめたたえられ
る神です」ローマ九:五 聖霊は「父の霊」であり「御子の霊」です。父と御子イェスと聖霊は分ける事の
できないお一人の神です。断じて聖霊をイユス様と分離して考えてはなりません。正しい信仰者はイエスさ
まと聖霊を全く同じ方と見るべきです。また、「父なる神も聖霊も、御子と同じように体を持っている」と
言っています。(P八五、一三○〜一三四)これも奇妙な言葉です。彼によると父なる神も聖霊も御子のよ
うに姿形、体すらもっているのです。彼は父、御子、聖霊をそれぞれ独立した人格と見、そのおひとりおひ
とりが同格と言っていますが、ここは気をつけて聞くくべきところです。結局、彼は三人の神が居てそれが
同格だと言っているのです。神の三位は一体、同一です。彼の考えはモルモン教に極めて似ています。ま
た、「聖霊なる神が地上から去られる時、主によって購われた人々を一緒に連れて行
187
く事になっています。・…これが携挙と呼ばれるものです」(P八五)とも言っています。がこれは聖書の
どこにも書かれていないことです。このようにさり気なく偽りを紛れ込ませる手に乗ってはなりません。こ
の本は一面、聖霊との交わりを見事に書いていますから、読者は新しい真理に目覚めたように思って興奮す
るでしょう。しかし、今まで親しみ受け入れて来たイエスさまとの間にすきま風が吹いて来るでしょう。聖
書は「キリストにこそ、満ち満ちている一切の神の徳が、かたちをとって宿っており、そしてあなた方はキ
リストにあって、それに満たされているのである」と言っています。コロサイニ:九〜一○また「あなたの
することはすべて、言葉によるとわざによるとを問わず、いっさい主イエスの名によってなし、彼によって
父なる神に感謝しなさい」同三:十七 ともあります。「その日には多くの者がわたしにむかって、『主
よ、主よ、わたしたちはあなたの名によって預言したではありませんか。またあなたの名によって悪霊を追
い出し、あなたの名によって多くの力あるわざを行ったではありませんか』と言うであろう。そのとき、わ
たしは、はっきり、こう言おう、『あなたがたを全く知らない。不法を働くものどもよ、行ってしまえ』
。」マタイ七:二二〜二三この御言葉はまるで現在の情景のようではありま
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せんか。ここで不法を働く者は〃神の言葉を語り〃〃悪霊を追い出し〃〃多くの力あるわざ〃を行っている
のです。しかも、裁きの座に座るまで自分は正しい事をしていると思っているのです。ベニー・ヒンにせよ
その他の有名人にせよ彼らがいかに偉大な人物であれ、私たちは偽りの教えには惑わされてはなりません。
それによって、もしかすれば自分自身がキリストから遠ざけられ、多くの人を結果的にキリストからはるか
に遠いところに追いやる事になるかも知れないのですから。もし、私が間違っているならどうぞ次の事を私
が判るように説明してください。
1 イエス様は罪を犯す可能性があったのか。
2 聖霊はイエスの父なのか。
3 父なる神と聖霊には姿、形、体があるのか。
4 イエスさまは天に行って留守だから、私たちはいちいち聖霊を意識しなければならず、直接イエス様に
祈り、求め、交わる事が出来ないのか。
5 どこに聖霊が地上から去られるとき信徒が携挙されると書いてあるのか。私が受けた福音によれば、私
たちは聖霊を意識しなくてもイエス様に祈り、求め、交わる時、聖霊は無言の内に働いておられ、聖霊は自
己を表すことなく、全くイェス・キリス
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トを表されるので、イエス様が判るときに聖霊はその働きを最高度に成しておられるはずです。この本はそ
のような信仰をくつがえすものとしか思えません。ベニー・ヒンは極めて危険な異端思想を持っているとし
か思えません。間違えないでいただきたいのは、私はベニー・ヒン師の人間性や道徳を間題にしているので
はありません。これは我々の信仰の基本に関わる間題なのです。私は攻撃しているのではなく防衛している
のです。どうぞくれぐれも誤解しないでください。(「終末への秒読み−4」No.3
一九九四Dec. 六)
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さて、こんな話は大方の読者にとって、面白くもなんともない事かもしれない。また、わざわざ自分たち身
内の恥をさらすような事をなぜしているのだと言われるかもしれない。しかし、私は彼らが身内だとは思っ
ていない。彼らは教会破壊のためにイルミナティが派遣した優秀なエイジェントである。それなのに教会
は、彼らの催眠術とオカルトとカイロプラクティックに挑惚と酔い痴れている。彼らの癒しなどプラシーポ
(*注参照)と変わらないのだ。全く教会を騙すのは赤子の手をねじるより簡単である。そして情けないこ
とに私の事をむしろ怪しみ、うとんじ、馬鹿にし、退けるのである。ああ、いつになったら
目覚めるのか。それともそのまま怪しい霊の国へ旅立つつもりなのか。(注*プラシーボ:何の効果もない
薬を効果があると言って飲ませると本当に直る事がある。それをプラシーボ効果と呼ぶ)
ビリー・グラハムはフリーメーソン三三階級であると私が書いたために、私はキリスト教会ではほとんど信用されない人間となってしまった。なにしろビリー・グラハムは二○世紀を代表する〃福音的な〃(純粋なというような意味)伝道者と知られているし、時には使徒以来の最高のクリスチャンといわれる始末である。彼は最近パーキンソソ氏病を煩い、いろいろとインタビューを受けて、実に信仰的な答えをしている。「もしあなたが神に会ったら、何を一番申し上げたいですか」「私は自分がまず正直であったこと、第二に従順であったことです」何と言う嘘つぎだろう!ビリー・グラハムがフリーメーソン33階級であることの証人は私が知っているだけで五人以上いる。フリッツ・スブリングマイヤー、ユースタス・マリンズ、デス・グリフィン、ジョン・コールマン、テックス・マーズ…らの人々は無数の証言者から得た証言で語っているのである。マリンズ氏が今年二月に来日さ
れたとき、私はビリー・グラハムについて尋ねた。彼は全く当然の事として「ああ、ビリー‐グラハムはメーソン三三階級だよ。彼の家族は大きなショッビングセンクーを経営していて大金持ちだよ」と言った。これは世界のキリスト教にとって実に大きな問題なのだ。以下にビリー・グラハムの信仰を表すテックス・マーズ氏のニュースレタ−一九九五年八月号からの抜粋を載せる。「アメリカ副大統領アル・ゴアは彼の著書Earth in the Ba1anceと言う本の中で『自然そのものの中に神は満ちている』と言っているが、それは自然そのものが神だと言っているのである。一方ビリー・グラハムは一九七八年のMCCa1l誌のイソタビューに答えて、彼の救いの神学は変わったと述べている。「私はかつては遠い国々の異教徒たちは(救いの道から)失われ、地獄に向かっていると信じていました。しかし、もはやそんな事は信じていません。神は他の方法でも、例えば自然の中などに存在すると信じています」それもそのはず彼らは仲間なのだから。ビリ‐グラハムもアル・ゴアもニューェイジャーなのである。ニューェイジの信仰はガイァすなわち地球は〃惑星神〃であるというが、何とビリー・グラハムの考え方と一致するだろう。さらにグラハムによれば天国は自然崇
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拝者だけでなくキリストを拒絶したユダヤ人にも用意されている。この有名な伝道者によればユダヤ人はたしかにイェスを拒否したがそれにもかかわらず天国に入る事になっている。ではカトリックはどうですかというMCCall誌の質間にグラハムは『忠実なカトリック信者は救われます。基本的にオーンドックス・ロ
マ・カトリックは同じものです』そして間もなく彼はローマのカトリックのカテドラルで説教するようにプァチカンのトップから招かれていることを明らかにしている。この驚くべき事実はビリー・グラハム自身によって二○年前に語られ、ポピュラーな婦人雑誌McCa11に書かれ、コンビニユンスストアーやスーパーマーケットで売られ、何百万人もの婦人たちに読まれたのであった。またWorld
Magazine一九九五 Feb 18で、ビリー・グラハムはコラムニスト、カル・トーマスの質間に、妊娠中絶に反対して赤ん坊を救う戟いは〃大きな間題ではありません。むしろ地球を救うことのほうが重要です〃と答えている。彼はこの考えをすでに長い間保持している。〃何時いのちが始まるかはだれにも判らないのだから〃Cincinati
Newsletter一九九二Jan『偉大な命の権利』より。〃それは私が追及したい間題ではありません〃CNNのLarry
King Show一九九三。〃こういう間題からは遠く雛れていたいのです。それはあまりにも感情的です〃Phil
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adelphia Inquirer Newspaper一九九二。またホモセックスに関しても彼は〃それは大きな罪ではありません〃と言って最近のNationa1 Press Conferenceのレポーターたちを驚かせた。一九九四 Dec Larry King Showではホモとレスビアンは〃そのように生まれついたのです〃と言って正当化した。ビリー・グラハムにとって一九六三年以来アメリカで中絶された四○○○万人の赤ん坊は〃大きな問題ではない〃のである。彼にとってもっと重要なのは地球環境間題なのである、だから中絶は正しいことなのだ。それにしても、なぜアメリカの何百というテレビ、ラジオのメッセンジャー、クリスチャン誌、新聞の編集者、大きな教団の指導者、教会の牧師たちはグラハムの非聖書的な見解に異を唱えないのか。なぜ沈黙を守っているのか」ビリー・グラハムはサタン礼拝の席に出席しているところを元一三ドルイドカウンセルのジョン・トッド他に目撃されている。ビリー・グラハムはイルミナティの作り出した最高傑作と言えるだろう。彼は恐らく多重人格なのであろう。私はビリー・グラハムに何の
恨みもない。また、彼がフリーメーソンだからという事によって何の利益を得るわけでもない。
それどころか私の立場は悪くなる一方なのだ。しかし、事実なら言わなければならない。私は人間ではなく神を恐れている。どんな中傷もあざけりも恐れない。
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#悪魔に献身した霊的指導者
「witchたちはアダムが今でも生きていると信じている。そして黙示録九:二二のアパドンはイエス・キリストと信じている。一六○○年代にフランシス・コリンズがwitchcraftをアメリカにもたらした。
歴史の歪曲の典型がコリンズ家の物語である。悪名高い『サレム魔女裁判』は、実際にはコリンズ家が雇った説教者と裁判官によるクリスチャンを裁く裁判であった。結局、魔女と宣告されたのはクリスチャンではない売春婦1人だった。witchたちは一七○○年代に神々がロスチャイルド家に宿るようになったと信じている。実際、フィリッブ・ロスチャイルドの娘はセミラミスの霊を持っていると信じられている」我々はこのWitchと言う言葉にあまりなじみがない。私はどうしても適当な訳語が見付からないので、これを魔女とか魔術師と訳す事をしないで英語のままWitchとLて紹介することにした。この言葉は、魔女とか魔術師というおとぎ話的な意味ではなく、キリスト教の神父や牧師に当たるオカルト世界の霊的指導者であり、悪魔に献身したものであるようだ。そして、どうも我々の想像以上に欧米では一種の職業、または日本の宗教者のように極めて現実的なしかも意外に多い事であるようである。ロスチャイルド家が神の化身、言わばキリスト教でいう『受肉』したサタン(彼らはそれが神だと思っているのだが)だということは今日このような闇の世界では常識となっているようだ。端的にいえば、ロスチャイルド家は反キリストの母体なのである。
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「witchcraftの基本は占星術である。全てのwitchは占星術の知識を持っている。占星術の基本的な信仰は、人の運命はその人の生まれた時の星や惑星などの位畳によって決まっていると言うものである。そしてそれは決して変わる事がないと言う。占星術師のwitchはこの外に催眠術、占い、オイジャ盤(占い盤)の経験を積んでいる。この内、催眠術はカリスマティック伝道者として有名なルース・カーター・ステイプルトンやウオルター・マーチンによってキリスト教会に導入された。占いのタロットカードについては、中世の宗教裁判のころに違法とされたので、図柄が変えられて現代のカードに取って代った(トランブのことか?)。これが今日のラスベガスの繁栄に貢献しているわけだ。witch本人たちはオイジャ盤は信頼していない。むしろ振り子を用いる。オイジャ盤は、好寄心の強い見物人をオカルトに引きずりこむのに使うのである。witchは最高で九○%は正確に当てる。witchはハーブ、占星術、ジュェリー(魔除け、お守り)の三つを力の源と考えている。また乱交騒ぎの酒宴、麻薬、子供の血のいけにえはwitchcraftの礼拝の基本である。今日の『自由恋愛』などのセックスを過渡にはやしたてるやり方は、オカルトの乱交の拡大と拡張を目的としたものである。最近の子供や若者の間で麻薬の使用が激
増しているのも同じ理由による。セックスや麻薬を用いて、子供達をwitchcraftにひきずりこむ手ほどきをする者の九五%は公立学校の教師である(注*アメリカの場合だが、本当のことなのだろうか。本当だったらすごい事だ)。案外知られていないことなのだが麻葉の使用そのものがすでに魔法の一部なのである。聖書の中で魔法はギリシャ語のPHARMAKEIAという言葉が便われているが、それは『薬によって催眠状態になる』と言う意床である。英語の薬局Pharmacyはこの言葉から来ている。多くの若い人々がクリスチャンになろうとしながら、オカルトの方に流れてしまうのはwitchcraftに何か『力』があるように見えるからである。ところがそこにはどんな力も、教会で満たされるようなものもない。witchcraft世界には情緒とか家族の絆と言ったものもない。それと言うのもオカルトには多くの近親相姦、幼児のいけにえ、乱交、スワッピングがあり、冷えきった堅い心が形成されて行くからである。だからwitchcraftの世界には自殺が多いのもその理由であり、死も興味をそそる対象として教えられる。witchcraftの入門の階級は、フリーメーノンの第一階級と同じだが、手首を
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切る儀式が加えられる。全ての入門者は『秘密の誓い』をさせられる。僧侶の手は塩水の中に浸され、入門者にふりかけられる。こうしてborn
again〃生まれ変わった〃とされる。これはカトリックとルーテル派まねである(訳注*これはキリスト教会の洗礼の真似だが、カトリック、ルーテル派共に塩水ではないはずである)。着い女性の場合六力月間、売春婦となる。古代の神殿娼婦がそうであったように、町の売春婦は若い入門者であったり、witchcraftの募集のためのオカルトの尼僧である場合がある。witchcraftの教会にはカトリック教会そっくりの祭壇がある。カトリック教会の『告解』はセミラミスの僧侶によって始められたものである。witchになりたいと願う者は彼がしたことを全て話さなければならない。こうして、僧侶たちはこれらの人々を〃固めて〃おくことができる。witchcraftの低いレベルでは〃神々のシステム〃が教えられる。例えば、ダイアナ、ジュピター、プィーナスなどである。これがWitchcraftとSatanism(悪魔礼拝)の基礎的な違いである。だからwitchcraftは多神教であり、多くの神々を信じている。一方、Satanismは一神教であり、サタンだけを善悪両面の神として信じている。高いレベルではルシファー礼拝の真相が教えられ、ロスチャイ
ルドは肉体を取った小さい(ルシファーよりは)神だと教えられる。このルシファー信仰において、ルシファーは良き神でありヤハウェ(聖害の神)、クリスチャンの神は邪悪な神でイエス・キリストはルシファーを気取る詐欺師だとみなされる」こんな事を翻訳していると胃が痛くなってくる。しかし、イルミナティとオカルトの本当の姿を知る上で貴童な資料と言える。かねてから私はサタン王国の二重構造に気がついていた。明らかに初歩的な段階では多神教なのだが、高位のサタニストたちはサタンそのものを唯一神とする一神教だと見ていた。これは実に大きな問題である。インド、チベットを初めとする多神教も結局はサタン礼拝への導入部に過ぎず、ルシファーは最終的には自分が神、それも聖書の言う全能者にして創造者であるヤハウェだとしたいのである。それにしてはルシファーも愚かだと思うのは、サタニズムには聖書に匹敵する確実な論証文献がない。結局のところ、聖書に寄生してだけ自己をアピールできるに過ぎない。だからイェス・キリストは詐欺師だと言ったところで何の根拠も指示できないのである。しょせん負け大の遠吠えのような話なのだが、こういう信仰に嬉々として入り込む人間が後を絶たないと言うのも奇妙な話である。ロスチャイルド家が小さなルシファー反キリストというこの明確なことばは注目に価する。