Nov. 20 2001■米国でMicrosoft Office v.X発売開始本日よりMac OS Xにネイティブで対応するMicrosoft Office v.Xが米国で正式に発売開始された。同スイートは主にワードプロセッサーのWord、表計算ソフトExcel、プレゼンテーションソフトPowerPoint、メール/個人情報管理ソフトEntourageで構成される。新規購入価格は$499でアップグレードは$299。ただし限定期間のみ$149でのアップグレードができる。 筆者はMicrosoft社よりプレス扱いでβ版を既に受け取っている。同ソフトに関するファーストインプレッションなどを今週に提供していこうと考えている。尚、今のところ英語版では多少の文字化けがユーザーインターフェース部分に見受けられるものの、文書では問題なく日本語を使えている。ただし利用しているのは(受け取ったのは10月中旬)ベータ版であるためか、iMac DV SE 400(G3 400MHz, 512MB RAM, 13GB HDD)では動作が遅い…と感じさせる事が多いのも事実。パフォーマンスに関しては既に注文してある正規版を入手し次第あらためて報告しようと思う。 参照情報: ■BIASがMac OS Xで動作するオーディオ編集ソフトPeak DV 3.0の出荷を発表BIASは同社オーディオソフトがMac OS Xネイティブに対応し、Peak DV 3.0として出荷される…と発表。Peak DVは同社のオーディオ編集ソフトPeakシリーズの1つで、デジタルビデオユーザーに向けて開発されたバージョンという。同ソフトはMac OS XのCore Audio APIを活用する最初の商用アプリケーションであるとのこと。尚、今回の発表を手始めとして、同社は今後Peak 3 for Mac OS XやDeck 3.5 for Mac OS Xといった各種ソフトのMac OS X版を提供開始していくという。 Peak DV 3.0は従来のPeak DVユーザーには無償でアップグレードが提供され、新規購入は$199とのこと。 Peakと同分野の製品としては、TC WorksのSparkが挙げられる。同社はSparkの機能限定版Spark MEを無償で提供しており、有償版のSpark LEは価格$49(未出荷)。手軽にMac OS Xのオーディオ能力を試したい…と考える場合こちらの選択肢も考えられる。 参照情報: ■Mac OS X 10.1.1:改善点 pierre design bbsにはMac OS X 10.1.1で改善された点に関する報告をいくつかもらっているので、こちらでも紹介したい。 DVD Playerの日本語字幕表示改善
OmniWeb 4.1sp10の動作安定?
周辺機器の互換性が向上 メールボックス読み込みで文字化けが解消 ■iTunesHelperが必要になった場合には?以前の不具合報告記事で、iTunesHelperがログイン項目に登録されているとアプリケーションの起動に関して問題を発生させる事から、iTunesHelperを外している方も少なくないと思う。一方で、iPodを接続しiTunes2を自動起動させるためには、やはりiTunesHelperが必要なようだ。一旦ログイン項目から外してしまったiTunesHelperを再度登録するための方法をTom氏が報告してくれた。下記に転載する。
iTunesHelperは特に他のCarbon系アプリケーションと一緒にログイン項目として登録しておくと不安定さの原因となることがあるようで、SuitcaseのFAQではもしSuitcase起動に問題が発生したら、このiTunesHelperをログイン項目から削除することを勧めている。同様の問題はDragThing 4.2でも発生するらしい。 参照情報: ■SharityによるSMB接続で文字化け解消Mac OS XのSMBクライアントを利用すると、Mac OS Xと同様に文字コードにユニコードを利用しているWindows 2000〜XP系では文字化けは発生しないが、Windows 95, 98, MeやLinux上のSambaでは文字コードにShift-JISを利用しているため文字化けが発生する。なか氏はOS X搭載のSMBではなく、サーバー側の文字コード指定が可能なSharityを試してみると、文字化けしなくなった…と報告してくれた。以下は同氏投稿の転載
ただし、なか氏は半角カナを利用した場合にはSharityで文字化け現象が依然発生するかもしれないと追って情報を追加してくれた。
南仏でMac OS X用ソフト開発会社をはじめた…というThierry Bucco氏からメールを頂いた。同氏のSockhoでは複数のサーチエンジンに同時検索を行うためのいわゆる「メタサーチ」と呼ばれるソフトSockhoEasyFindを提供開始したそうだ。検索は画面横に小さく格納されるSockhoEasyFindアプリケーションから行い、検索結果はWebブラウザーで表示される。日本語を含む6言語にローカライズされており、日本語など9言語で検索が可能。$9.95のシェアウェアで、15回の試用検索が可能。同社は他にSockhoStockWatcherという株価表示用のフリーウェアも公開している。 UselessMacの旦那よりメールを頂いた。今年もMac系の忘年会がMacお宝鑑定団DANBO氏の「三香煙」において開催されるという。下記がその詳細となる。
Nov. 16 2001■Mac OS X 10.1.1:改善情報以下はMac OS X 10.1.1にアップデートした事で以前の不具合が解消した…というMacFixIt掲載の報告を抜粋したもの。 初期型Imation SuperDiskが利用可能に Plextor製CD-RWドライブが利用可能に Lexar製FireWire CFリーダーが利用可能に ■Mac OS X 10.1.1:不具合情報QuickSilver機インストールの機種依存はない模様 EPSON製プリンターで印刷トラブル---回避方法 スタンドアローン・パッケージでインストールができない? ファイル共有で文字化け
尚、野尻氏はご自分のサイトでもこの不具合を取り上げ、画面キャプチャー付きで解説されている。詳しくは下記URLを参照してほしい。尚、もだ氏はもしかするとUNi*fIXに同梱されているドキュメントが文字化け現象の参考になるかもしれない…と提案されている。 Classicで文字が打てなくなる Outlook Express 5(Classic)+ネットワークエラーでカーネルパニック?
アプリケーションが起動しなくなるなどFinderの挙動がおかしい場合、iTunesHelperを疑ってみては? こうした件に関連してsaddy氏はログイン項目に自動的に登録されているiTunesHelperが問題なのではないか?と指摘している。同氏が試しにiTunesHelperをログイン項目から外したところ、うまくアプリケーションを起動できるようになった…との報告を頂き、また増田氏もiTunesHelperを外したところアプリケーション起動を行うことが出来るようになったと言う。同様の現象に悩まされている方は、是非1度iTunesHelper等のログイン項目を一旦外す…という事を試みられてはいかがだろうか? 画面右側にDockがある場合、強制的にDock分のスペースを開ける仕様について 尚、これと関連してデュアル・モニター仕様にしているある読者は、左右に並べたモニターのうち、右をメインモニターにしているが、ボリュームのアイコンが何故か左のモニターに配置されてしまい、移動できない…という不都合を報告、今回の仕様変更の副作用なのでは無いか?という。 その他の不具合報告 StuffItのMagic MenuとX-Assistを同時に10.1.1で利用している場合にMagic Menuが利用できなくなると言う。X-Assistをログイン項目から外すことでStufIt Magic Menuを利用できるようになるそうだ。(MacFixIt) Mac OS X用Retrospect β版クライアントが使えなくなった…という報告があるという。ただし環境によっては問題なく動作している場合もあるそうだ。(MacFixIt) ■iTunesHelperがSuitcaseやDragthingと不具合MacFixItによれば、SuitcaseをMac OS Xで利用する場合のFAQに下記のような内容が掲載されており、iTunesHelperとSuitcaseのようなCarbonアプリが一緒にログイン項目で登録されているときちんとMacが動作しない場合があるという。 この場合にはiTunesHelperを一旦ログイン項目から外してMacを再起動するとSuitcaseがきちんと動作するようになるとのこと。 尚、一旦削除したiTunesHelperを再度ログイン項目に戻すためには、iTunes 2アイコンをコントロール+クリックで開き、Contents内にあるiTunesHelperをシステム環境設定のログイン項目にドラッグする。またこの作業を行うと、iTunesHelperを登録した状態でもSuitcaseが正常に動作する可能性が高いという。 Dragthing 4.2では上記Suitcaseとやはり同じようにログイン項目にiTunesHelperとDragthing 4.2が登録された状態---つまりSuitcase
FAQと同様にiTunesHelperと何かCarbonアプリケーションがログイン項目にある状態---となり、Finderの動作などに不具合を発生する場合があるという。 尚、上記「Mac OS X 10.1.1不具合情報」の「アプリケーションが起動しなくなるなどFinderの挙動がおかしい場合、iTunesHelperを疑ってみては?」項ではsaddy氏がiTunesHelperを外すと挙動がおかしかったFinderが直った…とい報告している。アプリケーションを起動できないなどFinderでトラブルを抱えている方はログイン項目を疑ってみてもよいかもしれない。 ■Dreamweaver 4を使ってのiDiskへのWebDAV接続ができなくなった?A_Maru氏がpierre design bbsにDreamweaver 4のWebDAV機能を使ったiDiskへの接続ができなくなった…という件を報告されている。Dreamweaver MLでも話題になっていたと言う。 実際に僕の環境からアクセスした場合でも、「要求されたアクションを完了することはできません。要求されたリソースへのアクセスがサーバーにより拒否されました。」というメッセージが表示され、次に「エラーが発生しました。-リモートフォルダ情報を GET できません。」となってiDiskにアクセスできなくなっている(日本語のメッセージはRinsho Tabata氏に教えていただいた)。以前は記事「TIPS: Dreamweaver 4のWebDav機能でiDiskにアクセスする」で紹介したように、Dreamweaver 4からアクセスができていた。 尚、Rinsho Tabata氏がGoLive 5でWebDAV機能を利用したところ、問題なくiDiskへの接続ができたが、同じ環境でDreamweaver 4体験版を使い接続を試みると上記のようにエラー表示となってしまうという報告をpierre design bbsにしてくれた。iDiskサーバーの仕様が変更となったのだろうか?---現在Dreamweaver 4ではエラーが出るのかの原因はわかっていない。 ■CorelがMac OS Xで動作するマスク作成ソフトKnockOut 2の出荷を発表Corelは本日画像合成のためにマスクを作成するソフトKnockOut 2の出荷を開始すると発表している。同ソフトは従来独立したアプリケーションだったが、今回のバージョンよりPhotoshopプラグイン形式となり、Photoshop内部から利用可能となった。Corel製のPainter 7やCorel PhotoPaintでも利用することが可能と言う。 また、KnockOut 2はCarbon化されており、Mac OS 8.6〜Mac OS Xで動作するような仕様になっているという。Photoshop内で利用する場合はMac OS 8.6〜9.2.1、もしくはMac OS XのClassic環境で動作し、Painter 7などのCarbonアプリに組み込む場合にはMac OS Xネイティブになるようだ(Mac OS X 10.1以上が必要)。同ソフトは$329で販売され、従来のバージョンからは$149でアップグレード可。独語版は12月、仏語版は2002年1月、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語版は2002年前半の予定と言う。日本語版の提供開始時期は不明。 尚、このソフトの出荷により、PainterやBryce、KPTなどCorel社製の全てのグラフィック系ソフトはすべてCarbon化され、Mac OS Xにネイティブ対応となったという。 参照情報: ■CorelがCorelDRAW 10とCorel PhotoPaintを単独で発売へCorelはCorelDRAW 10 Graphic Suiteに含まれているCorelDRAW 10とCorel Photo-Paint 10を単独で発売する事になったと発表している。 Corel製の上記ソフトは従来CorelDRAW 10 Graphic Suiteに含まれ、単独で購入することができなかった。CorelDRAW 10は価格$349で販売(アップグレード$169)、Corel Photo-Paint 10は$249(アップグレード$149)となる。両者ともCarbon化されており、Mac OS Xでネイティブに動作するほか、Mac OS 8.6以降で利用できるという CorelDRAW 10 Graphic Suite($569.99)でまとめて購入する場合には、それら2つのソフトに加えてCorel R.A.V.EやCorel版Font Reserve、Canto Cumulus Desktop LEが付属するそうだ。 参照情報: CocoaによるMac OS Xソフト開発解説書籍「Cocoaはやっぱり!」(価格約3800円)が広文社から11月27日より発売開始することになるという。site-aroを主宰されている鶴薗賢吾氏の執筆による。同氏サイトやMacWireでも「Cocoaはやっぱり!」というタイトルで多くのCocoaソフト開発関係情報を掲載されているので、御存知の方も多いと思う。プログラミングにあまり心得の無い僕自身はsite-aroの「Cocoaはやっぱり!」の中盤で挫けてしまったが、ある程度技術的なバックグラウンドのある方なら同氏の柔らかい語り口とともにCocoaによるソフト開発に親しむことが出来るのではないかと思う。 Nov. 15 2001Mac OS X 10.1.1:カーネルパニックの原因は周辺機器?記事「Mac OS X 10.1.1:様々な報告」などで、今回のアップデートでカーネルパニックが発生するという報告がいくつか寄せられたが、それが発生する要因がUSBハブだった…という報告が2件、pierre design bbsに寄せられている。 はまだ氏はカーネルパニック発生がハードウエア周りではないか?と疑って接続されているUSBやFireWire機器、さらに増設メモリを確認したところ結局TOTOKUのディスプレイCV321に内蔵しているUSBハブを利用した場合に100%カーネルパニックが再現する…という結論に達し、これを利用しないことで無事起動できるようになった…という。ちなみに同じCV821をPismo 400で利用しているkay氏はまだ10.1.1にアップデートしていないものの、CV821のUSBハブを使用しているとMac起動時にエラーが起きるなどの挙動不振さを経験しているという。従ってkay氏は同ディスプレイに用意されているUSBハブが規格上なんらかの問題がある疑いもある…という意見を述べられていた。 カーネルパニック関連では、くま氏がUSBハブでもあるHubCot(トロ)を利用している場合にカーネルパニックを経験するという。同機をUSB接続したままMac OS XでClassicを起動、一旦Classicを強制終了してからClassicを再起動すると100%カーネルパニックがでるという。 上記ではUSBハブが原因だったようだが、もしカーネルパニックに悩まされるようなことがあれば、はまだ氏のように周辺機器を疑ってみてもよいかもしれない。まず一旦純正キーボードや純正マウスといった最小限度の状況で動作させてみて、カーネルパニックが発生しなければ、上記の報告ではUSBハブだが、周辺機器の何かが悪さをしている可能性もあるだろう。 Mac OS X 10.1.1:様々な報告昨日公開されたMac OS X 10.1.1アップデーターを早速インストールされた方々からの報告がpierre design bbsに多く寄せられている。また、MacFixItでも10.1.1に関する記事「Troubleshooting Mac OS X 10.1.1: Initial reports」が、さらにAccelarate Your Mac!でも10.1.1関連記事が掲載されているようだ。本記事ではそうした話を組み合わせながら引き続き最新のアップデートについて語っていきたい。 ●Mac OS X 10.1.1単独インストーラー配付開始: JOE氏からはスタンドアローン形式の10.1.1アップデートが配付開始された…という情報をいただいた。同氏は何故かSoftware Updateがうまく動作しなかった…という。同じような状況の方は上記の10.1.1インストーラーを試されてはどうだろうか? ●改善/仕様変更された点: いままで使えなかったISPでMailが利用可能になった *上記のJOE氏とこの間結婚されたばかりのMacお宝鑑定団のJOE氏は別人…念のため。 AppleTalkのゾーンが表示可能になった
デスクトップ上のアイコンがDockと重ならないよう強制的に移動するよう仕様変更 関連してivan氏からはDockを下に配置すると今度は従来のウィンドウサイズがDockに重ならないような高さに自動的に縮められるような仕様になった…と報告いただいた。 FireWire機器互換性の向上 その他の変更/改善 ●不具合: インストール作業時/終了直後にカーネルパニックや処理停止 尚、ご自宅にあるG4 Cubeでは上記のようなトラブルは発生しなかったため、機種によって現象が異なるかもしれない…とか。QuickSilver G4機をお使いの他の方はどうだろうか?よろしければ情報提供をBBSにお願いします。 Mac OS X 10.1.1インストールにおいて、MacFixItの「Install problems」の項でもSoftware Updateでうまく入手できない(本記事冒頭のJOE氏報告にもある)件に加えて、最適化段階で停止してしまったりカーネルパニックに陥ってしまった…という内容が報告されている。 デスクトップ上のアイコンが勝手に移動 MacFixItの「Desktop icon glitch」の項でも、ちー氏と同じような現象が報告されており、この場合も一旦低い解像度に設定し直し、再度普段利用している解像度に変更し直すことで解消できると書かれている。 [追記:ちー氏より、この件が解像度再設定以後もやはりまた発生してしまう…という報告をいただいた。同氏はApple側へフォードバックするという] Mailがアプリケーションフォルダ以外にあるとアップデートがうまくいかない Voodooビデオカードが使えなくなる Epson製プリンターでの印刷時に不具合 ●まだ改善されていない点: Macの時計/日付設定がおかしくなる点は未改善 AirPort利用時にUSBオーディオなどが途切れる点は未改善 [まだ、他にも改善された点や不具合などあるかもしれない。情報を見つけた…もしくは実際に経験された方、是非BBSまで投稿いただければ本当にありがたい。よろしくお願いします] Nov. 14 2001Mac OS X 10.1.1:皆様からの報告Mac OS X 10.1.1(Build 5M28)は既に掲載された記事のように、不具合も報告されている一方で、特に問題が発生しなかった…もしくは改善されたという報告もBBSに寄せられている。ただし妙な挙動を経験された方もいらっしゃるようだ。 Shiro氏からは“OSX10.1.1にアップデートしたら「IXY DIGITAL」の画像がImage Captureで取り込めました(^O^)”と、今まで(plistを変更していない)標準状態では利用できなかったデジカメの接続が可能になった件を報告していただけた。 またSaka氏からは“OSX10.1.1にアップデートしたら、「Mail」を使いたくてもそれまで不可能だった、「ネスクネット(日本海ネット)」での使用が可能になりました(^O^)”と、従来接続できなかったメールサーバーの利用が可能になった点を報告していただいている。 ともやん氏の“B&W350で動いているOS Xを10.1.1にアップしましたが、とくに問題もなく動いています。”など、特にいまのところ不具合を経験していない…という報告も少なくない。実際筆者宅でiMac DV SE 400 Slot Loading 1999(512MB RAM, 13GB HDD)やPowerBook G4 400(512MB RAM, 20GB HDD)などへのインストールは問題なく終了し、Classic環境も動作している。 一方ちー氏はインストール後再起動できず、一時は起動途中で壊れたフォルダのアイコンが表示されたほか、DVD-RAMをマウントするとデスクトップからすべてのボリュームが表示されなくなる場合があった(Finderを再起動し、再度DVD-RAMをマウントすると正常に戻った)という、ちょっと不思議な現象を体験されたそうだ。(原因は今のところ不明)。 また、kazu@一宮氏からDarwinのバージョンが5.1になり、以前の1.4.1から大幅にバージョンの数字が変わった件を報告していただけたほか、もだ氏からは“AppleDiscussionsBoardでkoguleさんが書かれてましたけど、MacOSXのビルド番号に合わせてDarwinのバージョンをつける様になったそうです。現在“5M28”ですので、最初の“5”をとってDarwinの“5.x”となり、その次が出て来た順番、最後が変種の番号だそうです。>5.1.0”…とAppleでのDarwinへのバージョン番号のつけ方に変更があった事がアップル・ディスカッションボードに投稿されていたと報告いただいた。 (皆さん、わざわざBBSに書き込んで頂き、ありがとうございます。大変感謝しています!) Mac OS X 10.1.1:不具合報告pierre design bbsに寄せられているコメントによれば、AirPortを同時にインストールしない状態でもMac OS X 10.1.1をインストールしたところカーネルパニックに陥った…という報告や(AirPort 2.0を同時にインストールした場合の不具合はMacFixIt発の情報を参照)、Classic環境が利用できなくなった…という報告、またWebDAVの不具合がまだ解消されていない…という件も挙げられている。下記に書き込まれたメッセージを転載する。
Mac OS X 10.1.1:Software Updateでダウンロード可能に…ただし不具合も既に報告本日、Software UpdateによりMac OS X 10.1.1アップデーターが提供開始されている。14.4MBのダウンロードとなる。Software Updateには下記のような文章が掲載されている。
一方で、ほぼ同時期に提供開始されたAirPort 2.0に絡み、MacFixItが記事「Installing OS X 10.1.1 and AirPort 2.0 from Software Update」でまず10.1.1のみを一旦インストールしてからAirPort 2.0をインストールするように…という注意を掲載している。
MacNNや本サイトのBBSにはインストール作業中にカーネルパニックになったり、途中でインストール途中で停止してしまった…という場合が報告されている。もしかすると上記MacFixItの報告が参考になるかもしれない。(ちなみに日本のユーザーであってもSoftware UpdateにはAirPort 2.0が表示されるようだ。ただし説明は英語のみ) (BBSに早々と情報提供くださったjdoeさん、ありがとうございます。またAirPortに関する件など質問にお答え頂いた皆様、感謝です!) 参照記事:
Mac OS X 10.1:Security Update後にClassicが利用できない場合の回避方法昨日掲載した「Mac OS X 10.1:Security Update利用後、Classicが起動しない場合には」で紹介したように、Mac OS X 10.1にSecutrity Updateを利用すると、Classic環境がうまく機能しなくなる場合がある…という不具合が報告されている。この件に対してMacFixItはAppleの公式見解を掲載している。 こうした問題が発生した場合、Security Update 10-19-01(Build 5L14)のインストーラーを利用し、Mac OS X 10.1のダウングレードを行うことで解決できるそうだ。 Classicが利用できない問題が発生したのはSoftware Updateで配付されたSecurity Updateを利用した場合。この場合にはビルド番号が異なり、Build 5L17になってしまうという。一方でスタンドアローンで配付されているインストーラーは5L14と差異があるようだ(ビルド番号の情報はAccelarate Your Mac!より) 参照情報:
Appleが次世代のAirPortシステムを発表本日AppleはIEEE 802.11bを利用した新しいAirPortシステムを発表、AOLへの対応や128ビット暗号化やファイアーウォール内蔵によるセキュリティー機能強化が特徴と言う。また他にも細かい変更点があるようだ。下記が報道資料に掲載されていた新しいAirPortの特徴となる。
AirPort BaseStationは$299、AirPortカードは$99で本日より販売開始される事になると言う。尚、日本市場ではAirPortシステムは「AirMac」として販売されているが、記事執筆時点では日本での新型AirMacに関する販売開始の情報はまだない。 参照情報:
AirPort Software 2.0がSoftware Updateより配付開始本日AppleはSoftware Update経由でAirPort Software 2.0を配付開始している。本日発表された新型AirPortシステムにも付属するこのソフトウエアは、旧型AirPortシステムのファームウェアを更新し、新しい機能を実現するという。 以前販売されていた40ビット暗号化に対応するAirPortカードにはAirPort Softwareによって自動的に新しいファームウェアに更新されるそうだ。128ビット暗号化やCisco LEAP対応機能などが追加されるという。 また旧AirPort BaseStationのファームウェアもAirPort 2.0 Admin Utilityによって更新可能になるといい、それによってAOLへの接続が可能になるとのことだ。ただし、BaseStationは128ビット暗号化対応とはならないので注意。 尚、AirPort互換のサードパーティー製カードのアップデートは行われない。尚、上記AOL正式対応は米国内でのみとの事。(日本のユーザーであってもAirPortアップデートはSoftware Updateに表示されるようだ。AirMacではなくAirPortという名称で良いのだろうか?) 参照情報: ExtensisがMac OS X互換のSuitcase 10.1をリリースExtensisは本日Carbon化され、Mac OS Xで利用可能になった同社の最新版フォント管理ユーティリティーSuitcase 10.1をリリース開始した事を発表している。 同ソフトはMac OS XのFontディレクトリーにあるフォントの表示、アプリケーションごとのフォントOn/Offに対応しCocoa/Carbon/Classicごとに異なった設定を行うことも可能。またWindows用フォント(OpenTypeとTrueType)にも対応するという。 英語版は約$100で販売されアップグレードは約$50。日本語版や仏語、独語版は2002年1月に予定されているという。 参照情報: サードパーティー製ワイアレスLAN用PCカードをMac OS Xで利用するためのオープンソース・ドライバーソフトWireless Driverが提供されている。WaveLAN/ORiNOCO、Cabletron、SkyLINE、D-link PCMCIAカードをMac OS Xで利用できるようになる。ただし現在はスリープ時にクラッシュしたり、ネットワークインターフェースを外すとカーネルパニックを起こす場合がある点、AppleTalkとの互換性などの不具合も報告されているという。 Wireless Driver 1.0b3 adds limited WEP (MacNN) AppleがQuickTime Streaming Server 4.0βを公開している。使用期限は2002年3月15日までで、商業用途もしくは重要なデータのストリーミングには使用しないように…とのこと。Version 4.0では管理機能が向上しているほか、MPEG-4ストリーミング、MP3/Icecastストリーミング対応やGUI向上などが挙げられている。 Apple releases QTTS 4.0 beta for OS X Server(MacNN) |