Dec. 10 2001

ピエール日記を更新。Canon D30で遊んでいます。

Dec. 08 2001

ピエール日記を更新しました。

■AppleがiPod Software Updater 1.0.2を配付開始

Appleは本日iPod Software Updater 1.0.2を配付開始。同社のKnowledge Base記事よりダウンロードできるようになっている。iPod Software UpdaterはiPodのファームウェアをネット経由でダウンロードしiPod側にインストールするためのユーティリティー。また同ソフトはRestore機能によってiPodを工場出荷時の状態に戻すことが可能となっている(注:iPod内のMP3ファイルなどはすべて消去される)。

iPod Software Updaterは以前に一度短時間だけApple社サイトで配付開始されたが、その後同社は配付を中止していた(その理由は不明)。その後近日中に再配布開始される…という案内となっていたが本日マイナーアップデートされた同ソフトがダウンロード可能になっている。

また、今回のiPod Software Update 1.0.2公開と同時にAppleはiPod用の新しいファームウェアも公開。iPodの不具合に対処するもので、それを利用することを強く勧めるという(記事「AppleがiPodスリープ機能にバグがある点を警告」を参照)。

■AppleがiPodスリープ機能にバグがある点を警告

本日Appleは「iPod Sleep Issue」というページを掲載、いくつかのiPod用ソフトにはスリープ後に復帰しなくなる場合があるという不具合が見つかったという。これを回避するため、本日配付開始されたiPod Updater 1.0.2を使って、新しいファームウェアiPod Firmware Update version 1.0.2をiPod側にインストールする事を強く勧めている。

この不具合は電源残量が少ないときにiPodがスリープに入ると、その後どうやってもスリープから戻らなくなってしまう…という件。まだその状況に陥っていないなら、予防のためにファームウェアをアップデートすれば良いが、既にそのトラブルになってしまっていたらiPod Software Updaterを利用することはできない。その場合にAppleは下記の方法を試すことを勧めている。

ステップ1:ホールドスイッチを解除する
ステップ2:iPodを電源アダプターもしくはMacにFireWire接続した状態でiPodのリセットを行う。再生/ポーズとmenuボタンを同時に10秒押し続けるとリセットされる。

ステップ1:ホールドスイッチを解除する
ステップ2:iPodを電源アダプターもしくはMacにFireWire接続した状態でiPodのリセットを行う。再生/ポーズとmenuボタンを同時に10秒押し続けるとリセットされる。

もしその手順でiPodがスリープから復帰したら、iPodのファームウェアアップデートを行う。尚、もしそれでも復帰しない場合には、電源アダプターもしくはFireWise接続を外し、約24時間放置後に再び上記のステップ2を試すようにとのこと。

もし上記の作業を試してiPodが復活しない場合には、米国の場合AppleCareサポートで修理依頼をするように…とのこと。

■Mac OS 9.2.2:USB拡張PCカードとの互換性にトラブル?

Accelarate Your Mac!に掲載されていた記事「Beige G3 Owner Reports OS 9.2.2 USB Extension Issue (+ Tip) -」によれば、ベージュG3にOrange Micro USB/Firewire拡張PCIカードを利用しているユーザーがMac OS 9.2.2にアップグレードしたところ、USBが利用できなくなってしまったと報告している。Mac OS 9.2.1では問題なかったそうだ。

原因はMac OS 9.2.2に入っていたUSB Supportという機能拡張書類のようで、このファイルを9.2.1に付属していたものと交換することで、再度USB機器を利用可能になったそうだ。

■Mac OS 9.2.2:FireWireドライブマウントにトラブル?

MacFixItではMac OS 9.2.2アップグレード後にFireWireドライブがマウントしなくなった、という複数の報告が寄せられているようだ。この場合Apple System Profilerを見てもドライブは認識されていないという。ただし、一方で特にドライブマウントに問題が発生していない…という報告も多い。

MacFixItではFireWireドライブが認識されない不具合に遭遇したときには、PRAMクリアを一旦実行すると問題を回避できるようになる場合があるという読者からの報告も紹介していた。

■TIPS:Vertual PC 5をMac OS Xでパフォーマンス向上させる方法

pierre design bbsでJOE氏が「Accelerate Your Mac!に載っているTerminalを使ってプライオリティを上げる方法で少しだけですが、パフォーマンスアップします。 」と情報提供してくれた。

Accelarate Your Mac!記事「Virtual PC Performance Tip for OS X:」によれば、Terminalを利用してVirtual PCの動作優先順位を上げる方法。Mac OS X上での動作パフォーマンスも向上するという。方法はTerminalで下記のコマンドをタイプする。

sudo renice -1 VPC-PID


MacworldはMac OS X版Mayaに関するレビューを掲載。従来のMac用3Dソフトは次元の違う表現能力を高く評価しているが、一方でPC版が4.0なのに対してMac版は3.5ベースである点を指摘。そしてより高度な機能を実現するMaya Unlimited($16,000)がMacには用意されていないことにも触れている。またMac OS X 10.1との互換性に問題があることからAlias | Wavefrontが現在Mac OS X版Maya 3.5.1の開発作業中である点や、Mac OS X版Mayaはデュアルプロセッサー対応でない事も挙げている。ただしMac版Mayaは他プラットフォーム版と違い、QuickTime機能に対応しているほかAquaインターフェースを採用していることも掲載されていた(他はMaya独自ユーザーインターフェース)。

Microsoft MacBUは米国で出荷したOffice v.Xの特別価格版アップグレードパッケージで依然トラブルを抱えているようだ。出荷したパッケージのシリアル番号に間違いが多く発生し、サポート側で新しいシリアル番号発行に時間がかかる…と不満を述べるユーザーの声がMacNNで紹介されていた。
Microsoft struggles w/Office v.X product keys(MacNN)

TC WorksがMac OS X対応オーディオ処理ソフトSparkLEをクリスマス期間中$19.95でオンライン販売するという(通常価格は$49.95)。

NetFinder 2.3.1:Mac OS X対応のFTPクライアント

File Buddy 6.1.6a:ファイル/フォルダ属性操作などが可能なユーティリティー

Diiva 1.0.3pre1:画像ニューズグループ用プレビュー表示ユーティリティー。プレリリース版

Dec. 07 2001

■Mac OS X版Virtual PC 5、速度面で大いに問題あり

昨日本サイトでもMac OS Xに対応したPC環境エミュレーションソフトConnectix Virtual PC 5の出荷開始をお知らせしたが、どうやらこのソフトの動作はかなり遅い…という報告があちこちで掲載されている。下記はまずpierre design bbsに報告されたJOE氏からのコメント。

ひどく遅いVirtual PC 5

昨夜からMac OS X 10.1.1上のVirtual PC 5でWindows 98使ってみてますが、Virtual PC 4.0.2/Mac OS 9.xに比べ速度半減ですね。TestDriveが遅くてたまらなかったので期待はしてなかったのですが、これじゃ使う気がしません。私の環境(PowerMac G4/450,45GB HDD,RAM 1.5GB)は非力な方ではないと思うのですが。iBook/500でのVirtual PC 4.0.2/Mac OS 9.xの方が速いんですよ。Mac OS XでVirtual PCを使うにはQuick Silver以降必須って感じですかね(^^;次のバージョンでまた飛躍的にMac OS Xの速度が上がってくれれば良いんですが。

Accelarate Your Mac!でもVirtual PC 5がMac OS Xで速度が遅い…という件を記事「Virtual PC v5 Tests on PowerBook G4/667 in OS 9 and OS X: -」で取り上げている。
同サイト読者からの報告によればMac OS Xと9.2.1でMaxon Cinebench 2000 for Windows(3D処理速度計測ソフト)を利用したテストをしてみたところ、Mac OS 9.2.1での動作の方が149%〜175.6%高速であったという(上記のJOE氏の「速度半減」とうコメントを裏付けている)。

またAccelarate Your Mac!ではDual G4機なら状況は改善されるかもしれない…とシングルCPUのPowerBook G4 500とPowerMac G4 Dual 500での比較実験をしたところ、それらに差は認められなかったという(実は興味深いことにCPU速度ではPowerBookが若干高速との結果だったらしい)。

■OmniWeb 4.0.6が公開開始、4.1はMacworld SFに

本日Omni GroupはCocoaで開発されたMac OS X専用WebブラウザーOmniWeb 4.0.6を提供開始している。このバージョンではMac OS X 10.1との互換性問題を解消したほか、ノルウェー語、中国語簡字体、繁字体への対応を行っているという。

また以前は今年秋に登場が予定されていた次期バージョン4.1に触れ、「我々はOmniWeb 4.1を現在出せれば良かったのだけど、新しいJavaScriptエンジン(Mozilla/NetscapeのSpiderMonkeyコードがベースになっている)の搭載が課題となっていることから、我々は堅牢なバージョンの4.1が出来るまで待って出荷する事が最善と判断した。しかし待っている間のためにMac OS X 10.1互換性の鍵となる問題を修正した4.0.6を用意する。」との事。

同社はMacworls SF 2002(2002年1月7日〜11日)にOmniWeb 4.1出荷予定を変更。そのバージョンではWebページとの互換性や処理速度が向上するようになるという。

■Mac OS X対応のVectorWorks 9.5が出荷開始へ

Nemetschek社は同社のMac OS XにCarbon化によってネイティブ対応を行うCADソフトVectorWorks 9.5のベータテストが完了し、北米市場で販売開始となった事を発表している。VectorWorksのほか専用レンダリングソフトRenderWorksや関連ソフトのARCHITECT、SPOTLIGHT、LANDMARKも対応版が用意されるという。

VectorWorks 9.5シリーズはAquaインターフェースを採用するほか、Mac OS Xでの動作でメモリ保護、マルチタスク、高度なメモリ管理、SMPなどのメリットを受けると言う。VectorWorks 9.5は印刷機能や安定性、処理速度の向上が行われ、特に陰線処理やシンボル操作、シートの切り替えや印刷機能で能力の向上が確認できるほか、トリムコマンドが復活したとのこと。

VectorWorks 9.5の新規購入は$625(アップグレード費$160)〜。尚、現在ローカライズ版は開発作業中とのこと(日本の販売代理店はエーアンドエー)。


MOTUがMIDI/デジタルレコーディング用ソフトの最新版Digital Performer 3.1を発表。2002年第1四半期(1〜3月)に出荷予定。既存ユーザーは無料アップデート可能。

MindAvenue社がWeb用インタラクティブ3Dコンテンツ制作ソフトAXELcore 1.5($399)およびAXELedge 1.5($949)を発表、Mac OS XやMac OS 9で利用できるそうだ。制作されたコンテンツ再生にはAXELplayerが必要となる。プログラミング無しでインタラクティブ性を実現し、カトゥーン・レンダリングやワイアーフレームレンダリングにも対応。EPSファイル入力にも対応するという。

Microsoft MacBUはEntourage v.X(日本ではまだ発売されていない)用アップデーターを配付開始。Hotmailへアクセスする時の不具合を修正するものという。

最低200kbpsのバンド幅でVHS級の画質を実現するオープンソース・ビデオコーデックVP3がQuickTime 5に対応。QuickTimeを利用してVP3ビデオコンテンツを再生できるほか、QuickTime ProでVP3ビデオを制作することも出来るという。Mac OS XとMac OS 8〜9に対応。

Icon Creanerはファイルやフォルダのカスタムアイコンをまとめて消去するための小さなユーティリティー。

Dec. 06 2001

ピエール日記を更新。まだアイコンを作っていたりする。

昨日公開されたQuickeys X 1.0.1が一時公開停止になっていたが、本日QuicKeys X 1.0.2という新しいバージョンとなって再公開された。理由は同サイトでは明言されていないが、QuicKeysを利用する方は1.0.2を利用した方が良いかもしれない
MacFixItには1.0.1他のログイン項目を削除してしまう可能性があるなどの未確認情報が掲載されていた。

■Mac OS 9.2.2がダウンロード可能に

本日Mac OS 9.2.2が公開された。ソフトウエアアップデート・コントロールパネル、もしくはApple Knowledge Base記事[75186: Mac OS 9.2.2: Document and Software]から入手することが出来る。下記は英文のメッセージを翻訳したもの(日本語システムで表示される文章は異なるかもしれない)。

Mac OS 9..2.2アップデートはMac OS XでのClassicアプリケーションの互換性を向上し、最新のPowerPC G3やG4プロセッサー搭載のMacintoshシステムへの対応を行うものです。

尚、この9.2.2アップデーターは9.2.1をインストールしたMacでしか利用することはできないという。インストール時にはすべてのセキュリティ関連ソフトをOFFにする事や、インストール作業中にスリープに入らないよう注意する事などの注意がApple KB記事には掲載されていた。

■ConnectixがMac OS X対応のVirtual PC 5.0を発表

Connectixは本日正式にVirtual PC 5.0を発表。Mac上でPC環境をエミュレーションする同ソフトの最新版はMac OS 9及びMac OS Xで動作する。

新しいバージョンではWindows XPに対応しているほか、DVD-ROMデータ対応やネットワーク用仮想スイッチ、Windowsセッションの取り消し(Undo)などの機能が用意されている。またバーチャル・マシーン間でのZIP、Jaz、CD、DVDドライブの共有やファイルのドラッグ&ドロップ、Mac用キーボードの標準キーボードへのマッピングなども挙げられている。

Virtual PC 5.0はWindows 98版が$199、DOS版が$99、アップグレードは$79が現在用意されている(Connectixオンラインストアで購入可能)。Windows XP版は12月後半〜1月初旬の出荷が予定されているという。

■Adobeがコンシューマー用画像処理ソフト会社Fotivaを買収

Adobeは本日、カリフォルニア州サンタローザのFotiva社を買収したと発表。この会社はコンシューマー向け画像管理、保存、画像改善、画像共有のためのソフトウェアを提供していたという。

Adobeはデジタル写真分野で画像管理ソフトの重要性が高まっているという認識から、Fotiva社を買収。これがPhotoshopなどのAdobe製画像処理ソフトの良い補佐となるだろう…とのこと。


AppleはiDVD 2.0.5のダウンロードによる提供を開始している。

Boris FX製Mac OS X対応FinalCut Pro用プラグインBoris Calligraphyが発表されている。同社の初めてのMac OS X対応プラグは3Dでタイトル文字を処理するためのものだという。

Final Cut Pro 3.0及びAdobe AfterEffects 5.5で利用可能なプラグインAutomatic Composition Import FCPがアナウンス。Mac OS 9及びXで利用可能。

個人用ファイアーウォール機能などを備えたIntego NetBarrier 10.1が登場。Cocoaで開発されMac OS X専用。価格は$59.95でMac OS 9版のNetBarrier 1.xからのアップグレードは$49.95、2.xからは$39.95となっている。

Mac OS X版Internet Gatewayのリリース候補が公開

Dec. 05 2001

■Mac OS Xに対応した3DソフトElectric Image Universe 4が登場

Version Trackerによれば、Electric Image Universe 4が登場。Mac OS Xに対応しているという。

新しいスキン・システムにより高度なキャラクター・アニメーションを実現するほか、高速なレンダリングを実現する高度なライティング・システムを搭載。さらに処理速度が高速になった点やプレビューでモーションブラー表示が可能になったことが挙げられている。

また、モデリング機能も処理が高速になった事や新たに搭載されたOpenGLプレビュー機能も用意されているという。尚、サードパーティー製Universe用プラグインもKonkeptoneなどMac OS Xで利用可能なものが入手可能とのこと。

価格は$995、Universe 3.1からのアップグレードは$349、Electric Image Animation Systemからのアップグレードは$449。

■Mac OS X版Animo 4.0が出荷開始

Creative Macによれば、本格的アニメーション制作ソフトAnimo 4.0が出荷開始されたとのこと。同ソフトはMac OS Xでネイティブに動作する。

新しいバージョンでは3Dに対応し、MayaやDiscreet 3d's maxのアニメーションモデルを読み込み可能になったという。読み込んだ画像のベクター化に対応するほか、EPSなどの読み込みも可能。Flash出力にも対応するそうだ。価格は$5,530。

■Mac版Outlook Express 5.0〜5.02にセキュリティ上の問題

リンクとか備忘録とか日記とか」さんによれば、Mac版Outlook Express 5.0〜5.0.2にはバッファーオーバーフローによるセキュリティの脆弱性が指摘されているとのこと。情報がよくまとめられているので、詳細は是非「リンクとか備忘録とか日記とか」さんの「2001.12.04 番外編」を参照してほしい。(Mac News 4Uさんより)

最新の英語版5.0.3では改善済(日本語メールの読み書きは可能)。日本語版の最新版は5.0.2で今回指摘された問題の対象となる。Microsoft側は2001年12月15日に日本語版5.0.3を提供予定。Entourage及びEntourage X(日本未発売)は影響を受けないという。

尚、もし日本語版から英語版Outlook Express 5.0.3への移行を行う場合、大洋氏の「Mac版OEにセキュリティホール」が参考になる…と上記サイトでは紹介されていた(自己責任で参考にしてほしい)。

■AppleがFinal Cut Pro 3を発表、Mac OS Xにも対応

Appleは本日DV Expoにおいて同社ビデオ編集ソフトの最新版Final Cut Pro 3発表した。同ソフトは今回発表のバージョンでCarbon化され、Mac OS Xで動作させることが可能となっている。

同ソフトはオフライン作業用フォーマットOfflineRTを新たに用意したほか、今までなら1万ドル以上費用のかかったようなプロ向け色修正ツールを搭載しているという。

Final Cut Pro 3は他に音声を内部/外部マイクから取り込むためのVoice-OverツールやAfter Effectプラグイン対応、複雑な特殊効果のプレビューを行うQuickView、高度なメディア管理機能、Boris社やCGM社から提供された2Dや3Dの文字タイトル作成/特殊効果制作ツール、音声処理用にBias社PeakDVバンドル…といった点が挙げられている。

同ソフトは2001年12月中に発売開始が予定されており、価格は$999(バージョンアップ費$299)。動作にはMac OS X 10.1.1もしくはMac OS 9.2.2(←打ち間違いではない。報道資料にそう書いてあった)が必要だという。

昨日のAdobe After Effects 5.5に続き(AdobeがMac OS Xネイティブ対応のAfter Effects 5.5を発表)、Final Cut ProもMac OS X対応。他のビデオ分野ソフトも本日開催されたDV Expoでネイティブ対応を行うなど、意外にビデオ分野でMac OS X対応が出揃う時期は早いのでは…と思わせる。

■PinnacleがMac OS X対応のビデオ特殊効果制作ソフトCommotion Pro 4.1を発表

Pinnacleは本日Comotion Pro 4.1を発表している。同ソフトはビデオ用特殊効果制作ソフト。充実したペイント機能などにより、自然なビデオ合成からかなり強力な視覚効果まで制作することができるという。

Commotion Pro 4.1はスタンドアローンで利用するほか、PinnacleのCineWaveソリューションの一部分として使用可能。またFinal Cut Proとの統合が強化されたほか、Carbon化されMac OS Xでも利用可能になったと言う。

同パッケージは$995で、既存ユーザーは無料で新バージョンにアップグレード可能という。出荷時期は2001年12月後半が予定されている。

■Pixels社がMac OS X対応の3DソフトPiXELS 3D v4.0を発表

Pixels社はCarbon化されてMac OS Xにネイティブで対応する高機能3DグラフィックソフトPiXELS 3D v4.0をリリース開始した。

新しいバージョンはカスタマイズ可能な新しいユーザー・インターフェースを搭載したほか、PiXELS 3Dの全てのコア機能に直接アクセス可能な新プラグインアーキテクチャーを採用しているという。

■Mac OS X:フォントをFinderのダブルクリックで内容を表示させるためには?

MacFixItX Font Infoというユーティリティーを利用してMac OS XのFinderでフォント書類をダブルクリック、中身のフォントを表示/プレビューさせる事ができる…と記事「Double-click font files to display the font」に掲載している。Mac OS 9にはそうした機能がFinderにあったが、Mac OS Xでは無くなっていたことを、ユーティリティーを利用してカバーしようというものだ。紹介されている利用する手順を以下に紹介する。

  1. X Font Info(フリーウェア)をダウンロードで入手する。
  2. フォント書類(何でも良い)を選択し、Finderで情報を見るを選択。情報ウィンドウのポップアップ・メニューで「このアプリケーションで開く」を選択。
  3. アイコンを押して表示されたメニューから「その他...」を選択。
  4. ダイアログでX Font Infoを選択
  5. 情報ウィンドウの「すべてを変更...」ボタンを押す。

尚、Extensisから販売開始されたMac OS X用フォント管理ソフトSuitcase 10にも同様の機能があるので、同ソフトを利用している方はMacFixItで紹介されたX Font Infoを利用する方法を行う必要は無いようだ。

■Mac OS X:FireWire搭載以前のPowerBook G3にはDVD Player 3対応予定無し

MacFixItに紹介されていたAppleのKanowledge Base記事[60975: DVD Player 3.0.1: Compatible Computers]によれば、AppleはFireWire搭載以前のPowerBook G3に関してMac OS XのDVD Playerは対応する計画が無い…という。下記にその点を引用する。

DVD Player 3.0.1はFireWire端子を搭載していないPowerBookコンピューターで動作しない。マイクロプロセッサー、メモリー、バス速度そしてグラフィック・アクセラレーション処理速度といった多くの要素から、AppleはPowerMac G3(B&W)やPowerMac G4(PCIグラフィックス)コンピューターをDVD Player 3.0.1が動作するコンピューターのリストに追加することができた。(ただし)Appleは以前のPowerBookでDVD Player 3が動作するようなアップデートを行う計画は無い。


コダックの子会社Research Systemsが同社の科学分野用画像解析ソフトIDLENVIのMac OS X対応を決定したという。Mac OS X用のIDLのプレリリース版は2002年第1四半期(1〜3月)に公開される予定。同社は以前Mac OS X対応は行わないことを一旦は決定したが、その後方針を転換し対応する事になったそうだ。
RSI to support OS X with IDL, ENVI releases(osx.macnn.com)

USBマイク用ファームウェアGriffin iMic firmware 1.1がダウンロード可能。Mac OS X 10.1での不具合を修正。

Mac OS X専用の自動化ユーティリティーQuickeys X 1.0.1アップデーターが配付されている。

Mac OS Xの起動パネル、ログインパネル、ログイン時バックグラウンド、Dock透明度などをカスタマイズ可能なユーティリティーVisage 1.0がダウンロード可能になっている。システム環境設定から利用する。

選択したフォルダーもしくはゴミ箱中のロックされた項目を全てロック解除にするためのユーティリティーunlovk-All 1.0.9。Mac OS X用

Mac OS X用FTPソフトの最新版NetFinder 2.3.1b2が入手可能に。

Dec. 04 2001

ピエール日記更新しました。最近Mac OS X用アイコン作りをしています。

■アドビがAfter Effects 5.5日本語版を発表

アドビも米国発表から間をおかず日本語版Adobe After Effects 5.5を発表している[報道資料]。価格は98,000円で、ProVersionが198,000円。アップグレード費は9,800円となっている。予約受付は2001年12月4日から。尚、出荷は2002年1月25日からの予定という。

*米国ではIlustrator 10が発表されたが日本語版はまだ。それに対してAfter Effectsの方が早々と登場したのは、やはり日本語化が前者の方が文字処理なども絡んで時間がかかる…ということなのだろうか。

■Mac OS X版Blenderアルファ版が公開

以前紹介したMac OS X版Blenderがダウンロード可能になっている。現在入手可能なのはフリーウェア版Blender Createrでアルファ版段階。(Accelarate Your Mac!より)

また、Blenderで制作された3DグラフィックをBlender 3D Plug-inを利用しインタラクティブなWeb用3Dコンテンツとして配付する事が可能だが、それにはBlender Publisherが必要となるという(同ソフトにはライセンスが付属する)。このBlender Publisherの方は有料で価格は$295。尚、Blender 3D Plug-inのMac版は2001年1月に提供される予定と言う。

■AdobeがMac OS Xネイティブ対応のAfter Effects 5.5を発表

Adobeは本日After Effects 5.5を発表している。このバージョンで同ソフトはCarbon化され、Mac OS Xでネイティブに動作することになった。出荷時期は2002年の第1四半期(1〜3月)内。

またAfter Effectsは複数のビューを表示できるようになったほか、カラーを利用した影付けやステンドグラス照明、さらに高機能な3Dレンダラーの装備も行っていると言う。さらにプロ用3DソフトMayaやDiscreet 3d's max(Mac版は無い)との連係、高度なRealMedia出力機能などが挙げられている。

米国内の価格は標準版が$649でプロダクション・バンドル版が$1,499。また以前のバージョンからは$99でアップグレードできるという。また日本語版や独語、仏語版も英語版に続いて出荷する予定であるとのこと(具体的な発売時期/価格は各国語版ごと個別に発表する予定と言う)。

■S-Video接続をするとDVD 3.0.1 Updateが利用できない

MacFixItは記事「DVD Player 3.0.1 update does not enable S video」でDVD Player 3.0.1をPowerBookなどでで利用している際に、内蔵S-Video端子にケーブルを接続している場合にはエラー表示となる。「このコンフィギュレーションは対応していません。」という表示が出ると言う。S-Video端子を外すしPowerBook画面で見るようにすると元通り動作するようになるそうだ。

*:これはDVDコンテンツ・コピー防止のための仕様なのか、それとも不具合なのかは不明。もし後ほどAppleがKnowledge Base記事を掲載すれば、紹介するようにする。


今まで話題となってきた“発明”---Gingerの正体がCNNなどで報じられている。

Tenon iTools 6.5が出荷開始されたと発表。同ソフトはApple iToolsとは無関係。Mac OS X 10.1やMac OS X Server 10.1でWebサーバーを構築するためのツール。価格は$399、従来バージョンからのアップグレードは$99。

Mac OS X用Mozilla 0.9.6がダウンロード可能になっている。

Dec. 02〜032001

ピエール日記更新(最終更新12月03日)

pierre design bbs【め】氏からPowerPC G5に関する技術的解説の書き込みを投稿していただけた。記事番号[2041]〜[2044]

pierre design bbsきー氏よりSNAX 1.1.7を利用している時にiTunes 2で音楽再生に不都合---音が途切れたり、ノイズ混じりとなる現象---が発生するという報告が寄せられている。iTunes 2とSNAX 1.1.7を併用している皆様はどうだろうか? 何か情報があれば是非bbsまで御報告を! 記事番号[2040]

pierre design bbs氏より、DVD再生で日本語字幕の表示位置がズレるなどの不具合が発生したとき、~/Library/Preferences/com.apple.dvdplayer.plistを削除することで状況が改善したという報告が寄せられた。記事番号[2032] 〜[2033]

Dec. 01 2001

■Internetの様々なサービスを利用するアシスタントソフト「Watson」

Mac OSやMac OS Xに付属するSherlock(シャーロック)では検索サイトをWebブラウザーを使わずに利用できる。そうした事を検索以外の分野でもやってみる…そんなMac OS X用ソフトがWatson(ワトソン)。名前の由来は説明する必要もないと思う。シェアウェアで価格は$29。

現在WatsonはeBayオークション管理や為替レート計算、画像検索、電話番号検索、レシピ・ブラウズ、株価表示、Yahooブラウザー、郵便番号検索といったサービスをWebブラウザーではなく、Watsonより利用することが可能となる。また、Watsonはプラグイン形式で他の様々なサービスに将来的に対応することも可能であるという。

■Mozillaが将来Cocoaに対応?---FizzillaMachやCocoazillaプロジェクトが登場

既にMac OS 9版をCarbon化しMac OS Xで動作するようにしたMozilla---Fizzila CFMは存在し、多くのMac OS XユーザーにしたしまれているFizzilla(Mozilla Mac OS X版)だが、Fizzilla MachやCocoazillaといったプロジェクトも動いているといぬ日記で知った。

Fizzilla MachはフロントエンドはCarbon、バックエンドにUNIXコードを利用し、Mac OS X専用として開発されるもの。当初Fizzillaプロジェクトはその仕様で開発される予定であったが、時間的な問題からフロントエンド/バックエンドともMac OS 9用コードを利用するFizzilla CFMをまず最初に開発していた。その後どうなるのか?と思っていたが、開発は継続しているようで安心した。

一方CocoazillaはフロントエンドにCocoa、バックエンドにUNIXコードを利用するという内容。ただしMozillaプロジェクト側はまずCarbon系Mozillaを完成させることがまず第一目標であり、Cocoaへの移植は主に実験目的と、CocoaベースのMozillaのレンダリングエンジン組み込みソフトの開発者を補助するためのものであるそうだ。
このため、すぐにMozillaがCocoaになる…と勘違いしてはいけないが、将来に向けて楽しみな種子だと思う。

■ビデオ入出力用FireWire周辺機器Formac StudioがMac OS Xに対応

Mac上でTVやビデオの再生/キャプチャーを実行する周辺機器Formac Studio用ソフトウエアがMac OS X対応となり、同機をMac OS X環境で利用できるようになったという(報道資料)。Formac Studio用ソフトtevion OS XはCocoaで全面的に開発されているという。この新しいソフトはダウンロード可能なほか12月3日より出荷されるFormac studioには標準でバンドルされることになるそうだ。

Formac Studioはアナログビデオやステレオ音声の入出力端子を提供するFireWire機器で、内部にはTV/FMチューナーやDVコーデック用ハードウェアも搭載される。また、2001年12月登場予定のStudio DV/TVRは内部に48GB HDDも内蔵して、このHDDにビデオ等をキャプチャーする事も可能と言う。


Mac OS X用の新しいRetrospect Clientベータ版が公開されているという。使用期限は来年の3月30日まで。Mac OS X用(1.0.427)とMac OS X Server用(1.0.428)がある。

AgfaがMac OS X対応版プロ用スキャナ向けドライバーソフトFotoLook 3.6と一般消費者用スキャナドライバーScanwise X 2.1fc2を提供開始している。Agfaは少し前に北米市場での一般消費者向けデジカメ/スキャナー市場から撤退したが、Scanwiseの開発を継続するなどしてサポートを続けてくれるのは嬉しい。

MacCentralによれば、今週末の12月2日はQuickTimeの登場10周年に当たると言う。
QuickTime anniversary celebration this weekend(MacCentral)

Aladdinは日本語版、仏語、独語版のStuffIt Deluxe 6.5.1をリリースしたと発表している。

TC WorksはMac OS Xネイティブのオーディオ処理VSTプラグインTC Native PerformanceVerbを出荷開始したという。

最新版のAppleWorks 6.2.2がダウンロード可能になっている。

AirPort 2.0 v1.1 for Mac OS Xがダウンロード可能になっている。

ワコムが同社USBタブレット用のMac OS X 10.1対応日本語版ドライバーを提供開始している。

 

 

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