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段間線

自動車運転免許
4/5/1998
このホームページを始めてもうだいぶ経つが、自動車運転免許の取得についてはもうちょっと早く書かなくてはいけなかったかもしれない。
アメリカで生活する上で交通手段としての車は必須だろう。確かに東京の様な大都市であれば必要無いのと同様、New York の Manhattan では必要無いかもしれない。がそこを除けば都市に住んでいたとしても車がないと生活は途端に不便になるはずだ。日本の様に駅前に行けばコンビニエンスストアやスーパー、床屋、本屋、レストランなどすべてが揃っているような町作りにはなっておらず、どちらかというといろいろなものが点在しているので、これらを利用するには車で周る必要があるからだ。一家に車が2台以上というのは、納得できる数字である。
さて車を運転するための免許だが、各州ごとにその取得方法も、免許証のデザインも全く異なっているので、以下は僕が New York で経験したことに基づいて紹介している。
まずはプロセスだが大きく分けて3段階ある。

DMV に行き、必要書類に記入の上、視力検査、学科試験
民間のドライビングスクールで5時間講習、学科試験
DMV に電話し、路上試験の予約
↓ ( およそ3ヶ月後・・・ )
路上試験


Driver's License
New York 州の Driver's License。
Driver's License
New York 州の Driver's License。背面。死亡時の臓器提供のサインをする個所がある。

DMV とは正式には Department of Motor Vehicles といい、日本で言うところの陸運局と交通運転免許センターの両方を行っているようなところだ。 ちゃんとホームページもあって、http://www.nydmv.state.ny.us/ からアクセスできる。実際ここに免許を取るまでの手順が詳しく書かれているので、これを参考にしながら僕が免許を取ったときのことをかいつまんで紹介する。
まずは最寄りの DMV に行き、自動車免許取得のための書類に記入し、お金を払う。このとき本人証明のための書類として6ポイントが必要になる。ここで言うポイントとは6種類、ということではなくそれぞれの重みによりポイントが異なる。たとえば US パスポートはこれだけで4点、他州のドライバーズライセンス、外国人のパスポート、グリーンカードなどは3点、ソーシャルセキュリティカード、NY州高校・大学卒業証明書、NY州婚姻証明書、NY州銃所持許可証 ( ! ) などが2点、米国発行のメジャークレジットカード、キャッシュカード、社員証、会社から発行される年間所得の証明書などは1点だ。とはいえクレジットカードは何枚持っていても1点にしかないので、いろいろな証明書を集める必要がある。ここで注意しないといけないのは、ドライバーズライセンス自体が個人証明書のように働くアメリカで、外国人にとって6ポイント集めるのは結構難しいと思う。前にも書いたがソーシャルセキュリテを取得するときもポイント制だし、銀行の口座を開くのもポイント制なので、どれかがないとどれかが取れないのだ。明らかに矛盾している・・・
申請書の中には、自分の身長体重、目の色などを記入する欄があるのでそれぞれフィート、ポンドでどれくらいか調べていく必要もある (目の色は black とか brown で良いようだ )。僕が行ったときも実は身長がフィートでどのくらいあるかわから無かったので担当の人にどうしたらよいか尋ねたら、近くにいた僕と同じくらいの身長の人を捕まえて「あなたいくつ?」と聞いて、その人の身長をそのまま記入したのだった。
でそのあと簡単な視力検査を受けると、学科試験用紙を一枚渡され、「そこにある椅子に座ってこのテストをやってください。終わったら持ってきて」といい簡単に学科試験が始まる。申請カウンターの前には、高校のときの音楽室にあったような小さなテーブルが出てくる椅子が10脚ほど用意され、僕が行ったときは3人の人がテストを受けていた。椅子と椅子の間は狭いので隣りの人の回答が丸見えだが、そんなことはあまり問題ではないらしい。制限時間はないのでじっくりやってもよいのだが、問題はそれほど難しくない。DMV には試験を受ける前の予備知識の豆本がおいてあってこれを前の日に読めば英語でも試験は楽勝だと思う。( 聞いた話では NY 州では何カ国語の試験問題集が用意されているらしい )
テストは全部で25問、うち8割正解で合格になる。ちなみに僕が受けた前年は一時的に出題数が5問しかなかったそうだ。しかもそのうち2〜3問は標識問題。これでは簡単すぎるだろうということでまた25問が復活したそうだが。
問題の中で特に固執しているのがアルコールに関しての部分だった。血中アルコールいくらまでが運転してもOKだとか、ビールは何本、ワインだったらグラス何杯までがOKかだとか、身長と体重のどちらが血中アルコールの残存時間に影響するかだとか言った問題が10%以上だった。
すべてが選択問題なのでマークを終えるとカウンターに戻り、試験用紙を手渡す。その場で採点が行われ、合格すれば「You passed」と言われ、次の段階の説明を受ける。たとえ試験に合格しなくても次回のテストも無料だし、見ているとその場で「もう一回受けてみる?」と言われて再挑戦している少年もいたくらいだ。

次のステップは民間のドライビングスクールでの5時間講習とテストだ。民間のドライビングスクールとは日本の教習所と同じで横に教官が乗り、運転の練習をさせてくれるところなのだが、日本のように教習コースがないので、市街で練習をしている。これを受ける必要はないが、この後の路上試験の前に練習する人向けのようだ。
5時間講習はビデオと実際のレクチャーが入り、交通事故がどのようにして起こるのかや、アルコールを飲んでの運転が以下に危険かなどのビデオを見させられる。僕は仕事が終わってからの夜の講習だったので終わったのは10時を過ぎていたと思う。 そのあとでやはり DMV で行われたのと同じような内容のテストが行われる。ここでも各国語のテスト問題が用意されているいうので、日本語のものをもらったが訳が不明な個所があったので、結局英語のものと見比べながらテストを受けた。
その後テストの合否をその場で教わり ( このコースは有料だが、テストに落ちても次回は無料 ) 、DMV での路上試験予約電話番号と今回のこのコースを合格したことを証明する個人ごとの固有の番号が書かれた用紙をもらい、5時間講習は終了。

で最後は路上試験なのだが、ここまではあっという間に済むのだが、僕が受けたときの New York の状況は路上試験は予約を入れても最短で3ヶ月後ということで、仕方なく待つことになった。この間 Learner's Permit と言われる仮免許証のようなものが送られてくる。これは助手席に New York 州のドライバーズライセンスを持っている人が同乗している場合には運転してもかまわない、というしろものだ。

路上試験はこれまた市街の人気の無い一般の路上で行われる。指定された時間にその場所に行くと、車が道路の路肩に止まって待っている。たいていは二人人が座っていて、一人は被験者でもう一人は上記のような理由で来た New York 州のドライバーズライセンスを持った人だ。路上試験は自分の車を持ち込んで行うのでそこの試験場に行くまでであっても助手席に誰かいなくてはいけないのだ。中にはドライビングスクールの車で教官と一緒に来ている人もいたようだ。僕のケースでは国際運転免許証があるので Learner's Permit しかなくても1人で運転していってよいのだ。
試験が始まると横に試験管が乗ってきて、「そこを直進」「縦列駐車」「3ポイントターン」などと指示してくる。テストは人気の無い場所から住宅地に移動して行われる。これはあちこちに STOP サインがあるのでちゃんと停止するかどうかを見るためのようだ。( でもここに住んでいる人はいい迷惑かも。中には縦列駐車で前後の車にぶつけたりする人もいそうだし )
5分ほどの運転でテストは完了。後日自宅に正規のライセンスが送られてくるが ( 写真 ) 、それまではその場で発行してくれるぴらぴらの合格証明書が免許証のかわりになる。


なお、国際免許証からの書き換えだが、New York 州は認めていない。また他州から来た人も一定期間以上 New York に住みはじめてから3ヶ月以内に New York 州の免許を取得しないといけないことになっている。他州からの書き換えは、まさに書き換えだが、国際運転免許の場合は新規に取得しなくてはいけない。州によっては日本の国際免許証からの書き換えを認めているところもあるようなので、事前にローカルの管轄部署に聞いてみると良いだろう。ちなみにアメリカの各州の運転免許証は日本の自動車運転免許証に書き換えが可能なのだ。しかもそれは国際運転免許とかではなく、州発行のものが有効なんだからさらに納得できないよね。日本の自動車免許は手間と金をかけて、しかも高度な技術まで要求されて取った免許なのにそれが通用せず、アメリカで簡単に取った免許が日本で書き換えが可能なのはどうも首をかしげてしまう。



自動車保険
5/7/1999
「自動車購入」「自動車運転免許取得」、そして「自動車保険」、となにか順番が前後して紹介してしまっているようだが、実は僕のケースではこの順番だったのだ。厳密に言うと、車を買ったときに一時的な自動車保険に入り、New York 州のドライバーズライセンスを取得したときに、違う自動車保険に切り替えのだ。(ちなみに日本語では保険に「加入する」とか「入る」と言うが、英語では保険は「買う」のが正しいそうだ )
以前にも書いたがアメリカで生活を始めるにあたって車は不可欠なのですぐにでも購入しなくてはいけなかったのだが、New York 州のドライバーズライセンスは最初に申請してから、取得まで数ヶ月かかるので、その間は日本で取得してきた国際運転免許証を元にするしかない。車を購入する際には強制保険を買わなくてはいけないのだが、保険会社によっては New York 州のドライバーズライセンスを持たない人には保険を売ってくれず、こういう場合仕方なく国際運転免許証でも OK な高額の保険を買うしかない。高額の保険と言うのは、以前に交通事故を起こしていて普通の保険は買えないとか、年齢が若すぎて ( 補償能力がない ) 買えなかったりする人たち向けのもののようだ。よく覚えてないが、強制保険の他、死亡時の補償を高くし、自分の車には盗難に対するオプションもつけて、確か半年で$2000近かったような気がする。
そんな高額な保険をいつまでも利用するわけにもいかないので、このあと New York 州のドライバーズライセンスが取れると、すぐに高額の保険を解約し、つぎに大手の保険会社に切り替えたのだ。

現在僕が使用しているこの大手の保険会社というのは GEICO というところで、Government Employees Insurance Company の頭文字を取っている。名前からもわかるようにもともと政府関連で働く人たちのための保険会社だった ( 今は民間の人も保険を購入できる )。
どういった保険を買うかというのは日本の自動車保険と同じで、死亡事故や物損時の補償度合い、自分の車の盗難保険などをオプションとして付けられる。異なるのはその価格で、日本とは比べ物にならないくらい高い保険料なのだ。新車はそもそも車両保険が高い。
保険料が高い理由はさまざまで、車の盗難率が高いこともあるし、交通事故の発生率も日本よりはるかに高い ( そりそうだ、ほとんどの人が車で通勤・通学しているので必然と確立は高くなる )。

一方でいくつかの資格をクリアしていると保険料が安くなる。その一つは車に装備されている安全性能で、エアバッグが運転席・助手席にあるか、ヘッドライトは運転時に自動点灯するか、アンチロックブレーキシステムかどうか、など。これらに通勤・通学に使う場合の毎日の距離から年間走行距離を算定し、居住地ごとの一定の算定率を加味し ( 車の盗難が多い地域は高い )、車の運転経歴 ( 日本のは換算してくれなかった ) などから保険料が導かれる。そのほか自動車学校でオプションのセルフディフェンスクラスを取っていればさらに割り引きをしてくれる。

GEICO の保険の購入は近くの支店に直接行き、営業の人と話をしながら進めた。このオプションはどうしますか?などと聞かれ、答えを机の上の PC の専用ソフトに入力していくのだが、このソフトはなんと OS/2 で動いていた。おそるべし、OS/2。
すべて入力が終わり、料金が算定され、サインを済ませると、「オフィスの裏に周ってそこで写真を撮ってから帰ってください」と言われる。車を裏に回すと、そこにはカメラを持った担当の人がいて、車の中から外観まで、全部を写真に撮っていった。おそらく事故にあったときにどこまでが保険購入以前についていた傷かを見極めるためなのだろう。ここで使われていたカメラはキヤノンのデジカメで、「こんなところでもデジカメの写真は証拠イメージに採用されるのかぁ」と感心したのだった。

ちなみに、そうして算出された僕の今年の車の保険料は毎月$200を超えている・・・・



インターネットバンキング
7/2/1999
最近では海外にいても日本にある自分の口座の残額や支出入がわかったり、振り込みができたりするのは、日本の銀行もインターネットバンキングサービスを始めたからで、僕も実際に日本のシティバンクの口座の参照程度ができるようになった。
ちらっと日本のインターネットバンキング状況を見てみると、どうやらまだ有料のところもあるようだし、出来ることもかなりかぎられているような気がした。日本のシティバンクでさえ、こちらの CITIBANK と比べると提供しているサービスの種類が少ない。

米国では主要な銀行の多くがインターネットバンキングサービスを早くから提供していたようだ。僕が US に来たときに口座を開いた CITIBANK は、その場でインターネットバンキングを始めるのに必要なソフトウェアの入った CD-ROM を一枚くれ、簡単な説明をしてくれた。中には二つのソフトウェアが入っていて、一つは Netscape Communicator 4.x で、もう一つは専用ソフトウェアだった。
自宅の PC で早速試してみることにした。まず専用ソフトウェアだが、メリットしては専用電話番号にかけるため、トランザクションデータを解読される危険は少なくセキュアであるものの、オンラインバンキングをしているその間はインターネットが使えず ( 当時今の CATV インターネット常時接続と違い、モデムでダイアルアップ接続をしていた ) 少々不便だった。そこでインターネットしながらでも使える Netscape Communicator でインターネットバンキングすることに切り替えた。
ここでもちょっと問題が発生した。CITIBANK のインターネットバンキングを利用するためには、browser が 128bit 暗号化をサポートしたバージョンのものでなくてはならず、当然日本語版は輸出規制のため、128bit 版が無かった。そのため英語版の Netscape Communicator をインストールしなくてはならなかったのだ。幸いメニューやヘルプを除けばもちろん日本語で書かれたウェブサイトを英語版でも見ることが出来るが、どうやら日本語版との共存は出来ないようだった ( できたらすみません。でも別のディレクトリにインストールしても、日本語版ネットスケープを起動すると、後からインストールした 128bit 英語版が起動されてしまったので・・・)。しばらくそのまま使用していたのだが、別の人から「MS の Internet Exploere でも CITIBANK のインターネットバンキング使えるよ」と聞き、試してみたところ何の問題も無く使うことが出来た。しかも MS IE の場合は、日本語版の IE を先にインストールしておき、あとから 128bit 暗号化パッチをあてることで日本語版IE が 128bit 暗号化サポートバージョンになるのだ。

ということで銀行ごとにサービスは異なると思うが、以下に CITIBANK のインターネットバンキングでできることを紹介する。
面白いのは銀行に実際にある ATM の画面と似せた作りになっていることだ。

今回画面のサイズが大きいので縮小表示しています。写真をクリックするとより大きな画面で見られるようになっています。


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写真1
最初の起動画面。
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写真2
最初にログインするとこの画面が。ただし最新版はちょっとまた変わった。
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写真3
口座間のお金の移動。CITIBANK の中のチェッキングアカウントとセービングアカウントはもちろん、CITIのクレジットカード CITIVISA へも可能。
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写真4
口座のお金を移動させる日を指定し、また金額もここで指定。
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写真5
確認画面。他へのトランスファーがあるかどうか聞いてきている画面。

写真1は Netscape Navigator で CITIBANK のインターネットバンキング Direct Access のサイトを開いたところだ。
右側に現れた小さなウィンドウを使用して、口座の管理を行うが、最初に暗証番号を入力する。最初はちょっとどきどきした。

写真2 がログイン後の初期画面。ここから「口座の残高照会」「電子小切手による支払と口座間のお金の移動」「投資」などが行える。ちなみに「投資」は株の売買だが、これを行うには CITIBANK と契約を別途結ぶ必要がある。それさえ済ませればどこにいてもすぐに株の売買がインターネットで可能になる ( らしい )。

今回はサンプルとしてチェッキングアカウントから CITIBANK が発行するクレジットカード CITIVISA へのお金の振り替え画面を紹介 ( 写真3 )。上の項目ではどの口座からお金を振り込むか指定するところで、僕の場合はチェッキングとセービングのアカウントがあるのでそのどちらからでも可能だ。
下のフィールドは振り替え先でチェッキング、セービング、そして CITIVISA が選べるようになっている。

写真4 の画面その次に進んだもので、チェッキングアカウントからいくらまで振り替えが可能か表示されている。ここでは「先月分の請求分」か「月額最低支払い金額$20」か「現在までの総額分」の支払を選ぶところだ。
月額最低金額$20 を選択した場合は、もちろん残りの請求金額に一定の利子が付いて翌日は少し多めに払うことになる。

写真5 は確認画面で、このあと続けて振り替え作業に入るかどうか聞いてきているところだ。

このようにして、銀行にある ATM での操作と変わらないくらい簡単にお金の振り替えが可能なのだ。
また以前「アメリカでは自動引き落としはあまり使われてなくて、いまだに小切手を郵送して支払う」と書いたが、これもこのインターネットバンキングですべて可能だ。
送られてきた請求書を手元に用意して、まずは支払先を登録する。通常の支払いは毎月、または定期的に発生するので、その場合は支払先を一度登録すれば次回からは画面の中から支払先を選ぶだけで行うことができる。登録した画面はもちろん個人ごとに用意されていて、他人と共有することはない。
たとえば AMEX への支払を行う場合は、「支払先の登録」画面で「AMEX」と入力する。するとセンター側であらかじめ登録されている AMEX の電子支払いセンターの住所などが表示されるので、これが請求書のものと一致していればそれを選択し、自分のカード番号を備考欄などに入力して登録を完了させる。ここに現れないような、たとえば近所の歯医者などは ( 毎月行けば毎月支払いがやってくるので登録しておいたほうが便利 )住所氏名、電話番号などを入力し、登録する。すると CITIBANK が僕に代わって小切手を発行し、その相手先に郵送してくれる。もちろんその時の切手代、小切手代は無料だ。

このようにして、現金が必要なとき以外は自宅でも会社でも口座のメンテナンスができるので大変重宝している。アメリカに口座のある人でアメリカ国外にいる人でもこれらの手続きは可能だ。アメリカで生活することになる人で PC とインターネットが身近にあればぜひ利用するといいと思う。小切手 ( なくなれば銀行から買わなくてはいけない ) と時間の節約になるし、なにより真夜中でも休日でも行えてしまうのがいい。

インターネットバンキングは、アメリカはますますインターネットでのサービスが広がっていくことを予感させるような身近なサービスではないだろうか。



ガソリンスタンド
8/6/1999
毎日車に依存した生活を送っているので、ガソリンスタンドにはスーパーマーケットやコンビニエンスストア並みに良く訪れる。車を必要としないのはアメリカにおいては Manhattan くらいなものだろう。僕は NY 郊外に住んでいて、通勤も片道25分ほどのドライブなので、なんだかんだと毎週一回は給油しなくてはならない。
最近では日本でもセルフサービスのガソリンスタンドが出現していると聞くが、米国では多くのガソリンスタンドで FULL と SELF の二つのコーナーが用意されている。もちろん New Jersey 州にほとんどが FULL サービスのところもあるだろうし、日中 FULL サービスを提供するところも夜になると SELF になっていたりするところもある。また Mobile では Mini と書いてありながら中身は FULL サービスのようなところもある。
FULL と SELF の違いは単純に自分で給油するかどうかで、FULL サービスだからと言って日本の様に全部の窓ガラスやバックミラーを拭いてくれるわけではないし、ましてたばこの吸い殻を捨ててくれたり、ボンネットを開けたりなんかはしない。FULL サービスの方がもちろん SELF より料金が高いので、僕が FULL を利用するのは、真冬の凍てつくような寒い日に給油のために外にいたくないときくらいだ。
旅行中にレンタカーを借りて、ガソリンスタンドに寄らなくてはならないとき、もちろん FULL なら給油の仕方も支払いの方法も任せておけばよいので楽だが、初めての人でもこの機械は簡単に操作できるので、SELF に挑戦してみるとよいと思う。
まずは自分の車の給油口がどちらにあるか ( 自分の車だと分かるけど、レンタカーだとときどきガソリンスタンドにはいって初めて、気になったりするもんだ ) により右か左のポンプの近くに車をつけ、エンジンを停める。まずは支払方法が書いてあるはずなので、確認。現金しか受け付けないところは「最初にキャッシャーで現金にて支払ってください」と言うようなサインがあるはずだ。また給油ポンプにクレジットカードやキャッシュカードのスキャンをする口があれば、まず現金オンリーということはないだろう。現金で払う場合にはいずれにせよ、給油の前にキャッシャーのところに行き、自分が何番の給油ポンプから給油しようとしているか伝え ( 番号が書かれていなければ指差すだけで OK )、適当なキャッシュを手渡す。$10でもいいし、$5でもかまわない。その金額で入る最大量が自動的に給油できる。$20渡して、満タンにし、お釣が発生するようなときは給油後キャッシャーに行けばお釣を返してくれる。
クレジットカードまたはキャッシュカードで支払うときは、まずカードをスキャンさせる。場合によってはここで「クレジットかデビットか」の問い合わせが給油ポンプのスクリーンに表示されるので好きな方を選ぶ。しばらくして認証が確認されると、ポンプを取り出し、給油を開始せよとメッセージが出るので、適当なポンプから給油を開始する。一つの給油ポンプにはオクタン価の違いからたいてい3種類のガソリンが選べる。オクタン価は、87,89,93などなっているはずだ。給油ポンプに一つのホースしかないような場合は、給油直前に「どの種類のガソリンを入れるか」というメッセージがスクリーンに表示されているはずなので近くにあるボタンを押して選択すればよいし、3種類のホースが接続されているところでは適当なホースを選んで、車の給油タンクにつっこめばよい。この後、その給油口が装着されていた台座をリフトアップさせて、給油口のハンドルを握れば、給油は開始し、満タンになったところで自動的にハンドルは解除される。多くのガソリンスタンドでは給油中、人間がこのハンドルを握りつづけていなくてはならないが、中には一度ハンドルを握っておけば、満タンになったところでこのハンドルが解除されるものもある。
満タンにしたくない場合はガロンと金額表示を見ながらハンドルを解除し、給油口を元のポンプに戻すとレシートが出てくる。
FULL サービスの場合はこれを全部口頭で依頼すればよい。まず車を FULL サービスの給油ポンプに近づけると、「Fuel Tank を開けてくれ」と言われ、次にどの種類のガソリンを入れるか訪ねられ、続いて「満タンか? ( Fill it up ?」などと聞かれるはずだ。給油が終わったときに現金かクレジットカードを手渡せば後は通常の支払いと同じだ。

ガソリンスタンドにはその他に売店、トイレを併せ持つところが多く、またタイヤの空気圧を調整する機械が隅にあったりする。 また多くのガソリンスタンドは24時間営業なので、夜通しドライブする場合でも困ることはない。
旅行の際にはぜひ国際運転免許証を持参し、レンタカーを借りてドライブがてら、ガソリンスタンドでの SELF サービスを体験するのもなかなか面白い体験ではないだろうか。



買い物:クーポン
9/3/1999
これまでに書いてきたことで生活をスタートさせる際に必要なことがらはだいたい書き尽くしてしまったような気がするので、これからは生活密着情報や NY ローカルな情報を紹介していくことになりそうだ。

さて生活がある程度落ち着いて、スーパーマーケットや大型小売店 ( 電気製品でも日用雑貨店でも ) に行き、レジで支払いを待っていると日本では見かけない光景に遭遇することがあると思う。
それはお金を支払うときに、財布から小さなチケットの束を出して、一つ一つ確認しながらキャッシャーに手渡している風景だ。これはクーポンで、支払いの際に使うとそれなりの割引が得られるとというものだ。 キャッシャーでは、すべての商品をPOSリーダーで読み込ませた後、このクーポンもPOSリーダーで読み込む。今やクーポンにもバーコードが印刷されているので、購入したものの中にこのクーポンの適用できるものがないと、スクリーンに「この商品は買い物リストにありません」と表示される。その場で使えないクーポンはキャッシャーがまた返してくれるのだ。あればもちろんその場で合計金額から割引分が減算されていく。
多くのクーポンは期間限定で、時には「二つ以上買った場合」などと数量の指定もあるが、それでも50セントの節約できたりする。このクーポンは新聞に挟まれる広告に大量についてくるので、アメリカ人の多くはこれを集める ( clip a coupon ) ようだ。( アメリカ人って倹約家? )

ちなみにスーパーマーケットの商品陳列棚にもクーポンの自動発行機が設置されている場合がある。銀行の窓口で順番待ちをするときに手に取るチケットのその発行機のように、一枚クーポンを抜き取ると、自動でまたぺろっとクーポンのはじっこが顔を出すものだ。僕は新聞や広告からのクーポンの切り抜きをしてスケジュール通りに買い物をする、なんてことができないので ( なんかその労力を考えるともとを取っていないような気がしてならない。必要じゃないものまで買ってしまいそうだし )、もっぱらスーパーマーケットで入手できるこのクーポン ( ストアクーポンと呼ばれる ) のみの利用だ。でもこれってなんとなく売り手の術にはまっているような・・・。必要無い物も「お、普段より安いかな?」なんて手にして買い物カゴに入れてしまうのは、ある種の広告かも。

もちろんクーポンはスーパーマーケットのものが一番多いが、日常雑貨のお店や、CVS などのドラッグストア、それにクルマのオイル交換、空港までの送迎サービスなんかもクーポンを使ったほうが安いのだ。
スーパーで一番困るのはこのクーポンを束にして持ってきていて、なかなか目的のものが見つからなくて、後ろにならんでいる僕らをいらいらさせる輩が多いことだ。

最後に・・・・イマイチ解せないのは・・・クーポンを広告で打つくらいなら、それをわざわざ消費者に持ってこさせて回収する意味ってあるんだろうか・・・。消費者もいちいち切り抜いて持っていかなきゃ行けないし、キャッシャーもいちいち確認しなきゃいけない。日本の広告の様に「本日の特売」にしてしまう方がよっぽど効率がいいとおもうのだが・・・
この辺の謎はアメリカ人に聞いてみることにしよう。

チップ
10/14/1999
初めてアメリカに観光できた10年以上前にやはりとまどったのがチップだった。そして住んでなお、ときどきチップには困惑するシーンに出会う。
ガイドに書いてあるのはホテル、レストラン、タクシーを利用した場合のチップについてで、確かに旅行中はそれ以外にチップを払う場面は少ないかもしれない。とはいえそれでもかなり十分機会は多い。
よくガイドにはホテルでのチップについて、チェックインして部屋まで荷物を持ってもらえばポーターにチップを払い、毎日の滞在に部屋にチップを払うなどと書かれている。ところがこのベッドメイキングに払うこのチップ、アメリカ人でも払わない人が結構多いようだ。これについては実際のところあまり明確なガイドラインはないようだ。あたりまえだが特に払わなくてはいけないものでもないし、払うのがあたりまえ、ということもないのだそうだ。僕の場合は「いつもより部屋が散らかってしまって掃除する人にちょっと悪いかな」というときぐらいに置くのと、リゾート地に行ったときのホテルで置くことが多い。後者のホテルの場合は単なる気分の問題かもしれない。チップを払って気持ちよくリゾート地で滞在できるならそれもいいかな、という程度だ。

レストランの場合はとんでもない粗相をレストランがしたりしない限りチップは払うのが通例のようだ。
これはホテルと違ってウェイターやウェイトレスがチップを収入の一部にしている・・・という話もまんざら嘘じゃないからだ。レストランでは Tax をのぞいた合計金額の15%程度と言われているがサービスが良ければもっと払えばよいし、特に高級レストランなどでは20%近くがチップになることもある。New York では Tax が8.25%なので、通常はこの Tax の2倍にしてセントなどの端数を切り捨てた金額をチップとして払うと計算が楽だ ( チップに1セント、5セントなどの小銭は混ぜないと聞くが、確かにこれはまだ見たことが無い。ガイドには小銭で支払うのはサービスに対しての不満を表す、などと書いてあったりもする )。
レストランのこのチップの制度はおそらく店に取っても店員に取っても有利に働いているに違いない。というのももしチップが無ければレストランは従業員の給与分を単価に上乗せしなくてはならず、必然的に売り上げ金額は多くなり納める税金も多くなるだろう。働く店員もチップなら税申告しなくてよいはずだ。レストランでチップを払うときに気をつけたいのは、レシートを見たときにサービスフィーが加算されていたり、Gratuity などと書かれた項目であらかじめ一定の金額が引かれている場合だ。この場合はすでにチップ分が料金に含まれているということなので一切のチップを置く必要はない。

ところで住んでいてもときどきチップについて困るのはなぜか。それは初めて遭遇するシーンではどう対処したらよいか分からないときがあるからだ。たとえば車の洗車屋など。車を持っていくとまず業務用のバキュームで中を掃除してくれる人たちがいて ( 他の人を見ていると彼らにも$1ずつチップを渡す客もいた )、次の洗車のステップは機会が行うのでチップを払うところはないが、そのあとマシンから出てきた車をきれいに吹き上げ、窓ガラスなども磨いてくれる人たちに通常チップを払うのだ。 そのくせ、洋服の洗濯をコインランドリーで頼んだとき ( ドロップオフサービス ) などはコインランドリーで働いているおばさんたちに通常チップを払わない。
その他、レストラン・ホテルなどの valet parking、ピザなどの宅配、引越し業者、などのチップはあまり旅行者にはなじみの無いシーンかもしれない。
今となっては笑い話だけれども、初めて海外旅行したときに飛行機の中のスチュワーデスにチップを払うのかどうか悩んだことがあった。国内線ではもちろん払ったことなど無いが、ホテルと一緒で海外に出たらもしかしたら払うのかもしれない・・・などと考えたものだった。
それに海外旅行に来た直後に外貨を持っていなくて ( 正確には両替はしているんだけれども、大きな額面の紙幣しかなくて、$1などの小さな単位が手元にない ) なんてときも焦ったものだ。
そんなときは$20などを渡して「$○○戻してくれないか」と言うか、ちょっと待っててもらい、近くの売店などで崩してもらっても決して恥ずかしいことではない。
むしろレストランなどではチップとしてテーブルに置けるような細かい紙幣がないときなど、キャッシャーのところに行ってくずしてもらうことも一般的だし、多めの金額をチェックの際に手渡して、お釣をもらい、その中からチップを置くというのも一般的だ。

チップ制度がいいものか悪いものか・・・一概には言えないが、これも海外旅行で「外国」を感じる瞬間かもしれない。

日本製の掃除機
2/1/2000
以前、この「アメリカ生活メモ」の中で今欲しい電化製品の一つとして日本製の掃除機をあげたのだが、最近手に入れることが出来た。New York でもヤオハン ( 最近はヤオハンの看板が降ろされているらしい ) あたりで売っていそうだが、今回は日本で購入してもらい、それを送ってもらった。
なぜ米国タイプの掃除機が好きになれないのかは、そのときに少し書いたが、大きな理由は外観とそこから来る使いにくさなのだ。米国で一般に使われている掃除機は日本のそれとちょっとスタイルが異なっている。吸取り口部分にモーターがありそこが掃除機の本体となっている。そしてその本体部分から直立するように取っ手が伸びている。僕がこちらに来て近くの SEARS デパートで購入したのもこのタイプだが、使い始めてすぐに使いにくいことが分かった。まずは吸取り口部分、つまり本体がでかくて重いのでとても取り回しがしにくい。方向転換をするたびによっこらしょと一度持ち上げてそれから置き直さなくてはならない。それとものすごい吸引音がする割には床との密着度が低いためかなかなかチリを吸取ってくれない。僕が買ったのがたまたまそんなタイプだったかもしれないが、そもそも建物の中で土足で過ごす人が多いこの地では、細かいチリまで気にする必要がないのではないかと勘ぐってしまう。
そんなわけでなかなか掃除機をかけてもなかなかきれいにならないことに不満を持ちつつもずっと使っていたのだが、今回松下電器の掃除機を日本から入手した。
最初は電圧の違いから多少の不安はあったが、今のところ問題なく動いている。使ってみて再認識したのはやはり動作音の静かさと、ゴミの吸取りの良さ。しかも吸取り口と取っ手のアタッチ部分は以前僕が使っていたものよりはるかに柔軟に角度が曲がって、ソファの下に突っ込み、取っ手を床面すれすれにして前後に動かしても吸取り口が浮き上がることなくちゃんとゴミを吸取ってくれている。
日本製の掃除機をこちらで使う場合に気をつけなくてはいけないのは、交換フィルターだ。こちらでは日本製電気製品のサプライ品は手に入らないので、あらかじめ余裕を見て少し多めに送ってもらうといいかもしれない。まあ最悪ゴミが溜まったらフィルターの中のゴミを捨ててもう一度フィルターを使用するというばっちぃ荒業も使えないわけではないが。もっとも一人暮らしなのでそうそうフィルターがいっぱいになるような大きな部屋に住んでいるわけではないが。
日本から引っ越ししてくる人の中で引っ越し便荷物の中に掃除機を入れられるようだったら、あえてアメリカで買わなくても使い慣れた掃除機を日本から持ってくるのが良いかもしれない。壊れたらそのときにこちらの掃除機を買えば良いのだ。( でも本当に電圧の違いで壊れるかもしれない。僕のが壊れたらここでまた後日談を紹介します )


PC 日本語環境
2/23/2000
インターネット接続についての話を以前紹介したが、考えてみればインターネットより先に解決しなければいけないのが PC の日本語環境構築である。このホームページを始めてときどきメールで質問を受けることがあるのだが、この話題もよく尋ねられるものの一つだ。
日本にいれば、日本語OSを再インストールするのは容易だし ( 情報が簡単に手に入ったり、知っている人が周りにいるだろうということで )、今では購入時についてきた CD-ROM を入れると購入時の環境まできれいに戻してくれるソフトウェアもついているようだが、しばらく外国にいた人はこういった情報や、OS の CD-ROM すら手元に無いことが多い。
ただ昔と違って外国いても日本語環境の構築をすることはだいぶ容易になっている。
ということで「誰でも知っているよ」という内容かもしれないが、以下は Intel - Windows マシンをベースに話を進める。
まず最も確実で楽な方法は日本からすべて日本語環境のセットアップが完了した PC ごと持ち込むことである。デスクトップの PC であれば厳重に梱包して日本から持ち込めばいいし、なんといってもノートブック PC を持ってくるのは旅行者に限らず、仕事で出張している人にとってはこのことは決して珍しいことではない。
デスクトップ PC を機内預け荷物で運ぶにせよ、引越し荷物で航空便や船便で運ぶにせよ、途中で手荒に扱われて、なんらかの不具合のせいでシステムが起動しなくなった場合は、これは ノートブック PC でも同じことだからシステムの修復、または再インストールだろう。日本で購入して持ってくる人はいずれにせよ、PC を購入したときに Windows 98 なり NT の OS CD-ROM が付いてきているだろうから、これを持って渡米すれば最悪の場合でも OS の再インストールが可能だ。
では米国に住み始めてから、英語のシステムが入っている PC を購入した場合はどうかというと、一つは英語のシステムの上に日本語環境を構築する方法と、日本語 OS CD-ROM を使用してシステムを入れ直す方法がある。
前者だが、手元に日本語 OS の CD-ROM が無い場合、それから普段は英語のシステムを使用していた方が都合が良い ( アメリカの会社に勤めているとか ) 場合に有効だが、現時点では日本語が使える個所は限られている。Windows 98 や Windows NT4.0 英語版を使用している場合は、Microsoft のサイトからこのパッケージをダウンロードしインストールすることで、Internet Explorer や Outlook Exchange で日本語の読み書き ( かな漢字変換 MS-IME もインストールされる )。ただしサードパーティのソフトウェアなどはこれをインストールしても日本語が使えるわけではないので、あくまで限定された使い方にのみ有効だが、最近ではほとんどインターネットのために PC を使う人も多いので、これで事足りる場合は、最も簡単な日本語構築環境方法となる。
使用するソフトウェアが日本語のアプリケーションだったり、やはりメニューもヘルプも日本語でないと困る、という場合はやはり後者の「システムの入れ直し」が必要になる。HDD 容量に余裕がある場合は、元の英語のシステムを残したまま、別のパーティションに日本語システムを入れ、必要に応じて切り変えて使うことも可能だが、この場合はある程度知識が必要になる。またパーティションを操作するソフトウェア「パーティションマジック」 ( こちらは英語版 Partition Magicでも日本語システムと英語システムの環境構築に使用可である ) などがあったほうが良いかもしれない。
ここではシステムの上書きを前提に話を進める。
こちらの方法では用意しなくてはいけないものがあるので、多少面倒だ。まず日本語 Windows 98 もしくは Windows NT4.0 ( または Windows2000 ) CD-ROM。加えてあらかじめ必要なデータをすべてバックアップ取って置く必要がある。 現在発売されている Windows 98 Second Edtion では米国で購入した PC でもほぼ間違いなくシステムの認識をしてくれることだろう。ただどうしても新しいドライバが見つからない場合は、やはり後程インターネットでその会社のデバイスドライバ日本語版を、なければ英語版でも仕方ないが、ダウンロードしてインストールする必要する。おそらく問題があるとすれば Windows NT4.0 のインストールであるが、これをインストールしようとする人であるから、必要なドライブの入手や解決の方法については僕がここであえて書かなくてもご存知のことと思う。

僕は日本から日本語版 Windows OS CD-ROM、それに日本語での入力が「かな」方式なので、日本語キーボードを持ってきて米国で使用している。

米国に住んでいるとなかなか詳しい情報が得られにくいが、以前に比べれば日本語環境の構築にそれほど神経を尖らせなくてもできるようになった。
ちなみに Windows2000 英語版は、OS のインストール時に外国語のフォントのインストール、IME のインストールなどが選べるため、英語版であってもとりあえず Internet Explore 5 を使用して日本語の使用が可能になる。


 

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