石見庵

←HOME
文学
人工知能
行動
自己紹介
このページについて
木版画
 
 
 
 
         

ぜか木版画が好きです。見るのも好きですし、作るのも好きです。大学では木版研究会という倶楽部に属しています。ここでは私の木版にたいする想いや、作品を掲載したいと考えています。木版とは関係ないのですが、こんな写真を撮ったりもします。


猫旨しい顔で笑っています。「今夜のおかず」という題名です。猫を持って満面の笑みを浮かべているおっちゃんです。ここを押せば原寸大で見ることができます。372KBです。
さて、突然ですがこの木版画にちなんで少し引用をしたいと思います。

 「ところでみなさんは『広東人は4本脚のものなら椅子と卓子(テーブル)以外はなんでも食べる』という言葉をご存じか。いや、もちろん知らなくともよい。これは広東人の食の豊かさをあらわした言葉である。豊富な食材を誇る中国のなかでも南部の広東はとくに食材が豊富である。北京ではゲテモノとなる犬や猫も広東では立派な食品となる。そう、中国人がすべて犬や猫を食べるわけではない。」
 (「食の広場 十八号」『おいしい中国』石見朋之<大陸屋>)

 猫を食べるから下等だとか、犬を食べるから悪人だとかきめつけるのは良くないです。あなたたち日本人も鯨を食べるから云々と言われて、だって美味しいんだもんとひらきなおりながらも、少し嫌な気持ちがしたはずです。食は文化です。食材を制限することは文化を制限することです。もちろん人とか、食べてはいけないものはあります。でも、いろいろな食材を試してみるのは自らの価値観を広げる上でも有益だと思います。そんなことをいってみたものの、野良犬や野良猫を捕獲して食べるのは日本では禁止されています。みなさんくれぐれも無理はしないでくださいね。おいしいけどね。



浴衣娘 衣はいいですね。まだ募集中です。この作品は「夏娘」という題名です。「夏姉妹」という連作物の一つです。で、「夏姉妹」は他に春、秋、冬とある姉妹物のうちの一つだったりします。基本は浴衣です。ぽち袋に記された「涼」の字がややこだわりだったりもします。ここを押せば原寸大で見ることができます。30.1KBです。
 浴衣の柄は、個人的にはあっさりしたものが好きです。近頃の若い娘がよく着ているようなビカビカした化繊の派手な浴衣は嫌いです。しかし、画面として見た場合、あまりにもあっさりしすぎていると面白味にかけますし、立体感が出しにくかったりするので、少し模様を多めにしてあります。それにしても浴衣美人を募集中です。


娘帰る 親は娘に片思いをし続ける。これは、「娘帰る」という題名です。突然降りだした雨。上京していた娘が帰ってきます。お父さんは何も云わず家を出て、駅まで愛娘を迎えに行きます。少し小振りの雨傘を小脇に抱えて行きます。もう、帰ってくる娘には少し窮屈かもしれない。肩が濡れないと良いが。雨が降ります。お父さんは少し白髪が増えました。ここを押せば原寸大で見ることができます。22.4KBです。
 時代設定は昭和初期なので、蛇の目唐傘といった少し太目の傘を想定しています。傘に当たる雨音が良いんですよ。少し凛として、ちょっと悲しくて。蛇の目でお迎え嬉しいなってなもんです。



お便りは iwami@geocities.comまで


This page is hosted by GeoCities
where you too can have your own Free Home Page


1