作り方 |
1.MiniCAD上で… |
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モデリングを開始。
平面図をMiniCAD上に取り込み、そのほかに梁型の詳細なども同一図面上に貼り込んで参照用とします。
まずは柱と梁型の作成からはじめました。 |
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たとえば小梁の梁型はこのように端部と中央部に分けてモデリングしています。
端部は、側面を作ってそれをY方向に平行移動、中央部は断面を作ってそれをX方向に平行移動、という具合の考え方です。 |
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外壁、サッシュなどを作りはじめます。この画面の"撮影"日時は3/10
23:10。締切前夜です。この日の夕方にやっとこれに取りかかれる状況になったわけであります。すでにこの日徹夜開け。 |
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モデリングには簡潔を心がけます。例えば本棚は右図のように7枚の「板」でつくります。実物だと10〜11枚必要であることに注意。 |
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廊下の照明器具は、図のようにひとつの回転体、3つの円筒で作りました。(電球のように見える部分があるのは回転体を作ったときのミスだと思います)。
支持部分の円筒は、半分柱に重ねて、半円筒が支持しているように見せかける計算です。
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同様の考え方で、柱の「巾木」を作る場合も、柱よりも一回り大きな直方体を重ねればよいわけです。 |
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当初、人や本棚など、Photoshop上で実写を合成することなど考えましたが、雑誌で見つけた磯崎新による「深文化中心」プロジェクトのCGに大いに刺激を受け、CGはCGとして完成するほうが、このレベルにおいては説得力があると思い至りました。よって、「人」も、図のように厚み50mmの板状の「影」として作ることにしました。 |
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モデリングのほうは準備が整いました。 |
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2.RayDreamDesigner上で… |
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「シェーダー」を使って、各部に色とテクスチャを付けていきます。
基本的にはRayDreamDesinerCD-ROM内に用意されているシェーダーで済ませましたが、「人」を半透明の黒にするなど、一部シェーダーは自作しました。 |
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光源の設定をします。今回は若干黄色がかった柔らかい光を当てることにします。
光源はメインの光をふたつと、全体を照らす「環境光」のほかに、図のように各照明器具下にも取りつけ、合計12個設置しました。 |
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レンダリングに使うカメラの位置と属性を決めます。図中の青いのがカメラです。
ポイントは、カメラの「仰角」を「水平」にすることです。これを「見上げ/見下げ」にすると、三点透視になってしまうわけです。 |
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「窓の外に見えている風景」のみ、実写を使うことにしました。これは実際の隣の公園の映像(を多少加工したもの)を使用しました。 |
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いざ、レンダリングをおこない、
幾度か立ち返って修正しつつ、完成です。 |
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