(竹原の通りのどんづまりにある胡堂)
2000年夏、広島県竹原市を散策する機会を得ました。三原駅でJR呉線に乗り換えると、車窓に丁度「しまなみ海道」の橋が見え、おだやかで美しい瀬戸内の風景を臨むことができました。
町並みの中でも最も立派な「松坂邸」(竹原市重要文化財)。左は厠に至る廊下と手水鉢。中央は、松坂邸越しに「普明閣」をのぞむ。松坂邸の屋根は「照り起り」であることが特徴的。右は中庭。
瓦の並びをみる
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一つだけある洋館
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こちらは造り酒屋
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さて、どうしてここに立派な町並みがあるのか…
歴史は縄文後期に始まっており、律令時代は「安芸国沼田郡都宇郷」、平安期には京都下賀茂神社の荘園となり、中世竹原小早川氏の活躍の場であったとのこと。
しかし、この賑わいを大きくしたものは、江戸期に入って赤穂の技術を移入した入浜式塩田技術によるものである。1650年より始まった塩作りは昭和35年まで350年間にわたり、竹原を発展させる基幹産業であった。
同時に、水が綺麗であったことから行なわれたのが酒造業。上記松阪邸も、製塩業、酒造・醸造業、薪・石炭問屋を営んだ家だそうである。
竹原市ホームページ
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Last Update 00/11/09
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