B級メタルへの誘(いざな)い (-_-; |
ときは1997年、あと数年で21世紀である。 HR/HM業界を見回してみると、かたやDREAM THEATERタイプと呼ばれるテクニカル志向のもの、一方ではMelodic DEATHという妥協の産物まで百花繚乱、まぜこぜ状態である。 かつてHeavy Metalといえば、それ以上でもそれ以下の存在でもなかったのではないか? 真のHeavy Metalとはなにか? はたしてそれはMANOWARなのか? (^^;;;
その答えは、B級メタルの中にこそ存在する! (何でや? -_-;;;)
というわけで(どういうわけ?)お薦め(とは限らない)のB級メタルバンドを紹介します。
今話題の(本当?)Aeturnus 'Zineとダブっているものについては(*)を付け ました。(なぜか趣味が合うようだ ^^;) まったくの思い付きの順で行きます。
NWOBHM関係はもっと詳しいオレキレキ(^^;)が沢山いると思うので敢えて避けました。 入手難易度(A:最困難 〜 E:どこにでもある) 国内での参考市場価格(当然保証なし ^^;)も付けておきました。 守盤活動の参考にどうぞ。祝! Aeturnus 'Zine 発売! というわけで、『マイナーメタル選書』に掲載のバンドとも、だいぶダブりが出てまいりました。 というわけで、Vol.2に掲載のアルバムには、(*)をつけました。 暇をみて、Vol.0とVol.1も区別しようと思います。 また、CDで再発されたものもできる限り明記しました。
やはり、B級といえばまずはこのバンドでしょう。(笑) ジャケットは終わってますが(←賛辞)"Death Rider"や"The Axeman" あたりの曲は、必聴クラス。 ゴキバキイケイケずっこけメタルの神髄(-_-;) が聴けます。 初回盤(なのか?)は、何と!よせばいいのにGatefoldでし たが、その特性をまったく生かしていないところもサスガはOMEN。(^^; なお、国内盤(このアルバムは未発売)でのタタキの常套句は、 『B級ファンは随喜の涙』やら『B級メタル最高峰』やら...... 誉めてんだかなんだか..... (^^;
難易度:D \800(再発CDあり)
アメリカ中部出身の正統派4人組。 "Mendes Prey", "Silent Scream"など佳曲 がどっさり。 しかし何といっても、哀しみを乗せて疾走する"Trapped" は何回聴いても飽きの来ない名曲中の名曲。 オリジナルリリースは、あのNew Renaissance Records(GARGOYLEも当然お勧め) ですが、SPVなどからもリリースされています。 かのBurrn!紙上でも、(ほんの一個所で ^^;)将来を期待するバンドとして名の挙がったほどの逸材である。 その後、VocalのJames Randelが脱退し、FORTEの1stのみに参加。 一方、バンドは、DOMINION RECORDSからTOMORROW THE WORLD なるcompilationに2曲参加し(Vocalは2代め)2ndデモも制作したらしい。 Monte Hamphley(Gr.)の存在だけでも充分魅力的なので、現在も存続していることを切に願う。
難易度:C \1000(廃盤になったCDは\4000で見たぞ)
オハイオ出身のツインリード5人組。 ライブ風景などから察するに、地元では結構な大物だったのではないかと推察されます。 "Ten seconds in" などは昔の(2nd)QUEENSRYCHEを彷彿とさせる曲だし、なんといっても、"Blood Money"は素直にカッコイイと思える名曲。 正統派ファンは Check 'em out!!!
難易度:C \1500
これぞHeavy Metalである。 角帽子、ひげ、はぐき丸出しという三種の神器(-_-;)を兼ね備えたドイツのバンド。 なぜかUDOとなんとMichael Wargenerがプロデュースを共同で担当。 この他にも、数枚のリリースがあるがさすがに 全作はフォローできていない。(ヨワヨワ ^^;)
"Jailbreaker", "Don't feel hate" などイカにもといった曲もあるが、名曲 "A million hearts"(ちょっと違った?)といった無謀にもシングルカットされた臭すぎるほど悲しい泣きのオヤジバラードまでこなしている。 その後、バンドのメンバは、あのアニメバンド、RISKを結成するが泣かず飛ばず。 以降消息不明?(まだやってたりして.... ^^;) SPVの DOUBLE THINGSなる再発CDアルバムでは、本作と次作(?)のSKOLがカップリングされて在りし日の戦士の魂を弔っている。難易度:C \2500
Pure Metalからのリリースなので、おそらくChristianなのであろう4人組。 4人組みSAINTと言っても、セイントフォーとは無関係らしい。 (-_-;;; JUDAS PRIESTのフォロア星の数ほどあれど、ここのVocalのなりきり度は凄い! やたら、シャウトして"Rob風"を装う輩は多い(AGENT STEELなど)が、 こいつは低音部まで完全再現、地声からまんまである。 (この際、実力は度外視 ^^;) 曲も、Riff Orientedで悪くない。 少なくともアルバムをもう1枚 出しているが残念ながら未聴。
難易度:C \600
Aeturnus 'zineではあんな風に書かれているけれど、名曲 "Never to return" だけでも充分 ”買い”だと思うのである。 まさに、"US answer to NWOBHM!!" ニューヨークのPRAYING MANTISと 呼んでしまおう。 (^^; 『幻のレア盤にはわけがある』の見本だろう。 ちなみに私は$10くらいで買った。 (Aeturnusのパクリ ^^;)
難易度:特A \15000(いいかげん ^^;)
そう、あのSORTILEGEなのである。 METAMORPHOSEは英語バージョンがSMS より日本盤も発売された(ジャケット醜悪)ので覚えている人も多いことだろう。 本作は、その次作である。 いきなり涙を誘う名曲 "Elephant man"で始まり、捨て曲を交えつつも(いちいち文句を言ってはいけない ^^;)それなりの曲 が並ぶ。 ジャケットもかなり、おふれんちしている。(どこが?) どうでもいいがここのリード担当(男)、どうしてこんなおばはん顔してるんだろうか? (-_-;;;;
難易度:B \3500
Finland出身(じゃないのかな?)のNWOBHM直系サウンドのバンドの傑作2ndアルバム。 なんとなくCHEAP TRICK風で異彩を放つタイトル曲を始めとして 捨て曲がほとんどないほどの隠れた名盤。 ジャケットはかなり間抜けだが。 (ちなみに、3rdアルバムのジャケットは史上最まぬけレベルを誇る -_-;) 1stはスーパーレアなので、残念ながら未聴。
難易度:B \6000
ドイツが誇る現役B級バンド。 B級一筋15年!! (笑) このころ(これは2nd?)はまだ、あの出来損ないのYngwieみたいなルッ クスに全くあってない衣装は着ておらず、レザー系であった。 名曲 "Sword of sagon" を収録するも、あとはボチボチといったところ。 (だからイチイチ文句を言ってはいけない ^^;) なおあの!いまひとつわけわからないレーベルのジムコから国内発売もされた THE BEAUTY AND THE BEAST収録の "Tears by the firelight"は、 思わずステップを踏みたくなる(-_-;)ウィナワルツメタルバラード (なんじゃそりゃ!)の傑作である。 本国でも大ヒットしたとか本人達も自慢していたが、ほんとか? (^^;
難易度:B \2500
STRANGERなど、前身バンド好きのAeturnus 'Zineなので、次号には 載るかもしれない? (^^; そう、あのBONFIREのLessman/Zillerの2人(ドラムも聞いたことある名前 だったな)が在籍したバンドである。 時代柄、BONFIREのようなゴージャスな雰囲気は望むべくもないが、 よりシンプルで味わいのある佳曲を多く含み、なかなか良くできたアルバム。 バックは、初期DEF LEPPARDといった趣き。 Claus Lessmanのヴォーカルスタイルもすでに確立して実力を充分に発揮 しているので、Tommy Hart(FAIR WARNING)における、V2(1st)のような位置 を占めるアルバムかもしれない。
難易度:A \4500
なぜかいま話題のHELLOISEともたしか交友があったはずのオランダのバンド。 ジャケット買いを充分に発動させる(^^;)情けないSTORYBOOK HEROSからの 先行(?)12インチシングルで、アルバムバージョンよりスピード200倍 増しにした、"Headbangers"(ハズカシイタイトルでしょ? ^^;) の擬似(?)ライブを収録。 これがなかなかデキが良い。 他にも、アルバムを出してはいるがどれもいま3。 (-_-;;
難易度:B \500
基本は”狂気の方程式”(-_-; なんでしょうが、本作も捨て難い出来。 ”走る”ギターと”モタ”るドラムのタイトなバック(笑)に支えられ Mike Vecerraが気持ちよさそうにシャウトするタイトル曲は必聴。 なお、デビュー作(ミニアルバム)は、(575調で)『マーシャルに からめとられて MARSHALL LAW』(-_-;;;; な出来なのでまぁ気にしな いでよいかも。(^^;
難易度:C \800
続前身バンドシリーズ。 (-_-;;
DOMAINの前身バンドのKINGDOMはジャケットが奇麗なので有名だが、 それじゃ能がないので、そのまた前身バンドのこのバンドを。 (-_-;; 4人組みで、Vocalがツインリードの片割れも兼ねる点や、曲調からも、WISHBONE ASHからの強い影響が感じられます。 そういえば、顔も、Andy Powellに似ているような.....(-_-;; 残念ながらこのライブアルバムしか所持してないのですが、どなたか Discographyわかりませんか? (_ _)難易度:B \1500
ANGELS DEL INFERNOがスペインのJUDAS PRIESTなら、こっちはさしずめ スペインのIRON MAIDENか?(誉めすぎ) ツインリード入りの5人組で、ヒゲはひとり。 (^^; サウンドはモロその頃のものの嵐また嵐。 巻き舌はそれほどきつくないのでとっつきやすい部類だろう。 Mausoleumから出たくらいだから、結構出世したほうなのかも? Neal Tanakaさんも好きなのだろうか? (^^;;;
難易度:C \500
Aeturnus 'Zineでは、次作の、NIGHT OF PASSIONを挙げていたが、出来の 良さから言えばこっちだろう。 かつては日本発売もされたことがある。 タイトル曲や、"Run for the night"あたりは結構イケル。 VocalのMichael Voss(現DEMON DRIVE, CASANOVA)の声質は、ドイツ声 (どんなだ? ^^;)というより北欧声っぽいし、音の処理もこのアルバム だけはソレっぽいので北欧ファンにもお勧めできるのである。 CD化はされていないと思うが、先述の曲は、HEAVY METAL WARRIORS (SMSのcompilation)にも収録されていた。 しか〜し、この安易なバンド名付けが哀しい...... (-_-;;;;
難易度:C \2500
(後記)98年7月、AXE KILLERよりCD復刻!
いわゆる凡百のIRON MAIDENフォロアーのひとつと見て間違いないだろう。 (精いっぱい誉めてるつもり ^^;) これを買った人の99%はジャケ買いに違いない。 "Metal Axe"や、"Warrior" など曲名もグッド。 A面はTIGER side, B面はDRAGON sideなどと命名して 収拾がつかなくなっている様も微笑ましい。 (-_-;; このバンドが評価されたなんてハナシは未だかつてきいたことがないが、バーゲンラックで見つけたらダメモトでお一ついかがでしょうか? (^^;
難易度:D \300
初期北欧メタルの12インチミニアルバム。 おそらく唯一の音源だろう。 独特の様式美崩れした寒めの演奏(^^;)に、サラ金多重債務者のような朴訥としたおっさんボーカル(どんなだ! -_-;)が乗るというパターン。 金欠ならではの哀愁と、フルレンスでなかったことが幸いして(笑)なかなかの名盤に仕上がっている。 オリジナルはスウェーデン盤だと思うが、なぜかBanzai Recordの手によって カナダ盤LPやカセットテープも発売されていた。
難易度:B \4500
ハワイ出身の4人組のおそらくデビュー盤。 気の効いた中学生でも書かないようなペガサス入りの(またかよ ^^;)ジャケット で守盤奴の気を引くが、中身もIRON MAIDENとNWOBHM好き好き路線で、 捨て曲も無く、ごく限られた一部では(^^;)隠れた名盤と名高い。 演奏力も、このレベルのバンドとしてはピカ1であろう。 AXE KILLERというレーベル名も凄いが、"THE BLADE"などタイトルもゴリゴリ。 特に、疾走するラストの"Revelation"は名曲と言って良いであろう。 その後、アルバムを数枚出しているが、本作を凌ぐモノではない(というB級 バンドならではの特徴もうれしい ^^;) なお、ハワイのバンドと言っても、フランスからのリリースであり、間違っても 腰蓑なんか付けていないので御安心を(笑)
難易度:B \2000
他にも似たような名前のバンドは沢山いますが、これはカナダのバンド。 METAL BLADEからのごく初期のリリースのようです。 ミニアルバムです。 それっぽくWITCHの首(はりぼて)なんかぶら下げて、いかがわしい雰囲気を出そう としていますが、人のよさそうな各メンバーの顔からちっとも恐くありません。(笑) ところが、このタイトル曲がみょうにカッコイイ。 他の曲は...... (-_-;; OBSESSIONのミニアルバムとカップリングで CD化もされたようですが、1度も見たことがありません。 他には、compilationのMOOSE MOLTEN METALにも曲を提供しています。
難易度:D \600
SAINTと同じで、何かが足りないと感じるバンド名(-_-;)のこれもカナダのバンド。 映画『インディペンデンスデイ』をC級にしたような寒いアルバムジャケットですが、 中身もかなり寒いです。 (-_-;; しかし、vocalはなんとなくJ.D.Kimball(OMEN)風だし、呼ばれる曲もあります。 残念ながらトリオじゃありませんが(笑) どなたかdiscographyわかりませんか? 知らんて? (^^;;
難易度:B \500
初期ヨーロピアンメタルを語る上で、忘れることはできないオランダのバンド。 アルバムは2枚出していますが、ジャケット買いできるのはこっちだけ。 (^^; IRON MAIDEN編成だが、ヴォーカルは
ドイツ語(だと思う ^^;)(訂正:Burrn!誌によると、オランダ語とのこと ^^;;)
どっちつかずの曲に、あっちつかずの煮え切らなさだが、"Jouw Enige Kracht" は、ドラマチックな構成と、臭さプンプンの泣きのソロが入る名曲。 一方ではいかにもLAメタル風のリフなども登場するが、82年という年代を考えると、 なかなか凄いものがあるのでは?難易度:B \4000
あのSTRANGERを排出した(字が違う)HOT BLOODレーベルのドイツの5人組。 悪いモノでも食ってあたったような面がまえのメンバーに、SLAYERよりも痛そうな リストバンドでリスナーを威嚇する(全然恐くない ^^;)こてこてメタルバンド。 リフ先行型で、アルバムタイトルからしてアレだが、曲名も、"Metal Hymn '86" やら"Warrior"やら"Breakin' Metal"やら もう勝手にしなさいという感じ。(^^; 演奏やリフ、ギターソロは結構聴かせどころがある。 ヴォーカルは当然おやじ系 ダミ声で決まり!
難易度:A \500あるいは\4000(まったく不明)
実は、これは最近買ったブツである。 買うなよ (^^; SQUAREと言っても、 F1のテーマソングやってる演奏だけうまくてつまらんバンド とは違い、演奏はボチボチ(^^;)曲もボチボチ(-_-;;)のフランスのバンド。
あの! DER KAISERやJINXなど、ずっこけフレンチメタルを大量に排出したDevil's Recordsからのリリース.....といえば、もう音も浮かぶだろう。 IRON MAIDENルーツの曲調にたまにハモるツイン、 その上に意味不明の(^^;)フランス語が乗っかるというパターン。 個人的には、フランス語だろうがスペイン語だろうが 大いに歓迎、かかってきなさい! ではある。 (^^; しかし、ご多分にもれず、このバンドも衣装と顔(^^;)が強烈にダサい。 ギターの片割れは、シースルー(目が粗い)の毛糸のセーターなんか着てるし、 もう一方は、なぜかデイブスペクターそっくり。 (-_-;;; しかし、曲事体はなかなかなのもあるので許す。(しきい値低くないか? ^^;) そういえば、DER KAISERの2ndアルバム、真剣に探すでもなく探索中.....難易度:B \900
あのMERCIFUL FATEもデビューしたレーベルである、RAVE ON RECORDSの(たぶん) フランスのバンドの
おそらく唯一のアルバム。(シングルを除く) (訂正:これは2ndアルバムで、1stアルバムは、"Coup De Metal"でした。)
このバンドの何が凄いかって、アルバムを出したときにメンバーすべてが死んでること。 ゾンビみたいなメイクで威嚇するパターンならありがちかもしれないが、ただ転がって いる死体(当然ヤラセ ^^;)脇にメンバー名が書かれているというシロモノはコロ卵的 発想と言っていいであろう。 (-_-;;
そんな第一印象とはうってかわって、中身は、ドラマチックかつ超本格的。 NWOBHM的リフの上に、James Hetfieldの線を細くして、Brian Rossの『ひょえ〜っ』 (^^;)なスクリームを伴ったVocalが乗るというもの。 演奏力も充分で、出番になると、堪えきれずにハモってしまうっ(笑)ツインリードも 実においしい。 総じて曲の出来も良く、まさにアルバム1枚で、くっさメタルの 一大金字塔を打ち立ててしまったと言っても過言では無いであろう。(ををげさ ^^;)難易度:C \2500 (Axe Killerから再発!)
復活!(ア〜ンド再倒産 -_-;;)のMausoleumから、名盤と誉れ高き1stアルバムが 再発されて、そのドラマチックな pre.HELLOWEENジャーマンスピードメタル(Speed Metal
という呼び方が確かに存在した)に涙したファンも多かったことだろう。 かく言う私も、高プレミアゆえこの2ndしか持ってなくて、再発後の暴落したアナログを やっと買えたクチである。 (^^;;
たしかに、アルバムとしての出来は、1stに劣るかもしれない(オマケにジャケットも 酷い)が、路線は変わってないし、冒頭の"Black Jack"やラストの"Caught In The Fire" あたりはガッツポーズものであろう。 なお本作は、Mausoleumからの リリースではないが、ぜひとも*正規に*復刻してもらいたいものである。難易度:C \2500
Devil's Records第2弾! フランスのバンドですが、英語で歌っている5人組。 どうしようもなく普通のバンド名なのでどれがどれやらわからなくなってしまいます。 よくIRON ANGELと間違えます。 (-_-;; 明らかにJUDAS PRIESTの影響下にある音ですが、 曲名は、タイトル曲やら、"Warrior", "For the metal"などほとんどMANOWAR状態。 (^^; と思ったら、ラストは、"Judas"でした。 直球な奴等だなぁ。(笑) でもこれがなかなかの名曲に仕上がっています。 ジャケットは、ブリキで天使を形作っているのでしょうが、まったくそうとは思えない シロモノ。 (-_-;;; もう1枚アルバムをリリースしています。
難易度:C \700
メタルゴンとは言っても、タンスにゴンや、某中山選手とは無関係と思われます。 (-_-;; いわゆる12"(一部はみ出している -_-;;)Uncut Picture Diskで、あのSINのヘビシングル をリリースしたAzra RecordsからのCompilation(5曲入り)ではないかと思います。 とは言っても、SINのケースのようにinsertも入ってないし、標準偏差0.5(意味不明) でおんなじような曲(-_-;)なのでCompilationかどうかもまったくもって正体不明です。 しかしながら、これだけカッコイイPicture Diskを出されたら、 買うしかないですよね。 中身はともかく。 (^^;; でも、ラストの曲はなかなか良いです。 バンド名・曲名とも不明ですが。 どなたか詳細ご存知ないでしょうか?
ついでですが、World Metal なるレーベルからも、似たようなシロモノで、IRON TYRANTSなる Compilationも出ていました。難易度:A 価格不明
ドイツのツインリードを含む5人組のおそらくデビューアルバム。 何の気まぐれか、セカンドアルバムと共に、Burrn!誌上で高得点をもらったので 記憶に残っている人も多いことでしょう。 リフ先行型の典型的メタルに〜ちゃん 若気のいたり的サウンド(^^)であるが、そのぶんリフはなかなか。 おそらくリフ設計に全勢力をつぎ込んだんではないかと思える出来栄え。 (^^; そのぶんVocalは当然そこらのに〜ちゃん風でちょっと頼りないものの 多くを期待してはいけない。 (^^; ちなみに、エンジニアには、毎度おなじみ Ralf Hubertが参加しています。
難易度:C \800
はえあるこのコーナー初の "同一バンド2枚目" に登場したのは、我が心の愛すべき B級バンド(^^;)STORMWITCHであります。え?もうネタ切れかって? そんなことはありません。(^^; このバンドの良いところは、確実にジャケット買いができるところと(ただし本作まで)捨て曲がはっきりしているのでスーパー時短プレイ(-_-;)が楽しめる反面、 各アルバムに1〜2曲、必ず名曲(あるいは佳曲)が存在することであります。 本作では、"Heart of Ice", "Paradise" がそれ。 まさにロマンチックメタルの創始者(そんなんあるんか? ^^;)としての面目躍如といったところでしょう。 このバンドの場合、ノイシュバンシュタイン城あたりで、思いっきり浸りながら一度動く姿を見たいところではあります。(無理無理)。 というわけで祈初来日!(絶対無理! -_-;;)
なお、本作のジャケットは、ヨーロッパ盤(?)よりカナダ盤が良いようです。難易度:C \800
Azra Records第2弾。 OMENの1stアルバム系のデザインでなかなかカッコいいピクチャーディスク(Now Scanning)。 一応フルレンスのアルバムです。 '78年なので、同社の極初期の作品と思われます。
ピクチャーだけでオッケーなので(^^;)中身はまぁどうでもいいのですが(-_-;)これは 見かけとは裏腹で純粋なメタルバンドではなさそうです。たしかにそれらしい曲も2〜3あるのですが、Key.が延々とタラタラ続くようなプログレ色もあります。 ジャケット買い常習犯にお薦め。
ところで、このAzra Recordsですが、SINのヘビシングルだけ有名ですが、他にはどのようなピクチャーディスクを出していたのでしょうか? 識者のかた御教授ください。難易度:B \3000
ごく普通のHeavy Metalです。 終わり。
じゃあまりにもかわいそうなので(^^;)ちょいと。 ドイツ出身のツインリード5人組。 このアルバムはバンドよりジャケットのほうが有名かも。 まぁアルバムタイトルから思い付いたんでしょうが、"横を向くメカゴリラ" (-_-; とでも言うべきイラストは、情けなさ100倍。 しかしながら、中身は、なかなかまとも。リフ先行のイカニモメタルで、没個性こそが主張であるとでもいわんばかりではあります。 他にアルバム2枚のリリースがありますが、どれもほぼいっしょ。 (^^; すべて、CD化もされています。 最近メンバ3名が、45 CRASH なるバンドで復活したようですが、 かなりヒヨった内容になっているとか伝え聞いています。 (^^;難易度:C \700
もうこのへんのバンドにもなると、バンド名も付けたもん勝ちという様相を呈しておりましたようでして.....
おいハチ、喜べ、とうとう種板(*注*)を出すってぇことにあいなった。 ダンナいったい血相変えてどうしたっていうんですかい? どうもこうもねーやい。ほれ、このまえ路面走者とかいう種板屋が実演を見にきたっけな? あそこの若ダンナがこちとらの楽団のことをたいそう気に入られて、重金属音楽ならヘタでもずっこけでもなんでもええ、音盤出したろ、 ってことになったんでい。 ダンナ、それって誉められてんですかい? え〜い、しのごの言うねぇ、こちとら江戸っ子でい! 気が短いんでい! おいかかぁ、酒だ酒、酒持って来な。ったく気がきかねぇな。 めでてぇ日だ、鯛のお頭付きでも適当に見繕ってやってくんな。 おかみさん、いつもすいませんねぇ。あ? ダンナ、おかみさん、ごそごそタンス開けて反物出してますよ。 えーい、細かいことは気にすんねぃ! こちとら気が短いんでい! そうですがダンナ、楽団名はどうするおつもりで? 今の”義経”のまんまじゃちょっとあんばい悪いんじゃないすかねぇ? そーさな、何か名案はあるのけい? そーさねぇ......パン! んじゃこうしやしょう。 ダンナの自慢のさいころ2つに南蛮言葉をひとつづつ書きやして、 それを、コロコロっとこーやっておくんなせい。んで、こー並んだのをダンナが手前から立て板に水につつーーっと読んでいっちょあがりってのはどうでやしょう? ハチ公、やっぱおめえはえれえよ。 さすが尋常小学校出てるだけのことはあらーな。 良くわかった、さっそくやってくんねい。
ってんで、はっつあん、覚えたばかりのなけなしの英単語をサイに書き込むことにあいなりまして.......
ダンナ、やっとできやした、ヒック。そうかでかした! んじゃさっそくと、コロコロ..... なになに、ん? 何だこりゃ読めねぇぞ、ヒック。 ハチ、まかした! どれどれ、これは.....デスとエンジェルでデスエンジェルですなだんな。ほほぉデスエンジェルか、なかなかはいからじゃねーか、ヒック。 だんなでもすでにメリケンに若い楽団がいますぜ。 そーかそりゃ残念だな、んじゃもういっちょ、コロコロ....... おい!また同じだぞ。 だんな、そのサイコロ、もしかして例のイカサマ専用のやつじゃないすか? このまえも、やくざ相手にいきなりピンゾロ10回も連発して、ボコボコにやられたばっかじゃないすか、ヒック。 おーそーじゃった、いててて、まだ殴られたとこ痛えや。 おう、じゃこれ使ってくんな、ヒック。 ったく、ダンナはしょうがねぇな、ヒック。 はいよ、できましたよ、ダンナ。 はやいとこやっておくんなせい。 よし!まかせときやがれ、ヒック。 コロコロ......こんどはアイアンとエンジェルでアイアンエンジェルですがだんな、これもまずいですな。 えーい!またかい!!! コロコロ....今度はアイアンとスティールですかい、ヒック。 これじゃ上下おんなじであんばい悪いですな。
ってんで、若ダンナとはっつあん、何回もさいころをふりますが、どうもうまくまいりません。
をい!ハチ公! うまくいかねぇじゃねーか!? どうしたってんでい?ヒック。 サンダースティールもだめ、スティールエンジェルもだめ、どーすりゃいいってんでぃ?え? えーい、ままよ!コロコロ...... ん?今度は、サンダーとファイヤーでサンダーファイヤーですかい。 どうでい今度は? そーですなぁ、そんな楽団はいませんなぁ、ヒック。 そーかい! でかしたハチ、じゃこれで決まり! もー変えねーぞ。 おいかかぁ、酒がねぇぞ、酒、酒、さっさと持ってきな、ヒック。 だ、だんな、おかみさん、泣きながらまたタンス開けてますぜ? いいんですかい? なぁハチ、考えてもみろや、明日にでも種板出してみろ、おれたちゃ、職業芸人だぞ、種板出しゃぁトントン拍子に出世だ。かわら版にもひっぱりだこになるな。 するってぇと間違いなく来年の今ごろは、新宿コマでリサイタルとくるな。 そうすりゃおめぇ、かかぁにもうまいもんの1つや2つ食わせてやれるってぇ寸法だろがぁ、ヒック。 なーるほど、さすがダンナ、そりゃいいあんばいですなぁ。 んじゃ遠慮なく、グビグビ.....ぷはぁうめぇ....ヒック!
というわけでございまして、やっとバンド名も決まったという次第で..... おっと、そんなこんなしてますうちに、アルバムレビューをするお時間が無くなってしまうという、 『メタル粗忽(そこつ)長屋』というばかばかしい一席でございました。 ちゃんちゃん。 (-_-;;;
(*注*) 種板:戦時中、英語はイカンということで、レコードのことをこのように呼んだとかきいたことがあります。(未確認)難易度:C \700
前身バンドシリーズ第.....何弾か忘れた。 最近、世界中の話題となった集団 とバンド名が同じ(リンク張るなよ ^^;)ということで、急にその知名度が上がったというハナシなどはまったく聞こえてこない (-_-;; バンドの現Vocalが在籍したドイツのバンド。 現バンドも、その*スタジオ*バンドぶり(笑)が著名で、JUDAS PRIESTスキスキ心丸出しの部分も多いが、その芽はすでにこの時点で発芽していたのだった。 その張本人であるThomas Rettke氏の当時のルックスも情けないが、メンバもはっつあんくまさん系ばっかり。 (意味不明) スキスキPRIESTとは言っても、現行バンドよりはシンプルであり当然時代を感じさせる音ではある。 実は結構良かったりして..... (^^; Mausoleumからのリリースだが、ClassiXシリーズからは漏れてたような気もする。(自信なし)
難易度:B \1800
HOT BLOODレーベル第2弾! イケイケのどかすか路線のおそらくドイツ出身のギター2本を含む5人組。 見るからにACCEPT好き好きタイプを想像しますが、ボーカルは意外と線の細い無理矢理ハイトーン(^^;)タイプ。 で、この(おそらく)ボーカル担当が、なぜかルドルフシェンカーのそっくりさん。 (-_-;; え?ドイツ人なんかみんなそうだろうって?(をいをい) このバンドの凄いとこは、他にも、ロバートプラントと、 エルトンジョンのそっくりさんまでかかえているという..... (-_-;; は、おいといても、"LA prisoner"は、名曲。 こういうバンドは、こうしてひっそりと名曲を生み出しながら、こっそりといなくなってしまう(^^;のでなかなか油断なりません。 なお、なんとなくGRIM REAPERの1stみたいなジャケットなので、ジャケット買いも楽しめます。 (^^;;;
難易度:C \800
おそらくドイツ出身バンドの唯一のアルバム。 Key.も入ったポップなところもあるバンド。 たしかに曲もフックがあって、わりとまとまっているのだが、それにしても、ディスクヘヴン新宿店 (というよりEVIL RECORDSの委託販売?)では、なんと\10000!の価格をつけている。 たしかにここ10年(^^)はココでしか見かけたことはないが、いくらなんでも無理な価格設定ではなかろうか? みんなビンボーなんだし。(おおきなお世話か? ^^;)
難易度:A? \10000(実勢価格?)
同名バンドは数々ありそうですが、これはスウェーデンのバンド。 おそらく、当時、村興しの手段としてごく一般的だった『一村一DEEP PURPLE運動』 (そればっか -_-;)の旗手として、青年団のOB達によって結成されたバンドでしょう。 ギターは思わず吹き出してしまうほどリッチーしている場面もあります。 にしても、ひげのメンバーのひとりが、なんとあの! チョッパーベースの始祖と言われている Larry Graham (Graham Central Station で有名?)のそっくりさんという点がなんとも凄い。 (-_-;;;; とりあえず、初期の村興し北欧メタル系マニアは、要チェックかも?
難易度:B \4500
これも同名バンドは世界中に数々います(そんなんばっか)が、これは、カナダでもなくもちろん日本でもないスイスのバンド。 バンド名からするとどうしてもスラッシュ系を想像しますが、これは時代的にも立派なイモイモメタルです。 (^^; ルックスだってなんとなく人の良さそうな雰囲気が漂ってしまうのは、永世中立国のスイスならではか? (^^; 音のほうは、これもすぐ隣にフランスが位置する土地がらか、一度フレンチずっこけメタルのフィルタを通してから、フォンデュ風味に仕上げてみましたといった感じ。 (どんなだ? -_-;;;) 一応、スイス訪問記念ということで載せてみました。 :-)
難易度:B \1980
最近、2ndアルバムが、TORCH, CRYSTAL PRIDE あたりと同時に再発された、 売り物のトリプルリードを擁するスウェーデン出身のバンドのデビューアルバム。 (本作は日本未発売) VocalのGlory North(源氏名に違いない -_-;)が率いているバンドなのは確かなのだが、 このおっさん、リーダー格のわりには、ヘタウマを通り越してドヘタ。 (-_-;; それでも、サウンドのほうは、なかなかで特にA面が結構充実している。 そのぶんB面では、早くも息切れ。 (^^; トリプルリードのおかげで、リフの上でツインではもるなんてこともやっているが、別にどーってことは無い。 (-_-; ジャケット買いしても損はないかな。 (^^;;;;;
難易度:C \2000
『え〜うっそぉ、こんなメジャーなバンドも入れちゃうのぉ、信じらんなぁい』(-_-;) という声も聞こえてきそうですが、一連(そんなに続かね〜ぞ ^^;)のスイス物の1枚として、 『てゆーかー、カレシがこれラブラブみたいだしぃみたいなぁ』(-_-; ということで入れてみました。 いわゆるTHE STORM路線(素直にJOURNEYと言いなさい! ^^;)というか、昔なら、『毒にも薬にもならない』 と言われていたのに、なぜか今では大絶賛の路線 ;-) ですが、メリケン直系というより、 やはりそこはかとなくヨーロッパの香りも漂ってきます。 BRONZ、TERRA NOVA、ALL STARS(のポップな曲) といったところの名前も浮かびます。ギターもニールショーンとためをはれそうなくらいの業師。 "Where do you go from here"、"Empty streets"あたりは大ヒットしてもおかしくない出来。 そんなこんなことよりも、このバンドの名前を世界中に知らせしめた(おおげさ ^^;)のは、 VocalのTerry Brookが、一時、DEEP PURPLEの後任にほぼ決定したと報道されたことでしょう。 結局ボツりましたが。 (^^; あと2枚(?)出してますが、このファーストがお勧め。
難易度:B \2500 (再発CDが出ました)
で、出たぁ! SORTILEGEやH-BOMBとで『フレンチメタル三巨頭』と呼ばれるバンドのおそらくデビュー作。 (をいをい、TRUSTとかWARNINGのほうが知名度は上じゃねーの? という突っ込みは無し ^^;) ちょっと油断するとすぐにメイデンしてしまうバンドは数多く存在しますが、このバンドは心配御無用。 理由は簡単。メイデンしっぱなしだから(笑)。 大いなる敬意を込めて『フランスのIRON MAIDEN』と呼ぶ人もいます。 このバンド名だけに、Vocalはいちおう皇帝(もどき)のような格好をしていますが、他のメンツはどう見ても三等兵タイプ。 (-_-;; フランス語で歌っていること以前に、声質自体からフランスを感じてしまうところも不思議です。 もう1枚アルバム(2nd)を出していますが、これがなかなか見つかりません。 情報求む。 ちなみに、毎度おなじみDEVIL'S RECORDからリリースです。 このレーベルの稼ぎ頭だったというウワサもあります。 (^^;
難易度:B \4000
オランダのパワーメタルバンド。 ANGUSと同じMEGATON RECORDからのリリースです。 静かなオープニングから、一転して来た来たぁ!(^^; となるところは完全にお約束ですが、 この曲が、まんま大広間にぶちまけた"The Trooper"(意味不明) という感じの名曲。 そのタイトルも、名曲にふさわしく、な、なんと! "The speed of Samurai" (-_-;;;;;; さすが、GEISHAを生んだ国と申しましょうか? ん? GEISHAはデンマークだっけ? ジャケットもなんとなくソソるせいか、ダッチメタルの至宝(おおげさ ^^;)の1枚と言われています。 にしても、何て読むんだろう、このバンド? マーティール? (^^;;;;;
難易度:B \4800
フレンチメタルの隠れた名盤。 メンバ写真は出来損ないのL.A.METAL風に野暮ったいし、ジャケットは、 『ミニスカちょケバね〜ちゃんが、ボーリング場で、ボーリング玉の代わりにバクダン転がす』(-_-; というすばからしさですが、内容は秀越。 ツインリードのからみもなかなかで、SORTILEGE, H-BOMB, DER KAISER のフレンチメタル3巨頭 (^^;) の一角を崩す可能性十分。 なお、本アルバムは、Virgin Recordsから出ているので、 すでに勝ってるのかも? (^^;; ファーストアルバムは、Devil's Recordsからのリリースのようですが残念ながら未聴です。
難易度:B \2500
大好評(?)メタル落語シリーズ第二弾! (^^;
がらがらっ、ちょいとごめんよ。 ハチいるかい? はいはい、その声は若旦那ですな、今日はまたどういう風の吹き回しで? どうもこうもねいやい。おとついほらあの酔狂で種板屋やってるダンナに会ったらな。 『これはこれは。若ダンナも歌習ってもう長いですな。そろそろ種板作ってみちゃぁどうですかい?』 とこーきたもんだ。 そう来りゃぁもう渡りに船ってなもんだな。 良しわかった、じゃぁ楽団作らなきゃなってんでハチんとこに来たってぇわけだな。 だんな、話はわかりやしたが、何の楽団で? ダンナたしか浪曲やってなさりましたな。 何言ってんでい! 重金属の楽団に決まってるだろうがぁ! こちとら江戸っ子でい! おいハチ、おめぇたしか、三味線長いよな。 どうでい? ギターっつぅのは? 俺の次に目立つってぇもんだぞ。 若ダンナ、ギターっつぅのは、あの弦が六本もあるやつですかい? そりゃぁいけません。いくらなんでもちょいと多すぎます。 そーかい、それじゃしょーがねーな。じゃぁ、ベースなら四本に負けといてやれるがどうだ? 若ダンナには負けました。 ようがす、引き受けましょう。 これで良しと。 ドラムはなんだな、ほら、でーくの熊五郎、あいつが、お神楽ならできるってーんでもう頼んである。うん。 するってーと、問題はギターか。 ハチ、誰かいねーか? そうですなぁ、知りませんなぁ.....パン! じゃぁオーディションつぅのはどうですかい? さすがハチ、たまにはいいこと言うねぇ、よしそうとなったらさっそくやろうじゃねーか。
ということで、オーディションの当日になりまして......
おい、ハチ、どうでい? かわら版に載せたんでぃ、100人くらいは集まったか? だ、ダンナ、そ、それが......三人なんで。 さ、三人? しょ、しょーがねーなぁ、ま、まぁ誰も来なかったよりは良しとするかな。 ん、じゃさっそくはじめんべ。
じゃ、最初の人やってくんな。 ピロピロピ.... を、をい、そ、それなら俺でも弾けんぞ。をい、おめぇ、ギター弾いて何年になる? はぁ、二ヶ月ですけど。 に、二ヶ月?? それに良く見りゃぁ、おめぇの持ってるそのギター、そりゃ、昔 通販で良く売ってたトムソンじゃねーのか? あ〜情けないねぇ。 はい次の人。ちょっと待った、おめぇもトムソンか。 あーもう弾かなっくってよろし。 ったくどいつもこいつも..... はいじゃ最後の方。 を? 今度はちょいと期待できそうなのが来たな。 何年弾いてる? はぁ、20年くらいになりますか。 おい聞いたかハチ、残り物には福来るってぇのはほんとだな。 さぁ、さっそくやってくんな。 ペンペンペン。 だぁ!、こいつも三味線の師匠じゃねーか。 バカでかいピック持ってやがるし。まぁ、やってねぇよりはマシか。 しかし困ったな。ギターはやっぱり2本必要だしな。 じゃ、ほれ、前の2人、じゃんけんして決めな。 ほいジャンケンポン! ん? 2番の勝ちか。よし、これで決まりだ!...........わ、若ダンナ、1番の小僧がシクシク泣きだしましたぜ。 なに? この楽団に入れなかったら、もう行くとこがねぇだと。 わ、わかったからもう泣くんじゃねぇ。ったくしょーがねーな。 まぁ、ギターが3人いるのも悪かねーな。 よし!おまえら全員合格! 明日から練習開始! で、ダンナ、楽団名はどうなさるおつもりで? パン!そりゃぁ、おめぇ、もう決まってるに決まってるだろがぁ。 フィンガー5にあやかって、ブラディー5だな。 どうだい、オツなもんだろ? ですが、だんな、全部で六人になっちゃいましたぜ? そ、そうだったな、それじゃ、ブラディー6に変更だな。 さすが若ダンナ! 頭いいですなぁ! あたぼうよ、こちとら江戸っ子でい!
ってんで、無事にデビューと相成りましたわけで...... どんなバンドにもハズカシイ過去(実はこのバンドはCHINAの前身!)があるという見本でして。 なお、Aeturnus 'Zine には、『ベルギー盤はジャケ違い』と書いてありますが、同じです。(どーでもいい ^^;)難易度:B \1500
知る人ぞ知らないおそらくオランダのバンド。 どこぞで話題になった(まだなってない ^^;)のでレビューしてみました。 PRETTY MAIDS構成の6人組で、Dave Mustaneのそっくりさんやら、 渋谷の街頭で防寒ジャケットを着こんで、アヤシイ店のビラ配りのバイトをしつつ、 返す刀でコギャルにちょっかいを出していそうな茶髪ヤサ男に〜ちゃん風(どんなだ! -_-;;)のメンバーらが写っています。 内容のほうは秀逸で、『エコーが効いてりゃOK!』的北欧メタルファンにもいけそう。 (^^; (をいをい、それじゃカラオケと変わらね〜ぞ -_-;;) ハードポップ風も多いですが、全体的にはエッジもそれほど鈍っていません。 何と言っても、ラストは、Yngwie meets ROYAL HUNT 風の大団円。 まさに隠れた名盤とよぶにふさわしい1枚。
難易度:Aかも \不明
フィンランド出身の、バンド名が覚えられない代表的なバンド(^^; のおそらく3rd。 時代的に、『L.A.Metalになりたい症候群』を患っており、 寒いからよせばいいのにカットTシャツなんか着ちゃって、ソレっぽいポーズなんか決めちゃってあ〜らら、 と思うと、Key.担当に自然ソリコミが入ってたりして泣かせてくれます。 (-_-; しかしながら中身のほうはナカナカで、全然 L.A.Metalっぽくなく、 どちらかと言うとPURPLEishなとこもあるのはお国がらか。だから無理なんだってば。 (笑) 『ロックンろ〜ぉ〜』のこぶし回しがどことなく吉幾三を彷彿させる点もポイントが高いです。 (^_^v
難易度:B \3500
熱き血潮のHOT BLOODレーベル第3弾! ダースベイダーみたいなフル装備の悪の権化に、パンツいっちょ(-_-;)の正義の味方が挑むという熱き血潮(^^;)のジャケットを持つおそらくドイツのバンド。 勇壮なジャケットとは裏腹に、中身はキーボード入りで結構ポップだったりします。 NO TROUBLEというだけあって、演奏もそれほどトラブりません。 (^^; こういうバンド(アルバム)は、中身をしのごの言うより、ほっておいても見かけたら買う人は買うので、これにて終わり。(笑)
難易度:B \1980
これも、New Renaissanceレーベルのバンド。 いかにもアメリカのバンドが 『僕たちノー天気なアメリカンメタルは嫌いです!』宣言している路線と言ってよいが、かと言って、QUEENSRYCHEやFIFTH ANGELほどの高みを極めているわけでは当然ない。 (^^; それなりに聞かせる曲もあります。 このレーベル、スラッシュ部門はウ〇コばっかりでしたが (ウ〇コ好きもいないわけではない ^^;)、普通のメタル部門はなぜかまともなバンドが多かったのが謎。 類推するに理由は簡単。 それは、『ウ〇コスラッシュ事業部と普通メタル事業部が併存したから』 というもの。(-_-;;; 果たして、このレーベルがそれほどの大企業だったのかどうかは不明ですが、ありえないハナシではないと思います。 (^^;; ところで、このバンドが、あのJim Dofkaが在籍したバンドなのでしょうか? ど〜でもいいけど。 (^^;
難易度:C \1280 (CDもあり)
バンド名からして何かを期待してしまうメリケンのバンド。 期待に違わずスキスキメイデン節を連発させてくれます。 ジャケットも何とはなく初期のIRON MAIDENを彷彿させる点(最近の豪華な作品よりもなんとはなしに色数が少ない ^^;)もポイント高し。 ジャケットに写っているアヤシイおやじも、生前のエディを彷彿とさせます。 なお、あの!BREAKERと同じAuburnレーベル出身。 このレーベルの2大看板だったと想定されます。Auburn侮り難し!
難易度:B \980
スェーデン出身、VIXENほど美形ではない(^^;)ねーちゃん4人組の5曲入りミニアルバム。 リフはL.A.メタルっぽいが、ギターソロになると早弾きしてしまう(といってもたいしたことはない)のはお国柄か。 ドラムは、森高よりはうまい程度。 (^^; 33回転でA面に5曲とも収録しちゃってるので、B面は、荒く溝が刻んであるだけで無音。 塩化ビニールの無駄使い度は、Impellitteriのミニアルバムと双璧だろう。 (-_-;; どうせなら、45回転シングルにするか、B面に、『マッツヨタリソンの突撃うっふんインタビュー』でも収録してくれりゃよかったのに。
難易度:B \1980
『川越のスコーピオンズ』ことドイツのTRANCEが、TRANCE MISSIONと改名し(いったい何がしたかったんだ? ^^;)発表した唯一のアルバム。一般に、TRANCEの名盤と言われる『Power Infusion』と並び賞せられる。 が、Vocalがウルトラくせ声なので ダメな人がまったく受け付けないかも。 筆者もあんまり..... (^^; AXXIS系のゆれゆれビブラートで、いきなり突拍子もなくファルセットに移行してしまうあたりは、実力以上にキーを上げすぎてはまったカラオケ少年みたい。 曲はそれなりに可。
難易度:C \1980(再発(再プレスかも?)CDもあり)
MARTYRと同じ、オランダのMegatonレーベルのバンドのおそらくファーストアルバム。 CENTAURUS(体は馬、上半身は人間)2頭(あるいは2人 ^^;)が、疾走しているドヘタなジャケットですでに合格であるが、中身もなかなかに勇壮。 タイトル曲や"Heavy Weight Warrior"(なんだかなぁ ^^;)あたりの流れはまさに二流品の風格。 このバンド独特の勇壮感は、すぐにそれとわかる変なギターの音色と、やけにどったんばったんしているドラムの副時効果かもしれない。 セカンドアルバムは、よりジャケットがカッコイイが、中身はいま3。
難易度:C \1580
通好みのバンドを排出した、アメリカ中部クリーブランド周辺のバンドを集めたオムニバス。なんと言っても注目すべきは、あのBREAKERの名曲、"Ten seconds in"のオリジナルテイクと、さらにもう1曲のアルバム未収曲(これもなかなか)が収録されていること。 さらに、SHOK PARISのアルバムとは別テイクも収録。他には、SACRED FEW, DESTRUCTOR, BLACK DEATH(全員黒人)などを収録しているが、やはり、BREAKERとSHOK PARISが抜きんでている。 クリーブランドは、重工業・鉄鋼業中心の街らしいので、バーミンガムともイメージがダブる。 現在のクリーブランドのメタルバンドの情報はココにあります。 知ってるバンドあんまり無いけど。 (^^;;
難易度:B \1980?
最近、1stアルバムがCDで再発されて(なんとエセ国内盤まで出た!)こりゃまたおったまげたフランスの正統派バンド幻の2ndアルバム。 1stよりは、ドラマチック度は少々減退して、その分ストレートに、MAIDEN好き好き路線をまっしぐら。 (^^; しかし、このボーカル、決して力押しになるでもなく、終始涼やかで良い。 (^^; "Soel"あたりいいよなぁ。 なお、ジャケットは1stほど豪華ではなく、3色刷りのところも好感が持てます。 (^^;;;;; LIZARD record からのリリース。フレンチメタルの隠れた秘宝。
難易度:A \4000 (最近見たことがない)
Megatonレーベル第....何弾かわからん。 (^^; Aeturnus Zine Vol.2 で大絶賛(?)のオランダのバンド。 地味なジャケットに地味なメンバー(^^;)ということで見落としがちなアルバムではある。 しかしながら、Vocalが兼任するKeyboardもあくまでおかず的な挿入でポップ過ぎることなくセンスが良い。 ラストの"Carry On"を代表曲として佳曲ぞろい。Vocalの声や、メロディーの持って行き方など、実にWILDFIRE的でグッド。 と思ったら、たまたま、WILDFIREのとなりでレビューされているのも何かの縁か? なんと!昨年('97)10年ぶりにセカンドアルバムを発表し、ひっそりと(^^;)国内盤も出ました。 プログレメタルのようなことをやっているようです。 しかーーし、10年前とジャケットのデザインがほぼ同じというのがなんとも...... (^^;;;;
難易度:C \1280
Enonyレーベルの5人組。 あの『スウェディッシュメタル辞典』に登場するまでは、てっきりイギリスのバンドかと思っていました。 マッツとか、なんとかセンみたいなイカニモな北欧ネームもいないし、ファンクラブ等の宛先も無し。 ひょっとして、お里を隠したかったのか? (^^; こんなしょーもないコーナーを熱心に読んでいる読者の皆様のことですから、ジャケットに釣られて、ダメ元で買い込んで、各曲のアタマの30秒のリフだけを流し、アルバム1枚で約5分のスーパー時短聴き。 (-_-;;『あ〜やっぱダメだった』と自分の手グセを呪わしく思う人も、少なくないと思います。 (^^; この1枚もそれかも。 A面で首をうなだれ、B面の半ばでがっくりと肩を落とし、途中で聴くのを止めてしまうかもしれません。しかし、あきらめるのは早い。 最後の最後の名曲、"Running Wild"でやっと『来た、来たぁ!』となります。 『あ、ここ、ここ、ここだってば、早く来いっつーの!』『えー? 何、今忙しいんだけど、どれどれ?』 『あーったく、早く来ねえから終わっちまったじゃねーか!』(-_-;; な部分も数箇所あります。 リフは、SWEET SAVAGEの"Eye of the storm"を彷彿とさせ、なかなかカッコイイ疾走曲です。 死蔵しているみなさん、もう1度引っ張り出して、ぜひこの1曲を聴いてやって下さい。 (^^;; 通常、Ebonyレーベルのアルバムは、入手はそれほど難しくありませんが(SHYのアレは別として)なぜかこのアルバムは、あまり見かけないような気がしないでもありません。
難易度:B \1500
というわけで、90年代のバンドも少々.....
もうバンド名からしてすごいですが..... KILLER型ダミ声オヤジボーカルを擁すドイツのバンド。 とは言ってもHELLOWEEN 以降のメロディックパワーメタルとは明らかに質感が違うところが好ましい。 ただし、Gr.がなぜかネオクラシカル入っている点がちょっと減点。 (この組み合わせが売りなんだろうが.......) 日本盤も出たのに、たいして話題にもならなかったのでさっさと廃盤に。 (-_-;; アルバムにはメンバ写真がないので確認できないが、絶対ヒゲ面が2人はいると 思う......(笑)
オーストラリアの結構若そうなバンド。 ぜひジャケット買いしてやってください。 ペガサス(しかも鼻から火を吹いてる)の上に神話系オヤジが乗っかって、 フライングVを振り回すという黄金パターンですので。(笑) 音のほうもジャケットを裏切らず、朴訥としたメタルサウンドで、よせばいいのにモノ哀しいバラードなんかもやってます。 『絶対短パンなんかはかね〜ぞ!』とばかりのレザー固めも好感が持てます。 同じオーストラリアのバンドで、日本盤がリリースされてそれなりに売れたらしいDUNGEONは、 ジャケットで大いに期待しましたが(^^;)個人的にはいまひとつ。 "Call me"(BLONDIE)のカバーのおちゃらけも印象悪くしたか...?
Mausoleumレーベルの復活と同期して再起したベルギーのほうのKILLER。 やはりこのバンドは入れねばなるまい。 (^^; ちょ〜クサいメロディに、高音部で声がひっくり返ろうとまったく気にしない(-_-;)おっさんボーカルが乗る。 80年代のアルバムとまったく不変(音質はちょっとはマシになったかも)の王道である。 ジャケットもいかにもおっさん連中が思い付きそうな下品さで良し。 (-_-;;;;; アルバムこれっきりで音沙汰が無いが、Mausoleumの3度目の復活(あるのか?)のときにまたアルバムを出してくれることを祈ろう。 (^^;;
スイスで録音されているが、おそらくドイツ出身、Vo+Bs, Gr, Gr, Dr. の4人組の自主制作アルバム(CDで買ったがLPもあるらしい) Icelandにもファンクラブがあるとのことなのでそっちのバンドかもしれないが未確認。
自分達のアンセム的作品 "Evenstorm"で嵐の前夜のように幕を開ける。(お約束) "Hell Fire"やら、"M.E.T.A.L."など曲名もコテコテ。 特に後者では、『エム!イー!ティー!エー!エル!』なんぞと、いまどき西条秀樹でもやらないような(^^;)掛け声をかけることもやっている時代錯誤もはなはだしいバンド。 しかしこの曲がなかなか良い。(笑) 極めつけは、ラストの大団円を飾る名曲 "Heavy Metal Fever" (^^;;; もう曲名だけでオッケーであるが、ドラマチックな展開と、臭い臭いツインリードの泣きで、この手のファンは悶絶必至である。 "Heavy Metal 〜"というタイトルをつけるからには、それ相応の仁義が必要(^^;)であると思うが、このバンドは立派にクリアしたと言って良いであろう。 なお、"Position 69"なる謎の曲名も。(-_-;;;
今、偉大なる先達のメタルスピリッツは、EVENSTORMの胸にしっかりと伝承された!! って、こんなバンド、まだいるのかしらん......? (^^;;;;;;
まだまだ続くぞ! (え?もういい?
^^;)