6月8日(日)

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(展望レストラン II)

 昨日は、展望レストランでの食事を楽しんだあと、イルカのショーを見る予定であったが、料金の支払に予想以上に時間がかかり、午後4時のショー開始には間に合わなかった。結局、ウエイトレスさんに、料理が済んだことを告げ、暗に支払いを匂わせた(つもりだった)が、お皿を片付け、「デザートがいるか」と聞きに来たあとは、そのままである。
しばらく待ったあと、「支払をしたい」と伝えると、彼女は請求書をテーブル上に残して、にこやかに去って行った。またまたしばらく待ったあと、通り過ぎようとする彼女を呼び止めて、「ここで、支払えるか」と請求書とお金を手渡すと、にっこり笑って受取り、しばらくしてから、おつりと先程の請求書を持ってきた。展望を楽しむお客をなるべく邪魔しない心づかいなのか、全てレストランでの支払いには時間がかかるのか、私がルールを理解していないだけなのか、私の話した言葉が足りず、こちらの意思がよく伝わらなかったのか、今でもよく分からない。結局、レストランには2時間近く居たことになる。子供たちは待ち切れず、おつりを待つ父をテーブルを残して、階下のカフェにアイスクリームを求めて去って行った(レストランのアイスクリームは高いので、デザートは何も注文しなかった)。
 

(子供動物園)

 食事後は、子供動物園に行った。5時半のイルカのショーを見ようとしたのだが、この日最後のショーは団体貸切りで個人客は入場が出来ないため、動物園に切り替えた。この動物園も(名づけられている通り)小さな子供用で小さい。東山の子供動物園(コーナー)に、ロバや馬などの大型動物と、2、3の遊具、売店を加えたものが林の中にある。子供たちの興味は、動物よりも遊具に向かい、低速度の回転ブランコに乗ったあとは、専ら、クッション小屋(とでも呼べばよいのか、床と壁が大型の空気いかだでできた小屋の中で、飛んだり跳ねたりして遊ぶ遊具)で過ごした。
サルカンニエミを後にしたのは、午後7時であった。帰りのバスで眠ってしまった素子を抱いて、アパートに帰り着いても、まだ、日は北西の空にさんさんと輝いていた。


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