9月19日(金)
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(サッカー最終戦)
智の所属するサッカーチームは、9月に3つの試合(ホームで1試合、アウエーで2試合)を行い、3連勝してシーズンを終えた。10日(木)の最終戦では、1点リードで迎えた後半、智は待望のゴールキーパーに抜擢された。試合は、後半も味方の猛攻が続き、3対0で快勝。智は後半20分間、自ゴールを守り通した(ただし、相手チームにゴール付近まで攻め込まれたのは3回のみ、相手方のシュートがゼロなのは、少々残念であったが。)
最終試合後も練習は週2回続いているが、気分的にはシーズン終了である。毎回、参加者が減っているし、練習時間(6時半〜8時)内に日が沈み、練習終了時にはかなり暗くなっている。コーチのアイッティに練習計画を聞くと、「いつまで練習を続けるかは分からない。天候が許し、子供達が集まる限り練習は続けるが、シーズンは終わりだ。次の試合は来年の春さ。」と言っている。一度、なくしたボールが後から出てきて、我家にはサイズ3のサッカーボールが2つ残っているのであるが。
(子供達の砂場) (タンペレ工科大学のキャンパスにて) (夕焼け)
(9月のフィンランド)
9月に入って、雨が続いている。サッカーの試合も最後の2試合は、雨中もしくは小雨混じりの中で行われた(それでも、フィンランド人は気にする様子もなく、予定通りに試合が行われるのだが)。それにしても雨が多い。日本の梅雨と違って一日中しとしとと降り続ける雨ではないが、中天に雨雲が見えないことが、めずらしく、全く雨が降らないこともめずらしい。水曜日には、激しい雨と雷もあった(その後に見た虹もきれいであったが)。激しい雨の継続時間が短いので、少し木の下で雨宿りでもすれば、降り止んだ後に、または、小雨の中を移動でき、傘の必要性が小さいことは分かるが、フィンランド人は結構、激しい雨の中でも、気にする様子もなく歩いている。シャイなところ、酔っ払いに寛大な所などフィンランド人には親近感を覚えることが多いが、この雨中の行動様式には、味覚の違い(全ての料理が甘すぎて、タバスコなしでは楽しみにくい)と同様に、違和感を感じる。
毎朝の天気予報を見ていると、気温がどんどん下がって来ている。私の感覚としては3週間で秋を通りすぎ、(東海地方の住人の感覚では)初冬の気分である。今日も、日中の気温は14〜15℃まで上がった(私は一日中建て物の中にいるので、どれだけ暖かかったか実感はない)ものの、朝晩は10℃を確実に下回り、朝の出勤時にはヤッケに下にセーターが欠かせない(すでにセーターの下のシャツは、日本の冬に着る厚手の綿シャツを着ているが)。北部のラップランドでは、日中の気温が5℃なんて言っている。日没前後の斜光に照らされt風景の美しさ、夕焼け時間の長さは変わらないが、確実に夜の時間が増えている。フィンランド語で9月は、syys-kuu (-kuu が月)、秋は、syksy。もしかして、フィンランドでは、昔から秋は9月のみ、10月からは冬だったのだろうか。それとも、フィンランド語教室で苦んでいる(客観的に見るとかなり苦しい状態、主観的には、けっこう楽しんでいるけど)私の妄想か。
(朝焼け) (駐車場の紅葉) (キャンパスの紅葉)
ちなみに、22日(月)朝6時のわが家のベランダの気温は8℃、天気予報によると、今日のタンペレの気温は、朝(最低気温?)6℃、午後(最高気温?)10℃、(火)の朝は3℃の予想(ラップランドは、-1〜2℃)であった。
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