ブラジルは南米で唯一入国するときにビザが必要です。観光ビザは90日までです。ただ、「移民の国ブラジル」と言われていますが、現在では労働可能なビザを個人で取得するのはほとんど不可能です。いろいろとまわりの人に聞いていますが、結論としては「ブラジル人と結婚するしかない」という話ですし、最近はさらに厳しくなったようで、結婚しても「滞在許可」しかおりず、夫婦に子供が産まれてから始めて「永住権」が与えられるようです。
コロンビアやペルーからブラジルに出稼ぎ目的でやってくる人々や不法滞在者が増えたので、その対策としてビザが厳しくなったようです。
ということでブラジルで仕事をしたいと思う人はブラジルに支社を持つ企業に就職して飛ばしてもらうか、日伯交流協会の研修生で来るか、JICAからブラジルに派遣されるしかないようです。また、サン・パウロ新聞やパウリスタ新聞が研修生を募集することもあります。もちろんブラジル人と結婚されているかたなら大丈夫です。
それ以外の観光用のビザは90日までのものが手に入ります。ただ、往復航空券が必要です。詳しくは航空券を手配した旅行会社に聞いて下さい。なお、ブラジルに隣接する国の大使館では航空券なしでビザが取れるという話しも聞きます。
よくちまたで聞くビザ取得の鉄則は「隣の隣の国で取れ!」ということです。日本のように遠いところでビザを取るのが大変なのはもちろんですが、隣の国どうしというのも仲が悪いことが多く、面倒なことがあるようです。その点「隣の隣の国」というのは近からず、遠からずで適度な関係です。