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サッカー観戦事情1



ブラジルと言えばサッカーの聖地。ここに来てサッカーを見ないのはディズニーランドに行ってシンデレラ城に行かないのと同じくらいもったいないことです。ブラジルではほぼ一年中なんらかの試合が行われているので、時間があったらぜひ訪れてみたいものです。なお、ここではサン・パウロの試合について書きましたが、チケットの買い方などは他の町でも似たようなものです。

では、サン・パウロでのサッカー観戦について順を追って説明しましょう。

試合日程を調べる

試合を見るためには、いつ、どこで試合が行われているかを調べなければなりません。だた、何事においてもいい加減なブラジルの国なので、直前に日程が変わることもしばしば。それでもこれらの方法で調べれば、万全です。一年間の大きな流れについてはサッカー観戦事情2をご覧下さい。

  1. インターネット
    有名どころのブラジル・スポーツサイトを見れば、日程が載っていますが、ズバリお勧めは「Gazeta Esportiva」です。いろいろな大会ごとにページが分かれていますが、各ページの「Proximo Jogo(次の試合)」というところをクリックすれば試合会場と開始時間がかかれています。

  2. スポーツ新聞
    街角のバンカ(日本の駅のキヨスクみたいなもの)で売っている日刊スポーツ紙「Lance!」というのが情報源としてはナンバー1。夕刊ゲンダイのサイズでカラー刷りのなかなか見やすい新聞です。その日や翌日の試合時間や、チケット販売窓口などが詳しくかかれています。また、各チームの試合直前の情報などもあるので情報収集にもおすすめ。

  3. サッカー雑誌
    ブラジルでサッカー雑誌といったら「Placar」。月刊誌なので試合時間などのタイムリー性には欠けますが、特集や豊富なデータなどがあってこちらも必見。
チケット購入

試合時間がわかればチケットの購入ですが、これも試合のレベルによって違います。僕の独断と偏見により試合をいくつかのタイプに分けて解説します。まず基本情報ですが、ブラジルのリーグ戦はだいたいのパターンとして、一次リーグは各チームで総当たり戦を行い、上位のチームが二次リーグにすすみ、ホーム・アンドアウェーのトーナメント戦です。

チケットの種類

大ざっぱに分けると二種類。カデイラ(Cadeira)とアルキバンカーダ(Arquibancada)です。カデイラはその名の通り椅子席で、値段が高い分客層もおとなしく、初めての観戦ならこちらをおすすめします。アルキバンカーダは一般席。スタジアムに響きわたる歓声はここで生産されます。それだけに迫力満点です。ブラジルサッカーの醍醐味を味わうならここが一番。

持ち物の注意

スタジアムに行ったら撮りたいのが写真ですが、ガイドブックを見ると「スタジアムはとっても危険なんで手ぶらで」なんて書いてます。たしかに危険ですが、今までカメラを持っていって危ない場面にあったことがありません。少なくとも人が大勢いるスタジアムでまわりの人達と同じチームを応援している限り、襲われるようなことはまずありません。

また、会場入り口では男性の場合荷物チェック、ボディーチェックを受けます。この際、グラウンドに投げ込めそうなもの(缶やペットボトルや新聞、雑誌など)は没収されます。カメラなどの貴重品は没収されません。

服装についても注意が必要です。各チームのチームカラーがあり、似たような色の服を着ていると「○○ファン」と思われ、敵対するファンに因縁をつけられることがあります。モルンビーでは応援チームごとにバス乗り場から入場ゲートまで決まっているので、間違って相手チームの群集の中に突っ込んじゃう恐れもあります。無難な色(黄色、茶色など)にしたほうがいいでしょう。(チームカラーについてはサッカー観戦事情2をご覧ください)

スタジアムへの行き方

  1. モルンビースタジアム(Morumbi)

    サン・パウロのホームスタジアム。市の中心部からだいぶん離れた高級住宅街の中にあり、バスで行かないといけません。ただでさえ分かりにくいサン・パウロのバスなので、言葉に自信がない人はタクシーで行くことをおすすめします。

    バスで行く場合、起点の一つが地下鉄アニャンガバウ(Anhangabau)駅に隣接しているバンデイラ・バスターミナル(Bandeira)。地下鉄の駅を出て、右の方をみると大きく看板が出ているので分かります。バスターミナルは目的地別にプラットフォームがいくつかありますが、そのうち「Brooklin」って看板があるバス停から、モルンビーのそばを通るバスが出ます。なお、このバスはモルンビーの目の前は通らずに、近くを通過するだけなので運転手か車掌に一言「モルンビー・スタジアム(Estadio do Morumbi)に行く」と言っておくといいでしょう。たいていそういったバスには応援団が乗っていて、みんながぞろぞろ降りていくので分かりますが。

    その他に僕がいつも利用しているのは地下鉄クリニカス(Clinicas)駅前のバス停から直接バスを拾う方法です。こっちの方がバンデイラ・バスターミナルで拾うよりも早いです。クリニカスからモルンビーに行くバスはジャルジン・コロンボ(Jardin Colombo)行きです。バスはクリニカスを出て、東の方に進むのでそっち側の車線のバス停で待ちます。バス停は地下鉄の出口を出て、MASPの方に向かって歩いて二つ目です。でも出口から50mぐらいと近いです。

    バスに乗ったら運転手に「モルンビーで降ろしてね」と一声言っておけば大丈夫。でも実際にスタジアムに着くと、巨大な建物が見えてくるので見逃すことはありませんが。

  2. パレストラ・イタリア(Parestra Italia)

    通称パルケ・アンタルチカ(Parque Antarctica)でパウメイラスのホームスタジアム。地下鉄のバーハ・フンダ(Barra Funda)駅から歩いて15分ほど。駅を出たら、パウメイラスのチームカラーである緑色の服を着ている集団の後について行けば大丈夫。

  3. パカエンブー(Pacaembu)

    コリンチャンスのホームスタジアム。地下鉄のクリニカス(Clinicas)とコンソラソン(Concoracao)駅の中間にあり、どちらの駅からも徒歩15分ほど。こちらは白と黒の集団についていけば大丈夫。なお、コリンチャンス、パウメイラスともホームゲームをモルンビーで開催することもあり、会場をよく確かめないといけません。

会場での注意

会場ではなるべく真中に座りましょう。アルキバンカーダでは両端に熱狂的ファンが陣取ることが多く、そのあたりではいざこざが起こることもあります。

スタジアムからの帰り方

まずは会場を出たら人の流れに乗ってください。すると交通量の多い通りに出るので、そこからバスかタクシー(深夜の場合)を拾います。深夜でもわりと良心的なタクシーが多く、今までぼられたことはありません。バスの場合、地下鉄駅行きのバスに乗れば、迷うことはありません。


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