Random Notes

日本での休暇

98年の年末から99年お正月にかけて、3週間程日本で休暇をとりました。
家族が日本にいるので、毎年一度は日本に帰るようにしています。 昔日本に住んでいた頃、「お正月ってなんてつまらないんだろう!」と思って過していましたが、カナダにて生活を始め考え方が変わりました。こちらのお正月って全く「正月」という実感無く過ぎ去り、1月2日から仕事始めです。 もともとクリスマスの方がビックイベントなので、正月は年越しをちょっと祝う為に 1月1日が休日になるだけです。 そう考えると初詣、お節料理とお正月に伝統行事の有る日本の方が100倍も楽しく思えました。 で、ここ2、3年は年越しを日本に帰って家族と過す事にしているのです。 その方が「お正月」の気分が十分味わえます。

さて、今回日本に帰って最初に気付いた事は、携帯電話です。 今では殆どの日本人が携帯電話なり、PHSなり持っていますよね。 話しによると3人に2人は所有しているとか。それにしても、最新携帯電話のサイズが小さい事にビックリ。 こちらカナダで見るものより半分以下の大きさです。 あの大きさなら持ち運びに全然困らないですよね。 最新の携帯電話では短いメッセージを送る事が出来るとか。 そんな技術を持った携帯電話がいったいいつカナダに登場するのか、ふと考えてしまいました。 日本の技術はやっぱり凄い!とあらためて感じました。
でもね、カナダでも日本より進んでいる事があるんですよ。 今年1月から日本で開始された、デビットカード(Debit Card)・システム。 デパートなんかで自分の所有する銀行キャッシュカードで買い物が出来るというシステムです。 カナダではそのシステムを数年前から使用していて、アメリカよりもカナダの方が使用者が多いと聞きます。 日本では今だ主要デパートでしか Debit Card を使用できませんが、カナダではスーパーからコンビ二まで殆どのお店で使用可能です。

それにしても、日本の鉄動機関て凄いよね。時間厳守で運行されてますよね。 1分足りとも遅れない。 よくも時刻表通りに電車を走らせる事が出来ると感心です。 特に東京地区なんか何十本の電車が走っているのに、何の狂いも無く運行しているんだから感動ものです。それに遅れるとちゃんとお詫びのアナウンスがされる。 カナダの交通機関も日本に行って鉄道運行の仕方を学ぶべきだと強く思います。 カナダには時刻表があって無いようなもの。 時間に遅れて当たり前です。 まして、トロント市内を走る地下鉄には時刻表はありません。 電車が着いた時が到着時間です。 だから、待たさされる時は何分でも待たされ、調子が良い時は1分後に来たりします。 全くいい加減ですよ。




それから次の驚きは、ドーナッツショップにて。 久々に日本のドーナツが食べたくなって、Mドーナッツに入り、ドーナッツを1つ、マフィンを1つそれにアイスティーを注文したら、なんと690円も取られました。 値段を見ないでカナダの金額で頭の中で計算し、例え5%の税金が追加されたとしても400円前後だろうと思ってお金を用意していたので、690円と聞いてたまげてしまいました。 アイスティーがなんと300円もするとは。 もしこんな高価なドーナッツショップがカナダにあったら、一年もしないでつぶれているだろうと、かってに想像しながら食べたドーナッツとマフィンは、値段の割には ・・・ .というお味でした。
かといって、日本が全てに関して高いというものでもありません。 実際、高級レストランは別として、一般レストランでの食事は安めだと思います。
OH CANADA!?」のページにも書いていますが、カナダでは税金とチップが加算されるため、レストランでの食事はけして安くありません。 その点日本ではチップを考えなくて食事ができるので、精算する時に気軽です。

もう一つ驚いた事は、日本でアロマセラピーがとても流行っていた事。 ストレスを感じる日本人にとって「ストレス解消」グッズは欠かせない物なのでしょうね。 アロマセラピーに使うグッズはカナダよりはるかに種類があってビックリしました。 さすが商売上手な日本人だけあって、魅力を感じる商品作りは大した物です。 それに、ハーブやオイルなど自然素材を使ってストレス解消する考え方、健全でとてもいいと思います。
アロマセラピーに限らず、日本では海外で売られているグッズそのものをよく見かけます。さすが輸入大国日本だけあって、 カナダで売っている同じ物がいくつか有りました。
アメリカ・カナダで大人気のスターバックス・コーヒーまでも、東京のいろんな場所で見かけました。 海外の「ヒット商品」をキャッチし吸収する日本人の力って、本当にすごい!とまたまた感心してしまいました。






話しには聞いていましたが、最近の日本では髪の色を変えるのが流行っていますね。昔の茶髪をはるかに通りこして、脱色状態の髪が目立ちました。 だから道を歩いていて、「あ! ブロンドの外人さんかな。」と思いきや、顔を見ると醤油顔の日本人だったって事が、よくありました。 昔なら髪をちょっと染めると「不良」とかいって、後ろ指をさされる傾向にありましたが、日本もやっと髪を染めるという違和感を脱っし始めたのですね。 自分が思うに、それは良い事だと思います。 髪の色を変える事で人に迷惑をかける訳でもないし、ちょっと遊び感覚を持って色を付けたっていいと思います。 ちょっとやり過ぎって言う人もいましたが、割と結構カッコ良く決めている人が多く、感心して眺めていました。

それにしても、日本のファッション感覚はちょっと不気味ですね。 今日本ではダッフルコートが流行っています。 街を歩いている人の10人に3人は同じようなダッフルコートを着ていたようです。 洋服の店でも、店頭に見かけるのはダッフルコート。 自分もダッフルコートをトロントに来た年に買いましたが、それはトロントの冬に耐えるためのコートを持ってなかった為で、フードが付いていると雪の日にいいかなと思って買ったものでした(マイナス35度まで耐えられるかなり厚手の物です)。 いくら流行っているからって、皆と同じような服をきて息苦しくならないかな、と思いながら見てました。 今だにバーバリーのマフラーを多く見かけましたね。 最近では高校生の子供を持つサラリーマンが多くバーバリーーのマフラーをしているそうです。 というのも、子供からの“お下がり”を貰ってしているそうです。 ちょっと情けない気もしますが、それが日本の事情なのでしょうか。 なぜ子供がバーバリーのグッズを身につけるほど、お金を持っているのでしょうね。 不思議です。






日本では「不況!不景気!」と騒がれていますが、本当にそうですか? 自分の目にはそうは映りませんでした。 「不景気」と言われながらも、デパートにあんなに人が集まって買い物をしているのは何なんでしょう? 結局日本人はお金を持っているんですよね。日本人のブランド志向は変わっていません 高価なプラダの鞄を持っている人を沢山見ました。 お金がないならそんな高級品は買えませんよね。 こちらが不況な時は、ショッピングセンターなど人がほどんどいません。 (日本のお客を連れてきてあげたい!)
高級思考継続かと思いきや、100円均一のお店が凄い人気でしたね。 殆どの家庭用品が買えてします。 カナダの doller shop とは話しが違う。 置いて有る品数や質が断然日本の100円均一のお店の方が上です。 100円均一のお店で買い物していて思うのが、他の場所では何百円とする物が、100円で買えてしまうのか? それも同じような品物です。 仕入れのやり方が違うのでしょうか? そうだとしてもちょっと矛盾していると思いませんか? あまり深く追求しない方がいいかな?

今回3週間まるで観光客の様に「日本」と言うものを断片的にしか見ていませんが、以前自分が住んでいた時とはまた別の世界が繰り広げられていて、「日本ってとても面白い場所。」と思いました。 きっと今度日本に行ったらまた「新商品・新流行」が自分の目を楽しませてくれるのでしょう
ね。 滞在中どこも出かけず東京にて過しただけでしたが、日本の新しい発見ができ楽しくそれにのんびりと休暇を楽しむ事ができました。 日本が思った異常に刺激的でしたので、ここトロントに帰ってきたから、ちょっとカルチャーショック状態です。 ああ、東急ハンズが早くも懐かしい。。。



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