1997年と’98年の4月半ばからユナイテッド航空の無料航空券を使って約2週間
タイのバンコクを基点にしてチープな旅をしてきました。
チープな旅をするとゆうことは、何から何まで自分たちでやらなくてはなりません。
トラブルやミスは当然ありますが、それもまたお気楽なパックツアーじゃ味わえない旅になるのです。ドムアン空港に着いたのが夜10:45 この時間だとバンコク行きのバスや列車がほとんど無い。
すると、残るはタクシーに乗ることになる。ここで普通は到着ロビーから乗ってしまうのだが
事前に調べた情報によると出発ロビーから乗る方がタクシーの運ちゃんと交渉がし易いとの事。
早速出発ロビーに移動して交渉開始。200バーツ以内だったら許せる範囲らしいので
1台目の運ちゃんに「150でOK?」と聞くと「350」とほざくので、とっとと2台目へ
今度は「180 OK?」すると「250」これは脈ありとみて「200でど〜だ?」運ちゃん渋ってたけど
結局交渉成立!いざアジアを代表する安宿街カオサンへ(この界隈は欧系白人がうじゃうじゃ)
カオサンの朝
空港から車に揺られること30分弱、カオサンロードに到着。疲れてたので以前泊まったことのある
某ゲストハウスへ。 ツインで扇風機とトイレつきで300バーツ(去年は250だった気がする)
このカオサンエリアの便利なところは、選ばなければどこかしらチェックインできること。
真夜中でも飯が食える事(この通りは不夜城状態)。
旅行代理店、両替所、インターネットカフェが林立してる事。
世界中のバックパッカーが集まるので旅の情報が得易い事。
観光名所へのアクセスが比較的良い事。などが挙げられると思う。
翌朝、腹がへったのでバンランプー市場(徒歩5分)の屋台で一杯20バーツの バーミーナームを食った。
気温は35℃を超してる中で汗だくになりながらこれをススルとタイに来た〜と実感する。
これが一杯(1バーツ=3.5円)’98,4月 バンランプーの屋台
次に向かう所は、タイリゾートの老舗パタヤである。 ここへのアクセスは東バスターミナル(エカマイ)まで行き
PATTAYAの窓口でチケット(77バーツ)を買う。あとは指定のホームで待つだけである。
ここから約2.5時間でパタヤのバスターミナルに着く。ここからビーチ迄ソンテウ(乗合トラック)で10分位で
到着。宿はリゾート地だけあって、高級ホテル〜ゲストハウスまで何でもござれ。
パタヤの特徴は、バンコクから近い、海が汚い、宿泊施設が充実、ナイトライフの選択肢が豊富(イカガワシイ)
シーフードがバンコクより安め。こんなところか?・・・
夕陽はなかなか奇麗 ジョムティン・ビーチ 怪しいスタンドバー
ここでお勧めのレストランを一つ紹介
某旅行雑誌に載ってたので知ってる人もいるかと思うが
パタヤ ソイ5の picキッチン
店内のムードもGOOD!!☆☆☆
バンコクは言うまでも無いがここパタヤも喧しい街である。 もっと静かにのんびりしたかったので
ラヨーン沖の島コサメットに行く事にした。スクムビットロード(この道はバンコクから延々と続いてる)まで出て、
バス停でバスが来るたびラヨーンに行くか聞いて4.5台目でやっとつかまった。40バーツ(エアコン)で約2時間
田舎の景色を眺めながらやっとラヨーンのバスターミナルへ。ここからまた歩いてスクンビットロードに出て
船の出るバーンぺーまでのソンテウを見つけなくてはならない。幸いポリスがいたので聞いてみたらその場で
ソンテウを止めて料金の交渉までやってくれた。(たまには優秀なポリスもいるもんだ)ちなみに15バーツだった。
約30分でバーンペーに到着。今度はボートでコサメット迄30分50バーツ(注ここの船賃はボッタクリで有名)
地元の人は30バーツも取らないと思う。人数が集まらないと出港しないので、慌てずに交渉した方がいい。
一泊300バーツのバンガロー もっと奇麗なんだけど・・・ 砂のキメが細かい
船はサメット島のサイケオビーチのピアに止まった。ここからバンガローまで徒歩10分、途中国立公園の入園料(40バーツ?)
を払って後はバンガロー探し。だいたい向こうからやって来る。ここは足元見てるのか一番安いので300バーツだった。
しかも電気は夜6時〜朝7時までしか使えないし、扇風機はボロボロ、トイレは勿論桶で汲んで流すタイプ。
そんな不満を吹き飛ばしてくれたのが、透明度の高い海と泣き砂するほど木目細かい砂浜だ。ここまで来て本当によかった。
食事もどこで食べてもハズレが無い。どこもうまかったな〜。
テーブルクロスも南国風 スッッパ辛いシーフードサラダと春雨 タイ風焼き飯 カオパッ(写真上)
3日程滞在し、もっと秘島に行こうと思い立ち考えた末コチャーンに決定した。コチャーンはプーケットに次いでタイで2番目の大きさを誇る島だ。
が・・プーケットみたいに観光地化されてなく、野趣溢れる所だとガイドブックに書いてあったので(情報もカナリ少ない)これだ!と思った。
バーンペーの桟橋まで戻って、コチャーンまでマイクロバスが出るSTトラヴェルを探した。すぐに見つからなかったので歩いてるオジサンを
掴まえて聞いたら何てことはない近くの食堂に木のテーブルを置いただけのいかにもタイらしい旅行社だった。料金だが、ミニバスで
トラート県のレム・ンゴブの桟橋まで1人250B。(約2.5H)ボート代+入域料+ソンテウ代が80B。
ミニバスには10人の客がいてウチラを除いて全員ヨーロピアン(イギリス、ドイツ、フランスなど)隣に座ったイギリスの兄ちゃんに
滞在日数を尋ねるとワカラン、アキルマデみたいなこと言ってた。因みに僕らは3日だと言ったら、ふ〜ん可愛そうにみたいな顔された。
島が近づいてくるにつれ段段すごい所に来てしまったと思わずにいられなかった。だってジャングルみたいなんだもん。
まさにジュラシックパーク状態!自然を満喫するにはもってこいの環境だが、果たして電気や水道はあるのか・・・?
兎に角コチャーンの桟橋に着き、ソンテウに乗ってどこで降りて良いものか判らないので皆と一緒の所で降りた。
そこは、ホワイトサンドビーチと言ってバンガローが点在してるところだった。とりあえず宿を決めて一休み。
名前はムーンライト・バンガロー。一泊200B。意外にも電気はいつも使えるが、水は頼んでから30分くらい待たないと出ない。
毎日給水車が運んでくるみたいだ。
島の表玄関でさえこんな感じ 素朴なビーチ 泊まったバンガロー
こんな素朴な島でもレストランもバーも在るし、のんびり過ごすのには最高。
週末にはタイ人も来るが、大半はヨーロピアンだ。夜は街灯などなく道は真っ暗で一人で歩くのが怖い。
何が怖いかって、野生動物に襲われるような不安が頭にチラツク。しかし夜空を埋め尽くす満天の星には感動した。
予定通り3泊してこの島をあとにした。
夜は大勢の客で賑わう まさにプライベートビーチ このソンテウで港に帰った