大学
パラグアイの高等教育機関としては、100年以上の伝統校である1889年創立の国立アスンシオン大学及び1960年創立の私立カトリック大学の2校が伝統的に存在したが、1991年以後法律改正により私立大学の設立が容易となり新設私立大学が増えている。1998年現在国立大学1校、私立大学17校がある。新設私立大学の中には十分な教授、施設を有しない学校もあり、日本の専修学校のような印象があります。
01・カトリック大学(私立) (2002年12月23日)
カトリック大学は大学の新設が容易になる以前は国立アスンシオン大学と共に伝統校として権威がありました。近年大学がかなりの数が新設されていますが、私立の雄として今なお高い人気を誇っています。アスンシオン市内に広大なキャンパスを所有する他、エンカルナシオン、ビジャリカにも分校があり、特にビジャリカ分校には医学部があります。
アスンシオンのキャンパスにおきましても経済学部、法学部、経営学部等の文系の専攻の他、工学部そして建築学部等の理系の学部もあります。訪問しますと広い敷地内に数多くの建物がありました。
(写真:正面入り口付近に在る校舎)
図書館も整備されており、多くの図書、古い文献等が保存されています。書籍・文献の中には多くの個人寄贈のものがあるという説明でした。
(写真:綺麗な図書館・入り口付近)
(写真:図書館の内部・閲覧室)
大学に進学しますとまず予科と言いますか日本で言いますと教養部に当たるコースに入学します。日本と違うのはここが入学試験を兼ねていて一定の成績を収めないと大学に入学が許可されないそうで、またここでの成績で進学学部が決まるそうです。
(写真:大学予科校舎)
(写真:大学予科教室内)
(写真:建築学部校舎)
工学部は数多くの建物に分かれていました。
(写真:工学部校舎の一部)
実験室の一つを覗きますと土木実験室で、ここで材料実験、コンクリート工学、土質工学、材料力学、道路工学等の実験が出来るようになっていました。
(写真:土木工学実験室)
(写真:キャンパスの様子-01)
キャンパス全体に小さな建物が点在しているという感じで新しい建造物が多いという感じでした。
(写真:キャンパスの様子-02)
どこも通路にはゆったりとしたスペースが取られています。
(写真:キャンパスの様子-03)
(写真:キャンパスの様子-04)