松江城 | |||
所在地 | 島根県松江市殿町 | お勧め度 | |
稼働年代 | 慶長五(1600)年〜明治維新 | 最後に訪れた日 | 1999.5.1 |
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山陰で唯一の現存天守が残る。古写真によると、明治末には保存状態が悪く崩壊寸前だったが現在は修復が施され立派な姿を見せている。一見無骨なようでそれでいて鬼瓦の使用など細かに見ると面白い天守だ。本丸内にぽつんと建つ独立式のため実際の大きさ程は威圧感がない。 堀の内部でも北面は本丸すぐ手前まで宅地化していて驚く。もっとも本来の縄張りでも北面と西面の防御がかなり手薄なので当然の結果かもしれない。無防備にも見える本丸だが、夜間に訪れると2つの門を閉ざして天守を見ることも出来ないようになっていて侮れない。二の丸等の石垣はよく残るのに天守の存在を強調しすぎて単なる通路という印象の整備がされているのは残念だ。二の丸に櫓を二基復元中なので今後城址として見直されることに期待したい。(1999.5.21) |