一条寺の退屈な部屋
日記というか、不定期なので随筆みたいなページです。

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◆ 5月26日、27日 (『鉄塔』、『不敬罪』) ◆

◆ 5月31日、6月5日 (『マイナスイオン』『バカばっか3連発』) ◆



6月22日
6:  『マサルさん』のOP

 今日は目覚めに『ナースエンジェルりりかSOS』のテープを見ていたのですが、いままで『マサルさん』のOPパロディに思い違いをしていたことが判明。

 『マサルさん』のOPは、様々なアニメのOPをパロっていることで知られていますね。

 『りりか』OPからの引用は3シーン。のようです。

  1. 左向こうにむかって犬と走るりりかのシーン。『名犬ジョリィ』かなにかではないかという案がでていましたが、『りりか』からのものでした。
  2. 向こうからバスが来る、りりかがそっちに走って振り返って男子2名を指差すシーン。SF研でこれがわかったひとはいなかったようです。度忘れってやつやね。
  3. りりかが帽子をとって舌を出すシーン。

 いやー案外むずかしいものですね。よくみていたつもりでも。大地丙太郎作品をちゃんとチェックすべきでした。

 ちなみに『りりか』OPは、翠玲が小室哲哉節で歌っているバージョンのほうです。『恋をするたびに傷つきやすく…』ですね。

 今回は短いな。




6月9日
5:  Mac貧乏

 我が家のMacにメモリとHDDを増設した。なんて、いかにも全国の日記ページにありそうな書き出しをしてしまうが、まあ日常なんてそんなもんである。

 西のサイバーシチー・大阪ニッポンバシに久々にいったのである。久々だったので、街の雰囲気がずいぶん変わってみえる。

 感じとしては、ハード屋、ソフト屋、家電屋、ケイタイ・ピッチ屋、御飯屋の住み分けが建物によってくっきりはっきりした感じである。まあ不況のおり、中途半端になんやかんやと八方手を出してもやっていけないのだろう。そういった意味では合理化である。ハード屋なんぞ、さらにDOS/V屋とMac屋にきちっと分かれてる。以前からそういう方向に細分化、専門店化する傾向にあったのだろうけど、今回はずいぶんとそれを意識的に再認識できた。

 事前に耳にしていたとおり、SIMMの価格は暴落の極み。32メガバイトで5千円を割っている状況は、時系列でみればほとんど幾何級数的減少関数である。

 ハードディスクも外付けなら1ギガバイトあたり1万円強というあたりが最安値のようだ。昔と比べりゃ安くなったもんだ。ところがどっこい(死語)、そんな安価の製品にはMac用ケーブルなんてついてこないので、別途購入することになり、もうちょい高くつく。MacのSCSI端子ってのはちょっと変わった、D−SUB25ピンなのだな。

 京阪特急に乗りながら、電車のレール上ではPHSの電波が常に強烈に入感することを確認しちょっと驚きつつ、京都に帰還する。

 この日は雨だったので、湿度が高いし静電気は大丈夫だろうってな感じで、家に帰って速攻で、買ってきた32MBの板きれをMacに無造作に差し込む。いままで使っていた8MBは、っポイ。Macの電源を入れる。新しいものを付けられたので、認識のため、しばし悩むうちのLC3。

 いや、驚いたね。メモリがふんだんにあると、こんなにMac様のご機嫌が良くなるとはね。しかもディスクアクセスの音なんか7割くらい減少した(当社比・希望的)。画像処理ソフトなんか、以前は仮想記憶(Winではスワップっていうの?)使いまくってたから、速い速い。

 メモリのときのように素直にいかなかったのがHDD。いきなり付属フォーマッタがバグる。【爆笑】 笑い事じゃーないよ、まったく。フォーマッタだよ? ハードウェアの根幹の、マジで根っこの部分、低レベルな、原始的な部分を制御しようっていうソフトがこのザマかい! MIDIのときといい、私はバンドルソフト(日本語訳:抱き合わせ商法ソフト)にはろくな目にあってない。まあいい。根性でつきあったるわ。根性根性!

 根性が恨性に変容しつつあるころ、どうやらイニシャライズが終わった。このHDD、安物のわりにはまあまあ速い。しかし、いかんせんMac本体が古いのでデータバス転送がボトムネックになっていて、効果半減。

 HDDを買った●Aシステムプラザの初期不良時の新品交換は、購入後2週間までだそうなので、意地になってHDDにチェックをかけまくる。ここでバッドセクタでもでようものなら即、返品だ! と勇んでHDDテスト。

 3種類のテストを全領域に課したので、ガガガガガガガと今にもガオガイガーになりそうな強烈な音を3時間も聴きつづける。買ってきたばかりの新品で、接続してもらったばかりで「わーい」って思ってるかもしれないところにこの仕打ちでは、ちょっと可哀想な気もした。が、これくらいで壊れるようではHDDとはいえんのだと心を鬼にしてハードな試験を継続する。バッドセクタはなかった。

 しかしこの挙動不審なフォーマッタ。ドライバ部分はちょっと優秀だった。いままで使っていたHDDもついでにこれで物理フォーマットをかけて、ドライバ交換してやったらアクセスが高速に。理屈では分かっていても、なんか得した気分である。

 ところが苦難はそのあと待ち受けていた。物理フォーマットした、ということはOSを入れなおすわけである。今まで使い込んで「せいちょー」させたOSをそのまま真っ白なディスク上に移し載せてみたが、どうもいままでの極小メモリマシンで動かしていた分には現れなかった現象が起こってきた。

 いままでと違ってファイルオープン数を湯水のように増やせるので、すぐに「Too many files opened」とかいうエラーが頻発するのである。

 こんなときもMacの場合、解決方法は単純である。悪さをするのは拡張部分であるからして、次々に拡張機能を外してみればいいのである。悪があれば、それですぐにわかる。とはいえ今回は厄介であった。なんとフォントデータが悪さをしていたのである。

 最新のMacOSは知らんが、古いOSは軽いので私は今も愛用していて、それには『丸漢フォント』というシステムファイルがある。10年物だ。私は画面を丸文字で埋め尽くしたいという願望でそれをゴテゴテとインストールしているのだが、それがリッチになったMac様の癪に触ったようなのである。ようわからんが、まあとにかくそれを外したら正常になったのでよしとする。

 あとの細かい不安定はMacの場合、なんと使ってるうちに自然に治る。なんて素敵にファジーな世界。これがMacの摩訶不思議である。Winと違ってテキトーにセッティングしてやれば取り敢えず動いてしまう。ユーザーフレンドリーというのとも少し違う、妖しい世界ではあった。

 てなわけで、やっとネスケも動いたのである。【苦笑】


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