イケてるソフト
さてこれまでに中国語の簡単な入力方法ということでピンイン入力とコード入力について述べてきたわけですが、ちょっとこれではまだスラスラと入力するにはつらいものがあります。
そこで今回は少しでも入力を楽にするためのツールを紹介したいとおもいます。
まずお奨めしたいのがPDSの"MacJDic1.3.4"です。このソフトはもともと英和/和英の辞書なのでそういった使い方をしている方が多いのではないかとおもいますが、隠れた機能としてPinyin入力の読みを検出する機能があります。
たとえば日本語での読みは分かるけれどもPinyin入力での発音が分からないといったケースは多いかとおもいますが、MacJDicでKanjilookupに設定し、Look up Kanji byのところでReadingを選択し、ひらがな等でたとえば"にく"と入力してサーチをかけると"肉"をはじめ、いくつかの候補がでてきます。そこで自分の入力しようとしていた字を選択すると、その字に関するJISやUnicodeなどの番地の情報や英文で意味が表示されますが、その中にPinyinでの発音も表示されるわけです。
たとえば"肉"であればPinyinでの入力の際の読みは"rou4"とでてきます。
CLKでpinyin入力を選択している場合、文字ボックスに"rou4"と入力すると候補として"肉"をはじめとしてその読みの文字が検出されます。
また英文であれば意味からのサーチも可能です。たとえばLookup Kanji byでMeaningを選択し"roast"でサーチをかけると炒める、煎るといった意味の漢字が選択されます。
同様に"boil"などで検索すると茹でる、沸かすといった意味の漢字が選択されます。中華料理のメニューなどでしたらこれでイケるのではないでしょうか?
本来の辞書機能だけでもけっこう役立ちますので、まだ使っていない方はダウンロードして使ってみてください。尚、インストール時には加えてedict、Kanjidicといったファイルが必要になりますのでこれも入手してください。インストール方法などの詳細はMACJDICのREADMEを参照してください。
なお、こちらからもダウンロード可能です。