日本語で入力しようとする漢字が中国語では書き方が違うといったことがあったり、中国語同士でも中華人民共和国で使用されている省略漢字である簡体字と、台湾や香港で使用されている繁体字では書き方が異なる場合があり、頭を悩ますことが多いのではないかと思います。これらは漢字用の2バイトコードを利用しているのにもかかわらず、コード体系がそれぞれ全く異なるため、そのままでは共用利用することができません。
そこでコード変換のコンバータを探していたところ、便利なのがありました・・・。
そのソフトは桐原 史幸さん作の”JLK<->CLK”でそれらの言語間のコード変換を半自動的にやってくれるというもので、あっという間に変換してくれるので非常に重宝するのではないかと思います。おまけにフリーソフトです。太っ腹ですね。
ご本人に承諾を戴きましたのでこちらからダウンロードして是非使ってみてください。
なお桐原さんのHPはこちらです(http://www2.justnet.ne.jp/~ranran/)こちらも中文関連の興味深いページがありますので是非覗いてみて下さい。それでは簡単な使用方法を説明したいと思います。
解凍してフォルダを開くと右図のようになっています。ちなみに
・b5tosj(繁体字から日本語shiftJISへの変換)
・gbtosj(簡体字から日本語shiftJISへの変換)
・sjtogb(日本語shiftJISから簡体字への変換)
・sjtob5(日本語shiftJISから繁体字への変換)
といった構成になっています。
あとはその対応のコンバータを起動させて、コンバートしようとする書類を開くとすぐに変換されます。
例として中華料理のメニューの一部を変換してみましょう。
一番上が日本語のエディタで作成したものです。
次は簡体字(GB)に変換したものです。
これは繁体字(BIG5)に変換したものです。
こういった感じで変換されるわけです。中文に変換したものはCLK対応のワープロやZAFIRなどで開き、
入力コードを指定すると文字化けが直ります。
こんなに簡単に変換してくれると今までの苦労はなんだったのか、って思ってしまいますね。