ミドリ池・しらびそ小屋

標高：約２０００ｍ
ひっそりとした北八ヶ岳ならではの冬の風景。
スノー・トレッキングにも人気のコース。ミドリ池から見える天狗岳が美しい。
ここから１時間も歩けば本沢温泉にたどり着く。

八ヶ岳のおいしい空気・しらびそ小屋編
「冬の晴れた日、しらびそ小屋にて・・・」
　北八ヶ岳、３月中旬。
　稲子湯を出発したときから気温は既に零下。凍てつく空気に白い息が浮かぶ。天気は晴れときどき雪。絶好のスノー・トレッキング日和だ。
　道は雪深いものの、わかりやすく迷うことはない。新雪の美しさは、この季節ならではのもの。そして、所々に見える動物たちの足跡。登山道を軽快に横切るその跡はエサを求めてのものなのだろうか。
　軽い上りを２時間半も歩けば、ここ、しらびそ小屋に到着する。真っ白なサラサラの雪におおわれたミドリ池が出迎えてくれた。
　通年営業のこの小屋は、冬の間、深い雪の中でじっと春を待つ。５月を過ぎても雪が舞うときがあるという。
　小屋の中で暖かい珈琲をいただき、しばし談笑。餌付けされたリスたちが小屋の窓に顔をのぞかせた。
　時間に余裕があれば、本沢温泉まで足をのばしてみるのも良い。およそ１時間の行程。もちろん、冬でも野天風呂は利用できる。
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・行き方（徒歩）
１）稲子湯（八ヶ岳MAP参照）から約２時間３０分。
　※しらびそ小屋から本沢温泉までは約１時間。標高差１００ｍ程。
２）天狗岳からの下山なら中山峠経由で約２時間３０分。

～ご紹介している道のりは冬季は深い雪におおわれています。防水性の靴に軽アイゼンを装備し行動されることをおすすめします。もちろん防寒対策もお忘れなく。～

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　ミドリ池は小さな池だ。冬の間は完全に凍りつく。そして、その氷面には真っ白いサラサラの雪が降り積もっている。雪面に身を投げ出して、思い切り大の字をつけてみるのもいいだろう。
　見上げれば、ごらんのような雄大な天狗岳。しらびそから天狗岳山頂までの所要時間は冬ならば４時間程度はみておいたほうがいい。

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