納涼!川遊び&BBQオフ in 木津川

【 出発編2 】
AM9:20。JR奈良駅到着。
高速の混雑と原住民襲来を予想して早めに出発したのだが、予想外にすんなり来てしまったので
待ち合わせ時間より40分も早く着いてしまった。
仕方ないので、駅前ロータリーで待つことにする。
先ほどの雨がウソのような快晴で気温はウナギ昇りなのだ。
これならBBQを満喫できるであろう。
Yしさんは余程嬉しいのか車外でみんなの到着を待っているのだ。
前日から泊まり込んでまで楽しみにしていたのが気持ちが解るのだ。

あっという間に時間が過ぎそろそろ時間が近づいた頃、携帯電話がなったのだ。
相手は・・・不明。電話番号も出ていない。

『もしもーし』
『あ、どうも。』
『誰?』
『ろぺすっす。ちょっと混んでて遅れそうっす。』
『あ、そうなん? 今どこにおるん?』
『生駒の手前っす。』
【車の中】ぐらいのギャグをカマして欲しいものだ。
しかし、遅れているため、その余裕がないのだろう。
まだまだ若いのである。
『待ってるからねぇ。』
『へーい』

電話を切った直後、Tいちさんがトコトコと駅の方からやって来た。
前日の夜、出張先から帰ってきて某チャットで朝の4時までチャットして
おり、目が血走っている
その状態で炎天下の中、BBQをしようというのだからなかなかアッパレなヤツである。
話を聞くとPぎさんも急きょ参加を決めたらしい。
チャットでは話したことはあるのだが、会うのは今回が初めてな人だ。
おそらく前日に言った『女性陣のせくしぃしょっと』につられたのであろう。

何だかんだと話していると、凄まじい爆音が辺りに響き渡ったのだ。
おまけに『ゴッドファーザー 〜愛のテーマ〜』フォーンまで鳴っている。
音のする方向を見ると、見るからに【ヤン車】と解るマークUが現れた。
Kょんさんの登場である。
1月に免許を取った彼女は、父親の知り合いの刑事から押収車
マークUを横流ししてもらったらしく、その車は今ではあまり見かけない
竹ヤリマフラーデッパフェンダーとドレスアップをされていたのだ。

『お待たせぇ〜!』
というと、彼女は俺の車とその少し前に止めてある別の車の間に頭から突っ込もう
としたのだ。

『縦列駐車はバックから入れんかぃ!』
『頭から入れんやろが!』
『おら、もっと右に切る。』
『そこで左に目一杯戻す!』
『バック、バック・・・わわわ、ぶつかるぅ〜。』

初心者マークを付けたマークU(ヤン車仕様)は3人の男性の指示の元、
無事にやや斜めの状態で縦列駐車したのだ。
しかし、彼女の初心者魂はこれだけではなかった。
俺が自分の車を少しバックさせて、前を見ると止まっている彼女の車は
バックランプの点いていたのだ。

『ギヤ、バックに入ったままやで・・・・』
『え、ウソ!・・・・・ホンマや、わはははは。』
笑い事ではないのだ。もし彼女が気づかずサイドブレーキを下ろしていたら、
逆オカマを掘らされるところだったのだ。
楽しいBBQの幕開けが強姦で始まるところだったのだ。
恐るべし初心者魂・・・。

Pぎさんは途中で合流することになっているので、あとはRぺすくん待ちである。
わいわいと談笑していると、今度はサンバのリズムが聞こえてきたのだ。
Rぺすくん&Yうちゃんの登場である。
右右、左左とサンバのリズムを刻みながらくるCR−Vはわずかな隙間に右から
頭を突っ込んで止まったのだ。
さすがはブラジル人、ピタリと右のリズムの時にうまく割り込んだのである。

しかし止めた場所がレンタバイクの前で出庫の邪魔になるため、移動しなければいけない。
Rぺすくんはどっかに行ったためYしさんが別の位置まで移動することになったのである。
Kょんさんの前の方に駐車しようとしたのだが、直前に別の車が止めようとしている。
Yしさんは場所を取られまいと、頭から車を突っ込ませムリヤリ駐車スペースを確保したのだ。
バックさせて駐車しようとしていた車は、突然割り込まれてビックリしていたでだろう。

【 現地編1 】



1