納涼!川遊び&BBQオフ in 木津川 |
【 現地編1 】 |
少々出発は遅れたが氷の買い出しも終わり、いざ現地に向けて全車発進である。 先頭は案内役のTいちさんを乗せた、Kょんさん運転のマークU(ヤン車仕様)。 初心者の助手席に乗ろうという、Tいちさんはなかなかキモが座った男である。 見上げた根性なのだ。 2台目はRぺすくん&YうちゃんのCR−V(サンバ仕様)。 そして最後が俺のポインター号(仮名)である。 まずは、Pぎさんとの合流地点に向かう。 最初は順調なのだが、軽であるポインター号(仮名)はパワー不足と信号のタイミングが悪く やや遅れてしまったのだ。 まぁ、置いてけぼりを食らうことはないだろうと走っていると、奈良ドリームランドの入り口 で待っていてくれたのだ。 ここでRぺすくんが2台目に入るように指示が出る。 どうやら先頭を俺のペースに合わせようという配慮らしいのだが、ひょっとすると俺が遅れている 間にKょんさん運転の先頭車の挙動に不安を感じたのかもしれない。 いや、勘ぐってはいけない。きっと配慮なのだろう。 我々は自分にそう言い聞かせて2台目となり再発進したのだ。 多少は混んでいたものの、無事163号線に入りPぎさんと合流。 あとは現地までまっしぐらである。 だが、我々はこの直後スリルとサスペンスを味わうことなるのだ。 先頭を走るKょんさんのマークU(ヤン車仕様)がやけに左寄りに走っているのだ。 どうやら初めての山道のうえ対向車にビビって、逃げ腰の運転しているようである。 脱輪スレスレに走るマークU(ヤン車仕様)。 運転する本人も怖いだろうが、見てるこっちも怖いのだ。 きっと助手席のTいちさんは生きた心地がしないだろう。 故セナやシューマッハでも不可能な走りっプリだったのである。 Rぺすくんが2台目に位置を譲ったワケがようやくわかったのだ。 最後までその走りっプリ見せつけられながら木津川に到着。 車を止め全員が顔会わせて発した第一声が、 『Kょんさん、メッチャ左寄りに走ってたで。』 『脱輪するかと思うたわ。』 『あ、そう? だって対向車が怖かったもん。そういえばTいちさんが 「草が・・・草が・・・・・」とか言うてたわ、あははははは。』 ホントに怖かったのか、それとも実は怖いもの知らずなのかサッパリ解らないのである。 Tいちさんの方を見てみると、やや顔が青ざめている。 血走った眼に青い顔。アブナイ人のようなのだ。 ヤクをやっているヒトみたいなのだ。 Yしさんの偵察でBBQの場所が決まり、車をそこに移動させる。 さすがにこの時はTいちさんがKょんさんの車を移動させたのだ。 車から道具を降ろしタープの設置場所へと向かう。 早速、タープを張ろうとするが強風のためなかなかウマくいかない。 まるで神の怒りに触れたのように、そこにタープを張ることを拒絶されているようなのだ。 それでめげる我々ではないので、悪戦苦闘の末タープの設置を完了する。 そしてコンロの準備に移る。 アルミホイルを忘れたため、スミを直にコンロに放り込まなければいけない。 後の手入れが大変なのを気にしてかRぺすくんとYしさんが迷っていたようだが、ウサの 『どーせ、がんちゃんが洗うから構わないからぁ〜!』 の一言で意を決したようでポンポンとスミを放り込み点火したのだ。 まったく人使いの荒いヨメである。 ここでスミに程良く火が回るまで小休止して、みんなで乾杯をしたのだ。 『いや〜、一仕事したあとのビールはうまいっすねぇ。もうこれで終わってもいいって 感じっすよ。あはははは。』 と、Tいちさんが相変わらず血走った眼で言う。 余程、精神的に疲れたのだろう。乾いた笑いがタープ内に響くのだった。 |