4.
腕にとまった蚊をたたくアスカ。
アスカ「!!!」振り下ろしたその手はATフィールドに遮られた。悠々と血を吸う蚊。
ミサト「使徒を肉眼で確認!」
リツコ「この大きさでATフィールドを発生させるなんて。」
室内を飛びまわる蚊。叩き潰そうと蚊を追いかけて部屋の中を走りまわるシンジ達。
リツコ「アイス、とけるわよ。」ひとりだけ悠然とアイスを食べるリツコ。
5.
チャイムの音
シンジ「ハイ。」ドアを開けるといつもの制服姿の綾波レイが立っていた
綾波レイが入ってくる。
レイ「これ司令から。」殺虫剤のスプレーをシンジに渡す。
シンジ「父さんが?」
レイ「さよなら。」
シンジ「あ。・・・あやなみ。」
立ち止まるレイ
シンジ「あの。その・・・アイス食べていったら。」
6.
アスカ「あ〜もぅ。ムッカつくぅ〜。この私の純血を吸うなんて。」
壁にとまっている蚊に向って手当たり次第に物を投げつけるアスカ。
だが、すべて蚊のATフィールドにはじかれる。
その中で、黙々とアイスクリームを食べるレイ。それをボケーッと見ているシンジ。
マヤ「使徒のATフィールドいまだ健在。」
ミサト「司令がこれを・・・。」殺虫剤を見る。
リツコ「殺虫剤の効く可能性は5.6777%よ。」
ミサト「いつも思うんだけどその確率ってどうやって計算してるの?」
リツコ「・・・・マヤ、使徒の現在位置は?」なにくわぬ顔。
ミサト (にげたな。)
7.
「プシュー」ミサトがスプレーを蚊に吹きつける。
アスカ「あ〜もう、じれったい。ミサト、それかして。」
なかば奪うようにしてスプレーを受け取るアスカ。
「シューーー シューーー」スプレーから出た殺虫剤のガスが蚊を直撃する。
アスカ「死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!」
殺虫剤を大量に浴びて、ひくひくしている蚊。
マヤ「使徒沈黙。ATフィールド消えました。」
アスカ「フッ。チョロイわ。」勝ち誇るアスカ。
アイスクリームを食べ終わったレイが立ち上がる。
部屋を出ていくレイ。
レイ「さよなら。」
リツコ「私たちもそろそろ。」
マヤ「そうですね。」
ミサト「ごめんね。何も出さなくて。」
リツコ「いつものことじゃない。」
マヤくすりと笑う。
ミサト「とっとと帰れ!(ー.ーメ)。」
リツコとマヤを見送ってドアを閉めるミサト。
8.
ミサト「アスカ、シンジ君は?」
アスカ「ばかシンジならファーストを送っていくって。」
ミサト「シンちゃんも、すみにおけないわねぇ。」
アスカ「ファーストみたいなののどこがいいんだか。」
苦笑するミサト。
9.
もくもくと歩くレイ。その後を行くシンジ。
シンジ「どうして父さんは殺虫剤を?」
レイ「さんじゅにち、さんじゅにち、いっぽん、ぽん。・・・・・・・・そう言ってた。」
無表情なまま答えるレイ。
そりゃ金○リ○ッドだよ父さん。と、シンジは思った。
アスカが吹き付けた大量の○ンチョールの匂いはその後一週間消えなかったという。
第△話終
作者クローンのひとこと
結局蚊を一匹殺すだけのお話なのねん。
感想、苦情はこちらまで
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