★マンディオカ:パラグアイの主食。サツマイモに似た感じで、甘みがある。どんな料理にも欠かせないが、特に肉によく合う。栽培が簡単なため、マンディオカのおかげで、パラグアイには飢えがないといわれる。ゆでて食べる他、粉はチーパなどの材料となり、また、マッシュドポテト風にすると、シュルルという料理になる。別名をキャッサバ、マニオク、ユカなどともいい、現在は世界中で広く食べられているが、ブラジルが原産。
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★ミッション:ロバート・デ・ニーロが主演した1986年製作の映画。監督はローランド・ジョフィ。18世紀に、パラグアイを中心に理想郷の教化集落を作ろうとしたイエズス会神父たちが、様々な困難と戦いながら、やがて力つき倒れていく姿を描いた傑作。十字架に張り付けられた男がイグアスの滝を落っこちていくシーンで有名。トリニダー遺跡など、イエズス会の活動の跡をしのぶ前に必ず見ておきたい映画。
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★メノニータ:16世紀、現在のスイスを中心にして始まったキリスト 教再洗礼派のうち、メンノー派(メノナイト)に属する人たち。幼児洗 礼の否定や暴力と兵役拒否のため、ヨーロッパで迫害を受け、南北ア メリカ大陸へ多く移住。パラグアイへは、ロシアやカナダを経由して 1920〜40年代にかけて移住してきた。北部を中心に移住地を形成して おり、この地方の農業発展に大きな功績を残している。兵役義務の免 除、独自の教育プログラムが許されるなど、独特の存在。 アメリカなどのメノニータは一般社会の中で生活しているが、パラ グアイのメノニータは移住地内で、聖書に重きをおいた信仰生活をお くっており、一般的には外の世界とは距離をおいて生活している。そ のためか、さる有名ガイドブックには「19世紀そのままの生活をして いる」と書かれているが、それは誤解。一般的な生活は他の民族と変 わらない。 ただし、踊りやテレビ・ラジオが禁止されていたり、独自の学校で ドイツ語での聖書教育を教育の基本にするなど、まだまだ外の世界と の隔たりは大きい。村によっては、戒律を厳しく守り、農業用の車輌 以外は禁止して馬車だけを使用したり、男はオーバーオール、女はブ ラウスしか着用しない村もある。 近隣の先住民族に対して、布教しながら、電気水道のインフラ整備 を提供するなどの福祉をほどこしていることでも知られる。保守的な村リオ・ベルデの馬車 乗り心地は抜群
★メルカード・クアトロ:アスンシオンにある市場。パラグアイで一番大きい市場で、食料品はもちろん、日用雑貨からウェディングドレスまで何でも売っている。常に、たくさんの人が集まって市場らしい活気に溢れる。ただし、ここで南米らしい、トロピカルな食品を見ようと思ってやってくると失望するかもしれない。目にするのは日本でおなじみの野菜ばかり。それもそのはず。この国に野菜を食べる習慣を持ち込んだのは日本人だから。ネギ、白菜なんかも売っている。
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★ メルコスール:一般的には、南米共同市場と訳される。ブラジル、アルゼンティン、ウルグアイ、パラグアイの4ヶ国で構成され、域内関税を撤廃して、4ヶ国内の自由貿易をめざす。また、域外には共通の関税を課していく。チリとボリビアが準加盟国。1995年1月の発足以降、ブラジルとアルゼンティンの間で貿易量が激増したが、パラグアイは今のところ蚊帳の外といった感じ。日本でもアジアに次ぐ投資先として注目され、盛んに新聞でも取り上げられるが、パラグアイの名前が加盟国紹介以外で出てくることは、ごくごく、まれ。
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★ もちつき:日系人のお正月にもちは欠かせない。ということで、年の暮れになると、イグアスではあちらこちらで、もちつきが行われる。きねでついたものだから、非常においしい。ただ、この時期、南米は真夏。もう汗だくになって、大変。もちは普段からスーパーでも売られているが、こちらも手でついたもの。
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★ モンドンゴ:牛の胃袋のうちの一つを指す。焼いたり、スープにしたりする。身体が暖まるので、冬はよく食べられる。
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