★汝、人の子よ:パラグアイ文壇の重鎮アウグスト・アントニオ・ロア・バストスの代表作(1960年)で、かつ日本語で読める唯一のパラグアイ文学。いわゆるラテンアメリカ文学的マジックリアリズムは見られない。1928〜38年のボリビアとの戦争を背景に、ひたすらのどの渇きと暑さに苦しむ兵士の姿を通して、人間の本質を暗〜く、暗〜く描く。最後も結構絶望的に暗い。集英社の『ラテンアメリカの文学』シリーズに収められている。(1984年刊、吉田秀太郎訳)
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★日系社会青年ボランティア:JICA(国際協力事業団)が派遣するボランティア制度。海外青年協力隊に似ているが、対象が中南米の日系社会に限られているところが大きな違い。日本語教師の他、経理事務やシステムエンジニア、看護婦、社会福祉士など多様な職種で年一度募集される。このページの作成者の一人も、日系社会青年ボランティアのコンピュータプログラマー。任期は3年だったが、1999年の派遣から2年の任期になった。任期中、生活手当の他に国内積立金も支給される。以前は海外開発青年とよばれていた制度。
★日本人会:パラグアイには、アスンシオン、アマンバイ、エステ、エンカルナシオン、ピラポ、ラ・パス、ラ・コルメナ、イグアス、計8つの日本人会が存在している。都市部の日本人会は親睦団体的存在だが、移住地の日本人会は、もともと自治組織としてスタートしており、行政的な存在で、道路整備や水道、治安などの業務も行っているところが多い。イグアス日本人会については『イグアス日本人会』を参照。
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★ニャンドゥティ:パラグアイの代表的な民芸品で、グァラニー語で『蜘蛛の巣』という意味の刺繍。非常に細かい手作業で作られる。ニャンドゥティのドレスは完成まで何年間もかかるという。
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