チリもつもれば
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チリへはどうやったら辿り着くのでしょうか?


LA RG AR JL NH AA UA CO NW



「日本〜チリなんて一体どうやって行くんだよぉ!」
あまりの遠さに気絶する人続出(嘘)。
気絶しないまでも、途方に暮れることは必至。

ならば、「チリもつもれば」が総力を結集して調査した
日本〜チリ必勝飛行ルートをここに一挙掲載。

ただ、昨今のめまぐるしい新路線開設・閉鎖のおり、
ご利用の方は必ず事前に各航空会社(リンク先をクリック)か
旅行会社へ確認をしてください。





99年6月5日更新

★ 付録
以下の記号・略称はよく使用されるのでこの際覚えておくと便利です。

空港コード
成田:NRT
関空:KIX
名古屋:NGO
サンチアゴ:SCL
ロス:LAX
NY(JFK):JFK
NY(Newark):EWR
ダラス・フォートワース:DFW
マイアミ:MIA
メキシコシティ:MEX
サンパウロ:SAO
ブエノスアイレス:EZE

航空会社コード
ランチレ:LA
アメリカン:AA
ユナイテッド:UA
コンチネンタル:CO
日本航空:JL
全日本運輸:NH
ヴァリグ・ブラジル航空:RG



99年1月25日更新

★ 旅行会社のご案内
 旅のご参考に、以下旅行会社をご案内。

三谷トラベルサービス
Roger de Flor 2871, Of.201, Las Condes, Santiago, Chile
TEL +56-2-231-7510
FAX +56-2-335-8072
E-mail mtschile@tmm.cl
サンチアゴにある、日系の旅行会社。問い合わせは日本語でOK。

山一旅行代理店
San Antonio 385, Of.101, Santiago, Chile
TEL +56-2-639-4610
FAX +56-2-639-9569
E-mail yamaichi@reuna.cl
サンチアゴにある、日系の旅行会社。問い合わせは日本語でOKだが、メールはローマ字のみ受け付ける(日本語用PCが入っていないと連絡をもらっています)。

エアーアンドシーサービス
店舗、連絡先はこちらを参照
(頂いたメールより、紹介文を抜粋します)
私はエアーアンドシーサービスと言う東京の旅行会社で南米、とくにチリを専門に扱っている者です。
おそらく、今までのホームページになかった都市別料金表を作成したので参照してください。
チリに行きたいという方は、ぜひアクセスしていただきたいと思います。チリへの思い込みは、日本の旅行会社一だと自負しております。






★ 知る人ぞ知る、太平洋周遊チケット(99年6月5日)

 東京のランチレ航空の事務所や旅行代理店で次のようなチケットが手にはいるというのは、チリあたりに来る人の中では結構有名なようだ(情報提供かーくさん、どうもありがとうございます):

太平洋周遊チケット(Circle Pacific)
ロス−(便によってリマ経由)−サンチアゴ−イースター島−タヒチ(以上ランチレ)
タヒチ−ホノルル−ロス(以上ハワイアン航空

料金 : 19万円〜29万円くらい、季節・有効期限などによる。

使用機材
ランチレ : B767
ハワイアン : タヒチ線 DC8、ロス線 CD10

サンチアゴ・イースター島だけでは物足りない方にはおすすめの周遊券だ。






99年6月5日更新

◎ 日本〜サンチアゴ飛行ルート一挙紹介 (99年6月5日改訂版)

★NRT/KIX/NGO〜LAX〜SCL線
成田(NRT)、関空(KIX)、名古屋(NGO)から各種航空会社でLAX(ロス)へ入り、ロスからはLA(ランチレ)で接続する方法。LAX〜SCLは、99年7月から直行便が週3便、リマ経由が毎日飛んでいる。リマ経由便なら、トランジットタイムにDuty Freeでお土産の一つでも買えるかも知れない。

ランチレの、LAX〜SCL直行便が出来たおかげで、所要時間も下記のAA路線に並ぶ短さで、ただ今チリもつもればイチオシのフライトルートである。

(期間限定・99年7月1日以降のフライトスケジュール予定)
(フライトスケジュールはUSAのサマータイム(daylight saving)の終了並びにチリのサマータイムの開始時期にあたる9月末に変わる可能性大です。くれぐれもご注意下さい。)
便名発地時刻着地時刻機材所要時間運航日備考
日本発サンチアゴ行
各種各地夕方LAX午前色々約10h毎日0ストップ
LA605LAX1645SCL0640+1B76710:55水金日0ストップ
LA601LAX1420SCL0600+1B76713:30毎日1ストップ
(NRT:成田、NGO:名古屋、KIX:関空、LAX:ロス、SCL:サンチアゴ)
サンチアゴ発日本行
LA604SCL2340LAX0800+1B76711:20火木土0ストップ
LA600SCL2210LAX0840+1B76711:20毎日1ストップ
各種LAX午前各地午後+1色々約11h毎日0ストップ

(おまけ・ほとんど私信、NGO〜SCLおすすめルート。以下の日程ならうまく接続します)
名古屋発・サンチアゴ行き
水 JL028 NGO1850 LAX1310同日着、 LA605 LAX1645 SCL0640翌日着
日 JL028 NGO2015 LAX1435同日着、 LA605 LAX1645 SCL0640翌日着
サンチアゴ発・名古屋行き
火 LA604 SCL2340 LAX0800翌日着、 JL063 LAX1000 NGO1355翌々日着
火 LA604 SCL2340 LAX0800翌日着、 JL027 LAX1600 NGO1955翌々日着
土 LA604 SCL2340 LAX0800翌日着、 JL027 LAX1640 NGO2035翌々日着


NRT/KIX〜DFW〜SCL線
AAを使った、LA利用と並ぶ一番の近道。DFW(ダラス・フォートワース)へワンストップで行ける。SCLから利用した日本人の多くが楽だったと証言している。また、99年5月からKIX〜DFW開設、NRT〜DFWのJLとのコードシェア開始と、ますます便利になっている。

(期間限定・99年6月5日時点でのフライトスケジュール)
(フライトスケジュールはUSAのサマータイム(daylight saving)の終了並びにチリのサマータイムの開始時期にあたる9月末に変わりますのでくれぐれもご注意下さい。)
便名発地時刻着地時刻機材所要時間運航日備考
日本発サンチアゴ行
AA060(JL5002)NRT1755DFW1515B77711:20毎日0ストップ
JL046(AA7204)NRT1520DFW1240B747-40011:20月水土0ストップ
AA158(JL5022)KIX1725DFW1515MD1111:50毎日0ストップ
AA945DFW2030SCL0716+1B76709:46毎日0ストップ
サンチアゴ発日本行
AA946SCL2240DFW0738+1B76709:58毎日0ストップ
AA061(JL5001)DFW1100NRT1415+1B77713:15毎日0ストップ
JL045(AA7205)DFW1440NRT1720+1B747-40012:40月水土0ストップ
AA157(JL5021)DFW1120KIX1525+1MD1111:20毎日0ストップ
利点* 機内滞在時間はおそらくどの航路よりも短いはず。
* 日本行きのDFWでの接続は割と短い待ち時間ですむ。
欠点JALとのコードシェアで、安いチケットが出回るかどうか。


★NRT〜EWR〜SCL線
99年1月就航の新しいルート。AAに次ぐ、USAワンストップの航路だ。EWR(NY・ニューアーク)経由でワンストップで行ける。CO(コンチネンタル)はAAなどより安いレートを出す可能性が高いので要チェック。

(期間限定・99年6月5日時点でのフライトスケジュール)
(フライトスケジュールはUSAのサマータイム(daylight saving)の終了並びにチリのサマータイムの開始時期にあたる9月末に変わる可能性大です。くれぐれもご注意下さい。)
便名発地時刻着地時刻機材所要時間運航日備考
日本発サンチアゴ行
CO8NRT1800EWR1745B77712:45毎日0ストップ
CO39EWR2210SCL0810+1DC1010:00毎日0ストップ
サンチアゴ発日本行
CO38SCL1900EWR0510+1DC1010:10毎日0ストップ
CO39EWR1110NRT1400+1B77713:50毎日0ストップ
利点 * 成田到着時間が非常に早く、その日を有効に使える。
* このB777はエコノミー全席にも液晶テレビが付いていて、
映画やビデオが楽しめ、長いフライトもかなり楽に過ごせる。
欠点トランジットが死ぬほど長い。
航空会社のラウンジが利用できる人はまだいいが、
強烈に退屈なNewark空港は苦痛。覚悟すべし。


★NRT/KIX〜MIA〜SCL線
上記AAのDFW線の開設まで一番ポピュラーだった路線。 MIA(マイアミ)まではロス経由でもNY経由でも、好きなルートでつなげられる。AAはMIA〜SCL夜に毎日2便もノンストップ便を飛ばしていて便利。 UAはUAで97年10月からB777を就航させ、アツい戦いの路線だ(安くなりゃなお結構)。MIA〜SCLはLANもある。

出発地出発時刻到着地到着時刻機材
日本発サンチアゴ行
(航空会社:各種)
NRT/KIX昼過ぎMIA同日夜いろいろ
(航空会社:AA、UA、LA(ランチリ)など)
MIA深夜SCL翌日朝B767-300
サンチアゴ発日本行
SCLMIA翌日早朝B767-300
MIANRT/KIX翌夕方いろいろ


★NRT〜MEX〜SCL線
「チリもつもれば」発見のマニアックなルート。NRT〜MEX(メキシコシティ)を週2便飛んでいる JLの直行便で、MEX〜SCLをLA(週4便)で接続する。ただし、乗り継ぎがうまくいかないはずなので、メキシコでストップオーバーする人へのみおすすめする。JALのNRT〜MEX直行便は行き 月・木 NRT発、帰り 火・金 MEX発。 直行便と書いたが、実はバンクーバーにて乗り降りする乗客ためと、給油のため1時間20分ほど止まる。(だからこのルートには、免税店でカナダ土産が買えるという、ささやかな特典がついてくる。)。同機材がそのままメキシコまで飛んでいく。

出発地出発時刻到着地到着時刻機材
行き
NRT夕方MEX同日夕B747-LR
MEXSCL翌日朝B767-300
帰り
SCLMEX翌日朝B767-300
MEXNRT翌夕方B747-LR


★NRT/NGO(名古屋)〜SAO〜SCL線
「チリだけでなくブラジルにも用事がある」という出張者がよく使うルート。RG(ヴァリグ・ブラジル航空)でSAO(サンパウロ)まで23時間かけて一気にひとっ飛び(ただしロスで給油降機アリ)。そのままあたふたと乗り継いでSCLへ。

99年6月より大幅増便、便利になった。また一部路線でNH(全日空)との共同運行便となっている。

(期間限定・99年6月1日現在のフライトスケジュール)
(フライトスケジュールはブラジル・チリのサマータイムの開始時期にあたる9月末に変わる可能性が大です。くれぐれもご注意下さい。)
便名発地時刻着地時刻機材所要時間運航日備考
日本発サンチアゴ行
RG833NRT1900GRU0610+1MD1123:101ストップ
RG835NRT1900GRU0610+1MD1123:101ストップ
RG837NRT1900GRU0610+1MD1123:10水金1ストップ
RG839NGO1710GRU0420+1MD1123:101ストップ
RG839NGO1900GRU0610+1MD1123:10水金1ストップ
RG920GRU1000SCL1300B76704:00毎日0ストップ
サンチアゴ発日本行
RG921SCL1445GRU1915B76703:30毎日0ストップ
RG832GRU2350NRT1310+2MD1125:201ストップ
RG834GRU2350NRT1310+2MD1125:201ストップ
RG836GRU2350NRT1310+2MD1125:20水土1ストップ
RG838GRU0050NGO1500+1MD1126:10火金日1ストップ
(NRT:成田、NGO:名古屋、GRU:サンパウロ)
利点日本夜間出発なのでゆっくり空港へ行ける。
随時安いチケットが出回っているようなので、チェックしておく価値あり。
欠点いかんせん、大回りには変わらず、合計所要時間は長い。

(関空〜サンパウロにはヴァスピ航空も就航しており同様のフライトスケジュールが組めるが、サンパウロ〜サンチアゴにはヴァスピは未就航のため今回は割愛させていただいた。)


★NRT〜タヒチ〜イースター島〜SCL線
究極のマニアックルート。NRT〜タヒチ(パペーテ)を AF(エールフランス、行き帰りとも毎月曜の週1便)、タヒチ〜イースター島〜SCLをLAN(週3便)で接続する優雅な(大変な?)旅。

出発地出発時刻到着地到着時刻機材
行き
NRT夕方タヒチ同日朝B747-400
タヒチ不明SCL同日夜B767-300
帰り
SCL夕方タヒチ翌早朝?B767-300
タヒチNRT翌日夜B747-400

さて、このルートに類似した、LAN+エア・ニュージーランドを実際に使ったことのある人からレポートが来ましたので掲載させていただきます。(98年5月22日)

 Miyakeさん@カリフォルニア州より
 「NRT−パペーテ−イースター島−SCLのルートについてですが、もう4、5年も前の話ですが、私の家族が以前その逆のルートでサンチャゴから日本に帰った事があります。 SCL−イースター島−パペーテ−オークランド−KIXでLANとエア・ニュージーランドをつかっていました。イースター島での給油のための着陸中に1時間のモアイ像見学ツアーがオプションであり、しかもパペーテではNZ航空がAFに対抗するために1泊かなんかハイアットでの宿泊を付けてくれるそうです。(同日乗り継ぎが無くストップオーバーとなるため)。モアイ像と思わぬリゾートでとても楽しく過ごしたという事でした。


 お便りありがとうございました。


★NRT〜MAD〜SCL線
何も太平洋路線だけがチリルートではない! IB(イベリア)ならMAD(マドリッド)経由でSCLに乗り込める(埼玉の関口さん情報ありがとうございました)。行きはNRT〜MADとMAD〜SCLとも週4便(どちらも月・水・金・土)、帰りSCL〜MAD(日・火・木・土)とMAD〜NRT(日・火・木・金)で、行きはMAD泊まらずにSCLまで行ける。バルセロナからでもうまく接続できるかも知れない。

出発地出発時刻到着地到着時刻機材
行き
NRTMAD同日夜B747-LR
MADSCL翌午前A340
帰り
SCLMAD翌朝A340
MAD午前NRT翌午前B747-LR

IBは97年7月、史上初のヨーロッパ〜SCL間ノンストップ便就航を決定を発表。98年から週4便、しかも最新鋭のエアバスA340導入と気合いの入った新設路線だ。これまでリオ・デ・ジャネイロ経由で14時間かかっていたMAD〜SCLが12時間に。

(追記98年10月) …ってせっかくの有望ルートだったのに、成田〜マドリッドのイベリア線が98年後半に廃止になってしまった。それでいいのか、イベリア!(笑)

LH(ルフトハンザ)、 AF(エールフランス)、 SR(スイスエアー)、 BA(ブリティッシュエアー)、 KL(KLM) がSCLに乗り入れているので、これらの航空会社を使って、ヨーロッパ経由での飛行が可能。


★その他ウケ狙い(?)路線
こんな方法はいかがでしょうか>おいおい(でも実在するルートです)

★ ちょっとカンタス考
日本−チリフライトとして一般的なルートは、日本〜アメリカ合衆国〜チリであり、日本発チリ行き太平洋航路を地図で見ると、まあ端的に言って :

→ ↓

つまり、「東行って南」、である。

が、よく地球儀をながめて欲しい(お手元の、学生時代愛用の帝国書院地図帳でも可)。日本の真南にはオーストラリアっちゅー国がある(<みんな知ってるって)。ならば太平洋路線を :

↓ →

つまり、「南行って東」、ではどうなるのか。飛行機大好き駐在員@チリとしては大いなる疑問である。

そこで、尾翼でカンガルーが跳ねている、カンタス航空(QF)さんのご登場だ。話は前後するが今年のはじめ、ランチリはエア・ニュージーランドとのタヒチ島〜オークランド路線のコードシェアリングの提携を解消、あらたにカンタスとサンチアゴ〜タヒチ島〜シドニー路線のコードシェアリングの提携を開始した。これは、AA・BAなどが作っている「ワンワールド」同盟への加盟を予定しているランチリとして、すでに同盟会社のカンタスと提携するのはごく自然な事である。

で、何か言いたいかと言えば、コードシェアリングのおかげで浮上してきた、

「QFだけでで日本〜サンチアゴのフライトスケジュール作れるやんっ!」(自慢)

である。幸いカンタス航空のHPのフライトプランナーは大変親切に作ってあるので、旅行会社に問い合わさなくても調べることは可能だった(おい、ヴァリグ・ブラジル航空、ちいっとは見習えよ@99年5月現在)。なお余談だが駐在員@チリは旅行会社勤務ではないので(よく聞かれるのですが、違いますです)、航空会社などのHPしか調査手段がないのである。

果たして、調べた結果が以下である(99年5月30日時点でのフライトスケジュール)。
(フライトスケジュールはチリ・オーストラリアのサマータイムの開始時期にあたる9月末に変わるかも知れません。ご注意下さい。)
便名発地時刻着地時刻機材所要時間運航日備考
日本発サンチアゴ行
QF022NRT2045SYD0705+1B74709:20木除く毎日0ストップ
QF050NGO2010SYD0840+1B74711:30毎日1ストップ
QF374KIX2135SYD0955+1B74711:20毎日1ストップ
(NRT:成田、NGO:名古屋、KIX:関空、SYD:シドニー)
QF043SYD1045PPT2345-1B74709:00月水金1ストップ
QF3013PPT0115SCL1800B76710:45月水金1ストップ
(PPT:パペーテ(タヒチ)、SCL:サンチアゴ)
QF3013=ランチリLA834コードシェア、機材・乗務員はランチリ

見よ、このすばらしいフライトスケジュール。成田・名古屋・関空からアクセスがあり(関空便はその日に乗り継げないけど)、シドニー〜オークランド〜タヒチ〜イースター島〜サンチアゴと飛ぶ、まるでプロ野球オールスターゲーム時の豪華投手リレーを彷彿させる降機地。合計所要時間はゆうに30時間を超し・・・

「・・・素人さんは、やめときなはれ」(撤収)

オーストラリアに寄る用事のある人のみにおすすめの航路だ。



★どなたさまもお気をつけてお越し下さい






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