最近聞いたCDで良かったものの感想です.
(新→古の順番,文字が大きいほどおすすめ)
QUEEN + PAUL RODGERS - the cosmos rocks
YES -Close to the Edge (Expanded &Remastered)
Led Zeppelin -How the west was won
Jeff Beck - YOU HAD IT COMING!
Steve Vai -Ultra Zone- (2000/1/28up)
Santana -Supernatural-(2000/1/13up)
Paul Rodgers -Muddy Water Blues-
Jeff Beck - WHO ELSE!
1. Smoke on the water-A tribute
2. Black Night -Deep Purple Tribute According to NY
CULTURE CLUB- VH1 Storytellers
GLENN HUGHES - The God of Voice
AEROSMITH - A Little South of Sanity
KISS - Psycho-Circus
PAUL RODGERS - Now & Live
QUEEN -Queen in Nuce
THUNDER - Behind Closed Doors
THUNDER - The best of thunder
ROD STEWART- When we were the new boys
DES'REE - Supernatural
DIANA KING - Think Like a Girl
Van Halen-VAN HALEN III
Aerosmith-NINE LIVES
Blackmore's Night-SHADOW OF THE MOON
Janet -THE VELVET ROPE
Led Zeppelin-BBC SESSIONS
Rolling Stones-BRIDGES TO BABYLON
T.D.F.-RETAIL THERAPY
QUEEN + PAUL RODGERS - the cosmos rocks 中学生の頃,クイーン,特にフレディさんが大好きで,毎日毎日,夜,宿題が終わったら,ステレオセットの前に座って,一緒に歌って居た.特によく歌ったのは,華麗なるレース,オペラ座の夜あたりか. そういえば,もう,家で歌うことなんかないなあ. うちは,親が働いて居たので,夜はひとりだった.だから,親の耳を気にせず,結構夜歌って居た.近所迷惑にならないように,窓もしめていたけど,それでもとなりのアパートにはちょっとは聞こえて居たのかも. いまだに,シアーハートアタック〜華麗なるレースはひとりメドレーができる.一番好きなアルバムはクイーンIIなのだが. 世界に捧ぐからそれまで半分以上の曲を作って居たフレディが曲を作らなくなってしまい,ノーシンセサイザースのクレジットもなくなってしまい. 好きなバンドだからということで,とりあえず,ジャズとライブまでは買ったけど,そっから先はついていけなかった. オカマだったフレディがゲイになっていくのも耐えられなかった. でも,ゲイが彼の本当の姿だったのかもしれない. オカマのふりして居たのは当時,大儲けできる日本の女性ファン向けの単なるポーズだったのか. 結局フレディはゲイになり,曲を書くのを辞め,ボイトレ受けて歌が上手になって,アメリカに受け入れられ,大成功した. クイーンIIのブラックサイドからシアーハートアタックの谷間のゆりにかけての,あの妖精の国ライでのおとぎ話はなんだったのか? 勝手にファンを辞めてしまって,フレディは逝ってしまった. その後,イニュエンドゥをきいて,死ぬ直前,元に戻っていたフレディを確認してしまい,涙がこぼれてしまった. 私はなんて裏切り行為をしてしまったのだろう. フレディ本人は,そんな日本のファンのことなんか知る由もなく,大変な経験をして,そしていなくなってしまった. その後,商売っ気の強いロジャーテイラーやブライアンメイがフレディをネタにして,ライブをしたりしているのを見て,すごくイヤな気持ちになった. 私は,ジョンディーコン派なのかな.. このホームページにも書いているように,私はポールロジャースさんが大好きだ.世界最高のボーカリストのひとりだと思う. 彼のサイトにファンレターも出したことがある. あんなに上手な人は居ないとおもう.きっと,彼も,毎日毎日歌って,練習しているんだろうなということがよくわかる. あんなに上手なのに,アルバムはあんまり売れていない.すごく良い歌が入っているのに,なぜかB級扱いだ. その彼と,ブライアンメイ,ロジャーテイラーが日本にクイーンとしてやってくると,数年前に聞いた. 実はブライアンメイのギターもロジャーテイラーのドラムも大好きだ.ある意味,一番好きなプレイヤーともいえる. しかし,それは,クイーンだからという前提だ. 単体で出てきても聞く気がしない. クイーンのころは,それでも,クイーンなのだからということでソロアルバムを買ったりしたけど. なにか違う. クイーンだから良いのだ. フレディとジョンディーコンと4人でクイーンだ. そうでないと,ブライアンメイのあの,テンションのやたら低いようなふにゃふにゃしたギターや,多重録音したギターオーケストラはちっとも魅力的では無い.むしろ,なんじゃそら?である. ロジャーテイラーの,あのハイハットとわずかに遅れてたたくスネアの癖や,独特のロールだって,同じことである. でも,彼等はプロなので,きっとライブは素晴らしいだろう.感激するだろう.それはわかっていた.わかっていたけど,感激することが悔しくて,結局コンサートにはいかなかった.私は天の邪鬼かもしれない. そんな二人にほだされたポールロジャースも本当にすばらしいライブアクトをしたことだろう.どんなに広い音域でも一寸狂わぬ音程をきいて,同じ曲を歌って居たフレディを比べてしまい,びっくりした日本のファンは多いのではないか? しかし,あくまでもクイーンのライブである. そして,このアルバムの名義は,上記の通り,大きな文字でQUEEN.そして,小さな文字で,+ PAUL RODGERS だ. 当然,QUEENの名前の方が,アルバムセールスがあがる.そんなことは百も承知だ. しかし,このアルバムの内容は,ほとんど,PAUL RODGERSだ.彼のアルバムにクイーンのメンバーがちょっと顔を出してみましたという雰囲気だ. それって,何だろう? アルバム1曲目やほかにちょこっとブライアンメイっぽい曲がある.また,途中になにかのイベント用につくったロジャーテイラーの曲が入っている.クレジットを見ると,すべての曲は,クイーンとポールロジャースに著作権があると書いてある.昔のように,フレディが書いたとか,ブライアンが書いたというのではなく,クイーンはクイーン全員に著作権を最近はつけていた.そのスタイルだからそれを踏襲したという口実もわかる. でも,これはどう見ても,ポールロジャースのアルバムだ. ポールロジャースは,曲のアイデアがいまだにみちあふれている現役ミュージシャンだ.やはり,現場に生きる人は素晴らしい. このどんちゃん騒ぎが収束し,また,ポールロジャースがマイナーな人になっても,私はポールロジャースを応援したい. 4曲目以降のポール節を聞いて下さい.なんと良い歌を書くのでしょうか. 知っているだけに,クイーンコーラスが,,レッドスペシャルギターが,,,もうちょっと控えめっだったら,とちょっとね・・・. 4曲目,8曲目〜11曲目とってもいい曲です. クレジットにはないが,推定するに,4〜6,8〜11,14曲目がポールロジャース, 1〜2曲目,3曲目はよくわかんないけどたぶん,7曲目,13曲目がブライアンメイ, 12曲目がロジャーテイラーの曲だと思う.
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YES - Close to the Edge (Expanded &Remastered) 中学生の頃,姉がリックウェイクマンを好きで買ったアルバムで,当時は 「なんて長い曲だ」 という印象しかなく,根性のない私はほとんど聴いていなかった.にも関わらず,今回リマスター盤を買って聴いてみると,ほとんどのフレーズをしっかり覚えいた. プログレというと曲が長くて構成が大変で聴くのも演るのもひと苦労という印象ばかりだったが,年とってみるとこの構成に意味があって,この長さは必要十分で,これ以上長くてもこれ以下に短くてもだめという完璧な構成であることを痛感した. このアルバムが完璧だからこそ,中学生の私が「ながー」と思いながらテキトーに聴いていたにもかかわらず,ほとんどのフレーズが頭に入っていたのだった. とはいっても,3曲中一番短いシベリアンカートゥールーが一番印象が強く,好きな曲なのだった. しかし,今回のミックスは,私が記憶しているシベリアンカートゥールーよりもギターがより強調されているように聞こえる.しつこい位ギターが鳴っている.スティーブハウが顔をしわくちゃにして335を弾いている写真が思い起こされる. 中学生の頃,イエスを聴いたとき,一番印象に残ったのは,姉が大好きなリックウエイクマンでも,やたら弾きまくるスティーブハウでもなく,ベースのクリススクワイアだった.リッケンバッカーだと思うが,当時はまだクロスオーバーも世に出ておらずチョッパーなんてなかったはずだ.それなのに,やたらと堅い音でごりごりとベースばかりがよく聞こえる.当時私が聴いていたほかのアーティストといえば,クイーンとかごくふつーのアイドルバンドなのでベースというのは控えめなのが定番だった.なのに,このおっさんは一体なんなのだ?やたらごりごりとベースばかりが聞こえる.しかも,音が「ボンボン」という感じではなく,「べりべり,ばんばん」という感じだ. 「おっさん」といったが,このアルバムが制作されたとき,ジョンアンダーソンが28歳,スティーブハウが25歳,リックウエイクマンなんか24歳で,クイーンなどを基準に考えていた私からみて老けて見えていたのでおっさんと思っていたが,実は,対した若造だったのだ.うちの職場に入る新人と変わり無いが,コンセプトが強くよっぽどしっかりしている. 今回のリマスターではベースはやや抑えられ気味に聞こえるが,それは,現代はベースが主張する時代だからなのではないだろうか? ところで,今回のアルバムには当時のシングルの曲とか,リハーサルなどがボーナスで入っている.シベリアンカートゥールーのリハは,大変ライブ感が溢れていて,これを聴くと,思わず,「私もシベリアンカートゥールー(スティーブハウ役)をコピーしてバンドでやりたい!」と思うほどだ. こんなラフな演奏を世に出すことをイエス側はよくぞOKしたものだ.とくにへなへなのジョンアンダーソンはすばらしい.パンクの精神にも通ずるものがある. 実は,一緒に購入したアルバム究極のリマスターにもアルバムのリハが入っているが,こちらは,あまりにもラフすぎて,それはそれで,私達が中学校の教室で机を片付けて放課後演奏していたときの録音のようで面白いのだが,4曲続けてリハばかり聴くと,「もうええです」といいたくなる. 危機のシベリアンカートゥールーのリハはそこまで行かず,ボーナストラックの面でも,危機に軍配が上がると思う. といって,究極がよくないという意味では無く,究極もすばらしいアルバムだと思いますが.
Led Zeppelin -How the west was won トップはいきなり移民の歌.のびやかなロバートプラントの声.アルバムよりさらにヘビーな音.この1曲目で引き込まれてしまいました. 72年のこの音源はブートレッグでも最高の演奏と言われており,この直後に発売される聖なる館以降ロバートプラントは声変わりしてしまう.さらに,それを追って,ジミーペイジのギターがしょぼくなっていき,ステージ上でも弾けなくなって情けなくなる.次のプレゼンスまではジミーペイジが主導するが,その後のインスルージアウトドアでは,ジョンポールジョーンズ主導のような形になってしまう. ところどころ,コピーペーストしているが,そのコピーもとがそもそも優れているというわけで,この当時のレッドツェッペリンはまさに王者の貫禄がある. 移民の歌に続いてのハートブレイカー,ブラックドッグも最高の出来.ジミーペイジのギターもめちゃかっこいいが,やはりボーカルが元気だと迫力がある.レッドツェッペリンのライブ(ブートレッグ)というと,なんだかはらはらしながらきかなくてはならない,という観念があったが,安心して入り込める. このCDは3枚組だが,私は個人的には1枚目のみで良いと思った.あとの2枚はボーナストラックと受け取っている.2枚目と3枚目はどれもこれも長すぎ.「幻惑されて」は確かにもともと長い曲なんだが,ここまでやると客もつかれるのではないか?一昔前のプログレの心構えできかないといけない.もしくはBGMか. それとモビーディック.もういいです.おなかいっぱいです.出張用にこのCDをMDへダビングしたが,モビーディックははずしてしまった.モビーディックを最初から最後まで集中して聴ける人っているのだろうか? 永遠の詩でもモビーディックを寝ずに最後まで見ることができた人っているのだろうか? しかし,ボンゾさんは体力あるな.他の3名はドラムソロ中休憩タイムをとれるが,ボンゾさんは,ステージの最初から最後まで力一杯叩きっぱなしだ. というわけで,このアルバムの1枚目は超おすすめ.ベストはやはり移民の歌だと思う.
Time Files / Junko Ohashi Dynamite Parade / Akiko Wada Lovers Rock / Sades 昔好きだったボーカリスト、和田アキ子と大橋純子、シャーデーの最新アルバムを購入しました。 どのアルバムも、ボーカリストにとって、久々のレコーディングということが共通事項でした。私の結論として、 やはり、ブランクはブランクとして受け入れるべきだとおもいます。そして、へたくそでも、ずっと歌い続けている人というのは、やはり、「うまい!」です。技巧的には劣っていても、うまい。和田アキ子のアルバムには、昔レコーディングした曲もはいっていましたが、昔の方がずっとすばらしい歌でした。曲自体はとても古い曲で、今のレコーディング技術の方がずっと上なので、全体として良くなっているのは確かですが、彼女ほどのものすごい力を持った人が、本業から離れてバラエティに力を入れてしまっているのはとても残念なことです。 Incognite -No Time Like the Future- ボーカルがパワーアップされています.今までインコグニートのよいとこどり.あいかわらず秀作.オススメです.特に,この手の音楽をやっている人については,真似するべきところがたくさんある教科書のような作品.私は,結局一番良く聴いています. Paul Rodgers -electric- バッドカンパニーの時代に少し戻った感じ.前作NOWに比べるとパワーダウンと思った.相変わらず,歌はうまい. Culture Club -Don't Mind If I Do- 悪くはないが,当時のパワーは感じられない.レゲエ中心でBGMには最適.
Janet - All For You
なんだかよくわからないジャンル分け(R&B)されて、なんだかよくわからないとになっていますが、内容はすばらしいです。しっかりした本人の意思もさることながら、編曲もすばらしい。構成も。 しかし、彼女はなんで、必要以上に、アヘアヘいうとんのでしょうか?(^^; 彼女の良さというのは、ハードロックとか好きな人にも共通するある種のマニアックさと、ちょっとアブナイとこでしょうか。 そーそー。ちょっと話はそれるが、ハードロック好きの友達が、やっぱりジャネットをすきで、ハードロックのノリでジャネットジャクソンのコンサート前に「予習だ」といってコンサートのビデオを買ってました。で、コンサートも2回行ったらしいのだが、どれも内容は全く同じだったので、つまらんかったとのことでした。 そうです、勘違いしたらあかんのは、彼女はハードロックバンドじゃないんです。当然コンサートは、エンタテイメントをしっかり構成した脚本になっているので、ハードロックのノリで行くと、ちょっと勘違いです。 気をつけましょう。 Jeff Beck - YOU HAD IT COMING ジェフベックソロでは、初のオールプロデュースアルバム。ソロになってからのジェフベックは、強者共演者によってその才能を開花させてきた。共演者によって尻を叩かれ、奇跡的なフレーズを産んできたのかもしれない。 フーエルスに続いて、今回のアルバムは周りを僕でかため、ジェフベック自身のもつアイデアとフレーズ、音で攻めてきた。昔からのファンは、オーソドックスなキーボードやドラムなどアナログ楽器とのかけあいで生まれる鋭いフレーズのようなもの、つまり、10年、20年前のジェフベックを未だに期待していることも多く、その期待はあっさり裏切られ、もしかすると、失敗作とまで言われるかもしれない。 しかし、今までのジェフベックのアルバムで、名曲とされる曲はほとんど共演者によって生み出されたフレーズであったり、(他人の)作曲が良かったりで、ジェフベック自身が「俺が全て作った」というものではなかったと思われる。そうしたフラストレーションの結果、ジェフベックはどのアルバムに対しても不満を残してメンバーとは別れている。それらの道程はジェフベックにとっての修行の時代だったのかもしれない。 今回のジェフベックは、ジェフベックという特別なギターの音をサンプリングして、それをおもいっきりちりばめた、あの音が好きなファンにとってはたまらない作品となっている。ひとつひとつの音が宝石のようで、宝石箱からひとつひとつ取り出して、テクノにのせて陳列した感じ。きっと、彼の引き出しのなかには、もっともっと色々な種類の宝石がまだ入っていて、それを出し切れていないと思う。 56才にしてテクノにはまったジェフベック。アナログなプレイと断絶したジェフベック。 しかし、もちろん、ライブはアナログである。このテクノをアナログにどう調理するか見物である。 1曲目はジェニファーの曲で、ヘビーメタリック。サウンドトラック的でもある。5,6の変拍子は妙にはまる。ギターでいっしょにこのフレーズをなぞると、全く変な拍子ではなく、リーズナブルで弾きやすいことがわかる。ギターソロはジェフベック特有の音を聴くことが出来る。2曲目はちょっと、ジェフベック、ヤンキーか?という感じの車の音で始まる。どきっとするような車の排気音。3曲目の出だしはいかにも生なギターリフから始まる。私のお気に入りの一つです。4曲目は噂のイモジェンのボーカルのきけるブルース。ブルースのアレンジをここまで大胆にして、かつそれでもブルージーなのは、ジェフベックのみではないか?5曲目はインドの曲を自分でアレンジした美しい曲。多分、今回のジャパンツアーのハイライトになると思われる。6曲目も少しアジアンテイストの入った曲。イランあたりの雑踏の雰囲気。コピーしやすい。7曲目のクリーントーンは指弾きの素敵な感じがでている。8曲目はドラマーのスティーブさんが予告していたスティーブさんの曲。最後のジェフベックの早弾きは超人的。9曲目と10曲目は事実上一曲で、美しい曲。個人的には10曲目を聴いて、ブレードランナーを思い出しました。 買って絶対損なし。 ただ、短いけどね。
Steve Vai -Ultra Zone- 才能が体内からあふれ出ているような感じ.天才と呼ばれているらしいが,確かに天才かも.ジャンルも多岐にわたり,エキゾティックな部分はかなり映画的.ボーカルもあり. 1曲目は中近東風,私好み.2曲目はジェフベック風味.3曲目はイエス風味.4曲目はバンヘイレン風味.5曲目はどっかで聴いたことあるけど曲名がわからない.何かの番組のテーマになっていたような気がする.ちょっとジェフベック風味.6曲目も中近東風.ジェフベックのフーエルスでも中近東っぽいのが何曲かあったけど,ギタリストの中ではやっているのか? このアルバムで一番好きなのは7曲目Windows to the Soul.ちょっとゲイリームーアはいっているかも.音はゲイりーでも,フレーズはきっちり泣いている. そう,「きっちり」泣いている.そこがジェフベックと違うところだと思う.プログラミングしたようなチョークとアーム.多分,ライブでは,この調子で完璧にフレーズを再現するのではないだろうか?この辺がバンヘイレンと共通しているとおもう. 8曲目は彼のボーカル入り.ちょっとリッチーブラックモア(バビロン)入っているかな?9曲目もボーカル入り.ボーカル入りの曲はちょっと覇気が落ちるかな.なんかシングルカットされそうな曲.10曲目は,雰囲気はわかるが,私はあまり好きではありません.11曲目はサミーヘイガー時代のバンヘイレンをさらに軽くした感じ.12曲目はちょい昔はやったオアシスとかそんな感じ.この8〜11曲目はちょっと私にとっては,なかだるみです.1〜7曲目のテンションはすばらしいです. 13曲目と14曲目は日本版のみのボーナスになるんでしょうか?日本のバンドBZと交流があるらしくて,日本語の歌を13曲目に入れています.私はこの手の日本人の声,歌い方がちょっと苦手なのだが,曲自体は「しっかりまとまった」感じ.何かのテーマソングになりそうな曲.BZのボーカルとスティーブバイが唄っていますが,私はスティーブバイのボーカルの方が好きです.14曲目はアコースティックです.この人は,こういう風に曲で聴かせる人ではないと思う. イングベイなんかは,単にギターのスケールの練習をしているように聞こえるが,スティーブバイは,フレーズが魅力的な上,曲の構成も尋常ではない.さらに,いろいろなジャンルに挑戦していることから,「買って得した気分」になる. Santana -Supernatural- グラミーの賞取り合戦でジェフベック先生と対抗馬になっており,「まずは敵を知れ」ということで購入.11部門ノミネートされているとのことで,2部門くらい,先生に譲ってくれてもいいじゃないか,と思うが. ラテンのあの,やらし〜雰囲気健在で,エッチな気分になれる一枚.2曲目Love of My Lifeはデイブマシューズという人がボーカルしているらしいが,どう聴いてもスティングである.どういうことだろうか?3曲目はどうきいても「へんな,おじさん」に聞こえる.英語のはずだが.5曲目シングルカットのSmoothは非常に売れ線の曲で,ロブトーマスという人が唄っているらしいが,どう聴いてもサザンの桑田.どうなっているのだろうか.6曲目はめちゃうれたローリンヒルにお返ししてもらっていたりしている.7曲目マリアマリアも知らない人が唄っているようだが,どうきいてもTAKE6.(単純なリズムですが,こういう曲,私はすきです.)9曲目は5曲目と同じリズムでよくきかないと見分けがつかないぞ.10曲目は,なんかいやらしくって,いい感じ.11,12曲目は,昔のサンタナを思い出すようなインストルメンタル.やっぱり,サンタナはこういう曲をいれとかないとね.13曲目は噂のエリッククラプトンとの共演.この人が加わるとなんか「もったり」するのはなぜか??途中からリズムがチェンジザワールドになり,なぜか,「こがねむし」の曲となる. とにかくゲスト満載なのである.(ギャラだけで先生のアルバムの100倍かかっていそうである)加えて,淫靡なラテンのリズム.これで売れない方がおかしいという一枚.
PAUL RODGERS -Muddy Water Blues-
QUEEN 1st, 3rd, 4th,5th
Jeff Beck - WHO ELSE! ジェフベックが久々にオリジナルアルバムを出しました。快心作です!10年前に出したフラッシュ、ギターショップでは、ちょっとがっかりしていた私でしたが、今回のジェフは違います。ノリノリです。もちろん、ボーカルなし(せりふのようなものは若干あるが)のインストルメンタルで、彼のギターを堪能できます。昔に比べると、乱暴な感じが抑えられて、全体の構成にはまるといった感じもありますが、あの、「音を聞いただけでベックとわかる」ギターは健在で、ファンにはこたえられない内容となりました。1曲目2曲目はファンキーでノリノリ。ライナーノーツにクラブDJが顔をだしていますが、ジェフベックはロックギタリストでありながら、リズムパートにブラックミュージックをとりいれて、フュージョンを作り出した最初の人間たちの一人、しかも、その中でも、最もロック色の濃いのびのびしたギターサウンドを作った人で、今思えば、ほんとに時代を先取りしていたというか、現在のクラブサウンドとしても十分使える曲を20年も前にやっていたと思います。その流れをくむのがこの最初の曲で、クラブサウンドとはいえ、ギターはばりばりのロック。しかも、ジェフのロックです。続く3曲目は原点に戻るようなブルースです。これもまた、ジェフベックグループ時代を彷彿させるギターを聞くことができます。この3曲目には、曲を聴きながら、つい、私は声をだして、「うっ、きたきたきたきた」と言ってしまいました。4曲目は少し、プログレ的変則リズムにギターがのっかる感じで、どっかで聞いたような感じ??この曲はもしかしたら、CMかなにかに使われるかも?といった雰囲気です。5曲目は8分近い大曲です。昔でいうなら、レッドツェッペリンの幻惑されてのような、ウケをはずすと、退屈なだけ。しかし、ジェフのギターは非常に挑戦的です。意識してはずしたのか、これみよがしな早弾きはありませんが、かっこいいギターソロです。6曲目は不思議な雰囲気のある天使の詩ですが、ジェフにとって、天使とは明るいメジャーコードではないのだなと感じる1曲。7曲目THXは本家早弾きスキャッターブレインなどを思い出すようなギターからはじまりますが、内容は、最近のクラブサウンド的。随所にインド的な雰囲気も感じられます。8曲目もやはりゴアな雰囲気。インド楽器は全然使っていないのですけど。8曲目はジェフのファンとしてはちょっとつまんないかもしれません。9曲目は旧友ヤンハマーの曲で、「ああ、ヤンハマーや」と誰でも思うでしょう。ブローバイブロー、ゼアアンドバックっぽいかな。途中のギターフレーズはスローテンポながら、ジェフベック節です。10曲目はなんと、尺八(かな???日本の笛みたいなの)ではじまる美しい曲。これよこれ!!私はこれに弱いのです。ジェフのバラードって、ほんっとーにすばらしい。私はお気に入りのページで、ジェフベックのベストはワイアードだとかきましたが、中でも一番すきなのは、レッドブーツでも蒼い風でもなく、実はGoodbe Pork Pie HatとLove is Greenだったりする。(でも、哀しみの恋人たちは嫌いだったりする。)11曲目は10曲目に続くバラード。なんか宇宙的。これで終わりです。というわけで、このCD、すべて良いですが、一押しは10曲目DECLAN,そして、3曲目BRUSH WITH THE BLUES. CDの内容とは関係ありませんが、クラプトン、ペイジ、ベックの3人はタメで、現在54歳なんだそうです。この年度はすごいギタリストが生まれる年だったのでしょうか?今回のアルバムは、クラプトンの覆面ユニットTDFと時代を同じくして生まれたというように感じました。TDFの方が、ポップで万人にうけやすく思いました。そこは二人の戦略的な違いなんでしょうけど、ジェフベックはロックをやったという感じがしました。万人に出すのではなく、ジェフのファンに「10年、待たせたね」と言っているようです。CDのジャケットには、ギターをひくジェフが。彼ほど時が止まったように容貌の変わらないひともめずらしいんじゃないでしょうか。とんでもなくかっこいいです。もしかして、20年前の写真ちゃうかと疑いたくなるくらい。裏ジャケ、中ジャケ、すべてかっこいい。(写真技術か??)ああ、この髪型の人が目の前に現れたら、それだけで、私はついていってしまいそうです。その上、ギターでも持っていたら、セクハラ行為に及びそうです。(^^;) 彼は欧米人にしてはとても背が低いのです。手もそんなにでかいほうじゃない。そんな彼が、最近のバンヘイレン同様(バンヘイレンはいいとこのぼっちゃんが、幼少の頃からクラシック音楽で鍛え上げられた、いわば、ロックに天下りした奴らなのに対し、ジェフは、ブルースから入って、プレスリーなどの当時のアメリカのロックをお手本に自己流でギターを修得したたたきあげのおっちゃん)、ギターのテクニックを次々と生みだし、テクニック以上にすばらしいフレーズを弾き、日本のギターキッズの神様となったのは、考えてみれば当然のことだったとも思います。 そんな彼が、いよいよ日本にやってきます。実は、先行予約がこのCDの発売前にあり、私はそのときは「どうせ、フラッシュや、ギターショップをひきずった彼なのだわ」なんて思っていまい、先行予約を逃してしまいました。(T_T) でも、この次、3月末くらいに、ほんとのチケット発売日がやってきます。今や、ベックといえば、ジェフベックではなく、バンドのベックの時代。誰も行きそうにないこのライブ、私は一人でもいくぞぉ!チケット1枚だけ注文っつーのもなんかはずかしいが、この際仕方ない。ジェフ!まっとって!!わし、いくけんね。5月30日、風邪なんかひかんように、体、気つけて、達者でなーーーーーっ!!
1. Smoke on the water-A tribute 2. Black Night -Deep Purple Tribute According to NY 両方とも高知のバンド仲間のSちゃんのおすすめです。パープルのトリビュートで、「本物より良かったりする」という一言で買ってしまいました。グレンヒューズのバーン(是非グレンヒューズのライブインジャパン聞いてください。今もっともすばらしいバーンを聞くことができます)がとてつもなくすばらしかったので、それを期待してまず、1を買いました。Sちゃんにいわせると、こちらは、「真面目にコピーしました。本物そっくりでしょ」って感じ。なんだそうで、ほんとにその通りでした。でも、今のレコーディング技術のせいか、本物よりずっとよい。トリビュートなのに、メンバーのグレンヒューズが顔を出しているのはなぜか?? (^^;) ジョーリンターナーなんかもすばらしいボーカルをきかせてくれます。イングヴェイは私の買ったCっですっかりいやなおっさんでしたが、今回も「どや、完璧やろ!」調でひきまくっていました。リッチーのこと好きらしいが、リッチーがビデオで言ってた「今のギタリストはテクニックも高く、とてつもない早弾きもできるが、つまらん」といっていたのは、彼のことではないか?なんて思ってしまう。。確かにリッチーの曲というのは、リッチー節がはいっていて、その要素にはクラシックとブルースがはいっているとおもうのだけど、妙にそのブルースのほうにこだわりがあるようで、慰安気欄(なんじゃこれ?ATOK)イアンギランの後がまを決めるとき、ブルースの歌える歌手ということで、デビカバが選ばれたらしい。で、デビカバよりもずっと歌唱力のある、グレンヒューズがベースにまわっている。じゃあ、レインボーくんだときのジョーリンターナーは一体どういう趣旨でえらんだのか??? だいぶ、CD評からはずれてしまった。すみません・・・。このCDで私が気に入ったのは、(全部良かったのですけど)1曲目スピードキング。これは、ギターがイングヴェイです。それから3曲目、ストームブリンガー。これは、グレンヒューズがボーカルです。5曲目レイジー。これはジョーリンターナー(この人はほんまに歌がうまい!このあとファイアボールでドッケンがうたっていますが、くらべもんにならん)とイングヴェイが競演しています。イングヴェイは「これでもか」という感じ。最後の曲のウーマンフロムトーキョーは、キッスのコピーバンドにいたとき、ギタリストがうたっていて、これもキッスの曲かと思ったような曲で、そういったことを思い出してしまいました。 さて、2.のほうですが、こっちはうってかわって、かなりアレンジのはいった構成になっています。Sちゃんに言わせると、こちらは、T.M.Stevens風ファンキーヘビメタ路線で、オリジナルとはかなりちがったりする。なんだそうです。しかし、はやり、このCDでもイングヴェイが顔を出している。CD評をみると、「リッチーブラックモアのコピーをやらせたらこの人がピカ一」とかいてある。この人、こんなこといわれて満足なんだろうか。そのイングヴェイが参加しているのは10曲目のバーン。しかし、はっきりいって、グレンヒューズバンドのギタリストに負けている。どちらもツインギターでバーンをやっているのだが、イングヴェイのほうは、ぱらぱらぱらぱら弾いているだけで、音のメリハリがないし、ツイン独特の良さが全然ない。このCDでも1曲目ブラックナイトと8曲目ストームブリンガー、9曲目スピードキングでジョーリンターナーが歌っている。しかし、1のアルバムに比べるとこっちのジョーリンターナーは何か歌いにくそうにしている。アメリカ人が主導権握るとこうなっちゃうのかな?
CULTURE CLUB- VH1 Storytellers 部長室で仕事していたら,ドラム友達のN尾がやってきて,「帰ってきたカルチャークラブ,わらうで!」と,話をする前からすでに笑っている.「ライブやねんけど,ほとんどしゃべりやねん.まどか状態やわ.笑いとってるし.」 というわけで,借りました.持ってくるときも「ほんま笑うで」とN尾は笑っていました.まず,ジャケットや内ジャケットがふざけている.大学のころ,(ちょうどカルチャークラブが流行っていた頃)まじめな顔してふざけた写真をとるのがはやりましたが,プロのふざけた写真というのは気合いが入っています.大体,この邦題なんやねん.まず,これでわらわしてもらってと. が,しかし,内容は濃い.非常によいアルバムです.1曲目は新曲「愛をください」が入っていますが,その後はずっとライブです.悪趣味なビジュアルやふざけた写真,ボーイジョージのでかい顔で誤解している人も多いと思いますが,ボーイジョージはほんっとにいいボーカリストです.ライブは最初,なつかしどころのヒット曲Poison Mind,Miss Me Blindから始まります.ボーイジョージの声は確かに衰えていますが,歌はあのままの状態です.このアルバムの一番の盛り上がりは8曲目新曲Strange Voodooから15曲目のTimeまでのなんともいえないしっとりした部分じゃないでしょうか?CDの中に入っているボーイジョージのメッセージを見ながら聞くと泣けます.エアロスミスがライブをだしてバカ売れしているようですが,ライブアルバムとしては,このカルチャークラブのライブはライブらしいライブで,ライブはこうあるべきと思いました.言い切ってしまいましょう!
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