かがさんとにしなかさんは、いっしょに9時頃新大阪駅をでたようで、出た瞬間に 「今、新大阪をでました」 メールを受け取る。だんだん、うれしい実感がわいてくる。同時に大塚さんからもメールが入る。私の愛モードアドレスを間違えたようで、 「何のこと?そして、誰?」 という返事メールを、大塚さんは知らない人からいただくという快挙を成し遂げる。 そんなこともありつつ、待ち合わせの1時にスタジオへ向かう。スタジオ前にはにしなかさんとかがさんがっ。 にしなかさーーん、かがさーーーーん、あいたかったよーん、えーんえーん。 と感激しながら、喜ぶ。もう、この時点で、私はすべてが終わったかのように脱力してしまう。緊張がやっとほぐれて、疲れがどおおーーんと出る。へろへろしつつ、スタジオに入ろうとするが、なぜか、スタジオ入り口にはゴミが満載されている。入り口を間違えた。 ちゃんとした入り口から入ると、 おおつかさーーーーん、おおつかさーーーん、おおつかさーーーーん。 おおつかさん、電話したのに、留守電になってたよ、どうゆうこと?大塚さん、よかったよ、あえて。大塚さん、東京寒いよ。寒すぎ。私こっちにきて、この長袖かっちゃったよ。大塚さん、私たち、今、体調最悪なのよ、加賀さん、風邪ひいて、おなかこわして、あたしも、ほら、鼻声。最悪、あーしんどー。おおつかさーーん。 などと、言いたいことだけいって、 どっこらしょ と椅子にすわると、もう、椅子に吸い付かれるようにたてなくなりました。となりには美しい大塚さんの奥様が。あー、はずかしー、どーしたらいいんだよ、あっ、かがさんも緊張してるぞ、なんかしゃべりまくってる。でも、視線がわたしにしか、来ない。美人を前に、えらい緊張してるな。って、わたしもだ。 ということで、スタジオに入りました。
スタジオは広くてとってもすてき。ミキサーモニターもでっかくて、低音がどんどん出ていました。わたしはマーシャルJCM2000の前に座って、クリーンとウルトラゲインを切り替えつつ、白虎ちゃんを弾きました。一生懸命練習してきたのですが、全然練習していないかがさんやにしなかさんにはとうてい及びません。でも、努力だけは伝わったような気がする! スタジオは、大塚さんの奥様が普段使っておられるお部屋で、奥様にいろいろセッティングしていただきました。奥様も年季の入ったギタリストらしく、そういうすげー巧いひとに囲まれて、へたくそなギターをのんきに披露するわたしは一体なに? 新曲のFires at Midnightをちょっと練習した後、
を次々と演奏しました。途中ふーちゃんがやってきて、「ふーちゃんに捧げます」ってな感じで、ふーちゃんを前に座らせて、それに向かって演奏しました。かがさんのギターとにしなかさんのアルペジオは、相変わらず美しいし、鼻声なわたしだけが、お耳汚しをしてしまった。早く鼻炎を治したい。はながつまっていると、音程がとれないのです。かがさんとにしなかさん、すごいっ。この二人をみつけた私、えらいっ。 そして、大塚さんのベースが入ることで、私たちが3人でやっていた曲とは全く別の曲ができあがっていました。そうなんよ!このフレーズがわたしらには足らんかったんよ。それに、この音の厚さ。やっぱ、 という結論を3人とも心に決め、各自テレパシーをおくりつつ、2次会へとなだれ込んだのでした。 |