インチキ映画評論 2005.06 -

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タイトル

評価

好き勝手に一言

墨攻 4 戦乱の中国で戦略家というか思想家のような人が活躍。戦争の無意味さを伝えたいんだろうけど、こんな昔からさまざまな技術があったということが凄い。気球なんて本当にあったのだろうか??
ディパーテッド 3 マフィアに潜入する捜査官と、警察に潜入するマフィア。「インファナル・アフェア」と同じじゃん。っていうかどっちも何とか言う映画(名前分からん)の焼き直しだったような。恐いですねえ、ハラハラしますねえ、関わりたくないですねえ。
硫黄島からの手紙 3 今度は日本側から見た硫黄島の戦い。アメリカの視点とは逆で、米兵が恐怖の対象。ハリウッド映画なのによくこれだけ作ったなあという感じ。若者が今風なのが妙だけど、当時に置き換えたらああ見えるのかな。もっとも招集された民間人なわけで軍人じゃないわけだし、やる気のなさや曖昧な口ぶりも日常あったのかも。
007カジノ・ロワイヤル 3 新ボンドがイメージ合わない気がするのだが。カジノを舞台に潜入捜査。潜入になっていないけど。最後の流れは今までの展開とちょっと違う感じ。
トゥモロー・ワールド 3 人類に子供が生まれなくなった。世界は破滅しかけた。イギリスだけは何とか政府が機能していて不法移民を強制所送りにしている。当然レジスタンス運動が起こる。その中で不法移民の一人が妊娠する。未来物語のようなんだけど地下組織ものですかね。
ブラック・ダリア 2 ボクシングの強い2人の刑事の話。と、まとめて良いでしょうか。殺人事件を追うわけだが、謎が徐々に明らかに・・・って結局なんだかよく分からなかった。
父親たちの星条旗 2 硫黄島の戦闘をアメリカ側の立場から描いたものっていうことだけど、論点というか言いたいことがよく判らない。星条旗を立てた写真に写っている人物の真偽とヤラセがそれほど重要なのか?
16ブロック 3 アル中で、引退間近っぽい老いぼれ警察官が、囚人を16ブロック先に護送する途中で事件に巻き込まれる。警察官がみんな敵。
レディ・イン・ザ・ウォーター 2 ホラーのような、謎解きのような妙な内容。水の妖精を助ける??
イルマーレ 3 内容は良いと思うんだけど、最初の交通事故で全ストーリーが読めてしまった。予告編が内容を教えすぎたのかも。前知識無しなら印象がもっと違ったかも知れないなあ。冒頭は「12モンキーズ」、内容(事象)は「オーロラの彼方に」と言ってしまおう。2年の歳月の隔たりを描写する映像の細かい仕掛けが面白いけど、字幕見て内容理解しつつなので忙しい。何回か見るとそこらへん面白いかも。
X-MEN ファイナルデシジョン 4 大きく3つの勢力があって利害関係が複雑だねえ。人間vsミュータントと、ミュータント内のハト派vsタカ派。超能力の特撮がリアリティアップ。ミュータント遺伝子を消してしまう薬の開発、ジーンの過去、ピカード・・・じゃなくってスチュアートの死と盛りだくさん。次回作に続く・・・だね。
スーパーマンリターンズ 4 今ごろリメイクですか〜?と言いたくなるが、とりあえず技術の進歩により特撮がよりリアルに。旅に出たスーパーマンが5年ぶりに帰ってくる。悪役のケビン・スペイシーなかなかgood。しかしスーパーマンの能力がよく判らんな。弾丸より速く動けるのに墜落しそうな飛行機を助けるときは迅速に動けず力一杯がんばっていて、腕力がそのくらいかと思えば島を持ち上げたり。前作同様スーパーマンの家が空き巣に遭う。いくつもの星の知恵が詰まっている割にはセキュリティ弱すぎ。本人認証もしっかりやれよ。

 

パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト 3 実は前作を見ていないのだ。(;_;)どこからが続きになっているのか判らないけど、とりあえず楽しめた。インディージョーンズっぽい、もしくはハロルドロイドみたいな、次々と来るアクションだね。

 

ブレイブストーリー 3 結局何が言いたかったのかよくわからない。世界観の説明が不十分。想像させたいならもっと曖昧にすべき。最後もオチなのか世界が変わったためなのか、不明。深く考えちゃいけないのかな。CG多用のため、視点移動に迫力はある。
森のリトルギャング 3 コミカルで自然な動きをするキャラクタ(コミカルなのは自然じゃないという突っ込み禁止)。ストーリーに難ありだけど、面白いのではないでしょうか。
ウルトラヴァイオレット 2 ウイルスに冒された人間たちと、感染していない人間との戦い。でまあ「駆除」される感染者側がレジスタンスみたいになって戦ってくるわけだな。都市の映像が安っぽいのはわざと?
M:i:III 4 今回はなんと、「当局は一切関知しない」はずの捕らえられたメンバーのの救出。いつものワイヤー吊りシーンもあるサービス精神(?)。しかしちょっと政治的な話になってき ている。従来の、アイテムを駆使して綿密な作戦を遂行するものとは離れてきているのが残念。脳内爆弾と発信器くらい?携帯電話による位置補足はもう珍しくないしなあ。変装用マスクを作るところなんか、 映像技術としての進歩を感じる。
ポセイドン 3.5 リメイクなので、あまり期待していなかったためか、それなりに面白かった。映像的に「タイタニック」を意識しすぎていて、CG技術が上回っていることをアピールしたいようにも感じる。 カート・ラッセルがお父さん役やる歳になったのかとか、最後に生き残るのが誰か大体予想がついてしまうんだけど、そのタイミングがちょっと定番を外すなど、変なところでも楽しめた。
トランスポーター2 4 前作をしのぐ迫力。ここまでやるか。もはや007やミッションインポッシブルの世界。アクションが派手すぎて目が回る。
アンジェラ 4 ANGELAというのは、ANGELのことなのね。天使のくせにボコボコ人を殴ったりして笑える。アイデアがおもしろい。
ダヴィンチ・コード 3 はっきり言ってよくわかんない。そもそもキリスト教文化がよく判っていないため、言ってしまえばキリストが人間でも神でも、人間だとしてその子孫が居ようがどうでもいいんだよな。1000年、2000年前の建物が今でも残っているため現在と過去を合成した映像が興味深い。
プロデューサーズ 3.5 ミュージカルが失敗しても利益があるという財務上のメリット(からくり)を発見し、わざと大失敗のミュージカルをプロデュースする。それなりに笑える。
Vフォーヴェンデッタ 3.5 未来、イギリスが独裁政権となる。正義の味方(?)の謎のマスク人間が戦う。Matrixの監督が長年暖めたストーリーというが、それほどかなあ。ナタリーポートマンが丸刈り。
イーオン・フラックス 2 人間が塀の中で管理されていて、それに気づいたグループが政府組織を攻撃する・・・みたいな。映像表現のアイデアを詰め込んでいる感じがちょっと強引。
ファイヤーウォール 3.5 新手の銀行強盗。
SPIRIT 4.5 ジェット・リーのアクションはいいねえ。CG,ワイヤーフレームも控えめというか自然で「ありえねー」という感が少ない。日本人の挑戦者も武士道みたいでいいねえ。きっとWBに出資しているスポンサーだからジャパンパッシングになっていないんだよ・・・と突っ込んではいけないけど。
フライトプラン 4 結構ハラハラ。夫が死んで、夫の遺体と、娘と共に飛行機で帰国・・・のはずだがふと目が覚めると娘がいない。周りの座席の人も見ていないという。乗客リストにも載っていない・・・何故?

沈黙の追撃

3

「沈黙」って関係ないじゃん。刑務所に入れられている元海兵隊員のセガールに暗殺の仕事の依頼が来る。元チームを引き連れて暴れまくる。ストーリーはどうでもいいっす。

レジェンド・オブ・ゾロ

3.5

マスク・オブ・ゾロの続編。相変わらず馬が苦手なところが笑え、また剣裁きが見事。

Mr.&Mrs.スミス

4

夫婦がライバル同士の謎の秘密組織(殺し屋)のエージェントだが、お互いに隠している。あるとき同じターゲットの依頼があって、お互いの正体を知ってしまう。そして夫婦で殺し合いに・・・。スリリングなのに笑いが混じっていて不思議な感覚。

ディック&ジェーン/復讐は最高!

4

昇進したと思いきや、会社がつぶれてしまう。元社長は責任を問われず、社員は再就職に四苦八苦。ついに泥棒や強盗に手を染めるが、成りきれない・・・。ジム・キャリーのいつものハイテンションが笑える。

エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

2

謎の連続殺人を追う担当となった刑事と、なにやら過去のありそうな追放された元刑事が事件の解決をする。なんかよくわかんないし、見たことあるような雰囲気。

チキンリトル

3.5

ダメダメな主人公のニワトリの子供(つまりはヒヨコなんだけどもうちょっと大きいかな)が、宇宙人の襲撃から地球を守る。互いに理解し合えない父と子が仲良くなるというところはちょっと押しつけっぽい。羽毛のCG表現はリアルなのに驚き。なびいているよ。

ザスーラ

4

「ジュマンジ」とほぼ同じ。双六のようなゲームをやって、書いてあることが起こる。宇宙冒険がテーマで最後は”兄弟仲良く”みたいに締めてしまう。CGの雰囲気が違うと思ったら、ILMじゃなかったんだね。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

3.5

すでに原作読む気なし。事前知識なしで見に行った。原作のキャラクタの成長の早さよりも俳優の成長が早いのでちょっと苦しくなっているかも。映像効果は、微妙な霧がかった空気の表現や燃えている炭など更に良くなっているね。

チャーリーとチョコレート工場

4

謎のチョコレート工場への招待状が当たった5人の子供とその親。怪しげな社長。

支離滅裂でミュージカルっぽい要素もあったりして、なんだか引き込まれて笑ってしまう。

キャプテン・ウルフ

4

「キンダガートン・コップ」を思い出してしまった。軍人が、極秘研究をして亡くなってしまった博士の家族を守り、秘密の暗号コードを探す・・・のだが、ほとんどベビーシッターとなってしまうところが笑える。ディズニーなので分かりやすく勧善懲悪でハッピーエンド。

ブラザーズ・グリム

2.5

グリム兄弟とその物語という材料を使って魔物退治冒険ストーリーを作った・・・と言ったら強引か? 映像効果は派手で、聞いたようなストーリーがごちゃ混ぜで、結局良くわからん。

ステルス

3.5

「トップガン」風だねえ。人工知能搭載の戦闘機が自我に目覚めて暴走するのね。こうなってくるとSFとしてありがち。秘密の会話を盗み見するリップリーディングのHALもどきですか?

ファンタスティック・フォー

3.5

宇宙線を浴びて、超能力?に目覚めた4人+悪人。その成り立ちだけで終わってしまった感があるが、これからの活躍に期待ってところで良いのではないでしょうか。

セブン・ソード

1

タイトルは「七剣」。昔の中国を舞台にした武術ものだが、ハリウッド映画的な演出を真似したようなところがいまいち。闘いもアップなので見にくいし、時間の前後やシーンの切り替えが激しく、ストーリーの展開や人間関係が理解できん。映像も暗いし。「慣れろ」って言わないで。

シン・シティ

1.5

白黒画面に一部色をつけた不思議な絵。技術的には結構難しいかも。内容はバイオレンス一色。 好き嫌いが激しく分かれそう。

マダガスカル

3

ニューヨークの動物園いる動物たちが、無人島に行き、野生の生活を始める。都会化(?)された動物が自然を恐がるギャップを狙ったんだろうけど。CGに手抜きのようなものが感じられるのが残念。パロディっぽいものもちらほらとあり笑える。軍隊風のペンギンは笑えた。

奥さまは魔女

3

昔のテレビシリースのリメイクをするという内容で本物の魔女がサマンサ役に抜擢されてしまう。昔のテレビシリーズの魔法の「特撮」を、現代の特撮技術で再現させている ため、「魔法」が本物に見えてしまう。 同様にニコール・キッドマンが新人俳優を演じているあたりも虚構の虚構が強調されて、「魔法」のリアリティが増していると思うのだが。

×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢

3

ストーリーは良く練られていて、結論もそこそこ。映像はCG技術に押されている。

ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君

3

テレビのスペシャル版といったくらい。

皇帝ペンギン

3.5

南極で生きるペンギンのドキュメンタリー映画。極寒の中で生きていく様子が映像から伝わってくる。

アイランド

4

どうもこの手の映画って映像表現や根底にある感覚が「マトリックス」に似ているなと思ってしまう。主人公が実はクローンで、「飼育」されているということに気づき、現実世界に出て本物の本人を探す。(予告編でこのあたりまで予想できるから書いちゃって良いだろう)。自分のクローンなんだから、ドナーとしてのクローンの臓器を使っていいのか。倫理的な問題も。

スター・ウォーズ EPISODE3

4

CG技術の向上もあるのだが、今までのシリーズの中で一番映像が素晴らしい。4,5,6作より前の時代なのでアンドロイドや機械類のデザインを古めかしく見せるのは難しかったんじゃないかなあ。結局「心の隙」が最大の弱点なのね。東洋の仏教や、武士道のようなものを根底に感じさせるんだけど。何が正しいのかなんてわからない。ヨーダのドアップで、白目がほんのり充血していて笑いそうになってしまった。

ミリオンダラー・ベイビー

3.5

クリント・イーストウッドも歳とったねえ。シワ伸ばしの整形しているようだけどそれでも。ってことはともかく、人生の根本的なものを考えさせてしまうストーリーではあるが、押し売り 感強いなあ。こういうことが現実に起きたらもっと壮絶だよなとか、尊厳死と宗教と法律などの問題が絡んで難しくなりそう。

ダニー・ザ・ドッグ

4.5

殺し屋として育てられたダニーが、盲目のピアノ調律師に出会ったことによって変わっていく。そして過去を思い出す・・・。リュック・ベッソンらしい展開だねえ。アクションはどぎつく派手派手。ピアノはPLEYELっていうフランスのメーカーらしい。この辺のこだわりもリュック・ベッソンならでは。

50回目のファースト・キス

3.5

ドリュー・バリモアの雰囲気が変わったと思ったが、まあそんなことはいい。記憶障害でその日の記憶を翌日には残っていない。そのため恋人(?)は、毎日あの手この手で出会いを演出していくあたりは面白いんだけど、そういう設定で話をうまくまとめてしまったという色が強すぎ。

バットマン・ビギンズ

4.5

バットマン誕生の秘密が明らかになる・・・ってそのまんま。1カットが1秒もないシーンが非常に多く10秒以上静止しているシーンはほとんどない上、どんな場面でも常にカメラが動いている。そのため落ち着きの無さというか動的というか、緊張感が漂う。で、山で忍者の修行ですか??

宇宙戦争

4

緊迫感が押し付けなので飽きてしまうのだが、古い映画のシーンを真似たような作りで味がある。群集パニックの様子や、「インデペンデンス・デイ」を思い起こすような。「未知との遭遇」を踏襲しようとしているのか、宇宙人の声(合図?)が楽器で表現されていたり。最後はあっけないぞ。

サハラ

3

アクション滅茶苦茶の冒険もの。とりあえず飽きない。敵の一斉射撃に一発も当たらないのに、味方の短銃の弾は1発で敵を仕留めるのね。ヘリコプターからの攻撃をかわして150年前の大砲で一撃。すごすぎる。

ザ・インタープリター

3

国連の通訳が、某国の大使(大統領だったっけ??)の暗殺を偶然聞いてから、事件に巻き込まれる。しかしその通訳にも秘密が。。。ストーリー的になんか変だよ・・・って言ってはいけないお約束なのかなあ。そもそも米国政府は通訳として採用する時点で身元調査しておけよ。

ホステージ

4

人質をとって立てこもる犯罪者と対決する警官・・・だが謎の別の組織も現れ、利害関係から話がややこしくなる。飽きさせない展開。ただし矛盾点を考え始めてはいけない。

バタフライ・エフェクト

4

過去を変えることが出来たら・・・という話。「オーロラの彼方へ」「スライディング・ドア」に似ている。そのときの行動・判断によってその後の人生がまったく変わって周囲の人も変化しているということだが、こじつけが強引。ストーリーは詳細に考えられているんだけど。 

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