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SUNY Potsdam 潜入-下見 part 2
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次の日の朝、外を見ると気持ちよく晴れており、昨日とは違った良いスタートを切れそうだと思い、着替えと最小限の洗面道具を持ちシャワールームに向かいました。シャワールームに関してはちょっとシャワーが低い以外は、まぁ納得の行くレベルの共同シャワーと言えたかもしれません。最低限のレベルですが。しかし、ここで更に「お湯が出ない」という事実に面してしまいました。運良くまだ服は脱いで居なかったので何とかしてお湯を出そうと「Hot ←・→ Cold」というシャワーノブと数分格闘し、何とか生温いぬるま湯を出す事に成功しました。実はそのシャワーは「Cold」にゆっくりと近付ければ温泉卵が出来るかもしれないくらい熱くなるのですが、それを知らなかった為にぬるま湯のシャワーを浴びる事になってしまいました。
それでも昨日に比べれば幾分か快適なスタートを切れたと思い、サングラスをかけ、最低限の荷物と出かけました。牢獄の様に感じた部屋の反動か外に出た瞬間は非常に気持ちよく、手紙に書いてあったキャンパスツアーに参加する為に「Raymond Hall」という建物を目指しました。
流石にState Universityだけあって、Sullivan Countyの小さなcommunity collegeと比べるとキャンパスの広さもなかなかといった感じでした。建物の中はそれ程驚く事も無く、普通の学校といった印象を受けました。しかし、流石Power Tower、小学校でも校長室は綺麗なのと同様、Raymond Hallの内側は非常に美しく、そこに到達するまでのガラスの屋根で創られたトンネルを抜けながら外から見える景色は非常に美しい物でした。
待ち合い室に入ると更にその豪華さはupし、彼等が「大学を維持するのに必要である」とされる大学の全体のバジェットのうち確実にパーセンテージで表せるであろう額がかけられた家具が並び、珈琲と紅茶用のお湯が入ったポットが各々用意され、砂糖やクリームがホテルのフロントにあるマッチの様に綺麗に並べられていました。
待ち合い室のフロントカウンターで名前と予約をいれた事、そして通知が来た事を知らせ通知を手渡すとカウンターに居た人が見慣れない名前を探しながら「珈琲でも飲んで待つ様に」という指示をして電話を受け取っていました。
珈琲を飲みつつシステム手帳とペンの準備をしおわり、丁度「まだかな」と思った頃に生徒と思しき二人組が来て「キャンパスツアーに参加するの?」と聞いて来たのでそうであるという事を伝えると、彼女達がツアーをすると言われました。
彼女達について行きながらお互いの自己紹介をすませ、建物の事やコンピューターの事、そして食事やその他の事に加え、キャンパス以外の「生徒という立場からみて」の声をあれこれ聞きました。どこで生活用品を買うべきか、教科書を安く買える場所が無いか、などと言う事で、半年の間Sullivanに居て思った事、経験した事を引き合いに出しながら彼女達にあれこれ訪ねていきました。とは言うものの、ある程度住めば慣れて来て長所も短所も見つけるのが道理といえば道理かもしれません。
一通りキャンパスを回り、質問をしてキャンパスツアーを終え、彼女達にお礼を述べた後でインターナショナルアドバイザーであるDr. Lora Luntという人を探しました。
残念ながらその時は逢う事は出来ず、代わりに秘書のLindaに逢い、自己紹介をして指示をあおぐとSuman Fredという人に逢うと良いとされたので彼女に逢うためにPower Towerに足を運びました。
彼女に逢い、一通り質問をしてお礼を述べ、その日する事が無くなったのでPower Towerの横に有るこぎれいなグリーナリーで昼食を取り、部屋に戻りました。
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