11月に入る直前、ひいおじいさんがなくなりました。写真を見せて、もう会えないんだよ、みんな悲しいの。と説明しました。その言葉通りに、泣いてる人を見て愛菜自身、ひいおじいさん死んじゃったから悲しいのね、といいましたがそれで本当に理解できているのかどうかは分かりません。以前、飼っている金魚が一匹死んでしまったときになんとなく死を理解したみたいだったので、もしかしたらちゃんと分かっているのかもしれません。分かっているなら大人しくしていて欲しいものですが、みんなが集まる場では余計じっとしないのでまったく大変でした。多分、愛菜一人ならもう大人しくしていられると思うのですが、わんぱく知輝が一緒だとどうしてもつるんでしまうのです。そんな愛菜でもちょっと年上の女の子が一緒だと、その子の言うことを良く聞くいい子に早変わり。親が言っても聞かないことが、その子が言えば素直に聞くのです。ずっと一緒にいて欲しかったけどそうもいかず、結局絵本やお菓子、新しいおもちゃで気をひきました。
最近のお気に入りはお勉強ごっこ。自分でノートに丸や線をたくさん書きつづって、お手紙を書きます。書くとちゃんと見せに来て説明してくれるのですが、サンタさんやお友達へのお手紙だったり、日記風だったりします。丸の中に目と鼻と口を書き、その周りに髪の毛と耳と手足もつけ加えて家族四人の似顔絵も書きます。なかなか上達したものです。数にも芽生えたようで、「あ、これ3ある」という具合に物を数えます。褒めるだけで勝手にどんどん成長していくので、驚きです。
知輝(1才10ヶ月) この頃男の子独特のいたずらっ気がでてきて、女の子が嫌がると余計喜んでするようになりました。ブーと口を鳴らすと唾が飛ぶので、きれい好きの女の子はものすごく嫌がります。やめてよ、と言いながら逃げると楽しそうに追いかけてブーとします。見ている私には、小学生の男の子が好きな女の子にちょっかいをだしているように見えて思わず笑ってしまうのですが、被害者は真剣そのもの。知輝はちっとも分かっていません。愛菜は慣れているため一緒になってゲラゲラ笑いながら少々のことはやり合いますが、悪気はないけど髪の毛をつかまれたりバンバン叩かれると泣くこともあります。そんなときの知輝は何で泣いてるのか分からないけど楽しいな、というような感じなので、愛菜ちゃんが痛いでしょう、かわいそうよ、と言うことにしています。すると素直に頭をなでなでしながらごめんなさいをするので、大抵すぐに仲直りします。
知輝は何となく世渡り上手になりそうな感じがします。いけない事をしてしょっちゅう怒られるのですが、いつでもこれを上手く乗り切るのです。一才にして既にコツを身につけているといえるでしょう。とにかく怒られるとすまなそうにうつむき反省の色濃く、いけない事を説明すれば、うんうんとうなずき、「もう絶対したらだめだよ」「はい」「今度やったらお尻ペチン!だよ」「はい」「分かった?」「はーい!」と手まで挙げ、返事はかなり一人前。おいおい、本当に分かっているのかい?と思う気持ちはあるものの、こちらもとっても気分が良くなりよーっし、でおしまい。第三者として主人と知輝のこのやり取りを見ると、笑ってはいけないと思いつつ、つい影で笑ってしまうのです。
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