ハーブやスパイスって魔法のようです。いつもの食材が世界各国の料理に変身したり、穏やかに体を癒す成分が含まれていたり、それぞれの香りもまた神秘的。ただ西洋的ハーブの体験したことのないような香りは、ニンニク、ショウガ、シソ等の馴染み深いものと違って、初めは何にどう使っていいのか見当もつかないし、本を見てもいまいち、ではないでしょうか？このキッチンでは、料理に活用するヒントを紹介したいと思います。素材との相性とコツを覚えてしまえば、あとは想像力で可能性は無限大。生活の知恵として古来から受け継がれてきたこの魅力的なハーブ＆スパイスの世界を知ったら、きっとあなたもとりこになってしまうことでしょう。 
鉢植え等で生のハーブがある場合、まずは、ハーブバターを試してみてはどうでしょう。みじん切りにしたハーブ、一種類だけでもいいけどチャイブやチャービル、セージ等ミックスして混ぜたバターを、こんがり焼きたてのトーストにのせるだけです。優しい香りがただよって、シンプルなのにどうしてこんなにおいしいくなるのか不思議にになると思うのです。レモン汁やガーリックを加えてもよく、このバターはさまざまな料理の隠し味にもなってくれます。シンプルな焼き魚やステーキ、またいつもの卵料理に、ぽんとのせるだけでなんだかちょっとおいしそう。
ハーブオイルやハーブビネガーも、漬けておくだけで手軽にできてしまいます。一種類のみでも、よいのですが、色々組み合わせるのもまた楽しく、肉用、魚用、イタリアン用、というふうに作っておくととても便利です。ハーブオイルは熱しただけで良い香りがただよいますが、決して強すぎないマイルドな香りが料理に残り、ハーブ自体を使い過ぎて失敗するということがないので良いと思います。逆に好きな香りの場合、オイルだけでは香りが弱く、ちょっと物足りない感じがしてきます。花も食べられるハーブや葉のきれいなものも多いので、最後の仕上げに生のハーブで飾るのも素敵です。それだけでちょっと特別な雰囲気を作ってしまう、そんなハーブをもっと身近な物にしてみませんか。
| キッチン1 | オールスパイス・オレガノ・カモミール・ガーリック・カルダモン・クミン |
| キッチン2 | クローブ・コリアンダーシード・サフラン・シナモン・ジンジャー |
| キッチン3 | スターアニス・セージ・セサミシード・タイム・ターメリック |
| キッチン4 | チャービル・チャイブ・ディル・ナツメグ・バジル |
| キッチン5 | パセリ・パプリカ・ペッパー・マジョラム・マロウ・ミント |
| キッチン6 | ルッコラ・レモングラス・レモンバーム・ローズマリー・ローリエ |
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