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キッズルーム

1999年1月の子供部屋へようこそ。


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愛菜(3才8カ月)

ふと気がつけば、愛菜はとてもいい子に成長していました。知輝にもとても良くしてくれるし、思いやりもあります。おかたづけもちゃんとできるし、ごはんも何でも食べてくれます。(知輝はわりと好き嫌いがあるのでこまってしまいます)洗濯物をたたむのも上手になってきたし、卵ももうきれいに自分で割ることができます。こうやってしみじみと考えてみると、これ以上望むことが悪いことのように思えます。何事も年上を叱るときが多くなりがちですが、完璧にはできるはずがないし、自分の欲求の通りに行動するときがあるのもあたりまえです。年上だからこそ簡単にできてしまうおもちゃの横取りなども、努めて愛菜ばかりをさきに叱らないようにしてよく話してきかせました。自分が長女だったため、その辺の微妙な心境が良く分かるからです。いくら年上とはいえ、所詮は子供、欲求をコントロールするのは大変だし、年上ばかりに制約をあたえていたら下の子がわがまま放題になってしまうかもしれない。

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ある本に、強く叱ったあと必ずと言っていいほど親に甘えてくると書いてありましたが、全くその通りで、愛菜も泣きながらだっこーといってきます。その本では、その時が一番大事なときで、このときにはどんなに自分が怒っていてもそれを抑えて、抱っこして、何が悪かったのかをきちんと説明してから必ず許してあげるべきとありました。突き放してしまいたいほど頭にきているときもありますが、実際、抱っこして話して聞かせると、とても素直に反省して理解してくれます。それから、こっちももう怒っていないことを示してなでなでしてあげるころにはこちらの気分もおさまっているし、子供の高ぶっていた精神も安定することが良く分かります。これをしないでいたら、子供はどんなに不安な精神状態になってしまうことでしょう。愛菜が成長したせいか、こんな風に叱る機会もなくなってきました。今熱中ぎみなのはパズルです。まだまだ難しいと思っていたのに、結構やるものです。

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知輝(2才)

3日でとうとう2才になりました。なんとか、自分でもピース(2才)が出来るようになり、喜んでやっています。ジャンプも大好きで、一生懸命あっちへジャンプこっちへジャンプして、そんな様子を見ていると、今が一番可愛いときなんだろうなぁと、このごろ特に思います。ぼちぼち言葉を話し始め、笑顔がまた可愛いのなんの。単なる親ばかかもしれませんが、しぐさもまた可愛いのです。「できないのー」とか「○○なのー?」ってよく言うですが、この「のー」を口をすぼめてさらに首をかしげて言うのだから、男の子なのにこんなに可愛くていいのかしら?と心配になるぐらい。やっと人間らしくなってきたものの、まだまだ赤ちゃんみたいなこの子は、いろんなことをして私たちを大笑いさせてくれます。おすすめは、だっちゅーの!と言わせること。かなり笑えます。可愛くてしかたがないからよけい、今ぐらいなんだろうなと思ってしまう。あと一年もすれば、きっと口が達者なわんぱくになっていて、あーあの頃が一番かわいかったなーなんて思い出すんでしょう。

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知り合いに借りたしつけの本(いのちのことば社 "思い切ってしつけましょう 心理学者からの両親への助言" ジェームズ・ドブソン著)がとても良かったので紹介します。簡単にいうと、子供は小さいうちから親の妥協範囲を計っているということです。一見ただのわがままですが、このわがままが通るかどうかで、どんどん子供と親の差がなくなり、子供が親を越えてしまう時があるというのです。そうすると子供は親の言うことを全く聞かない手の掛かるわがままな子になり、それを見過ごしていると、思春期に入ったところで大変な事態になってしまうということです。親は夫婦揃って一定レベルの強さを持ち、尊敬の気持ちを育てることが大切ということなのですが、とても参考になります。この本を読みながら、もっともだ、と何度共感したことでしょう。子供が大きくなる前に是非読むことをおすすめしたい本です。

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