広い部屋への引越も済み、念願の幼稚園もスタートして、気分も新たに四月が始まりました。初めて幼稚園へ一人で行く朝は、待ってましたとばかりに初めてとは思えない足どりでお迎えのバスに乗り、窓際の席に座ると誇らしげにばいばーい!と元気に手を振って行ってしまいました。予想通りでほっとするのもつかの間、思いがけず知輝が、とも君も、とも君も〜、と泣きだしてしまったのです。愛菜と一緒に幼稚園へ行きたい、というよりもただバスに乗りたかったみたいですけど。愛菜は幼稚園をあんなに楽しみにしていたのだから、興奮して帰って来るかと思っていたのですが意外とそうでもなく、やっぱり初めての独りぼっちの幼稚園は心細かったこともあったようで、楽しかったとは言いつつもちょっと寂しさが前面にでていました。でも朝にはまた元気に行って来まーす、に戻り、どうしてまだ給食はないの?と納得がいかない様子でした。初めのうちは慣れるため、また良い天気続きだったので毎日が園庭遊びで、愛菜の望んでいるような、絵を描いたり粘土をしたり絵の具を使ったり、というようなことはまだしないでちょっと物足りなそうですが、先生や他のお友達との生活はとても刺激的みたい。親と離れて色々なことを吸収して、どんどん成長していくのですね。たった一週間で、私の知らない幼稚園で歌っている歌を口ずさむようになり、それを手振り付きで披露してくれる姿を見て、そんなことを思いました。嬉しいような、ちょっと寂しいような。。。
知輝(2才3カ月) 近頃かっこよく男らしい物、ゴーゴーファイブやウルトラマンなどのテレビキャラクターが大好きになって、おや、静かだな何してるんだろうと思ってこっそり見ると、それ系統の本に真剣になって見入っている時があります。何をそんなに、と思うくらい真剣で、もう自分がその正義の味方になったつもりでポーズを作っている姿を見ると、真剣な表情がますますおかしい。まだ現実と空想がハッキリとしないのか、この間なんて人の背以上もある土手を一緒に下りていくときに突然私の手を振りきってトォーッてジャンプしてしまって、そのままごろごろ転がり落ちて行きました。空を飛べると思ったのでしょう。でも、いくらなんでもこんなことする子供、いないですよね。本人はけろりとしていましたが、こっちはウソでしょ〜と目を疑いました。また最近ではなぜかアリを捕まえることに熱中してしまって、道を歩いていても三輪車に乗っていても、アリを見かけようものなら全てをほっぽりだして捕まえ始めます。まるで軍隊の腹ばい前進のよう。この時は周りの物が全く目に入ってきません。(いえ、いつものことですが)公園等ならまだしも、車や人通りの激しいところではやめてほしいと思うんですけど。
そしてまた、知輝らしいというか信じられないようなことがありました。池へ友人とカヌーや子供の魚釣りに出かけたときのこと、子供達の声にはっと気が付くと知輝が平泳ぎ(?)をしているではありませんか。慌てて捕まえて引き上げると、水を飲んでせき込んだり泣いたりもしないで、ムシムシ〜(あめんぼを捕まえたかった〜)と指さしました。その一言でホッとし、ははーん、と思ったものの、もう少し気付くのが遅れたらと考えると恐くなります。近くにいながらちょっと目を離してしまった自分を戒めると共に、大事に至らなくて本当に良かったと胸をなで下ろしました。知輝はこれに限らず、危険という恐怖感をまだよく感じとれていないようで、普通の子ならまずしないだろうというようなことをして、本当に私たちをハラハラさせます。来年幼稚園に入るまでのこの一年が山場となることでしょう。どうか、無事に乗り切ることができますように。。。
[ホーム][キッチン][ティールーム][アトリエ][リンク] [ハーブガーデン][ベジタブルガーデン]