今年の4才の誕生日は、山の上の方の湖の近くでキャンプをしていました。、カヌーを持っている友人の家族と一緒です。自然の中で遊び回っている子供を横目で見ながら、川の流れる音と木の香の中に身を置くと、気分も爽快、日頃のストレスもいつのまにか消えてしまいます。でもさすがに子供が多いとアクシデント無しではいられません。石や木の根につまづいて転んだり、たんこぶを作ったり、靴をくみ取り式トイレに落としたり、ハンモックが外れて落ちたり、おねしょしてしまったり。。。でもみんな後になればおもしろい思い出です。愛菜は虫取りを楽しみにしていたけど、山の上はまだ春が来たばかりで何にも見つけられませんでした。電気のない夜の暗闇でのキャンプファイヤーを、子供達はどう感じたのでしょうか。
そして初めての遠足、潮干狩りがありました。子供達はもちろんのこと、実は私自身潮干狩りは初めてだったので憂鬱な奥様方に混じってわくわく気分でした。実際、想像していた以上に楽しくて、きっと子供以上に満足したんじゃなんいかなと思います。かなりの遠浅で波打ち際は遥か彼方に見え、所々に大きな潮だまりがあって、小魚やヤドカリやカニがいて、子供の頃こういう海の生物に憧れ、でも体験する機会が殆どなかったためか、こんな素晴らしいところで子供達が遊んでいることが本当に嬉しかったです。多分死んでいたとは思いますが、大きなヒトデやクラゲもいて、小さないそぎんちゃくらしきものが付いたアサリまで見ました。みんなが取らないバカ貝と呼ばれる貝が巨大化してごろごろとあり、愛菜が取るものはみなそればかりでしたが宝もの捜しみたいで楽しそうでした。子供達は貝取りよりも潮だまりでの水遊びに熱中していて、私は危険児知輝に気を配りながらもせっせとアサリを探し、そのアサリでクラムチャウダーを大量に作りました。
知輝(2才4カ月) 野菜嫌いの食わず嫌いだった知輝に大きな変化が起こりました。ふと口走った「ゴーゴーファイブのように強くになれるよ」という一言で、なんともりもり食べるではありませんか。一口食べる事にいちいちポーズをして強くなったとアピールするところがまた単純なんですが。「がんばれ、ゴーゴーファイブ!」と言ったら、もう変身した気分になったのかペロリと、いつもなら口に入れてもべーと出していたニンジンまでおいしーいといってくれました。これも、今の時期ならではの特権でしょう。
ついこの間、私にとってとても嬉しいことがありました。幼いころの知輝とそのころの私のストレスを知る友人から、あの時からのしつけが良く効いてるのが最近よく現れている、といわれたのです。あのころの知輝からは、親の言うことも効かないやんちゃな子になるというのが誰が見ても想像が付き、彼をしつけることに関して悪戦苦闘していただけに、その言葉は自分の成果が認められたという気がしてとても嬉しかったでのす。今思えば、部屋が広ければそんなに大きなストレスにはならなかったような気がしていますが。また私自身最近はとてもしつけ甲斐を感じています。物事にたいする考えがだんだんできてきた柔軟な時期で、今こそ良いことと悪いことをしっかりと教える時なんだと感じるのです。興味を引く物やその時の感情などに簡単に誘惑されてしまうのでなかなか思うようにはいきませんが、小さい子弱い子にはやさしくする事、物を貸してあげようと思う気持ち、目上に対する尊敬の念、感謝する気持ちなど、彼の身の回りに起きた事態に対する彼の感じ方が間違っていれば、その都度教えてあげるようにしています。子供は、教えてあげなければどうあるべきかなんて分からないし、誰も教える人がいなければ自分の都合の良いように考え、その思考回路が基となって、性格や人格が形成されてしまうと思うから。今起こっている学校崩壊も、子供や先生の問題以前の、親の問題であるケースが大部分なのではないかと思います。しつけは本当に大変な仕事で、分かってはいても行動に移せないときもあり、自分もまだまだきちんとはできていません。そうできるよう、日々努力の毎日です。それから、もう一つ大切なのは、夫婦が仲良く良い関係でいるということです。パトリック・マケリゴット氏の言葉でいえば、子供の幸せは親子関係よりも夫婦関係にあり、「父親が自分の子供にしてあげることのできる最大のことは、妻を愛すること」、夫婦が尊敬しあい、励ましあい、感謝しあうということです。まさに、ベースとなるべき大切なことだと思います。
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