キッズルーム

1999年6月の子供部屋へようこそ。


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愛菜(4才1カ月)

アメリカのpodiatrist(足病医)が、うちで2週間ホームスティしました。初めは恥ずかしがっていた愛菜ですが、一日もたつとすっかり彼女になつき、いろいろと日本語で話していました。彼女は全く日本語が理解できないので、子供達の会話はチンプンカンプンなのですが、本人はそんなの関係無しに一緒にいるのが楽しくてしかたがないようでした。朝はまだ起きていないのかとドアのまわりをうろうろし、日中は仕事でいないため唯一遊んでもらえる夕食前後になるとまとわりついて離れず、私は彼女が疲れてイヤになってしまうのではないかとハラハラし通しでした。彼女はアメリカ生まれのアメリカ育ちですがとても日本的な謙虚さを持つ穏やかな人で、子供達は彼女のことがとても好きになってしまいました。知輝はまだお別れの感覚がわかっていないようで元気でしたが、愛菜はお別れの辛さをどうすることもできなくてしくしく泣いていて、本当のさよならをしてからはずーっと車の中でわんわん泣いていました。私もとても楽しかったのであっという間に時間が過ぎてしまい、やろうと思っていてできなかったことなど思い出しては寂しくなります。

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知輝(2才5カ月)

しつけの効果がでてきた、と思ったのもほんの束の間のことだったようで、再び悪戦苦闘の毎日。自分のやり方がまだ甘いのだろうか、と気になってきます。好奇心旺盛で、お兄さん達のしていることとか、虫とか、水たまりとか、気になるとじっと集中して動かなくなってしまいます。お兄さんたちの気を引きたくてぶつかっていったり、叩いてみたり。うわっ、なんだこいつは、じゃまだなあ、なんて思われているのでしょう。本人は意識しているのかどうか分かりませんが、キャッチボールをしているお兄さんたちを腕組みしながら見ているその姿は、なぜか主人そっくりのポーズなのでした。梅雨の晴れ間には動物園に出かけました。久しぶりでしたので知輝は大の大はしゃぎ、目は真剣そのもので、一つ見たら次を目指して一直線、ずーっと走り通しでした。大人にしてみれば大股の早歩きで追いつくのですが、こんなに小さな体のどこからこんなパワーがでてくるのかと不思議でなりません。私たちは帰りにはクタクタで、バタンキュ〜と寝てしまいたい気分でしたが、知輝は結局最後まで走り続け、この子は長距離に強いのではないかと思わせてくれました。

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