キッズルーム

1999年8月の子供部屋へようこそ。


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愛菜(4才3カ月)&知輝(2才7カ月)

愛菜は近頃ちょっとお下品なネタ(おしり、うんち、おしっこ、などなど)で知輝ともりあがるようになってしまいました。おしりプー、などと口走ってはゲラゲラ大笑い、替え歌を作って大声で歌ったりするのです。親としては恥ずかしいのでやめて欲しいのですが、ついおかしくなってぶっと吹き出し笑ってしまうとどんどんエスカレートしてしまいます。こんなとき親の立場ではどのように接すればいいのだろうかと思案していたころ、保母さんになる勉強をしている友人が遊びに来たので聞いてみました。すると、今はそういうことにとても興味を持つ時期なので自然なことで、強制的に止めさせたり叱ったりすると思春期や大人になった頃にそれが潜在的にマイナスに作用してしまう事もあるとのことで、叱ったりせず他のことに興味を引くようにした方がよい、ということでした。

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保母さんになるには多くの試験をパスしなければならず、その勉強量はかなりの物。これを機会にいろいろ教えてもらって、特に子供の心理学については興味深くて勉強になりました。私が試行錯誤しながら発見、勉強してきた子育ての未知の分野を、子供を産む前に知識として持つ事ができるのは本当に素晴らしいです。最近になって重要視されてきた子供の心の育て方、その基礎となる子供の心理学は、自分の経験と重ね合わせることができとても興味深いと思うので、高校での勉強に組み込むべきと彼女は言っていました。ちょうど反抗期あたりの高校生にとっては、その反抗心がなぜ引き起こされたのか原因が分かるのも興味深いはずですし、その知識は実際の子育てにも大いに役に立つ大切なものだからです。成長過程それぞれにおける子供とのつき合い方や対処の違いなど分かっていれば、なぜ?と悩む事も、あの時こうしていればと後悔することも少なくなるでしょうし、なにより心強い子育てのガイドラインになるはずです。

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入園するときに幼稚園から頂いて、読もう読もうと思いつつまだ手を付けていなかった子育ての本を、主人の実家へ帰省した帰りのフェリーで読みました。そこにはちょうど私が気にしていたお下品な言葉についても書かれていて、思わず笑ってしまいました。その本は今まで私が聞いたりしてきた子育てとは少々異なる視点で書かれていましたが、なるほどと思うことばかりで参考になるとても良い本で、わんぱくな子供のしつけに気が滅入ってしまいやすい私にはとても救いになりました。(企画室 「心の基地」はおかあさん 平井信義)その本によると、気をそらせるよりもむしろそのおどけ・ふざけを大切にして子供と一緒に楽しもう、と説いてありました。このおどけ・ふざけは成長するに従ってユーモアのセンスへと発展する基盤であると考えていて、おどけ・ふざけを悪いこととして厳しく止めさせていると、そういうことのできないおとなしいまじめな子になってしまうのだそうです。一般的にこういう子供はいい子といわれますが、実際は自発性の発達が妨げられてしまった状態であり、ありのままの自分を表面に出せなかったり、自然に自分の心を偽ってしまうという、心配するべき子供なのだそう。こういう本を読むと、子供を育てる時の心理的知識は(きちんと確定されていない部分もあるとは思いますが)まだまだ世間に認知されていないんだなぁと感じます。たまたま今回は私が必要としていたときに友人や本によって良い助言を得ましたが、子育ては実に奥が深く、意見も分かれる難しい仕事なんですね。

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